今回はジェニファー・ロペスのランキングを作成しました。
この人の音楽は様々な楽しみ方ができます。
ラッパーとの共演や大ネタ使いのトラックも楽しいです。
私はラテンっぽい曲が気に入っているので、少し多めに選曲してみました。
- 1 1位「Jenny from the Block(featuring Styles P and Jadakiss)」(アルバム:This Is Me… Then)
- 2 2位「No Me Ames(duet with Marc Anthony)(Tropical Remix)」(アルバム:On the 6)
- 3 3位「Adios」(アルバム:Como Ama una Mujer)
- 4 4位「Get Right」(アルバム:Rebirth)
- 5 5位「I’m Real(featuring Ja Rule)」(アルバム:J.Lo)
- 6 6位「Brave」(アルバム:Brave)
- 7 7位「Medicine(featuring French Montana)」(シングルオンリー)
- 8 8位「All I Have(featuring LL・Cool・J)」(アルバム:This Is Me… Then)
- 9 9位「On the Floor(featuring Pitbull)」(アルバム:Love?)
- 10 10位「A Selena Tribute: Como La Flor / Bidi Bidi Bom Bom / Amor Prohibido / I Could Fall In Love / No Me Queda Mas」
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1位「Jenny from the Block(featuring Styles P and Jadakiss)」(アルバム:This Is Me… Then)

■曲名:Jenny from the Block(featuring Styles P and Jadakiss)
■曲名邦題:ジェニー・フロム・ザ・ブロック(フィーチャリング ジェイダキス&スタイルズ)
■アルバム名:This Is Me… Then(2002年)
■アルバム名邦題:ディス・イズ・ミー・・・ゼン
■動画リンク:「Jenny from the Block(featuring Styles P and Jadakiss)」
サード・アルバムのファースト・シングルです。
この曲ではビートナッツ(The Beatnuts)の「ワッチ・アウト・ナウ(Watch Out Now)」をサンプリングしています。
彼女は比較的遅咲きで、ファーストのリリース時には既に30歳の1ヶ月前でした。
同時代に活躍したビヨンセが1981年生まれで、ジェニファーは1969年生まれですから12歳も違います。
おそらく彼女はこのアルバムで、大人の女性らしい路線へとシフトしたと思われます。
この曲は以前のイメージのままのアップテンポですが、全米チャート3位を獲得しました。
そして次のシングル「All I Have」は必殺のスローで、全米1位を獲得しています。
この後の彼女はスローが増えていきましたが、この曲あたりが転換点だったように思います。
彼女は遅咲きだったので、早めにイメージ・チェンジする必要があったかもしれません。
彼女は限られた時間の中で人気を確立し、イメージ・チェンジまでやってのけました。
2位「No Me Ames(duet with Marc Anthony)(Tropical Remix)」(アルバム:On the 6)

■曲名:No Me Ames(duet with Marc Anthony)
■曲名邦題:ノ・メ・アメス/私を愛さないで(デュエット・ウィズ・マーク・アンソニー)(トロピカル・リミックス)
■アルバム名:On the 6(1999年)
■アルバム名邦題:On the 6
■動画リンク:「No Me Ames(duet with Marc Anthony)(Tropical Remix)」
個人的に最も思い入れがあるのが、このファースト・アルバムです。
私は彼女のスペイン語の曲が大好物で、英語の曲が多い中で良いアクセントになっています。
この曲では大物ラテン歌手、マーク・アンソニーとデュエットしました。
2人は情熱的に互いの愛を披露しています。
女性は男性に対して愛さずにはいられないと歌い、男性はいや僕を愛さないでくれと訴えています。
これはどういうことでしょうか。
どうやら男性の言い分としては、きっと僕は君を苦しませてしまうから愛さないでくれとのこと。
ごちそう様という感じですが、情熱的なラテン調で歌われると、まあそういうものかと自然に聞けてしまいます。
ちなみジェニファーは2004年にマーク・アンソニーと結婚しましたが、2014年には離婚しています。
3位「Adios」(アルバム:Como Ama una Mujer)

