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ジミー・イート・ワールド(Jimmy Eat World)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はジミー・イート・ワールドのランキングを作成しました。

彼らはエモを代表するバンドです。

特にメロディセンスが抜群で、エモな曲もそうでない曲も傑作ぞろいです。

ジム・アドキンス(Jim Adkins)のボーカルにご注目ください。

 

1位「Sweetness」(アルバム:Bleed American)

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■曲名:Sweetness
■曲名邦題:スウィートネス
■アルバム名:Bleed American
■アルバム名邦題:ブリード・アメリカン
■動画リンク:「Sweetness」

やはり1位はこの曲だと思います。

曲の質だけでいえば、他にも同等の曲はありますが、最初に聞いた時のインパクトは半端ありません。

普段、音楽をBGMにしている人も少なくないと思います。

私は誰かと話している時でも「あっ、この曲いい」と、つい口に出てしまう面倒くさい男です。

そんな常在戦場な私でも、良い曲をスルーしてしまうことがあります。

しかしこんなつかみがOKな曲が流れたら、スルーしようがありません(笑)

どんな状況でも反応する自信があります。

ちなみにこの曲の出だしは「聞こえているなら、歌で応えてよ」という歌詞で始まっています。

この曲はそもそも相手の注意を惹く言葉から始まっているのですね。

道理で注意を喚起する曲だと思いました。

 

2位「Lucky Denver Mint」(アルバム:Clarity)

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■曲名:Lucky Denver Mint
■曲名邦題:ラッキー・デンバー・ミント
■アルバム名:Clarity
■アルバム名邦題:クラリティ
■動画リンク:「Lucky Denver Mint」

サード・アルバムからのファースト・シングルです。

彼らはセカンド・アルバム「スタティック・プリヴェイルズ(Static Prevails)」から注目を浴び始めました。

そのアルバムから1曲ご紹介しておきましょう。

Jimmy Eat World – Rockstar

その後このサード・アルバムをリリースすると、更に評価を高めています。

ただそれは評論家の評価であって、一般的には依然無名の存在でした。

このアルバムは1999年2月23日にリリースされましたが、同年8月レコード会社との契約が打ち切られました。

普通は新作リリース半年後の解雇はありえません。

しかもこの曲は映画「25年目のキス(Never Been Kissed)」のテーマ曲にも選ばれていましたし。

全米1位のヒット映画ですから、レコード会社はその機会を活かすべきです。

どうやらレコード会社との関係悪化が背景にあって、プロモーションがおろそかになっていたようですね。

彼らはキャピタルを解雇後、次のレコード会社で大ブレイクし、人気バンドの仲間入りをしました。

キャピトル・レコード(Capitol Records)は、将来の人気バンドをみすみす手放すことになりました。

 

3位「A Praise Chorus」(アルバム:Bleed American)

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■曲名:A Praise Chorus
■曲名邦題:ア・プレイズ・コーラス
■アルバム名:Bleed American
■アルバム名邦題:ブリード・アメリカン
■動画リンク:「A Praise Chorus」

2001年7月24日このアルバムがリリースされた後、ある事件が起こりました。

いわゆる「9.11」と呼ばれる、アメリカ同時多発テロです。

旅客機がワールドトレードセンターに激突し、3000人近くの尊い命が失われました。

このアルバムは「Bleed American」ですから「血を流すアメリカ人」という意味です。

そのため急遽アルバム名を「Jimmy Eat World」というセルフ・タイトルに差し替えました。

同じジャケットで異なるアルバム名が混在しているのは、そうした事情からです。

ファースト・アルバムも同じ「Jimmy Eat World」というアルバム名ですが、ジャケットで識別するといいでしょう。

この曲はライブで必ず演奏される人気曲です。

 

4位「Work」(アルバム:Futures)

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■曲名:Work
■曲名邦題:ワーク
■アルバム名:Futures
■アルバム名邦題:フューチャーズ
■動画リンク:「Work」

彼らはミディアムやスローにも名曲が多いように思います。

この曲はその筆頭に挙げられるかもしれません。

このバンドの魅力の1つは、ボーカルのジムの透き通った声です。

元々このバンドはトム・リントン(Tom Linton)がボーカルでしたが、「Clarity」からジムがボーカルに変わりました。

新加入などでなく、同じメンバーのままメインのリード・シンガーが変わるのは珍しいですね。

しかしこんな美しい声で歌われたら、譲るしかないかもしれません。

このアルバムはよく地味だと言われますが、どのアルバムに比べても劣っていません。

もし私が彼らの最高傑作はどれか聞かれたら、その時の気分で答えが違うと思います。

「Clarity」「Bleed American」「Futures」「Chase This Light」からは選べません。

 

5位「The Middle」(アルバム:Bleed American)

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■曲名:The Middle
■曲名邦題:ザ・ミドル
■アルバム名:Bleed American
■アルバム名邦題:ブリード・アメリカン
■動画リンク:「The Middle」

彼らはキャピトルとの契約を失った後、ドリームワークス・レコード(DreamWorks Records)に移籍しました。

ただその間、ブランクが空きました。

彼らはその間に音楽以外の仕事をしていました。

しかし彼らは音楽の夢をあきらめていなかったようです。

2000年にはインディ・レーベルから未発表曲集「Singles」をリリースしています。

その間前作の「Claridty」でプロデューサーを務めたマーク・トロンビーノ(Mark Trombino)と一緒に、次のレコード会社が決まらないまま、このアルバムのレコーディングを開始していました。

