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マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の名曲名盤20選【代表曲・隠れた名曲】

今回はマイケル・ジャクソンのランキングを作成しました。

この人は史上最高のエンターテイナーで「キング・オブ・ポップ」と呼ばれています。

しかし彼の真の魅力は精神性にあるかもしれません。

彼はきれい事にリアリティを持たせることができる、本物のファンタジスタでした。

 

1位「Beat It」(アルバム:Thriller)

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■曲名:Beat It
■曲名邦題:今夜はビート・イット
■アルバム名:Thriller(1982年)
■アルバム名邦題:スリラー
■動画リンク:「Beat It」

マイケル・ジャクソンは、ロック・ファンからも支持された人でした。

たとえばこの曲です。

この曲ではハード・ロック的なアプローチが採用されています。

ちなみに参加しているギタリストは以下の3人。

・エドワード・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)
・スティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)
・ポール・ジャクソン・ジュニア(Paul Jackson Jr.)

この中で特に注目したいのが、エディ・ヴァン・ヘイレンのギターソロ。

3:11から始まるギターソロは、最も有名なギターソロの1つです。

スティーヴ・ルカサーによると、プロデューサーのクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)は、こう言っていたそうです。

最初、エディが良いソロを弾いてとてもロックだったんだがクインシーが強すぎるというんだ。だから自分はディストーションギターのサウンドを減らさなければならなかった。それがリリースされたんだ

今夜はビート・イット ウィキペディア

結局クインシーが「強すぎる」と言っていたテイクが採用されたようですね。

後でまた取り上げますが、マイケルはこういうハード・ロックっぽいギターを好むようです。

おそらくマイケルの意見で採用されたと思われます。

 

2位「Billie Jean」(アルバム:Thriller)

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■曲名:Billie Jean
■曲名邦題:ビリー・ジーン
■アルバム名:Thriller(1982年)
■アルバム名邦題:スリラー
■動画リンク:「Billie Jean」

「ビリー・ジーン」とは誰か、マイケルにまつわる謎の1つです。

プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、人々が「Billie Jean」から女子プロテニス選手のビリー・ジーン・キングを連想することを危惧して、「Not My Lover」の題名で発表することを勧めていたという。

これに対し、マイケルは「実在する誰のことでもない」と強調し、自らのアイデアを貫いた。

ビリー・ジーン ウィキペディア

歌詞を読むとビリー・ジーンとは、マイケルの恋人を名乗る女性ダンサーのこと。

マイケルはビリー・ジーンは僕の恋人ではないと歌っています。

一説によると自分の子供の父親はマイケルだと主張したミキ・ハワード(Miki Howard)という説もあります。

しかしどの説も決定打に欠けるようですが。

彼は人気者ゆえに降りかかる出来事を、度々曲にして告発しています。

この曲もそういう趣旨の曲だと思われます。

 

3位「Rock with You」(アルバム:Off The Wall)

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■曲名:Rock with You
■曲名邦題:ロック・ウィズ・ユー
■アルバム名:Off The Wall(1979年)
■アルバム名邦題:オフ・ザ・ウォール
■動画リンク:「Rock with You」

今回は対象期間をこのアルバム以降にしました。

このアルバムは、全米シングルチャートの1位を2曲、トップテンヒットを2曲を生みました。

「Thriller」以前のマイケルは、このアルバムで既に成功を収めていたのですね。

しかしジャクソン5(The Jackson 5)時代に比べて、この作品以前のソロ活動は順調ではありませんでした。

「ベン(Ben)」でアルバム・チャートの5位を記録した後「ミュージック・アンド・ミー(Music & Me)」は92位、「フォーエヴァー・マイケル(Forever, Michael)」は101位ですし。

そんな中プロデューサーに就任したのが、クインシー・ジョーンズ。

この曲はクインシーの盟友、ロッド・テンパートン(Rod Temperton)が提供しています。

その結果1位を獲得しただけでなく、1980年で4番目に売れたシングルになりました。

クインシーとの出会いは、マイケルにとって大きな転機になったようです。

 

