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ミッシー・エリオット(Missy Elliott)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はミッシー・エリオットのランキングを作成しました。

この人はラッパーとシンガー、どちらも一流です。

またティンバランドと組んで、革新的な作品を発表してきました。

音楽的豊かさと革新性を兼ね備えた楽曲をお聞きください。

 

1位 「Beep Me 911」(アルバム:Supa Dupa Fly)

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■アーティスト名:Missy Elliott(featuring 702 and Magoo)
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット(フィーチャリング 702&マグー)
■曲名:Beep Me 911
■曲名邦題:ビープ・ミー・911
■アルバム名:Supa Dupa Fly
■アルバム名邦題:スゥパ・ドゥパ・フライ
■動画リンク:「Beep Me 911」

ファースト・アルバムの曲です。

このアルバムでは、アン・ピーブルズ(Ann Peebles)の「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン(I Can’t Stand the Rain)」を引用した「レイン(The Rain (Supa Dupa Fly))」の方が有名かもしれません。

私はこちらの曲の方が好きです。

このアルバムには他にも「ソック・イット・ツー・ミー(Sock It 2 Me)」など4枚シングルカットされ、アルバム・チャートで4位を記録しました。

デビューアルバムとしては大成功の部類です。

ただ当時の彼女は、ふくゆかな姉御といった感じがしますね。

後年彼女はダイエットに成功して、かなりの美形ぶりが話題になりました。

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ミッシー・エリオット ウィキペディア

彼女は実力が認められてデビューした人です。

デビュー当時は、ビジュアルは良いに越したことはない程度だったかもしれません。

 

2位 「Work It」(アルバム:Under Construction)

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■アーティスト名:Missy Elliott
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット
■曲名:Work It
■曲名邦題:ワーク・イット
■アルバム名:Under Construction
■アルバム名邦題:アンダー・コンストラクション
■動画リンク:「Work It」

彼女の音楽を語る時は、ティンバランド(Timbaland)について触れないわけにはいきません。

ティンバランドのサウンドについては、よく変態的と言う人がいます。

確かにどこか変です。

問題はシンプルなリズムなのに、本質的な違和感があるということです。

この曲でも、ひたすらシンプルでアブストラクトなリズムが続きます。

最初は違和感を感じますが、慣れると刺激的に感じてくるものです。

もしかしたら古いソウル・ミュージック好きの方は、拒否反応を起こすかもしれません。

そういう方には、ティミー・トーマス(Timmy Thomas)の「かなわぬ想い(Why Can’t We Live Together)」のリズムボックスを思い出していただきたいと思います。

Timmy Thomas – Why Can’t We Live Together

私は上の曲の延長線上で「Work It」を聞いているようなところがあります。

 

3位 「All n My Grill」(アルバム:Da Real World)

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■アーティスト名:Missy Elliott(featuring Nicole Wray, MC Solaar or Big Boi)
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット(フィーチャリング ビッグ・ボーイ・オブ・アウトキャスト&ニコル・レイ)
■曲名:All n My Grill
■曲名邦題:オール・ン・マイ・グリル
■アルバム名:Da Real World
■アルバム名邦題:ダ・リアル・ワールド
■動画リンク:「All n My Grill」

彼女は、ほとんどの曲を自分で書いています。

彼女のアルバムには駄作がなく、どれも聞きごたえがあります。

そのアベレージの高さは、ソングライターの力量が関係しているかもしれません。

彼女は2019年にラッパーとしては初めて、ソングライターの殿堂入りを果たしています。

そもそも彼女がソロ・デビューできたのは、ソングライターとしての実績が高く評価されたからですし。

この曲はヨーロピアンなサウンドもすばらしいですが、純粋に楽曲が優れているように思います。

ただこの曲は後半に一波乱あります。

2:50からアウトキャスト(OutKast)のビッグ・ボーイ(Big Boi)が登場していますね。

めちゃくちゃ早口です。

突然の土砂降りのような彼の登場によって、この曲はただ優雅なだけで終わっていません。

 

