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モンド・グロッソ(MONDO GROSSO)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はモンド・グロッソのランキングを作成しました。

彼らは当初バンド形態でしたが、その後大沢伸一のソロ・プロジェクトに移行しています。

私の好みを反映して、初期の曲を多めに選曲しました。

なおアルバム・バージョンとは異なる動画もありますので、予めご了承ください。

 

1位「TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH」(アルバム:MARBLE)

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■曲名:TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH
■アルバム名:MARBLE
■動画リンク:「TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH」
※ベスト盤のバージョンでご紹介しています。

ファースト・アルバムのリミックス4曲と新曲3曲、合計7曲から成るミニ・アルバムの曲ですが、この曲は聞き逃せません。

この曲はオリジナル・アルバム未収録で、このミニアルバムか「MONDO GROSSO best」で聞くことができます。

ファンには知られている曲ですが、ご存知ない方も多いかもしれません。

私は1位にふさわしい曲だと思っています。

後に彼らは「MG4」でブラジル音楽色を強めますが、この曲はその先駆けだったように思います。

この曲の主役は、ボーカルのマンデイ満ちる。

彼女の透明感と力強さを兼ね備えた歌が、この曲をワンランク引き上げています。

 

2位「LIFE Feat. bird」(アルバム:MG4)

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■曲名:LIFE Feat. bird
■アルバム名:MG4
※アルバム・ジャケットはシングルのもの
■動画リンク:「LIFE Feat. bird」

この曲は彼らの最大のヒット曲で、このアルバムも最高傑作と言われています。

これ以前も彼らはそれなりに知られていましたが、一般的な知名度はありませんでした。

しかしこの曲がヒットしたことで、彼らは一躍知名度が高まりました。

2000年全日空沖縄キャンペーンソングとなった「Life feat. bird」をリリース。[1]MONDO GROSSO最大のヒット曲となる。同年に発売された4thアルバム『MG4』は全世界25カ国でリリースされる。

MONDO GROSSO ウィキペディア

ボーカルに起用したbirdは、既に知られた存在でした。

前年に大沢伸一のレーベル、RealEyesからデビューしてヒットしていましたから。

彼女はその後みうらじゅんと結婚し、現在も地道に音楽活動を続けています。

 

3位「DAZZLING」(アルバム:MONDO GROSSO)

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■曲名:DAZZLING
■アルバム名:MONDO GROSSO
■動画リンク:「DAZZLING」

オリジナルはカシオペアの人気曲です。

原曲を引用しておきましょう。

Casiopea – Dazzling

彼らはこの曲をアシッド・ジャズ風にカバーしています。

初期の彼らは、アシッド・ジャズだと言われます。

しかし一方で渋谷系にカテゴライズされることもありました。

アシッド・ジャズと渋谷系どちらも、過去の音楽を引用し再構成するところに特徴があります。

当時はそこにセンスが問われる時代でした。

選曲とアレンジの勝利といえる曲です。

 

4位「Give me a reason」(アルバム:Born Free)

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■曲名:Give me a reason
■アルバム名:Born Free
■動画リンク:「Give me a reason」

彼らは最初バンドでしたが、次第に大沢伸一のソロ・プロジェクト化していきました。

このアルバムはバンド形態での最終作です。

この頃から更に女性ボーカルを起用することが増えました。

この曲はジェリーサ(Jhelisa)が曲づくりに参加し、ボーカルも担当しています。

ジェリーサは一部で高い評価を得ている「ランゲージ・エレクトリック(Language Electric)」などの作品で知られています。

彼女の声には深みがありますね。

 

5位「SHININ’」(アルバム:NEXT WAVE)

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■曲名:SHININ’
■アルバム名:NEXT WAVE
■動画リンク:「SHININ’」

このアルバムはリリース当時、賛否両論がありました。

彼らは前作「MG4」でブレイクしましたが、このアルバムでは路線を変えてきました。

しかも相当攻めた音楽だったため、前作のような2ステップやブラジル色の強い作風を期待していたファンは、かなり驚いたかもしれません。

ただこの曲や「光」など、聞き逃せない曲も収録されています。

この曲はDragon AshのKjをボーカルに迎え、UKロック風の曲に仕上がっています。

このアルバムには他にも、プライマル・スクリーム(Primal Scream)の「スワスティカ・アイズ(Swastika Eyes)」みたいな曲もありますし。

売れても守りに入らず攻めた結果、こういうスリリングな曲が生まれました。

 