■曲名:Adios
■曲名邦題:さようなら/アディオス
■アルバム名:Como Ama una Mujer(2007年)
■アルバム名邦題:ジェニファーの愛の11ヵ条~コモ・アーマ・ウナ・ムヘール
■動画リンク:「Adios」
彼女のラテン・バラードでは、この曲が決定版です。
同時に彼女のシンガーとしての魅力がよく表れている曲です。
前作まではラテン色のないアルバムが続いたので、私は少し残念に思っていました。
このアルバムは久々に、しかも全曲スペイン語で歌っています。
グロリア・エステファン(Gloria Estefan)にもいえますが、ラテン系の女性シンガーが歌うバラードには、血のせいか不思議な魅力を感じます。
ジェニファーについては、とかく派手な私生活ばかり悪目立ちしがちかもしれません。
しかしこの曲では違った魅力を感じます。
4位「Get Right」(アルバム:Rebirth)

■曲名:Get Right
■曲名邦題:ゲット・ライト
■アルバム名:Rebirth(2005年)
■アルバム名邦題:リバース
■動画リンク:「Get Right」
「Medicine」と並ぶジャジーな曲です。
サックスの元ネタはメイシオ&ザ・マックス(Maceo & the Macks)の「ソウル・パワー74(Soul Power 74)」。
Maceo and the Macks – Soul Power ’74
その曲も元々はジェームス・ブラウン(James Brown)のカバーです。
そのインストをループで使ったのは、ビヨンセ(Beyonce)の「クレイジー・イン・ラブ(Crazy In Love)」のプロデュースで有名なリッチ・ハリスン(Rich Harrison)。
さて彼女はこの曲のMVで、ダンサーとしての実力をいかんなく発揮しています。
彼女は元々ダンサーとして実績のある人でした。
ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)のバック・ダンサーも務めていたそうです。
5位「I’m Real(featuring Ja Rule)」(アルバム:J.Lo)

■曲名:I’m Real(featuring Ja Rule)
■曲名邦題:アイム・リアル(フィーチャリング ジャ・ルール)
■アルバム名:J.Lo(2001年)
■アルバム名邦題:J.LO
■動画リンク:「I’m Real(featuring Ja Rule)」
このアルバムは当初「The Passionate Journey」と名付けられていました。
しかし彼女の意見によって、ファンから呼ばれているニックネームに変更されました。
アルバムタイトルの「J.Lo(ジェイ・ロー)」がそれです。
このアルバムは彼女のアルバムで一番売れていますが、内容的にも最も充実しています。
もし最彼女のアルバムでどれから買えばいいか迷ったら、このアルバムがいいでしょう。
完成度の高いダンス・ナンバーがそろっていて、ラテンの曲もありますし、トータルの完成度が高い作品です。
ちなみにシンセサイザーのサンプリング元は、イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)の「ファイアークラッカー」です。
Yellow Magic Orchestra – Firecracker
6位「Brave」(アルバム:Brave)

■曲名:Brave
■曲名邦題:ブレイヴ
■アルバム名:Brave(2007年)
■アルバム名邦題:ブレイヴ
■動画リンク:「Brave」
この時期彼女は大きなトラブルを抱えていました。
元夫のオジャニ・ノアが、離婚時の合意に違反して暴露本を出版しました。
そこには性生活を含む私生活が赤裸々に書かれていたそうです。
彼女はすぐに提訴し、2007年8月に勝訴しました。
そしてこのアルバムのリリースは、勝訴の2ヶ月後である2007年10月。
つまり当時は裁判とレコーディングが同時並行だったようですが、それだけではありません。
この時彼女は身重で、しかも双子を身籠っていました。
つまり裁判、レコーディング、双子の妊娠と、かなり大変な時期だったことは想像に難くありません。
この曲で彼女は「勇気を持って立ち向かう、新しい日を生きる」という決意のほどを歌っています。
この時彼女は自分を奮い立たせなければいけなかったのでしょう。
7位「Medicine(featuring French Montana)」(シングルオンリー)