4位「Heal the World」(アルバム:DANGEROUS)

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■曲名:Heal the World
■曲名邦題:ヒール・ザ・ワールド
■アルバム名:DANGEROUS(1991年)
■アルバム名邦題:デンジャラス
■動画リンク:「Heal the World」

この曲を「一人ウィー・アー・ザ・ワールド」と評している人がいますが、言い得て妙だと思いました。

プロデュースも同じクインシー・ジョーンズですし、曲調も少し似ているかもしれません。

ご存じない方のために説明しておくと「We Are The World」という曲は、アフリカの飢餓と貧困を救う目的でつくられたキャンペーン・ソングです。

アメリカを代表するミュージシャンが結集し皆で歌い、収益を慈善団体に寄付しました。

「We Are The World」は、マイケルとライオネル・リッチー(Lionel Richie)が2人で書いた曲です。

ちなみ以下のデモ・バージョンでは、マイケルが歌っています。

Michael Jackson – We Are The World (Demo)

「We Are The World」の話ばかり書いてしまいました。

「Heal the World」も同じタイプのメッセージ・ソングですが、同様にすばらしい曲だと思います。

マイケルは貧困や危険にさらされている世界中の子供たちを救うために、ヒール・ザ・ワールド財団を設立しています。

マイケルはメッセージ・ソングを歌うだけではなく、思いを形にした人でした。

 

5位「Man In The Mirror」(アルバム:Bad)

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■曲名:Man In The Mirror
■曲名邦題:マン・イン・ザ・ミラー
■アルバム名:Bad(1987年)
■アルバム名邦題:バッド
■動画リンク:「Man In The Mirror」

この曲はマイケルが書いた曲ではありませんが、作詞者は彼の考えを理解していたと思われます。

この曲は「一生に一度、僕は変わるつもりだ」という歌詞で始まります。

鏡の中の自分に向かって、世界は悲惨な現実に満ちているけれど、世界を変えたいのならばまず自分から変えなければいけないと。

こうしたメッセージが、ゴスペル的なバックを背負って歌われています。

プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、異常なほど楽曲の質にこだわるプロデューサーです。

そのクインシーはマイケルを信頼していたらしく、このアルバムの製作時には、マイケルが全曲を書くべきだと進言しました。

しかし結果として、2曲だけ外部ライターの曲が採用されました。

どうやらマイケルは更に曲の質にこだわる人だったようですね。

このアルバムからのシングルは、5曲連続で全米ナンバーワンを記録していました。

マイケルがこの曲を高く評価していたことは、ライブの最終曲に選ばれることが多かったことからもうかがえます。

 

6位「Off The Wall」(アルバム:Off The Wall)

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■曲名:Off The Wall
■曲名邦題:オフ・ザ・ウォール
■アルバム名:Off The Wall(1979年)
■アルバム名邦題:オフ・ザ・ウォール
■動画リンク:「Off The Wall」

私はマイケルの最高傑作を聞かれたら「Thriller」か、このアルバムだと答えます。

他のアルバムもすばらしいのですが、この2枚は音楽史上に残る大傑作だと思います。

マイケルは1958年8月29日生まれですが、このアルバムがリリースされた1979年は、まだ20歳の若者でした。

当時彼はディスコ・ブームを背景に、ダンスの上手いシンガーとして売り出されました。

「Off The Wall」とは「型にはまらない」「奇抜な」といった意味です。

人と同じ生き方をしなくてもいい、型にはまらない生き方でいい、自分らしく生きれば人生はそう捨てたものではないと歌われています。

マイケルはこのアルバムの製作時、ジャクソン5とは違った音楽を考えていたそうです。

従来の路線ときっぱり決別し、自分オリジナルの未来を切り開こうと。

その決断は後に桁違いの成功をもたらしました。

 

7位「Butterflies」(アルバム:Invincible)

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■曲名:Butterflies
■曲名邦題:バタフライズ
■アルバム名:Invincible(2001年)
■アルバム名邦題:インヴィンシブル
■動画リンク:「Butterflies」

