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グレイトフル・デッド(Grateful Dead)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はグレイトフル・デッドのランキングを作成しました。

名前は知っているぐらいの人に向けて、記事を書いてみました。

10曲だけでは、このバンドの魅力のごく一部しかご紹介できません。

ただ彼らの音楽の入口として、自信を持っておすすめできる曲を選んでみました。

 

1位「Uncle John’s Band」(アルバム:Workingman’s Dead)

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■曲名:Uncle John’s Band
■曲名邦題:アンクル・ジョンズ・バンド
■アルバム名:Workingman’s Dead
■アルバム名邦題:ワーキングマンズ・デッド
■動画リンク:「Uncle John’s Band」
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彼らの音楽には、様々なジャンルが溶け込んでいます。

そのスタイルはカントリー、フォーク、ブルーグラス、ブルース、レゲエ、ロック、即興のジャズ、サイケデリック、スペース・ロックが融合した物

グレイトフル・デッド ウィキペディア

ただしそれら様々な要素は、均等に含まれていないように思います。

たとえば上の引用には「ブルース」とあります。

確かにそういうところもあるものの、ブルースの成分はそれほど多くないかもしれません。

そこがよく比較されるジェファーソン・エアプレインとの違いでしょうか。

当時このバンドの土台は、カントリーだったように思います。

ただカントリーばかりではなく、この曲などのようにCSN&Yっぽい曲もありますが。

アルバム全体では、カントリーっぽい魅力にあふれています。

 

2位「Sugar Magnolia」(アルバム:American Beauty)

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■曲名:Sugar Magnolia
■曲名邦題:シュガー・マグノリア
■アルバム名:American Beauty
■アルバム名邦題:アメリカン・ビューティー
■動画リンク:「Sugar Magnolia」
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このバンドのメンバーでは、ジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)が有名です。

しかしボブ・ウィアー(Bob Weir)も同じぐらい重要な存在です。

このバンドの魅力は、2人の個性が融合しているところでした。

ジェリー・ガルシアは、ユルくクリエイティヴなバンドのカラーを決めていたようなところがあります。

ボブについては、この曲をお聞きください。

ボブ・ウィアーはこの曲を書き、リード・ボーカルを担当しています。

彼によるギターのカッティングも絶品です。

この曲はとても小気味良く、新鮮な生野菜の食感みたいな魅力があります。

この曲が気に入ったら、ボブが1972年に発表したソロ・アルバム「エース(Ace)」もチェックしてみてください。

 

3位「Eyes of the World」(アルバム:Wake Of The Flood)

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■曲名:Eyes of the World
■曲名邦題:アイズ・オブ・ザ・ワールド
■アルバム名:Wake Of The Flood
■アルバム名邦題:ウェイク・オブ・ザ・フラッド
■動画リンク:「Eyes of the World」
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彼らはこの少し前まで負債に苦しんでいました。

借金返済をするために行われたヨーロッパのツアーは、大変過酷だったようです。

そのツアーは評判こそ上々でしたが、ライブそのものは赤字に終わりました。

しかしライブの模様が収録された「Europe ’72」のヒットで、ようやく彼らは借金生活から脱出できました。

ただその代償は大きく、健康状態の悪化によりロン”ピッグペン”マッカーナン(Ron “Pigpen” McKernan)の脱退という大きな痛手を負っています。

しかし彼らは歩みを止めませんでした。

彼らはWarner Bros.(Warner Bros).から独立し、自主レーベル、グレイトフル・デッド・レコード(Grateful Dead Records)を設立しました。

しかしこのアルバムは、新レーベルからリリースされています。

もしかしたらこのアルバムは、売れることを意識したかもしれません。

前作「History of the Grateful Dead, Volume One (Bear’s Choice)」の売上も、かんばしくありませんでしたし。

このアルバムは、過去最高位となるアルバムチャート18位を獲得しています。

この時期から、彼らの経済事情は好転していきました。

 

4位「Help on the Way/Slipknot!」(アルバム:Blues For Allah)