■曲名:Medicine(featuring French Montana)(2019年)
■曲名邦題:メディシン(フィーチャリング フレンチ・モンタナ)
■動画リンク:「Medicine(featuring French Montana)」
近年、私が最も気に入っている曲です。
この曲で彼女は同郷ブロンクスのラッパー、フレンチ・モンタナと共演しています。
今回ご紹介した中で最も新しい曲で、2019年シングルのみでリリースされました。
この頃彼女はアルバムのリリース間隔こそ開いていますが、シングルを精力的にリリースしていました。
2018年は6枚ものシングルを発表していますが、どれもアルバム未収録曲ばかりです。
近年の彼女の活動を把握するには、アルバムだけでは活動全般が見えてきません。
8位「All I Have(featuring LL・Cool・J)」(アルバム:This Is Me… Then)

■曲名:All I Have(featuring LL・Cool・J)
■曲名邦題:オール・アイ・ハヴ(フィーチャリング LL・クール・J)
■アルバム名:This Is Me… Then(2002年)
■アルバム名邦題:ディス・イズ・ミー・・・ゼン
■動画リンク:「All I Have(featuring LL・Cool・J)」
この曲の元ネタは、デブラ・ロウズ(Debra Laws)の「ヴェリー・スペシャル(Very Special)」です。
ジェニファーは、ダイアナ・ロス(Diana Ross)のように歌っています。
この曲のイメージは、彼女のパブリックイメージとは少々異なるかもしれません。
今回この記事を書くにあたって、彼女のウィキペディアを読んでみました。
「わがままな性格」とか「男性関係が派手なことでも有名」と書かれていましたが、自分のウィキペディアにそう書かれるのは、少しかわいそうな気がします。
この曲で彼女はまだ愛しているのに、やせ我慢して男性を解放しようとする女性を演じています。
もしかしたら彼女には女王様っぽいところがあるかもしれません。
一方でこの曲のように耐え忍ぶ保守的なところも。
1人の人間を単純に一面的だけで評価することはできないように思います。
9位「On the Floor(featuring Pitbull)」(アルバム:Love?)

■曲名:On the Floor(featuring Pitbull)
■曲名邦題:オン・ザ・フロア(フィーチャリング ピットブル)
■アルバム名:Love?(2011年)
■アルバム名邦題:ラヴ?
■動画リンク:「On the Floor(featuring Pitbull)」
近年の彼女の曲は、かなり元気でアッパーな曲が目立ちます。
他にも「Baila Conmigo」など同系統の曲もありますが、そちらもすばらしい出来です。
Jennifer Lopez, Dayvi, Víctor Cárdenas – Baila Conmigo
「On the Floor」ではバウンスするリズムに乗って、時々カオマ(Kaoma)の「ランバダ(Lambada)」のメロディが出てきます。
彼女は大ネタを多用する傾向があります。
ただこの曲の元ネタは相当気恥ずかしいというか、本人的には攻めているのでしょうか。
当時彼女はそれなりの年齢になっていて、ともすればイタくなりそうですが、この曲では彼女のパワーが勝っているように感じます。
攻める姿勢は素直に敬意を表したいと思います。
10位「A Selena Tribute: Como La Flor / Bidi Bidi Bom Bom / Amor Prohibido / I Could Fall In Love / No Me Queda Mas」

■曲名:A Selena Tribute: Como La Flor / Bidi Bidi Bom Bom / Amor Prohibido / I Could Fall In Love / No Me Queda Mas(2015年)
■動画リンク:「A Selena Tribute: Como La Flor / Bidi Bidi Bom Bom / Amor Prohibido / I Could Fall In Love / No Me Queda Mas」
オリジナル・アルバム未収録曲です。
どうやらセレーナ(Selena)の曲を、メドレー形式で歌っているようですね。
セレーナとは、メキシコ系アメリカ人の女性シンガーです。
私もアルバムを何枚か聞いたことがありますが、すばらしい歌手だったと思います。
セレーナは不幸な事件で命を落としてしまいました。
ジェニファーは女優として、セレナの生涯を描いた映画の主演女優を務めたことがあります。
そのせいか歌が板についていますし、実に堂々たる歌いっぷりが見事です。
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