4位 「Get Ur Freak On」(アルバム:Miss E…So Addictive)

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■アーティスト名:Missy Elliott
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット
■曲名:Get Ur Freak On
■曲名邦題:ゲッチュア・フリーク・オン
■アルバム名:Miss E…So Addictive
■アルバム名邦題:ミスE…ソー・アディクティヴ
■動画リンク:「Get Ur Freak On」

日本ではこの曲が最も有名かもしれません。

ただイントロの「これからみんなでめちゃくちゃ踊って騒ごう、騒ごう」というセリフは、何度聞いても気恥ずかしいですね。

日本をイメージしたのか、この曲は東洋的なPVです。

日本人の立場からこの動画を見ると、何か勘違いしている感が半端ありません。

まあそれを狙っているのかもしれませんが。

ティンバランドらしいトリッキーなトラックもすばらしいです。

一番の聞きどころは、3:17からのミッシーのラップのパートだと思います。

このアルバムは個人的には「ドッグ・イン・ヒート(Dog in Heat)」という曲も大好きです。

ただそれ以上にこの曲は聞き逃せません。

Missy Elliott – 4 My People(featuring Eve)

惜しくもランク外となりましたが、ぜひ押さえておきたい曲です。

 

5位 「I’m Not Perfect」(アルバム:This Is Not A Test)

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■アーティスト名:Missy Elliott(featuring The Clark Sisters)
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット(フィーチャリング ザ・クラーク・シスターズ)
■曲名:I’m Not Perfect
■曲名邦題:アイム・ノット・パーフェクト
■アルバム名:This Is Not A Test
■アルバム名邦題:ディス・イズ・ノット・ア・テスト!
■動画リンク:「I’m Not Perfect」

この曲はシングルカットされていません。

しかし彼女の歌がすばらしいので取り上げてみました。

共演しているクラーク・シスターズは、ゴスペルの有名女性コーラス・グループです。

ミッシーは彼女たちのサポートを受けて、堂々とした歌を披露していますね。

実に腹にたまる歌です。

彼女は保守的といえるこういう曲でも、規格外の実力を見せつけてくれました。

このアルバムには後で取り上げる「Pass That Dutch」という変態的な曲も収録されています。

この振れ幅の大きさこそが、彼女の音楽を聞くおもしろさかもしれません。

 

6位 「Hot Boyz」(アルバム:Da Real World)

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■アーティスト名:Missy Elliott(featuring Lil’ Mo)
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット(フィーチャリング リル・モー)
■曲名:Hot Boyz
■曲名邦題:ホット・ボーイズ
■アルバム名:Da Real World
■アルバム名邦題:ダ・リアル・ワールド
■動画リンク:「Hot Boyz」

再度ティンバランドについて触れておきます。

彼のリズムは「チキチキビート」とか「チキチキ系」などと言われています。

名前の通りチキチキしたリズムのことなのですが、そのバリエーションは豊富です。

チキチキが出始めた頃は、拒否反応を示す人が多かったそうです。

当時私の音楽仲間ではネガティブに言う人はいませんでしたが、普通のR&Bを聞きなれた人は面を食らったかもしれません。

ただその気持ちは分かるような気がします。

曲によってはかなりトリッキーですし、つんのめっているような曲も多く、確かに聞いていて落ち着きません。

ドラムン・ベースに近い曲もありますし。

さてこの曲もチキチキのバリエーションの1つだと思います。

比較的聞きやすい方ですので、チキチキ入門に最適かもしれません。

 

7位 「Can You Hear Me」(アルバム:Under Construction)

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■アーティスト名:Missy Elliott(featuring TLC)
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット(フィーチャリング TLC)
■曲名:Can You Hear Me
■曲名邦題:キャン・ユー・ヒア・ミー
■アルバム名:Under Construction
■アルバム名邦題:アンダー・コンストラクション
■動画リンク:「Can You Hear Me」

