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クラムボン(Clammbon)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はクラムボンのランキングを作成しました。

彼らは原田郁子の穏やかで柔らかいイメージと、才気あふれる演奏が魅力のバンドです。

比較的聞きやすい曲を中心に選曲してみました。

マジカル・ポップな魅力をご堪能ください。

 

1位「サラウンド」(アルバム:ドラマチック)

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■曲名:サラウンド
■アルバム名:ドラマチック
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この曲は当時、ボーダフォンのCMに使われました。

山田優CM集

6:56からそのCMが始まりますので、興味のある方はご覧になってみてください。

「着うた」のCMに使われたことから、相当期待された存在だったことが分かります。

「着うた」とはガラケーの機能で、電話が鳴ったらお気に入りの音楽が流れるというものです。

気恥ずかしいので、私は使っていませんでしたが。

さてこの曲は、椎名林檎との仕事で知られている亀田誠治がプロデュースしたことで話題になりました。

そうしたことも影響してか、オリコンチャートで過去最高位の18位を記録しました。

ただその後の彼らは、より実験的な作風に変化しています。

彼らが最もJPOPに近づいた頃の名曲です。

 

2位「adolescence」(アルバム:id)

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■曲名:adolescence
■アルバム名:id
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1位のアルバム「ドラマチック」の次作の曲です。

彼らは前作で知名度を上げましたが、次作のこのアルバムから路線を変えてきました。

共同プロデューサーとしてアダム・ピアース(Adam Pearce)とアンディ・チェイス(Andy Chase)が参加しています。

アダム・ピアーズは、ディラン・グループ(The Dylan Group)、マイス・パレード(Mice Parade)の人で、アンディ・チェイスは、タヒチ80(Tahiti 80)のメンバーです。

どちらにしても音響的な音づくりに適した人選かもしれません。

この曲はアコースティック・ギターのミニマムなループが、いかにもあの時代の音響的なアプローチです。

またドラムの伊藤大助は、こういう曲でこそ本領発揮な感じがします。

彼のドラミングは、いかにもエイトビートみたいな演奏ではありません。

特に特に曲後半では、意図的にズレを生むトリッキーな演奏をしていますね。

彼らは演奏面に注目すると、ロックではなくジャズ方面の資質を感じます。

特に伊藤大助のドラムは、2000年以降のバークレー出身のジャズ・ミュージシャンに少し近いかもしれません。

このアルバムでは他に「ロッククライミング」という曲もおすすめです。

 

3位「Rough & Laugh」(アルバム:triology)

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■曲名:Rough & Laugh
■アルバム名:triology
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私は「てん 、」「Musical」「2010」はあたりの作品を、あまり聞き返すことがありません。

聞けば良いと思う曲はあります。

しかし気軽に聞けないような気がしてしまうのですね。

演奏は良いのに、楽曲に思い入れることができない感じがしますし。

しかしこのアルバムは、久々にポップな快作だと思いました。

この作品は、彼らの最高傑作の1つかもしれません。

他にも「Re-ある鼓動」という曲もすばらしく、実験とポップのバランスが良いアルバムです。

彼らは基本的に作詞が原田郁子、作曲がミト、アレンジは3人です。

ミトはもうポップな曲を書かないのではないかと思っていたら、こんなポップな曲を出してきました。

曲名の「Rough & Laugh」は言葉遊びだと思いますが、それも彼ららしくていいですね。

 

4位「Our Songs」(アルバム:JP)

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■曲名:Our Songs
■アルバム名:JP
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彼らはトリオ編成です。

メンバーをご紹介しておきましょう。

・原田郁子:ピアノ、ボーカル
・ミト:ベース
・伊藤大助:ドラム

ギターが入ることもありますが、基本編成はギターレスのピアノ・トリオです。

男性2人がリズムで、原田郁子がピアノとボーカルを担当しています。

つまり上モノは、彼女1人。

この曲でも原田郁子は期待に応えていて、小気味良いピアノとふくよかなボーカルを披露しています。

ただ彼らは彼女のワンマン・バンドではありません。

14秒からのドラムの入り方、それを合図に始まるベースの演奏は鳥肌ものです。

1:28からの大人勢によるコーラスもすばらしいですね。

 

5位「yet」(アルバム:triology)

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■曲名:yet
■アルバム名:triology
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※アルバム・バージョンではありません
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彼らは個々の能力が高いので、クラムボン以外でもひっぱりだこです。

ミトは様々な人に楽曲提供していますし、伊藤大助は複数のバンドでドラマーとして活躍しています。

原田郁子は、傑作ソロ・アルバムを連発していますし。

3人ともクラムボンと個人、どちらでも活躍できる人です。

それでも戻れる場所があるのはいいことかもしれません。

このアルバムは2015年のリリースですが、前作と5年ものブランクが空きました。

この曲はアルバムに収録された同曲とはアレンジが違う、弦楽バージョンです。

私はこちらの方が良い出来だと思います。

 

6位「Re-雲ゆき」(アルバム:Re-clammbon)

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■曲名:Re-雲ゆき
■アルバム名:Re-clammbon
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この曲は有名曲で、ファンにはおなじみの曲です。

