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リンキン・パーク(Linkin Park)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はリンキン・パークのランキングを作成しました。

このバンドは最初の2枚以降、かなり音楽性が変化しています。

しかし試行錯誤を繰り返した後、彼らは以前とは異なる音楽性で再び傑作をつくり上げました。

この記事はチェスター・ベニントン在籍時を対象に選曲しています。

 

1位「In the End」(アルバム:Hybrid Theory)

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■曲名:In the End
■曲名邦題:イン・ジ・エンド
■アルバム名:Hybrid Theory(2000年)
■アルバム名邦題:ハイブリッド・セオリー
■動画リンク:「In the End」

彼らがデビューした頃、ミクスチャー・ロックは既に先行するバンドが沢山ありました。

しかし後発の不利をものともせず、彼らは大きな成功を収めました。

楽曲の魅力、2人のボーカリスト、演奏力など、それら総合力の勝利といえるかもしれません。

たとえばこの曲です。

まずイントロのピアノに導かれて、チェスター・ベニントン(Chester Bennington)の歌が始まります。

それに絡むマイク・シノダ(Mike Shinoda)もすばらしいですね。

彼らはミクスチャー・ロックの最終完成形といえるバンドかもしれません。

 

2位「Breaking The Habit」(アルバム:Meteora)

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■曲名:Breaking The Habit
■曲名邦題:ブレイキング・ザ・ハビット
■アルバム名:Meteora(2003年)
■アルバム名邦題:メテオラ
■動画リンク:「Breaking The Habit」

ファースト・アルバムに比べてこのセカンドは、ラウド一辺倒ではなくなってきています。

アレンジや楽曲の幅が広がりました。

それを代表するのがこの曲。

歌詞に「なぜ叫ばなくてはいけないのか分からない」という箇所がありますが、実際この曲はシャウトに頼った曲ではありません。

ちなみに曲名の「Breaking The Habit」とは「習慣を壊す」という意味。

ちなみにこの曲のMVは、とても完成度の高いアニメ作品です。

見ごたえがあるので、曲を知っている方もぜひご覧ください。

 

3位「Faint」(アルバム:Meteora)

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■曲名:Faint
■曲名邦題:フェイント
■アルバム名:Meteora(2003年)
■アルバム名邦題:メテオラ
■動画リンク:「Faint」

このイントロのカッコよさは、彼らの楽曲の中でも屈指です。

まずストリングスから始まり、その後始まるドラムのカッコよさといったらもう言葉がありません。

その後ドライブするギターが始まると、リスナーは熱狂の渦に叩き込まれてしまいます。

マイク・シノダのラップが始まってからも、ストリングスがループで使われていますが、そこも本当にすばらしい。

その後チェスターの全力のシャウト。

こんな後先考えないシャウトをしていていいのかと思ってしまいますね。

後で触れますが、彼は心に傷を抱えていて、そのせいか彼のシャウトは激しく刺さります。

彼は癒される過程で叫ぶ必要がありました。

 

4位「Papercut」(アルバム:Hybrid Theory)

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■曲名:Papercut
■曲名邦題:ペイパーカット
■アルバム名:Hybrid Theory(2000年)
■アルバム名邦題:ハイブリッド・セオリー
■動画リンク:「Papercut」

今回彼らをご紹介するにあたって、改めてチャートを調べてみました。

基本的にアルバムは1位ばかりですが、シングルチャートでは意外と順位が上がっていません。

私も彼らをアルバム単位で聞きますし、どの曲がシングルかあまり意識していません。

そういう人が多いせいか「In the End」以外のシングルはあまり売れていないのに、このアルバムは全世界で3000万枚という途方もないセールスを記録しました。

2000年10月に発売されたアルバムにもかかわらず、2001年に最も売れたアルバムとなり、翌年2002年も年間売上5位です。

その間次々とシングルがリリースされました。

ただシングルを買うより、アルバム単位でどっぷり浸りたい人が多かったかもしれません。

そのアルバムの1曲目がこの曲。

1曲目からこんな曲だったら、即アルバムを買いたくなるでしょうね。

 

5位「Good Goodbye (featuring Pusha T and Stormzy)」(アルバム:One More Light)

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■曲名:Good Goodbye (featuring Pusha T and Stormzy)
■曲名邦題:グッド・グッドバイ
■アルバム名:One More Light(2017年)
■アルバム名邦題:ワン・モア・ライト
■動画リンク:「Good Goodbye (featuring Pusha T and Stormzy)」

いきなり曲調が変わります。

この曲は2017年の曲。

彼らは最初に2枚でモンスター・ヒット・アルバムを生んだ後、試行錯誤を繰り返していました。

私はその時期のアルバムも悪い出来と思いませんが、同時に傑作とは言い難いと感じています。

正直なところ、もう初期のような傑作は無理ではないかと思ったことも。

しかし彼らはまさかの復活を遂げました。

はっきり言ってこのアルバムは、最初の2枚を超えていないにしてもそれに近い傑作です。

この記事のランクインは2曲のみですが、このアルバムでは全曲この水準の曲ばかり。

彼らは過去の最高到達地点を、違う音楽性で再度アタックしてきました。

 

