今回はモンド・グロッソのランキングを作成しました。
彼らは当初バンド形態でしたが、その後大沢伸一のソロ・プロジェクトに移行しています。
私の好みを反映して、初期の曲を多めに選曲しました。
なおアルバム・バージョンとは異なる動画もありますので、予めご了承ください。
- 1 1位「TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH」(アルバム:MARBLE)
- 2 2位「LIFE Feat. bird」(アルバム:MG4)
- 3 3位「DAZZLING」(アルバム:MONDO GROSSO)
- 4 4位「Give me a reason」(アルバム:Born Free)
- 5 5位「SHININ’」(アルバム:NEXT WAVE)
- 6 6位「THAT’S HOW IT IS」(アルバム:MARBLE)
- 7 7位「MG4BB」(アルバム:MG4)
- 8 8位「Closer」(アルバム:CLOSER)
- 9 9位「SOUFFLES H」(アルバム:MONDO GROSSO)
- 10 10位「ラビリンス」(アルバム:何度でも新しく生まれる)
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1位「TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH」(アルバム:MARBLE)
■曲名:TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH
■アルバム名:MARBLE
■動画リンク:「TREE,AIR,AND RAIN ON THE EARTH」
※ベスト盤のバージョンでご紹介しています。
ファースト・アルバムのリミックス4曲と新曲3曲、合計7曲から成るミニ・アルバムの曲ですが、この曲は聞き逃せません。
この曲はオリジナル・アルバム未収録で、このミニアルバムか「MONDO GROSSO best」で聞くことができます。
ファンには知られている曲ですが、ご存知ない方も多いかもしれません。
私は1位にふさわしい曲だと思っています。
後に彼らは「MG4」でブラジル音楽色を強めますが、この曲はその先駆けだったように思います。
この曲の主役は、ボーカルのマンデイ満ちる。
彼女の透明感と力強さを兼ね備えた歌が、この曲をワンランク引き上げています。
2位「LIFE Feat. bird」(アルバム:MG4)
■曲名:LIFE Feat. bird
■アルバム名:MG4
※アルバム・ジャケットはシングルのもの
■動画リンク:「LIFE Feat. bird」
この曲は彼らの最大のヒット曲で、このアルバムも最高傑作と言われています。
これ以前も彼らはそれなりに知られていましたが、一般的な知名度はありませんでした。
しかしこの曲がヒットしたことで、彼らは一躍知名度が高まりました。
2000年全日空沖縄キャンペーンソングとなった「Life feat. bird」をリリース。[1]MONDO GROSSO最大のヒット曲となる。同年に発売された4thアルバム『MG4』は全世界25カ国でリリースされる。
ボーカルに起用したbirdは、既に知られた存在でした。
前年に大沢伸一のレーベル、RealEyesからデビューしてヒットしていましたから。
彼女はその後みうらじゅんと結婚し、現在も地道に音楽活動を続けています。
3位「DAZZLING」(アルバム:MONDO GROSSO)
■曲名:DAZZLING
■アルバム名:MONDO GROSSO
■動画リンク:「DAZZLING」
オリジナルはカシオペアの人気曲です。
原曲を引用しておきましょう。
彼らはこの曲をアシッド・ジャズ風にカバーしています。
初期の彼らは、アシッド・ジャズだと言われます。
しかし一方で渋谷系にカテゴライズされることもありました。
アシッド・ジャズと渋谷系どちらも、過去の音楽を引用し再構成するところに特徴があります。
当時はそこにセンスが問われる時代でした。
選曲とアレンジの勝利といえる曲です。
4位「Give me a reason」(アルバム:Born Free)
■曲名:Give me a reason
■アルバム名:Born Free
■動画リンク:「Give me a reason」
彼らは最初バンドでしたが、次第に大沢伸一のソロ・プロジェクト化していきました。
このアルバムはバンド形態での最終作です。
この頃から更に女性ボーカルを起用することが増えました。
この曲はジェリーサ(Jhelisa)が曲づくりに参加し、ボーカルも担当しています。
ジェリーサは一部で高い評価を得ている「ランゲージ・エレクトリック(Language Electric)」などの作品で知られています。
彼女の声には深みがありますね。
5位「SHININ’」(アルバム:NEXT WAVE)
■曲名:SHININ’
■アルバム名:NEXT WAVE
■動画リンク:「SHININ’」
このアルバムはリリース当時、賛否両論がありました。
彼らは前作「MG4」でブレイクしましたが、このアルバムでは路線を変えてきました。