このブログは10選が基本です。

どうしても10選で収まらない場合は曲数を増やしています。

マイケルは晩年や死後の作品にも良い曲が多く、ついに20選になってしまいました。

この作品は存命中のラスト・アルバムですが、晩年の彼はメロディ重視の方向性を打ち出していました。

この曲などは、ベイビーフェイス(Babyface)を思わせる曲調です。

彼はバラードにも傑出した才能を発揮しました。

たとえばこの曲です。

特に1:45からの歌唱は鳥肌ものではないでしょうか。

この曲を初めて聞いた時私は外出中でしたが、歌の表現力に感動したことを覚えています。

現代最高のバラード・シンガーの1人アッシャー(Usher)にも、マイケルの影響を感じます。

 

8位「Wanna Be Startin’ Somethin’」(アルバム:Thriller)

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■曲名:Wanna Be Startin’ Somethin’
■曲名邦題:スタート・サムシング
■アルバム名:Thriller(1982年)
■アルバム名邦題:スリラー
■動画リンク:「Wanna Be Startin’ Somethin’」

このアルバムは、空前絶後の売り上げを記録しました。

発売から現在に至るまで7000万枚の売上が認められており、「史上最も売れたアルバム」とされている。

スリラー (アルバム) ウィキペディア

このアルバムは、年間37週に渡って1位を記録しました。

一年間は52週ですから、年間の71%をこのアルバムが1位を独占したことになります。

この年は他の人がどんなに良いアルバムを発表しても、このアルバムに阻まれてしまい2位止まりでした。

他のアーティストが気の毒になります。

日本でも多くの子供たちが「ムーン・ウォーク」をしようとしたり、マイケル独特の「フー」という歌い方をまねていました。

彼の名前は「ジャイケル・マクソン」とモジられて、バラエティ番組の名前にもなりました。

彼の死から10年以上経過した今も、Googleで「マイケル」と入力すると、予測変換の一番上に彼の名前が表示されます。

私が生きている間に彼以上のスターは出てこないかもしれません。

 

9位「Best Of Joy」(アルバム:MICHAEL)

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■曲名:Best Of Joy
■曲名邦題:ベスト・オブ・ジョイ
■アルバム名:MICHAEL(2010年)
■アルバム名邦題:MICHAEL
■動画リンク:「Best Of Joy」

彼の死後にリリースされた未発表曲集です。

作曲家としてのマイケルは、とても多作な人でした。

「Bad」も当初は3枚組になる予定だったようですから、まだ多くの曲が眠っていることでしょう。

当然その中にはすばらしい曲もあるはずですが、埋もれていた名曲の1つがこの曲です。

なぜこの曲が未発表だったのか不思議に思えますね。

ちなみにこの曲は、マイケル直筆のメモが残っています。

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Best of Joy の手書き歌詞

マイケルの文字はリズム感があって、いかにもミュージシャンの文字という感じがしないでしょうか。

ちなみにこのアルバムには、他にも以下のようなバラードもあります。

Michael Jackson – Much Too Soon

こちらもやはり未発表だった曲です。

 

10位「It’s The Falling In Love」(アルバム:Off The Wall)

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■曲名:It’s The Falling In Love
■曲名邦題:それが恋だから
■アルバム名:Off The Wall(1979年)
■アルバム名邦題:オフ・ザ・ウォール
■動画リンク:「It’s The Falling In Love」