「クラムボン・ベスト」というベスト盤にも入っていますし、てっきり私はシングルカットされていると思っていました。

しかしディスコグラフィを見ると、シングル曲ではないようです。

原曲の「雲ゆき」はアルバム「JP」に入っていますが、今回は別バージョンの「Re-雲ゆき」の方を取り上げてみました。

こちらのバージョンは、音響派経由のブラジル色を感じさせる曲に仕上がっています。

彼らは前作「ドラマチック」でブレイクしました。

その後にリリースされたこのアルバムは、全く違う作風に変化していました。

エレクトロニクスや音響派寄りのアプローチが目立っています。

私はこの時期の作品に、アンビバレントな感情を持っています。

サウンドのアプローチは好きですが、楽曲の親しみやすさがなくなった気がして。

その点初期の曲をリ・アレンジしたこの曲は、初期と中期以降の良いとこ取りをした感じがします。

 

7位「シカゴ」(アルバム:まちわび まちさび)

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■曲名:シカゴ
■アルバム名:まちわび まちさび
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初期を代表する有名曲です。

アルバムには「シカゴ(病み上がり)」という、スロー・バージョンで収録されています。

ボーナストラックとしてシングル・バージョンの「シカゴ」が入っているCDもありますので、これから買う予定の方は事前にご確認ください。

2曲は全く違う曲調ですが、どちらもすばらしいです。

ただ歌詞を読んでも、なぜ「シカゴ」という曲名か全然分かりません。

アルバム名の「まちわび まちさび」も「まちわび」は「待ちわびる」だとして、「まちさび」という言葉はありません。

おそらく「ワビ・サビ」に関係した言葉遊びだと思いますが、深読みは禁物です。

後でご紹介するカバーアルバム「LOVER ALBUM」も、原田郁子が「COVER ALBUM」を読み間違えたことから名付けられたそうですし。

言葉遊びが好きなだけだと思われます。

ちなみに「クラムボン」というバンド名の由来は、宮沢賢治の小説「やまなし」に出てくる謎の生き物のことです。

 

8位「はなれ ばなれ」(アルバム:JP)

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■曲名:はなれ ばなれ
■アルバム名:JP
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彼らの結成の経緯を引用しておきましょう。

尚美ミュージックカレッジ専門学校のジャズ科[2]に通っていたメンバー3人が、授業内の演奏会でキャロル・キングのYou’ve Got a Friendを演奏するために一時的にクラムボンの原型となるバンドを結成。

クラムボン (バンド) ウィキペディア

1995年に結成され、1999年このシングルでデビューしています。

デビュー時から情報感度の高い人から注目されていたようで、当時のライブには以下のような人が来ていたのだとか。

観客にテイ・トウワ、高野寛、キリンジ堀込高樹がいた。

クラムボン (バンド) ウィキペディア

しかしそれにしてもこのデビュー・シングルは鮮烈でした。

まずイントロの段階で、耳を惹きつけられます。

その後原田郁子のスキャットが始まりますが、既に彼女のボーカル・スタイルは確立しているようですね。

 

9位「波よせて」(アルバム:LOVER ALBUM)

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■曲名:波よせて
■アルバム名:LOVER ALBUM
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このアルバムは、カバー・アルバムです。

真心ブラザーズの「サマーヌード」やフィッシュマンズの「ナイトクルージング」、YMOの「以心電信-You’ve Got To Help Yourself-」 などが取り上げられています。

今回ご紹介した「波よせて」は、Small Circle of Friendsのカバー曲。

彼らのルーツがうかがえる興味深いカバーばかりですが、様々なタイプの曲を取り上げすぎたせいか、アルバムの統一感はありません。

ただ個々の楽曲は良い出来で、強引にリスナーを引き込んでいきます。

無国籍料理のお店で、食材の組み合わせに違和感があっても、味はいけるみたいな感じかもしれません。

中でもこの曲の解釈は絶妙で、本当にカバーかと思ってしまいそうです。

原曲もすばらしいので、リンクを貼っておきましょう。

Small Circle of Friends – 波よせて

クラムボン・バージョンでは、原田郁子とミトがデュエットしています。

 

10位「tourist on the 未来’n」(アルバム:imagination)

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■曲名:tourist on the 未来’n
■アルバム名:imagination
■動画リンク:「tourist on the 未来’n」
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先程私があまり聞き返さないと書いた時期の曲です。

ただ良い曲もたくさんあって、このアルバムでは「Don’t you know」や、以下の曲もおすすめです。

クラムボン – Forklore

この頃の彼らは音楽的な視野を広げようとしていました。

彼らは様々な実験を試みていましたが、正直成功しているとは言い難い曲もあります。

ただ私はアーティストが成長する上で、こういう試行錯誤することが大切だと思っています。

こういうすばらしい曲が生まれることがありますし。

この曲の歌詞は、以下のような感じで終わります。

ハピネスをフレーズで
怖がりな僕らでいいよ
すぐに次のテイルランプ
メッセージつなぐ 過去と未来 変わる世界 つなぐ

tourist on the 未来’n(作詞:mito/daisuke ito/ikuko harada)

歌詞は前向きなままですね。

上の引用部の歌詞は断片的な言葉が多いですが、読み取れるのは未来への期待感です。

未来は変化していくけれど、きっとうまくいく。

そんなポジティブなイメージを喚起してくれます。

こうした前向きなメッセージ性も、彼らの音楽を聞く醍醐味の1つだと思います。

 

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