今回はライオネル・リッチーのランキングを作成しました。
彼は一時期マイケル・ジャクソンと比較されるほどの存在でした。
人気は長続きしませんでしたが、20年後に第2のピークを迎えています。
その2つの時期の曲を中心にご紹介してみました。
- 1 1位「Endless Love(with Diana Ross)」(アルバム:Back To Front)
- 2 2位「Truly」(アルバム:Lionel Richie)
- 3 3位「You Are」(アルバム:Lionel Richie)
- 4 4位「I Call It Love」(アルバム:Coming Home)
- 5 5位「Eternity」(アルバム:Just Go)
- 6 6位「All Night Long (All Night)」(アルバム:Can’t Slow Down)
- 7 7位「Tonight」(アルバム:Renaissance)
- 8 8位「I’m in Love」(アルバム:Just Go)
- 9 9位「My Love」(アルバム:Lionel Richie)
- 10 10位「We Are The World」(アルバム:Hello from Las Vegas)
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1位「Endless Love(with Diana Ross)」(アルバム:Back To Front)
■曲名:Endless Love(with Diana Ross)
■曲名邦題:エンドレス・ラブ(ウィズ ダイアナ・ロス)
■アルバム名:Back To Front
■アルバム名邦題:バック・トゥ・フロント/ライオネル・リッチー・グレイテスト・ヒッツ
■動画リンク:「Endless Love(with Diana Ross)」
ダイアナ・ロスとのデュエット曲です。
この曲はフランコ・ゼフィレッリ監督の映画「エンドレス・ラブ(Endless Love)」の主題歌です。
1981年のアカデミー賞で、主題歌賞にノミネートされました。
ちなみに同年に主題歌賞を受賞したのは、クリストファークロス(Christopher Cross)の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ(Arthur’s Theme(Best That You Can Do))」。
ただこの曲は、現在以下のような評価を受けています。
アメリカビルボード社が10年間の統計でヒット曲に順位を付ける『イヤー・オブ・ディケイド・チャート』の1980年から1989年においても2位にランクインしている[2]。
どういう基準かは分かりませんが、1980年代のヒット曲格付けで2位なのですね。
この曲はかなりのロングセラーだったと思われますが、それが影響しているかもしれません。
2位「Truly」(アルバム:Lionel Richie)
■曲名:Truly
■曲名邦題:トゥルーリー(愛と測りあえるほどに)
■アルバム名:Lionel Richie
■アルバム名邦題:ライオネル・リッチー
■動画リンク:「Truly」
彼はコモドアーズ(The Commodores)というグループのメンバーでした。
最初グループは、ファンク・バンドとしてスタートしました。
しかし彼の存在が高まるにつれて、音楽性が変化しています。
「永遠の人に捧げる歌(Three Times A Lady)」や「イージー(Easy)」など、彼が書いたバラードは次々にヒットしました。
彼はソロで「Endless Love」をヒットさせると、満を持して独立しました。
このファースト・アルバムでは、コモドアーズ時代のバラード路線が継承されています。
当時の彼は、作曲家としてもピークを迎えていました。
「Endless Love」も彼が書いた曲ですし、ケニー・ロジャース(Kenny Rogers)に提供した「レイディ(Lady)」も1位を記録しています。
当時の彼はソングライターとしてもアメリカでも有数の存在でした。
3位「You Are」(アルバム:Lionel Richie)
■曲名:You Are
■曲名邦題:ユー・アー
■アルバム名:Lionel Richie
■アルバム名邦題:ライオネル・リッチー
■動画リンク:「You Are」
私の好みでは、この曲が1位です。
一般的に彼はバラードが得意なシンガー、いわゆるバラディアーだと思われています。
ただこの曲を聞く限り、ミディアム・ナンバーの歌も絶品ではないでしょうか。
「All Night Long (All Night)」やこの曲では、肩の力が抜けていて、実に洒脱な歌を聞かせてくれます。
この人の歌にはいつも余裕が感じられますね。
このアルバムはブラック・コンテンポラリー、いわゆるブラコンといえる作品です。
もう1曲、同じタイプの曲をご紹介しておきましょう。
Lionel Richie – Serves You Right
彼は後にデジタル色の強いサウンドに移行しました。
しかし私はアーリー・エイティーズの香りがする、この頃のサウンドの方が好きです。
4位「I Call It Love」(アルバム:Coming Home)
■曲名:I Call It Love
■曲名邦題:アイ・コール・イット・ラヴ
■アルバム名:Coming Home
■アルバム名邦題:カミング・ホーム
※ジャケットはシングルのもの
■動画リンク:「I Call It Love」
この人は過去の人だと思われているかもしれません。
確かに1986年の3作目「セイ・ユー、セイ・ミー(Dancing on the Ceiling)」までが、全盛期だと言えます。
その後彼は低迷期が続きました。
しかし20年後、彼は復活を遂げました。
2006年にリリースされたこのアルバムは、アルバム・チャートで6位を記録しています。
ジャケットを見ると、年の経過を感じさえませんね。
ファースト・アルバムのジャケットよりも、若いとさえ感じます。
彼の歌は円熟の境地で、洗練されたアレンジに自然に溶け込んでいます。
5位「Eternity」(アルバム:Just Go)
■曲名:Eternity
■曲名邦題:エターニティ
■アルバム名:Just Go
■アルバム名邦題:ジャスト・ゴー
■動画リンク:「Eternity」
彼のボーカルは、あまり黒くないと言われます。
特に古くからのソウル・ミュージック好きからは、あまり評価されていないかもしれません。
1980年代あたりから、彼のように黒さを売りにしないシンガーが増えました。
ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)も、そうした1人かもしれません。
ピーターバラカンが「魂のゆくえ」で彼女の歌に違和感を表明していたのは、誠実な告白だったと思います。
それから長い年月が経過しました。
今聞くとホイットニーやライオネル・リッチーに、黒さを感じるから不思議です。
たとえばこの曲はいかがでしょうか。
後半分厚いコーラスを背負った彼の歌は、ゴスペル的な高揚感に満ちています。
6位「All Night Long (All Night)」(アルバム:Can’t Slow Down)
■曲名:All Night Long (All Night)
■曲名邦題:オール・ナイト・ロング
■アルバム名:Can’t Slow Down
■アルバム名邦題:オール・ナイト・ロング
■動画リンク:「All Night Long (All Night)」
この曲はシングル・バージョンの方でご紹介しました。
当時彼の人気はすさまじいものがありました。
全世界アルバムトータルセールスは、1億枚以上を誇る[1]。
全盛期が短いのにこれだけ売れたということは、短期間で売れまくったということを意味しています。
このアルバムの名前「Can’t Slow Down」は、「スローダウンできない」という意味。
このアルバムは、大ヒットした前作の倍の売り上げを記録しました。
当時の彼の状況をよく表したアルバム名ではないでしょうか
ちなみに次作のアルバム名「Dancing on the Ceiling」は「天井の上で踊る」です(笑)
この曲には当時の栄華の香りがします。
7位「Tonight」(アルバム:Renaissance)
■曲名:Tonight
■曲名邦題:トゥナイト
■アルバム名:Renaissance
■アルバム名邦題:ルネッサンス
■動画リンク:「Tonight」
しかし彼の人気は、長続きしませんでした。
低落の兆しは3作目「Dancing on the Ceiling」あたりから始まりました。
そのアルバムからのシングルは当初ヒットしたものの、次第に以前ほど売れなくなってきました。
その傾向は次作のベスト盤「Back To Front」で、更に拍車がかかりました。
ベスト盤とはいえ冒頭の3曲は新曲で、コモドアーズ時代の大ヒット曲も収録した、かなり力の入ったアルバムでした。
「Endless Love」も入っていますし。
しかしそこからのシングル・カットは、どれも小ヒット止まりでした。
その後の本格的な低迷期を経て、心機一転リリースしたのが、この「Renaissance」。
「再生」や「復活」を意味するアルバム名通り、かなりの意欲作です。
もう1曲ご紹介しておきましょう。
この後彼は「Coming Home」で再度ピークを迎えました。
このアルバムは、後の復活劇のターニングポイントになった重要作です。
8位「I’m in Love」(アルバム:Just Go)
■曲名:I’m in Love
■曲名邦題:アイム・イン・ラヴ
■アルバム名:Just Go
■アルバム名邦題:ジャスト・ゴー
■動画リンク:「I’m in Love」
このアルバムは大ヒット・アルバム「Coming Home」の次作です。
とても良い仕上がりで、好調を維持したようですね。
この後2012年にリリースされた「Tuskegee」は、様々なゲストと共演したセルフ・カバー・アルバムです。
2009年にリリースされたこの「Just Go」は、スタジオ・アルバムとしては最新作です。
もしかしたらラスト・アルバムになるかもしれません。
私はこのブログ記事を書くにあたり、様々なアーティストの軌跡を追いかけてきました。
中には終始順調な人もいますが、ほとんどは浮き沈みを経験しています。
ただ一芸に秀でていて、地力のあるアーティストは、一時低迷しても復活するものです。
この人のように。
私は彼の復活後の曲を紹介したいと思い、この記事を書くことにしました。
9位「My Love」(アルバム:Lionel Richie)
■曲名:My Love
■曲名邦題:マイ・ラヴ
■アルバム名:Lionel Richie
■アルバム名邦題:ライオネル・リッチー
■動画リンク:「My Love」
初期の彼はバラードのヒット曲を連発していました。
当時の人気曲を2曲ご紹介しておきましょう。
Lionel Richie – Say You, Say Me
「セイ・ユー、セイ・ミー(Say You, Say Me)」は、映画「ホワイトナイツ/白夜(White Nights)」の主題曲です。
ただこれらの成功体験が、後に呪縛になったかもしれません。
その後「ラウダー・ザン・ワーズ(Louder Than Words)」「タイム(Time)」の2枚のアルバムでは、更にスロー偏重になりました。
そのせいか地味な印象が強く、セールス的にも下降線をたどりました。
第2のピークは、以前ほどスローにこだわらないことが勝因だったかもしれません。
10位「We Are The World」(アルバム:Hello from Las Vegas)
■曲名We Are The World
■曲名邦題:ウィ・アー・ザ・ワールド
■アルバム名:Hello from Las Vegas
■アルバム名邦題:ハロー・フロム・ラス・ヴェガス
■動画リンク:「We Are The World」
この曲をご存知の方も多いと思います。
一応ご説明すると、この曲はアメリカの人気アーティストが集結して、アフリカの飢餓を救う為につくられたチャリティ・ソングです。
この曲は、ライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の共作。
したがって彼はこのライブ・アルバムで、セルフ・カバーをしていることになります。
ちなみにこの曲はマイケル・ジャクソンが歌ったバージョンもあります。
マイケルが歌った曲を聞きたい方は、以下の記事でお聞きください。
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の名曲名盤20選
若い頃のライオネル・リッチーは、キリスト教の司祭になろうと考えていました。
最終的には音楽の道を選択したようですが。
しかし彼は音楽の道に進んでも、人々を救う活動をしたようですね。
この曲で彼は、教えを説く牧師のように熱く歌っています。
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