マイケルは「THIS IS IT」など、いくつかベスト・アルバムがリリースされています。

しかしこの人については、ベスト盤は不要かもしれません。

そもそもオリジナル・アルバムが、ベスト盤みたいなものですから。

「Thriller」では、9曲中7曲がシングルカットされましたので、実質的にベスト盤ではないかと言われました。

今回ご紹介しれきなかったタイトル曲をご紹介しておきましょう。

Michael Jackson – Thriller

「Thriller」では、シングルになっていない「レディ・イン・マイ・ライフ(The Lady In My Life)」を高く評価する人も少なくありません。

「Off The Wall」でも5曲シングルカットされましたが、それ以外の曲も質が高すぎます。

ここでご紹介した「It’s The Falling In Love」もシングルカットされていません。

しかしすばらしい出来ですね。

この曲はキャロル・ベイヤー・セイガー(Carole Bayer Sager)とデイヴィッド・フォスター(David Foster)によって書かれました。

マイケルはオリジナル・アルバムと比較すると、ベスト盤はそれほど売れていません。

オリジナル・アルバムがヒットしすぎたり質が高すぎるとベスト盤が売れなくなる事例を、私はマイケルで初めて知りました(笑)

 

11位「You Are Not Alone」(アルバム:HIStory: Past, Present and Future, Book I)

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■曲名:You Are Not Alone
■曲名邦題:ユー・アー・ナット・アローン
■アルバム名:HIStory: Past, Present and Future, Book I(1995年)
■アルバム名邦題:ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1
■動画リンク:「You Are Not Alone」

この曲はギネス記録に認定されているそうです。

「You Are Not Alone」では「全米シングルチャート初登場第1位を獲得した史上初のアーティスト」としてギネス記録に認定されている[2]。

ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1 ウィキペディア

当時アメリカはマーケットが大きすぎて、どんな人気アーティストでも初登場1位は難しいと言われていました。

その壁を突破するとしたらマイケルしかいませんが、やはりその通りになったようですね。

このアルバムは2枚組ですが、1枚目がベスト盤で2枚目が新作という変則的なアルバムです。

その分価格が高くなるわけですが、そんなことは関係ないと言わんばかりに、このアルバムは世界中で軒並み1位を獲得しました。

ただその巨大すぎる存在感は、マイケルとメディアの間の亀裂を生みました。

新作の方は怒りや悲しみを感じる曲が多く、正直あまり聞き返す気になりません。

ただこの曲は普段のマイケルらしさが感じられます。

この曲の存在で、救われたような気がしたファンも多かったと思います。

 

12位「I Just Can’t Stop Loving You(with Siedah Garrett)」(アルバム:Bad)

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■曲名:I Just Can’t Stop Loving You(with Siedah Garrett)
■曲名邦題:キャント・ストップ・ラヴィング・ユー(フィーチャリング サイーダ・ギャレット)
■アルバム名:Bad(1987年)
■アルバム名邦題:バッド
■動画リンク:「I Just Can’t Stop Loving You(with Siedah Garrett)」

この曲はデュエット・ソングです。

デュエットの相手はクインシー・ジョーンズの秘蔵っ子、サイーダ・ギャレット(Siedah Garrett)。

サイーダは「Man In The Mirror」の作詞作曲にも名を連ねていて、このアルバムで重要な役割を果たしています。

録音の日サイーダは、自分が書いた曲のコーラス要員として呼ばれたと思いスタジオに行ったところ、デュエットすることを知り大変驚いたそうです。

当日緊張したサイーダが目を閉じて歌っていたら、マイケルが顔にポップコーンを投げつけてきたとのこと。

2人の写真を探してみました。

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サイーダ・ギャレット、「彼は本当に地に足がついた人だった」

サイーダのうれしそうな表情が半端ありません。

まるで恋人同士みたいです。

このレコーディングはサイーダにとって、一生の思い出になったことでしょう。

 

13位「Love Never Felt So Good」(アルバム:Xscape)

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■曲名:Love Never Felt So Good
■曲名邦題:ラヴ・ネヴァー・フェルト・ソー・グッド
■アルバム名:Xscape(2014年)
■アルバム名邦題:エスケイプ
■動画リンク:「Love Never Felt So Good」

