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ゲイリー・ムーア(Gary Moore)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はゲイリー・ムーアのランキングを作成しました。

この記事ではハードロック時代に限定して選曲しました。

しかしそれでも他にも良い曲が多すぎてご紹介しきれません。

この記事では、彼の魅力のほんのさわりだけご紹介しました。

 

1位「Wild Frontier」(アルバム:Wild Frontier)

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■曲名:Wild Frontier
■曲名邦題:ワイルド・フロンティア
■アルバム名:Wild Frontier(1987年)
■アルバム名邦題:ワイルド・フロンティア
■動画リンク:「Wild Frontier」

彼はヴァン・モリソン(Van Morrison)と同じく、北アイルランドのベルファストで生まれました。

このアルバムで彼は故郷への熱い思いを歌っています。

この歌詞には「ある友のことを思い出す」という一節があります。

そして「人々は時が経てば忘れる」と彼にアドバイスしていることも。

その後に言葉は続いていません。

どうやら時が経過したぐらいでは、忘れられるわけない言いたいようですね。

亡くなった友の名前は、シン・リジィ(Thin Lizzy)のフィル・ライノット(Phil Lynott)。

ゲイリー・ムーアの親友でした。

このアルバムからもう1曲ご紹介しましょう。

Gary Moore – The Loner

 

2位「Parisienne Walkways」(アルバム:Back on the Streets)

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■曲名:Parisienne Walkways
■曲名邦題:パリの散歩道
■アルバム名:Back on the Streets(1978年)
■アルバム名邦題:バック・オン・ザ・ストリーツ
■動画リンク:「Parisienne Walkways」

この曲はそのフィル・ライノットが歌っています。

ゲイリー・ムーアの特徴は「泣き」のギターです。

もちろんそれだけでありませんが、とにかく「泣き」がすごすぎて、その先の領域はないと思われるほど。

通常こういうメロディを演奏すると、間が抜けて安っぽくなりがちです。

普通の演奏すると、どうしてもお涙頂戴になってしまう。

しかし彼はそんな斜め上を行く、破壊的な表現力を持っていました。

この曲のインスト版は羽生結弦のショート・プログラムに使われたことで、一躍注目を集めました。

羽生結弦 パリの散歩道2013-2019 Double

羽生結弦はフィギュア・スケートの歴史でも特筆すべき人です。

この曲は羽生結弦と互角に渡り合う芸術を感じさせます。

 

3位「Out in the Fields」(アルバム:Run for Cover)

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■曲名:Out in the Fields
■曲名邦題:アウト・イン・ザ・フィールズ
■アルバム名:Run for Cover(1985年)
■アルバム名邦題:ラン・フォー・カヴァー
■動画リンク:「Out in the Fields」

この人はシングル・チャートを主戦場にしていません。

しかし彼にはトップテンヒットが2曲あります。

「Parisienne Walkways」が8位で、この「Out in the Fields」は5位を記録しています。

セールス的にいえば、この曲が彼の代表曲といえます。

この曲はフィル・ライノットとの共同名義でリリースされました。

フィル・ライノットとの関係は、スキッド・ロウ(Skid Row)時代にまでさかのぼります。

ちなみに、あの有名なアメリカのバンドではありません。

その後ゲイリー・ムーアは一時フィル・ライノットのバンド、シン・リジィに参加しました。

しかしフィル・ライノットは薬物に傾倒していきました。

フィル・ライノットの妻と子がこの世を去ったある日、ヴィヴィアン・キャンベル(Vivian Campbell)がフィル・ライノットの家を訪ねると、ゲイリー・ムーアが台所にいたそうです。

ゲイリー・ムーアは、フィル・ライノットを心配して駆けつけていたようです。

ヴィヴィアンはフィル・ライノットに薬物を提供するのではないかと警戒されて、ゲイリーから塩対応されました。

フィル・ライノットの自宅でゲイリー・ムーアと突然会ったヴィヴィアン・キャンベル、ムーアが友好的ではなかった理由を語る

 

4位「Always Gonna Love You」(アルバム:Corridors of Power)