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■曲名:Help on the Way/Slipknot!
■曲名邦題:ヘルプ・オン・ザ・ウェイ/スリップノット!
■アルバム名:Blues For Allah
■アルバム名邦題:ブルース・フォー・アラー
■動画リンク:「Help on the Way/Slipknot!」
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彼らの音楽は時代と共に変化しています。

サイケデリック・ロック→カントリー・ロックとマイナー・チェンジした後、「Wake of the Flood」あたりから洗練された音楽に移行しています。

おそらく初期のファンの中には、その変化を快く思わない人もいたことでしょう。

ただバンドを維持するためには、ある程度時代に合わせたり、セールスのことを考えなければいけません。

彼らは難しい舵取りを迫られる中で、洗練路線を進めていきました。

その最高の成果といえるのが、このアルバムです。

もはやサイケでもカントリーでもありませんが、このメロウな曲はとても魅力的です。

彼らは質の高い音楽を発表し続けることで、少しずつ過去のファンを納得させていきました。

彼らが息の長いバンドになる過程で、このアルバムの存在は、とても大きかったように思います。

中興の祖といえるアルバムです。

 

5位「Box of Rain」(アルバム:American Beauty)

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■曲名:Box of Rain
■曲名邦題:ボックス・オブ・レイン
■アルバム名:American Beauty
■アルバム名邦題:アメリカン・ビューティー
■動画リンク:「Box of Rain」
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彼らの熱心なファンは、デッドヘッズ(Deadhead)と呼ばれています。

アメリカのデッドヘッズは、元アメリカ大統領ビル・クリントン、SF作家のウィリアム・ギブスン、スティーブ・ジョブズなど大物ぞろいです。

日本では常盤貴子が、デッドヘッズとして知られています。

デッドの音楽は、それほど分かりやすいとはいえません。

たとえばこの曲は人気曲ですが、とても地味ですし、理解するのに時間がかかると思います。

ただ一度ハマると長い付き合いになる、そういう種類の音楽です。

このアルバムは、他にも「フレンド・オブ・ザ・デビル(Friend of the Devil)」など、良い曲ばかりです。

Grateful Dead – Friend of the Devil

ちなみに常盤貴子はデッドのライブにも行っていたのだとか。

彼女は違いの分かる人なのですね。

 

6位「China Cat Sunflower」(アルバム:Europe ’72)

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■曲名:China Cat Sunflower
■曲名邦題:チャイナ・キャット・サンフラワー
■アルバム名:Europe ’72
■アルバム名邦題:ヨーロッパ’72
■動画リンク:「China Cat Sunflower」
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彼らにはライブ・アルバムの名作が沢山あります。

中でもこのアルバムは後で紹介する「Live/Dead」と並んで、マストといえる作品です。

ただ「レコニング(Reckoning)」「デッド・セット(Dead Set)」など、他にも良いライブ盤は沢山ありますが。

彼らはスタジオ・アルバムとライブ・アルバムでは、異なる魅力があります。

ライブでは、即興演奏が聞きものです。

彼らのライブを楽しむには、ちょっとしたコツがあるかもしれません。

こうしたアドバイスは、デッドの精神に反しているようにも思えますが、ヤボを承知で書いてみましょう。

ジャズなどで即興を聞く時は、そのプレイヤーの演奏に集中して聞くものです。

しかしデッドの場合「木を見て森を見ず」にないよう、あえて大ざっぱに聞いた方がいいような気がします。

まず全体的な雰囲気を味わって、気が向いたら個々の演奏に注目すればいいと。

私はフェスの時みたいに、ぼんやりとくつろいで聞いています。

 

7位「Unbroken Chain」(アルバム:Grateful Dead from Mars Hotel)

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■曲名:Unbroken Chain
■曲名邦題:アンブロークン・チェイン
■アルバム名:Grateful Dead from Mars Hotel
■アルバム名邦題:フロム・ザ・マーズ・ホテル
■動画リンク:「Unbroken Chain」
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このバンドはジェリー・ガルシアとボブ・ウィアーが二枚看板です。