死後発売された2枚目の未発表曲集からの選曲です。

このアルバムは録音済みのボーカル・テイクを、ティンバランド(Timbaland)らが仕上げました。

この種のアルバムには常に批判がついて回ります。

私も複雑な思いがあります。

マイケルは超が付く大物であるにもかわらず、常に新しいことにチャレンジしようとした人。

ビッグ・セールスを期待される立場にありながら、変化を恐れないところがありました。

実際「Thriller」→「Bad」→「DANGEROUS」の3作では、毎回サウンドを変えて挑戦する意思を示しました。

一方このアルバムには、そうした意思は感じられません。

ただそれを期待しなければそれなりに楽しめるのも事実。

とにかくマイケルの歌が聞きたいファンにとっては、大きなプレゼントかもしれません。

 

14位「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」(アルバム:Off The Wall)

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■曲名:Don’t Stop ‘Til You Get Enough
■曲名邦題:今夜はドント・ストップ
■アルバム名:Off The Wall(1979年)
■アルバム名邦題:オフ・ザ・ウォール
■動画リンク:「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」

ディスコ風の曲ですが、ストリート・ビート風のサウンドは今も色あせていません。

このアルバムの成功は、当時大きな意味を持ちました。

以前は周囲がお膳立てをし彼は歌うだけでしたが、このアルバムでは初めてアーティスト色を打ち出しました。

特に大きな変化は、自分で曲を書くようになったこと。

シンガー、ダンサー、ソングライターのどれもが超一流という怪物的存在になるステップになりました。

この曲は彼が書いた曲で初めて全米ナンバーワンを記録しました。

その後彼は「Beat It」「Billie Jean」を自ら書いて、ヒット曲を量産していくことになります。

この曲は動画にも注目です。

まだ20歳の若々しいマイケルが、楽しそうに歌い踊る姿がとてもほほえましいですね。

 

15位「Black or Whit」(アルバム:DANGEROUS)

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■曲名:Black or Whit
■曲名邦題:ブラック・オア・ホワイト
■アルバム名:DANGEROUS(1991年)
■アルバム名邦題:デンジャラス
■動画リンク:「Black or Whit」

この曲は曲名から推測できるように、人種差別がテーマの曲です。

誰かを愛した時白人とか黒人など関係ない、そういう差別が世界の紛争に繋がるのだと。

怒りを表現するギターを弾いているのは、ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のスラッシュ(Slash)。

マイケルはギターにこだわる人みたいですね。

もう1曲ロックっぽい曲ご紹介しておきましょう。

Michael Jackson – Morphine

マイケルは、ハードエッジなギターが好みなのかもしれません。

さてこのアルバムは、ニュー・ジャック・スイング(New jack Swing)のテディー・ライリー(Teddy Riley)が、プロデュースを手がけています。

4:38からそれっぽい展開になりますが、程良いアクセントになっています。

 

16位「The Girl Is Mine」(アルバム:Thriller)

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■曲名:The Girl Is Mine
■曲名邦題:ガール・イズ・マイン
■アルバム名:Thriller(1982年)
■アルバム名邦題:スリラー
※ジャケットはシングルのものを掲載しています
■動画リンク:「The Girl Is Mine」

この曲は元ビートルズ(The Beatles)のポール・マッカートニー(Paul Mccartney)とデュエットしてます。

当時2人の組み合わせは、スーパースター同士の共演と大きな話題になりました。

その2人があの娘は僕のものさと張り合っているのですから、ハイレベル且つほほえましい曲です。

ちなみにこの2人は、ポールの「パイプス・オブ・ピース(Pipes of Peace)」でも、2曲デュエットしています。

どちらもすばらしいので引用しておきましょう。

Paul McCartney and Michael Jackson – Say Say Say
Paul McCartney and Michael Jackson – The Man

「The Girl Is Mine」は、世紀の傑作「Thriller」のファースト・シングルになりました。

 

17位「Bad」(アルバム:Bad)

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■曲名:Bad
■曲名邦題:バッド
■アルバム名:Bad(1987年)
■アルバム名邦題:バッド
■動画リンク:「Bad」

クインシー・ジョーンズ三部作のラストを飾るアルバムです。

ここでマイケルは大きくサウンドを変えてきました。

これまではディスコやブラコン風でしたが、ここではデジタル・サウンドを前面に打ち出してきました。

このアルバムの特徴は「シンクラヴィア」という、シンセサイザー、サンプラー、シーケンサーが統合された楽器を使用したことです。

その影響はこの曲に如実に表れています。

そういう曲を、もう1曲ご紹介しておきましょう。

Michael Jackson – The Way You Make Me Feel

さてこの曲ではPVに注目です。

有名な映像ですが何度見ても見入ってしまいます。

大勢のダンサーを引き連れて踊るマイケルのかっこいいこと!