6位「Numb」(アルバム:Meteora)

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■曲名:Numb
■曲名邦題:ナム
■アルバム名:Meteora(2003年)
■アルバム名邦題:メテオラ
■動画リンク:「Numb」

アルバム名の「Meteora」とは、大きな岩の上に建てられたギリシャにある修道院のこと。

たまたま旅行雑誌で特集されていたのをメンバーが見つけて、インスピレーションを得たのだそうです。

参考まで、その修道院の写真を掲載しておきましょう。

Meteora

さて曲名の「Numb」とは、心がマヒしてもう何も感じない状態のこと。

歌詞では、自分には価値がないと感じる男性の心象風景が描かれています。

自己肯定感を得られず、もう何も感じることができない。おそらく俺は失敗するのだろうと。

修道院の建物と同じように、この曲での精神状態もギリギリで踏みとどまっている感じがします。

 

7位「Bleed It Out」(アルバム:Minutes to Midnight)

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■曲名:Bleed It Out
■曲名邦題:ブリード・イット・アウト
■アルバム名:Minutes to Midnight(2007年)
■アルバム名邦題:ミニッツ・トゥ・ミッドナイト
■動画リンク:「Bleed It Out」

彼らはこのサード・アルバムで音楽性が変わりました。

少し普通のロックっぽくなったように思います。

最初に2枚はミクスチャー・ロックですが、このアルバムはミクスチャー色が強くありません。

この後彼らは「ア・サウザンド・サンズ(A Thousand Suns)」「リヴィング・シングス(Living Things)」「ザ・ハンティング・パーティー(The Hunting Party)」などで試行錯誤してきました。

ハードではないHIPHOP系、エレクトロ色が強い曲、叙情的なバラード、そしてこの曲のようなストレートなロックなど、内容はバラエティに富んでいます。

この曲はとても爽快なバースト・ナンバーです。

 

8位「Invisible」(アルバム:One More Light)

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■曲名:Invisible
■曲名邦題:インヴィジブル
■アルバム名:One More Light(2017年)
■アルバム名邦題:ワン・モア・ライト
■動画リンク:「Invisible」

このアルバムの後、ボーカルのチェスター・ベニントンは、自らの手で命を絶ちました。

彼はこのバンドの創立メンバーではなく、オーデションに合格して加入しました。

ちなみに他のオーデション参加者は、チェスターの歌を聞いてとても適わないと帰ってしまったそうです。

しかしあふれんばかりの才能にもかかわらず、常に彼はトラウマに苦しんでいました。

彼は貧しい家庭に生まれ、性的虐待やいじめなど辛い過去を抱えていました。

ちなみに彼が作詞した「In the End」には、そうした内面をうかがえる箇所があります。

俺はがんばってきたけれど、もうどうでもいいと感じ始めている。

しかし俺は必死にがんばってきたんだ。そのことを忘れないでほしい。

 

9位「Blackout」(アルバム:A Thousand Suns)

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■曲名:Blackout
■曲名邦題:ブラックアウト
■アルバム名:A Thousand Suns(2010年)
■アルバム名邦題:ア・サウザンド・サンズ
■動画リンク:「Blackout」

4枚目のこのアルバムは、最初の2曲がインタールードで、歌が入っていません。

3曲目から歌ものの曲が始まると、また短いインストが入っています。

このアルバムは評価が高くありませんが、不評の要因はそういう構成にもあるかもしれません。

このアルバムはスマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)でいえば、アドア(Adore)みたいなアルバムです。

つまりハードな側面が抑え気味で、少しポップでエレクトロなアルバム。

ただ個々の曲は決して悪い出来ではありません。

中でもこの曲は特にすばらしいと思います。

 

10位「Numb/Encore」(アルバム:Collision Course)

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■曲名:Numb/Encore
■曲名邦題:ナム/アンコール
■アルバム名:Collision Course(2004年)
■アルバム名邦題:コリジョン・コース
■動画リンク:「Numb/Encore」

先程取り上げた「Numb」のバージョン違いです。

こちらではジェイ・Z(Jay-Z)のラップが大きくフィーチャーされています。

この曲はジェイ・Zの存在が大きすぎて、ランキングに入れるか迷いましたが、良い曲なので取り上げることにしました。

ただあえて言わせてもらえば、ジェイ・Zも健闘していますが、やはりオリジナルのバージョンの方がすばらしいです。

同じ曲で二度楽しめるのは、お得感がありますが。

少し趣向の異なる曲も取り上げたいと思い、最後にご紹介してみました。

 

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