しかも相当攻めた音楽だったため、前作のような2ステップやブラジル色の強い作風を期待していたファンは、かなり驚いたかもしれません。
ただこの曲や「光」など、聞き逃せない曲も収録されています。
この曲はDragon AshのKjをボーカルに迎え、UKロック風の曲に仕上がっています。
このアルバムには他にも、プライマル・スクリーム(Primal Scream)の「スワスティカ・アイズ(Swastika Eyes)」みたいな曲もありますし。
売れても守りに入らず攻めた結果、こういうスリリングな曲が生まれました。
6位「THAT’S HOW IT IS」(アルバム:MARBLE)
■曲名:THAT’S HOW IT IS
■アルバム名:MARBLE
■動画リンク:「THAT’S HOW IT IS」
バンド時代の大沢伸一は、ベーシスト兼リーダーでした。
ただ初期の頃は、B-BANDJのラップと中村雅人と大塚英人によるフルートやサックスの方が目立っていたかもしれません。
彼らは「MONDO GROSSO」でデビューすると、ミニアルバム「MARBLE」を発表し、更にライブ盤「The European Expedition」と順調に作品をリリースしました。
ライブ・アルバムから1曲ご紹介しておきましょう。
Mondo Grosso – Anger(Live Version)
ちなみに中村雅人と吉澤はじめは、現在クラブ・ジャズのバンド、SLEEP WALKERのメンバーとして活躍しています。
Sleep Walker – The Southern Cross
初期のMONDO GROSSOをお好きな方は、SLEEP WALKERも聞いてみてください。
7位「MG4BB」(アルバム:MG4)
■曲名:MG4BB
■アルバム名:MG4
■動画リンク:「MG4BB」
この曲のボーカルは、タニア・マリアです。
タニア・マリアについては、過去に以下のような記事を書きました。
「MG4BB」が気に入った方は、上の記事もぜひチェックしてみてください。
この曲は彼女のピアノとスキャットの存在感がありすぎて、MONDO GROSSOの曲だということを忘れそうになります(笑)
しかし大沢伸一は、女性ボーカルとの共演がお好きなようですね。
後には相対性理論のやくしまるえつことも共演していますし。
BOAやUA、ヨルシカ、齋藤飛鳥など、様々タイプの女性シンガーと仕事しています。
8位「Closer」(アルバム:CLOSER)
■曲名:Closer
■アルバム名:CLOSER
■動画リンク:「Closer」
サード・アルバムからの曲です。
このアルバムから、大沢伸一のソロ・プロジェクトになりました。
このアルバムを一言で言えば、シックで落ち着いたアルバムです。
バンドという制約がなくなったせいか、彼のやりたい音楽が明らかになった感じがします。
結果とてもシンプルなサウンドになりました。
音数を減らしたサウンドには、引き算の美学を感じます。
このアルバムはニール・セダカ(Neil Sedaka)の「ラフター・イン・ザ・レイン(Laughter In The Rain)」やホール&オーツ(Hall & Oates)の「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット(I Can Go For That)」等のカバーが話題になりました。
アルバムの完成度が高く、ほぼ一枚通してこのレベルの楽曲が並んでいます。
9位「SOUFFLES H」(アルバム:MONDO GROSSO)
■曲名:SOUFFLES H
■アルバム名:MONDO GROSSO
■動画リンク:「SOUFFLES H」
再度ファースト・アルバムからの曲をご紹介しましょう。
彼らはキョート・ジャズ・マッシヴ(Kyoto Jazz Massive)を母体として派生したバンドです。
ちなみにバンド名は、イタリア語で「大きな世界」を指す言葉です。
バンド名の由来が示す通り、当初から海外を意識した活動をしていました。
しかし当時の所属レーベルは、吉田拓郎などで知られるフォーライフ・レコードだったのですね。
さてこの曲もアシッド・ジャズといえる曲です。
ファンクのリズムとフルートにラップが乗るという、アシッド・ジャズの必勝パターンといえる曲です。
10位「ラビリンス」(アルバム:何度でも新しく生まれる)
■曲名:ラビリンス
■アルバム名:何度でも新しく生まれる
■動画リンク:「ラビリンス」
今回は私の好みを反映して、初期を中心に選曲しました。
しかしその後に良い曲がないわけではありません。
「何度でも新しく生まれる」「Attune / Detune」「BIG WORLD」はどれも様々なシンガーを起用した、企画色の強いアルバムです。
この曲については、ぜひPVをご覧になってみてください。
女優の満島ひかりが夜の香港を舞台に、ダンスというかパフォーマンスを披露しています。
私はテレビを見ないので、彼女がどういう女優か詳しくありません
しかし明らかに人を惹きつける魅力を持った人だと思いました。
このPVはなんと3000万回以上も再生されています。
おそらく私と同じように、何度も繰り返し試聴した人が多いのでしょう。
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