 

18位「Hold My Hand」(アルバム:MICHAEL)

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■曲名:Hold My Hand
■曲名邦題:ホールド・マイ・ハンド
■アルバム名:MICHAEL(2010年)
■アルバム名邦題:MICHAEL
■動画リンク:「Hold My Hand」

2009年6月25日マイケルは自宅で危篤状態になり、救急搬送されました。

蘇生処置もむなしく、同日14:26に死亡が確認されました。

彼の死については様々な噂がささやかれていますが、あまりご紹介する気になりません。

詳しく知りたい方は、以下のリンクをお読みください。

マイケル・ジャクソンの死 ウィキペディア

問題は一人の偉大なアーティストを失ったということです。

当時マイケルは再始動していました。

その頃私の周囲には様々な音楽関係者、音楽通がいました。

通常音楽に詳しくなると、売れている音楽に対して斜に構える人がいるものです。

しかしマイケルが亡くなった時、彼らは皆一様に深く悲しんでいました。

みんなマイケルのことが大好きだったのですね。

 

19位「Scream Louder」(Flyte Tyme Remix)」(アルバム:Blood On The Dance Floor: HIStory In The Mix)

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■曲名:Scream Louder」(Flyte Tyme Remix)
■曲名邦題:スクリーム・ラウダー(フライト・タイム・リミックス)
■アルバム名:Blood On The Dance Floor: HIStory In The Mix(1997年)
■アルバム名邦題:ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア:ヒストリー・イン・ザ・ミックス
■動画リンク:「Scream Louder」(Flyte Tyme Remix)」

この時期のマイケルはスキャンダル続きでした。

性的虐待の嫌疑をかけられたりなど、悪意のある報道に悩まされていました。

そのせいかこの頃のマイケルの曲には、怒りと悲しみを感じる曲が多く、聞いていて少し辛くなる時があります。

しかしそれでも才能は曇っていません。

この曲は「スクリーム/チャイルドフード(Scream/Childhood)」のリミックスで、原曲同様ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)と共演しています。

原曲とベースラインがかなり違いますが、私はこちらの方が好みです。

この曲のベースラインを聞くといつも、下の曲を思い出してしまいますが。

WildCherry – Play That Funky Music

この曲ではどこに行けば痛みが消えるのか、どうすれば傷つくことはなくなるのか、自分の未来は変わるのだろうかと歌われています。

本当にメディアは罪深いことをしたと思います

 

20位「Smile」(アルバム:HIStory: Past, Present and Future, Book I)

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■曲名:Smile
■曲名邦題:スマイル
■アルバム名:HIStory: Past, Present and Future, Book I(1995年)
■アルバム名邦題:ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1
■動画リンク:「Smile」

愛と涙の喜劇王チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin)が書いた曲です。

オリジナルは、1936年の映画「モダン・タイムス(Modern Times)」のために書かれました。

映画ではラストシーンで使われています。

そのシーンの動画を見つけました。

Smile, Charlie Chaplin , Modern Times, 1936

しかしチャップリンの歩き方は、本当に天才的ですね。

マイケルは誰よりも光と影が色濃かった人で、桁違いの成功を収めた一方多くの苦難を経験しました。

しかしそんな彼だからこそ、リアルに歌える曲があるように思います。

マイケルとチャップリンが、この曲で伝えたかったこと。

「笑っていれば、明日にはきっと良いことがある」

マイケルはこの曲を歌うのに最もふさわしい人かもしれません。

 

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