しかしフィル・レッシュの存在は軽視できません。

フィルは元々プロのトランペット奏者だった、異色の経歴の持ち主です。

しかしジェリー・ガルシアに誘われたことで、ヒッピー・バンドのベーシストになりました。

当時の彼は、ベースを弾いたことがなかったそうです。

そうした背景のせいか、いわゆる「浮遊感がある」と評されるルート音から離れたプレイなど、彼の演奏は一風変わっています。

一方で彼は作曲とリード・ボーカルなどで、度々決定的な仕事をしています。

有名なのは「Box of Rain」ですが、この曲も彼が書き、リードボーカルをとっています。

このバンドは、つくづくメンバーの個性が魅力的です。

個性的な面々がその個性をそのままに同居していることが、このバンドのおもしろさだと思います。

 

8位「Bertha」(アルバム:Grateful Dead(Skull & Roses))

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■曲名:Bertha
■曲名邦題:バーサ
■アルバム名:Grateful Dead(Skull & Roses)
■アルバム名邦題:グレイトフル・デッド(スカル & ローゼズ)
■動画リンク:「Bertha」
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彼らの最高傑作は、人によって意見が異なります。

熱心なファンほど、ライブ・アルバムを選ぶような気がします。

スタジオ・アルバムでは「American Beauty」「Blues For Allah」あたりの人気が高いかもしれません。

私はどれかに決めきれません。

ただデッド入門者に勧めるとしたら、この「Grateful Dead(Skull & Roses)」一択だと思います。

なにせ1曲目から、こんな分かりやすい曲ですし。

聞いていると自然と身体が動いてしまいますね。

このアルバムには以下の曲もおすすめです。

Grateful Dead – Not Fade Away/Goin’ Down the Road Feeling Bad

最初のボ・ディドリー・ビートがたまりません。

デッドの音楽はとても楽しいです。

まずはそこからスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

9位「Touch of Grey」(アルバム:In The Dark)

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■曲名:Touch of Grey
■曲名邦題:タッチ・オブ・グレイ
■アルバム名:In The Dark
■アルバム名邦題:イン・ザ・ダーク
■動画リンク:「Touch of Grey」
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今回ご紹介していない時期が2つあります。

初期の3作「The Grateful Dead」「Anthem of the Sun」「Aoxomoxoa」。

この時期にも良い曲はありますが、初心者向けではないと思いました。

もう1つの時期は「Steal Your Face」「Terrapin Station」「Shakedown Street」「Go to Heaven」。

1970年代後期の作品は、後期になるにつれポップになっていきました。

その時期も良い曲がありますが、私は軽めのウェストコーストっぽいサウンドに違和感があります。

以下の曲ぐらいポップになると、また違った楽しみ方ができますが。

Grateful Dead – France

その後バンドは、1981年からリリースが途絶えました。

6年後発表されたこのアルバムでは、昔の良さが戻ってきているように思います。

この曲はシングルチャートで9位を記録し、唯一のトップテンヒットとなりました。

 

10位「Dark Star」(アルバム:Live/Dead)

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■曲名:Dark Star
■曲名邦題:ダーク・スター
■アルバム名:Live/Dead
■アルバム名邦題:ライヴ/デッド
■動画リンク:「Dark Star」
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「皆様ウォーミングアップお疲れ様でした、ここからが本編です」と言いたくなる曲です。

23分超えということもあり、最後に配置してみました。

ガルシアの伝説のギタープレイで有名な曲です。

彼らの音楽にオチを求めると、肩透かしを食らうかもしれません。

たとえばこの曲はイントロからしばらくの間、ジェリー・ガルシアのギターが続いています。

虚空を漂うような、とりとめのない演奏に思えるかもしれません。

しかしいつの間にか引きずり込まれてしまいます。

ジェリー・ガルシアのプレイ・スタイルを説明するのは、少し難しいように思います。

あまりにも多様な要素を含みすぎていますから。

ただ一つだけ言えるとしたら、彼のギターが醸し出す自由な空気は格別です。

とてもスケールの大きなプレイヤーだと思います。

彼のギターは規格外の包容力があって、はみ出し者たちが心地良くいられる自由な空間を生み出しています。

 

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