この曲はTLCと共演しています。

その事実だけでもうれしいですが、この曲は特別な意味を持っています。

この曲は亡くなったアリーヤ(Aaliyah)とレフトアイ(Left-Eye)に捧げられました。

私はTLCに夢中になった時期があって、中でもレフト・アイが一番好きでした。

TLCについては、以下のような記事を書いています。

TLCの名曲名盤10選

そんな私からすると、このコーラスはいかにもTLCといった感じがして、それだけで満足してしまいます。

ミッシーはアリーヤとの親交が深い一方で、レフト・アイについてはあまりよく知らなかったようです。

この曲はアリーヤを失ったミッシーと、レフト・アイを失ったTLCが組んだ追悼曲です。

このPVではアリーヤとレフトアイの映像がふんだんに使われています。

彼女たちのファンは、ぜひご覧になってみてください。

 

8位 「Pass That Dutch」(アルバム:This Is Not A Test)

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■アーティスト名:Missy Elliott
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット
■曲名:Pass That Dutch
■曲名邦題:パス・ザット・ダッチ
■アルバム名:This Is Not A Test
■アルバム名邦題:ディス・イズ・ノット・ア・テスト!
■動画リンク:「Pass That Dutch」

前半は静かな曲調ですが、1:25からの異端のリズムが刺激的です。

本当に彼がつくり出すアブストラクトなリズムは、本当にすばらしいですね。

ただこのアルバムは、セールス的に不振に終わりました。

質の問題ではないかもしれません。

内容的には高水準を維持していて、この曲を筆頭にティンバランドも好調を維持しています。

ただこのアルバムは、ティンバランドとの5作目です。

変化の必要に迫られてきたかもしれません。

彼女は次作でティンバランドとの曲を減らす決断をしました。

 

9位 「Remember When」(アルバム:The Cookbook)

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■アーティスト名:Missy Elliott
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット
■曲名:Remember When
■曲名邦題:リメンバー・ホエン
■アルバム名:The Cookbook
■アルバム名邦題:ザ・クックブック
■動画リンク:「Remember When」

この曲はティンバランドとの曲ではありません。

ティンバランドとの全面タッグを解消してからの彼女は、歌に力を入れ始めたように思います。

それはアルバム・ジャケットからも伺えます。

元々彼女はシスタ(Sista)という女性コーラス・グループのメンバーでした。

シスタがデビューするきっかけは、以下のようなものです。

ジョデシィのバックステージに潜り込み、パフォーマンスを披露することができた。それを見て気に入ったディヴァンテ・スウィングが彼女達をエレクトラに紹介し、シスタとしてのデビューとアルバム5枚制作できる契約が決定する。

ミッシー・エリオット ウィキペディア

ミッシーは母子家庭で育ちました。

彼女は貧困から抜け出すために、歌の世界で成功を夢見ていました。

このアルバムで彼女は、原点回帰しようとしていたかもしれません。

 

10位 「4 My Man」(アルバム:The Cookbook)

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■アーティスト名:Missy Elliott(featuring Fantasia)
■アーティスト名カナ:ミッシー・エリオット(フィーチャリング ファンテイジア)
■曲名:4 My Man
■曲名邦題:フォー・マイ・マン
■アルバム名:The Cookbook
■アルバム名邦題:ザ・クックブック
■動画リンク:「4 My Man」

彼女の最高傑作は「Da Real World」「Miss E…So Addictive」「Under Construction」のどれかだと言われています。

しかし彼女自身は、このアルバムが最高傑作だと言っているようです。

実は私もこのアルバムを推しています。

他にも以下のようなすばらしい曲が収録されていますし。

Missy Elliott – Lose Control(featuring Ciara and Fatman Scoop)

Missy Elliott – Meltdown

この作品は2005年にリリースされています。

2008年頃から彼女はバセドウ病を患い、そのため活動ペースが落ちました。

それでも2019年には「Iconology」というEPがリリースされています。

現在は表舞台に立つ機会こそ減りましたが、プロデュースやPVの監督などで活躍しているようです。

 

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