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■曲名:Always Gonna Love You
■曲名邦題:オールウェイズ・ゴナ・ラヴ・ユー
■アルバム名:Corridors of Power(1982年)
■アルバム名邦題:コリドーズ・オブ・パワー
■動画リンク:「Always Gonna Love You」

この記事の選曲時、バラードが多くなりすぎないよう意識しました。

この人はバラードの名曲が多すぎますから。

そもそも普段から私はロック系アーティストの場合、バラードが多くなりすぎないようにしています。

私の偏見であり自己満足ですが、まず最初にアップの曲聞いてからバラードを聞いてほしいと思うのですね。

そのため読者の方には、あのバラードの名曲が入っていないと思われがちかもしれません。

そういう方には、私の考え方をご了承いただければと思います。

このアルバムには、決定的なバラードが2曲収録されています。

惜しくもランク外となったもう1曲の方もご紹介しておきましょう。

Gary Moore – Falling in Love with You

 

5位「After the War」(アルバム:After the War)

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■曲名:After the War
■曲名邦題:アフター・ザ・ウォー
■アルバム名:After the War(1989年)
■アルバム名邦題:アフター・ザ・ウォー
■動画リンク:「After the War」

この記事では彼のハードロック期を対象にしました。

この後彼は「スティル・ゴット・ザ・ブルーズ(Still Got the Blues)」というブルースのアルバムを発表しました。

そちらもすばらしい作品ですので、ブルース好きは要チェックです。

ただ日本で彼が愛され親しまれているのは、今回の対象時期が大きいと思われます。

私はブルースも聞く人なので「スティル・ゴット・ザ・ブルーズ」も大好物です。

しかし強いて彼の最高傑作を1枚挙げるとすれば「Wild Frontier」かもしれません。

次点は「Run for Cover」かこの「After the War」のどちらか。

彼は売れ線の「G-Force」「Corridors of Power」の後、硬派ハードロック路線にシフトしていきました。

「Run for Cover」からは、以前にも増して楽曲がキャッチーになってきたように思います。

たとえば以下の曲は選外ですが、とてもすばらしい曲ですし。

Gary Moore – Run For Cover

 

6位「Hiroshima」(アルバム:Dirty Fingers)

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■曲名:Hiroshima
■曲名邦題:ヒロシマ
■アルバム名:Dirty Fingers(1983年)
■アルバム名邦題:ダーティ・フィンガーズ
■動画リンク:「Hiroshima」

日本人としては「ヒロシマ」という曲名は気になります。

この曲で彼は原爆が投下されたことについて、かなり心を痛めている様子がうかがえます。

しかもその言葉はかなり強く「stomach turn」つまり「はらわたが煮えくり返る」と表現までされていますし。

またこの曲は彼の中でも特に激しい曲の1つ。

彼は強い怒りと悲しみを表現しているようですね。

1人の日本人としてありがたいと思いますし、ますますゲイリー・ムーアが好きになりました。

またこのアルバムには他に「レスト・イン・ピース(Rest in Peace)」という曲が収録されています。

Gary Moore – Rest in Peace

Rest in Peace」とは「R.I.P」つまり「安らかに眠れ」という意味。

先程ご紹介したフィル・ライノットを気遣う様子、そしてこの曲を聞くにつけ、とても人間らしい感情を感じます。

そしてそのあふれるエモーションは、彼のプレイと表裏一体かもしれません。

彼が日本人に愛されたのは当然だと思います。

 

7位「Spanish Guitar」(アルバム:Back on the Streets)

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■曲名:Spanish Guitar
■曲名邦題:スパニッシュ・ギター
■アルバム名:Back on the Streets(1978年)
■アルバム名邦題:バック・オン・ザ・ストリーツ
■動画リンク:「Spanish Guitar」

この曲はボーナストラックです。

先程彼のプレイの特徴は「泣き」だと申し上げました。

もちろんそれだけで語ることができるはずもありませんが、やはり彼の「泣き」は尋常ではありません。

泣きの演奏において、ロック史における頂点を争うギタリストです。

ここで彼に影響を与えたギタリストをご紹介します。

やがてジェフ・ベック、エリック・クラプトン、さらにジミ・ヘンドリックスなどの影響を受け始める。特にピーター・グリーンからは強い衝撃を受け、プロギタリストになる決意を固める。