6位「THAT’S HOW IT IS」(アルバム:MARBLE)

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■曲名:THAT’S HOW IT IS
■アルバム名:MARBLE
■動画リンク:「THAT’S HOW IT IS」

バンド時代の大沢伸一は、ベーシスト兼リーダーでした。

ただ初期の頃は、B-BANDJのラップと中村雅人と大塚英人によるフルートやサックスの方が目立っていたかもしれません。

彼らは「MONDO GROSSO」でデビューすると、ミニアルバム「MARBLE」を発表し、更にライブ盤「The European Expedition」と順調に作品をリリースしました。

ライブ・アルバムから1曲ご紹介しておきましょう。

Mondo Grosso – Anger(Live Version)

ちなみに中村雅人と吉澤はじめは、現在クラブ・ジャズのバンド、SLEEP WALKERのメンバーとして活躍しています。

Sleep Walker – The Southern Cross

初期のMONDO GROSSOをお好きな方は、SLEEP WALKERも聞いてみてください。

 

7位「MG4BB」(アルバム:MG4)

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■曲名:MG4BB
■アルバム名:MG4
■動画リンク:「MG4BB」

この曲のボーカルは、タニア・マリアです。

タニア・マリアについては、過去に以下のような記事を書きました。

タニア・マリア(Tania Maria)の名曲名盤10選

「MG4BB」が気に入った方は、上の記事もぜひチェックしてみてください。

この曲は彼女のピアノとスキャットの存在感がありすぎて、MONDO GROSSOの曲だということを忘れそうになります(笑)

しかし大沢伸一は、女性ボーカルとの共演がお好きなようですね。

後には相対性理論のやくしまるえつことも共演していますし。

BOAやUA、ヨルシカ、齋藤飛鳥など、様々タイプの女性シンガーと仕事しています。

 

8位「Closer」(アルバム:CLOSER)

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■曲名:Closer
■アルバム名:CLOSER
■動画リンク:「Closer」

サード・アルバムからの曲です。

このアルバムから、大沢伸一のソロ・プロジェクトになりました。

このアルバムを一言で言えば、シックで落ち着いたアルバムです。

バンドという制約がなくなったせいか、彼のやりたい音楽が明らかになった感じがします。

結果とてもシンプルなサウンドになりました。

音数を減らしたサウンドには、引き算の美学を感じます。

このアルバムはニール・セダカ(Neil Sedaka)の「ラフター・イン・ザ・レイン(Laughter In The Rain)」やホール&オーツ(Hall & Oates)の「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット(I Can Go For That)」等のカバーが話題になりました。

アルバムの完成度が高く、ほぼ一枚通してこのレベルの楽曲が並んでいます。

 

9位「SOUFFLES H」(アルバム:MONDO GROSSO)

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■曲名:SOUFFLES H
■アルバム名:MONDO GROSSO
■動画リンク:「SOUFFLES H」

再度ファースト・アルバムからの曲をご紹介しましょう。

彼らはキョート・ジャズ・マッシヴ(Kyoto Jazz Massive)を母体として派生したバンドです。

ちなみにバンド名は、イタリア語で「大きな世界」を指す言葉です。

バンド名の由来が示す通り、当初から海外を意識した活動をしていました。

しかし当時の所属レーベルは、吉田拓郎などで知られるフォーライフ・レコードだったのですね。

さてこの曲もアシッド・ジャズといえる曲です。

ファンクのリズムとフルートにラップが乗るという、アシッド・ジャズの必勝パターンといえる曲です。

 

10位「ラビリンス」(アルバム:何度でも新しく生まれる)

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■曲名:ラビリンス
■アルバム名:何度でも新しく生まれる
■動画リンク:「ラビリンス」

今回は私の好みを反映して、初期を中心に選曲しました。

しかしその後に良い曲がないわけではありません。

「何度でも新しく生まれる」「Attune / Detune」「BIG WORLD」はどれも様々なシンガーを起用した、企画色の強いアルバムです。

この曲については、ぜひPVをご覧になってみてください。

女優の満島ひかりが夜の香港を舞台に、ダンスというかパフォーマンスを披露しています。

私はテレビを見ないので、彼女がどういう女優か詳しくありません

しかし明らかに人を惹きつける魅力を持った人だと思いました。

このPVはなんと3000万回以上も再生されています。

おそらく私と同じように、何度も繰り返し試聴した人が多いのでしょう。

 

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