その後2001年ドリームワークスとの契約にこぎつけてリリースされたのが、この曲。

この曲は全米シングル・チャートの5位まで駆け上がり、彼らを代表するヒット曲になりました。

 

6位「Pain」(アルバム:Futures)

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■曲名:Pain
■曲名邦題:ペイン
■アルバム名:Futures
■アルバム名邦題:フューチャーズ
■動画リンク:「Pain」

最も過小評価されているアルバムです。

リリース当時私の周囲でもピンとこないという声を聞きましたが、私は擁護派でした。

少しエモっぽさが戻ってきたかもしれません。

ただ人によってエモとは何か、感覚が異なるように思います。

私のエモ観を申し上げると、まず第一に激しさがあって、静寂とラウドな部分との落差があり、感情が叩きつけられていること。

私はアメリカン・オルタナティブを聞いて育ちましたから、エモに対して少し古いイメージを引きずっているかもしれません。

私からすると、この曲もエモだと思います。

少しダークな色彩感もいいですね。

彼らはエモを代表するバンドだと言われていますが、彼らの音楽には様々なエモのバリエーションがあります。

まさにエモの教科書的バンドといえるでしょう。

 

7位「Always Be」(アルバム:Chase This Light)

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■曲名:Always Be
■曲名邦題:オールウェイズ・ビー
■アルバム名:Chase This Light
■アルバム名邦題:チェイス・ディス・ライト
■動画リンク:「Always Be」

このアルバムはとてもポップで、よくできた曲ばかりです。

中でも1曲目から3曲目まではどれもが傑作で、どの曲にするか相当迷いました。

最終的にこの曲を選びましたが、迷った2曲「ビッグ・カジノ(Big Casino)」「レット・イット・ハプン(Let It Happen)」は、リンクだけ貼っておきましょう。

Jimmy Eat World – Big Casino

Jimmy Eat World – Let It Happen

さてどうでもいいことですが、私はアルバム・ジャケットが気になりました。

これは孔雀の羽根ですね。

なぜすぐに分かったかというと、他にこんなアルバム・ジャケットを知っているからです。

XTC – Apple Venus Vol.1

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The Bluetones – Expecting to Fly

羽根のアップから、徐々に孔雀全体が見えてきました。

 

8位「Just Watch the Fireworks」(アルバム:Clarity)

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■曲名:Just Watch the Fireworks
■曲名邦題:ジャスト・ウォッチ・ザ・ファイアーワークス
■アルバム名:Clarity
■アルバム名邦題:クラリティ
■動画リンク:「Just Watch the Fireworks」

「Fireworks」とは「花火」のこと。

この曲の歌詞で2人は、花火を見ています。

友人は悩みを抱えているようですが、2人の関係は少し微妙なようです。

しかし今ここでは思いをぶつけ合うのを止めて、この場所の空気に身を任せてよう。

そう歌われています。

個人的にはこの曲が彼らの最も好きな曲ですが、地味ですし7分超えという長さもあって、この順位にしました。

このアルバムは、止むに止まれぬ感情を詰め込んだ曲が目立ちます。

他には16分超えの「Goodbye Sky Harbor」も聞きものです。

 

9位「Coffee and Cigarettes(Acoustic)」(アルバム:Invented)

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■曲名:Coffee and Cigarettes(Acoustic)
■曲名邦題:コーヒー・アンド・シガレッツ(アコースティック)
■アルバム名:Invented
■アルバム名邦題:インヴェンテッド
■動画リンク:「Coffee and Cigarettes(Acoustic)」

隠れ名曲として選曲しました。

当初このアルバムからは普通バージョンの「Coffee and Cigarettes」をご紹介する予定でした。

しかし動画を探していた時、アコースティック・バージョンを発見しました。

どうやらDeluxe Editionの方に入っているようですが、詳しくは私も分かりません。

この曲を目当てでこのアルバムを買う予定の方は、この曲が入っているかどうか事前にご確認ください。

原曲の方もリンクを貼っておきましょう。

Jimmy Eat World – Coffee And Cigarettes

この曲はコートニー・マリー・アンドリュース(Courtney Marie Andrews)とのデュエット・ソングです。

学校を卒業して最初に手にしたもの、それがコーヒーとタバコだった。

そして今、あなたと一緒にいる。

何気ないですが、すばらしい歌詞だと思います。

 

10位「You with Me」(アルバム:Integrity Blues)

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■曲名:You with Me
■曲名邦題:ユー・ウィズ・ミー
■アルバム名:Integrity Blues
■アルバム名邦題:インテグリティ・ブルース
■動画リンク:「You with Me」

近年の彼らは必ずしもエモっぽくありません。

かつてエモだった良質なオルタナティヴ・ロックバンド、それが現在の彼らの姿かもしれません。

「Clarity」の頃のファンは「Invented」「Damage」というエモ成分の少ない作品が続く中で、離れていったかもしれません。

しかし人間でもそうですが、時の経過は人を穏やかにするものです。

音楽面でも、次第に穏やかになってもおかしくありません。

むしろ若い頃の激しさを経過した後に何が残るのか、それが問題ではないでしょうか。

ジミー・イート・ワールドの場合は、メロディの魅力とツボを押さえたバンド・サウンドが残されました。

たとえばこの曲のような。

ただサビを聞くと、エモの種火が残っているようですね。

彼らは次作の「サヴァイヴィング(Surviving)」で、こんな曲をやってくれています。

Jimmy Eat World – Surviving

激しいサウンドが戻ってきているようです。

 

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