今回はリンプ・ビズキットのランキングを作成しました。
彼らはニューメタル、ミクスチャー、ラップメタルを代表するバンドです。
この記事では彼らのキャリア全般を振り返ってみました。
- 1 1位「Break Stuff」(アルバム:Significant Other)
- 2 2位「Counterfeit」(アルバム:Three Dollar Bill, Y’all)
- 3 3位「Pollution」(アルバム:Three Dollar Bill, Y’all)
- 4 4位「Rollin’ (Air Raid Vehicle)」(アルバム:Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water)
- 5 5位「My Generation」(アルバム:Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water)
- 6 6位「Nookie」(アルバム:Significant Other)
- 7 7位「Take a Look Around」(アルバム:Greatest Hitz)
- 8 8位「The Truth」(アルバム:The Unquestionable Truth: Part 1)
- 9 9位「Phenomenon」(アルバム:Results May Vary)
- 10 10位「Dirty Rotten Bizkit」(アルバム:Still Sucks)
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1位「Break Stuff」(アルバム:Significant Other)
■曲名:Break Stuff
■曲名邦題:フェイス
■アルバム名:Significant Other
■アルバム名邦題:シグニフィカント・アザー
■動画リンク:「Break Stuff」
セカンド・アルバムの曲です。
彼らはデビュー・アルバムが全米アルバムチャートで22位を記録し、上々のスタートを切りました。
その後このアルバムでは、初の全米アルバムチャート1位を記録しました。
しかしこの曲は悪名高き曲です。
彼らがウッドストック’99(Woodstock 1999)でこの曲を演奏していた時、一部の観客が暴徒化しました。
興奮した一部の観客は設備の板をはがしたり、性的暴行が行われたりなど異常事態が発生しました。
その時の動画を見つけました。
Limp Bizkit – Break Stuff (Live at Woodstock 1999)
私は動画のコメント欄を読んでみました。
するとその場に参加した人から、報道とは異なる情報が書き込まれていました。
この事件の背景は、ウッドストック’99の運営がひどすぎたことによる観客のフラストレーションがあって、バンドは運営から汚名を着せられたにすぎないと。
私は何が事実かは分かりません。
しかしこの事件を受けて、彼らは世間から非難されやすい立場に置かれることになりました。
2位「Counterfeit」(アルバム:Three Dollar Bill, Y’all)
■曲名:Counterfeit
■曲名邦題:カウンターフィット
■アルバム名:Three Dollar Bill, Y’all
■アルバム名邦題:スリー・ダラー・ビル、ヤ・オール
■動画リンク:「Counterfeit」
彼らのファースト・シングルです。
今回初めて彼らのウィキペディアを見て驚いたことがあります。
この曲がシングルカットされたことは知っていました。
しかし「フェイス(Faith)」は有名曲ですが、シングルではないのですね。
せっかくなので、そちらもリンクを貼っておきましょう。
この曲は当初ランクインしていましたが、他にご紹介したい曲が多いため選外としました。
彼らには聞きやすい曲もあります。
しかしこの記事では私の好みを反映し、音圧で圧殺するような曲を多めに取り上げています。
3位「Pollution」(アルバム:Three Dollar Bill, Y’all)
■曲名:Pollution
■曲名邦題:ポリューション
■アルバム名:Three Dollar Bill, Y’all
■アルバム名邦題:スリー・ダラー・ビル、ヤ・オール
■動画リンク:「Pollution」
彼らのファースト・アルバムの曲です。
当時彼らはコーンからの強く影響されバンドでした。
コーンがお好きな方は、以下の記事もどうぞ。
このファースト・アルバムはコーンのプロデュースを担当した、ロス・ロビンソン(Ross Robinson)を起用しています。
彼は私が大好きなコーンの最初の2枚でプロデューサーだった人。
ロス・ロビンソンは、コーンと並んでニューメタルの創始者だと言われています。