ゲイリー・ムーア ウィキペディア

私は以下の人もその候補に入ると思います。

Roy Buchanan – The Messiah Will Come Again

この曲はゲイリー・ムーアもカバーしています。

ロイ・ブキャナンは、ジェフ・ベック(Jeff Beck)の「哀しみの恋人達(Cause We’ve Ended as Lovers)」にも大きな影響を与えました。

オールド・ロックには多くのすぐれた泣きの名手がいましたね。

 

8位「You」(アルバム:G-Force)

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■曲名:You
■曲名邦題:ユー
■アルバム名:G-Force(1980年)
■アルバム名邦題:G-FORCE
■動画リンク:「You」

このアルバムはソロ名義ではなく「G-Force」というバンド名義です。

この頃彼は産業ロックに接近していました。

ただこのアルバムは売れずメンバーの不仲も相まって、1枚限りで解散しました。

さてこの人はロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)に似たところがあるかもしれません。

彼は生まれつき音楽の表現強者で、ワンマン体制が似合うギタリストだと思います。

サッカーでもチームの一部分ではなく、中心に据えて本領を発揮するプレイヤーがいます。

ゲイリー・ムーアがメンバーの1人として輝かないという訳ではありません。

ただ彼のポテンシャルが引き出されれば、それだけ良い音楽が生まれると確信できる安心感があります。

 

9位「Speak for Yourself」(アルバム:After the War)

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■曲名:Speak for Yourself
■曲名邦題:スピーク・フォー・ユアセルフ
■アルバム名:After the War(1989年)
■アルバム名邦題:アフター・ザ・ウォー
■動画リンク:「Speak for Yourself」

この曲は参加メンバーに注目です。

まずドラムがコージーパウエル(Cozy Powell)。

この曲はテンポの早いバースト・ナンバーですが、そのせいか速くて軽いではなく、速くても重量感があります。

また時々思うことですが、傑出したギタリストはベースより凄腕のドラムに触発されるかもしれません。

詳しくは述べませんが、サウンド空間の問題だと思いますが。

この曲でゲイリー・ムーアは、いつも以上に暴れまわっています。

またこの曲ではバック・コーラスで参加しているオジーオズボーン(Ozzy Osbourne)が、サビのカタルシスを高めています。

先程ゲイリー・ムーアはワンマンが似合うと申し上げました。

しかしそれは彼に合わせられるプレイヤーがいない場合。

サッカーの神メッシはネイマールやスアレスなど、卓越したサッカー・プレイヤーを従えていた時より一層輝いていました。

この曲でのゲイリー・ムーアもすばらしい共演者の存在により、水を得た魚のごとく躍動しています。

 

10位「Sunset」(アルバム:Rockin’ Every Night – Live in Japan)

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■曲名:Sunset
■曲名邦題:サンセット
■アルバム名:Rockin’ Every Night – Live in Japan(1983年)
■アルバム名邦題:ロッキン・エヴリ・ナイト (ライヴ・イン・ジャパン)
■動画リンク:「Sunset」

彼は世界的に著名なギタリストです。

しかし本国を除くと、特に日本での人気が高い人かもしれません。

実際この作品は日本でのライブの模様を収録したこともあり、オリコン・チャートで15位を記録しています。

「クライング・イン・ザ・シャドウ (Crying In The Shadows)」をカバーした以下のオリジナルの曲でも、彼はギターを弾いています。

本田美奈子 the Cross -愛の十字架-

さて今回は駆け足で彼の一時期を振り返ってみました。

最期にご紹介できなかった「『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー(Victims of the Future)」の曲もご紹介しておきましょう。

Gary Moore – Empty Rooms

たった10曲では彼の魅力ごく一部しかご紹介できませんでした

すぐれたギタリストがいれば、ただそれだけでロックが輝いていた時代。

彼はそんな栄光が必然だったと思わせる、圧倒的な存在感を放つ人でした。

 

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