4位「Rollin’ (Air Raid Vehicle)」(アルバム:Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water)
■曲名:Rollin’ (Air Raid Vehicle)
■曲名邦題:ローリン (エア・レイド・ヴィイクル)
■アルバム名:Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water
■アルバム名邦題:チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーター
■動画リンク:「Rollin’ (Air Raid Vehicle)」
このアルバムは売れに売れました。
全米だけで800万枚、全世界で1,200万枚以上のセールスを記録している
彼らはポップになったと不評だった前作よりも、更にポップになりました。
しかしその分ロックとHIPHOP、ラウドとポップのバランスがとれた作品に仕上がりました。
1枚目を愛する私にとって、この方向性は歓迎しません。
しかしこのアルバムは、とにかく楽曲が充実しています。
ファースト・アルバム信者の私も、いつの間にか「ローリン、ローリン」と口ずさむ始末(苦笑)
それでも私はファーストが最高傑作だと思いますが、最初の1枚にはこのアルバムを推します。
5位「My Generation」(アルバム:Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water)
■曲名:My Generation
■曲名邦題:マイ・ジェネレーション
■アルバム名:Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water
■アルバム名邦題:チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーター
■動画リンク:「My Generation」
彼らは嫌われ者バンドです。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのザック・デ・ラ・ロッチャは「僕たちが積み上げたヘヴィロックの歴史はリンプ・ビズキットが700万枚売り上げた日に崩れ去った」と発言するなどして、嫌悪している。ほかにトゥール/ア・パーフェクト・サークルのメイナード、スリップノット/ストーン・サワーのコリィ・テイラー、ヘッド PEのジャレッド、マリリン・マンソンなどがリンプを名指しで批判するなど、敵は多い。
しかし嫌われすぎではないでしょうか。
なぜそこまで彼らが嫌われるのか、正確なところは私にも分かりません。
ただ思いつくことをいくつか挙げてみましょう。
第一にフレッド・ダースト(Fred Durst)の言動に問題があり、彼のボーカル・スタイルも小馬鹿にしているように感じられること。
ジョージ・マイケル(George Michael)の「Faith」のあざといカバーでブレイクしたこと。
次第に音楽がポップになっていき、硬派のファンから冷ややかな目で見られてきたこと。
どことなく陽キャっぽい、おちゃらけたところが嫌いなど。
ただそれでもこれほどの人気を維持しているのは、実力がある証明かもしれません。
6位「Nookie」(アルバム:Significant Other)
■曲名:Nookie
■曲名邦題:ヌーキー
■アルバム名:Significant Other
■アルバム名邦題:シグニフィカント・アザー
■動画リンク:「Nookie」
セカンド・アルバムの曲です。
デビュー・アルバムはラウド・ロックっぽいところが魅力でしたが、この2枚目はHIPHOP色が強まりました。
しかしこれがなかなか良い出来です。
以前私は会社の近くにあるインド人のカレー屋さんにはまっていた時期があります。
ある日私は胃の調子が悪いので、辛さを甘めで注文しました。
その時初めて私は香辛料の役割が刺激だけではないことに気付きました(笑)
辛い方が好きだけど、これもありだなと。
このアルバムは前作に比べてサウンドが軽くなりました。
しかしこれがなかなか悪くありません。
結果的にこのアルバムでは、彼らの実力が浮き彫りになったように感じます。
7位「Take a Look Around」(アルバム:Greatest Hitz)
■曲名:Take a Look Around
■曲名邦題:テイク・ア・ルック・アラウンド (M:i-2のテーマ)
■アルバム名:Greatest Hitz
■アルバム名邦題:ベスト・プライス~リンプ・ビズキット・ベスト
■動画リンク:「Take a Look Around」
この曲は「Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water」の収録曲です。
しかしここではベスト・アルバムからご紹介しました。
常々私はベスト盤を買うのなら、そこでしか聞けない良い曲があるかどうかを問題にしてきました。
しかしこのベストには、そこまで決定的な新曲やスタジオ・アルバム未収録曲は入っていません。
ただこのベストの選曲は悪くないと思います。
「Take a Look Around」は、映画「ミッション:インポッシブル2」に提供された曲です。
サウンドはいかにもそれ風ですね。
彼らには少しあざとところがあって、そこで好き嫌いが分かれるように思います。
この記事ではそのあたりを考慮して、選外にした曲がありますし。
私は純粋に彼らの音楽を評価してほしいと考えています。
8位「The Truth」(アルバム:The Unquestionable Truth: Part 1)
■曲名:The Truth
■曲名邦題:ザ・トゥルース~真実
■アルバム名:The Unquestionable Truth: Part 1
■アルバム名邦題:「真実への逃避」~ザ・アンクエスチョナブル・トゥルース(第一幕)
■動画リンク:「The Truth」
この作品は日本のウィキペディアではフル・アルバムの欄にありますが、7曲30分未満であることを考えると、ミニ・アルバムと呼んだ方がしっくりきます。
さて彼らのアルバムは、最後のまとめ方が上手くありません。
いつも余分に感じられる曲が入っているのですね。
たとえば私は「Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water」では13曲目の「Hold On」は入っていない方がいいと感じます。
その曲を好きな人がいたらすみませんが。
しかしこのミニ・アルバムでは曲数が少ないので、終わりに余分な曲が入っていません。
さてこの作品では、前作には不参加だったウェス・ボーランド(Wes Borland)が復帰しました。
そのせいかこのミニ・アルバムでは、ハードでヘヴィなサウンドが戻ってきています。
その後リリースされた「ゴールド・コブラ(Gold Cobra)」でも、その好調ぶりが維持されました。
ウェス・ボーランドは、トリッキーなリフが特徴のギタリストです。
ただこの種のバンドのギタリストは、ほぼ皆トリッキーです(笑)
その中でウェスはアームを多用したり、音響面で工夫したりなどで自分色を打ち出しています。
9位「Phenomenon」(アルバム:Results May Vary)
■曲名:Phenomenon
■曲名邦題:フェノメノン
■アルバム名:Results May Vary
■アルバム名邦題:リゾルツ・メイ・ヴァリー
■動画リンク:「Phenomenon」
前作「Results May Vary」では、ギターのウェス・ボーランドがいませんでした。
その影響は大きく、「Results May Vary」は黒歴史扱いされています。
4作目のアルバム『リゾルツ・メイ・ヴァリー』(Results May Vary)を発売。全米初登場3位。リンプらしくないと批判を浴びる。
確かに普通のロックっぽくなったかもしれません。
もちろん普通のロックが悪いということではありませんが、私は彼らにそれを求めていません。
ただ普通のロック路線でも、以下のような良い曲もありますが。
Limp Bizkit – Behind Blue Eyes
その中にあって「Phenomenon」は、唯一彼ららしさが残る曲でした。
この曲が入っているから、このCDを売り払えない方も少なくないかもしれません。
10位「Dirty Rotten Bizkit」(アルバム:Still Sucks)
■曲名:Dirty Rotten Bizkit
■アルバム名:Still Sucks
■アルバム名邦題:スティル・サックス
■動画リンク:「Dirty Rotten Bizkit」
2021年にリリースされたアルバムです。
彼らは1997年にデビューしましたから、24年が経過しています。
彼らの全盛期は、ギターのウェスを中心に独特のビジュアルが人気でした。
ただ彼らはいつもこういう衣装やメイクをしていたわけではありません。
先日フレッド・ダーストの近影がカーネル・サンダースに似ていると話題になりましたが、彼はもう50歳を超えています。
年を取るのは仕方ありませんし、外見が変わるのも仕方ありません。
ただ現時点の最新作であるこのアルバムは、音楽的には年齢の衰えを感じさせません。
たとえばこの曲には昔のままのニューメタル、ミクスチャー、ラップメタルの醍醐味を感じます。
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