今回は1980年代の洋画の曲を取り上げます。
選曲にあたり、以下のような条件に限定しました。
・オリジナルアルバムからではなく、サントラに収録されている印象が強いもの
・大ヒット映画が対象
・昔の曲の再利用は対象外(1曲例外あり)
・単独でランキングを作成予定のアーティストは除外
こういう条件でも設けないと、対象が広がりすぎてしまいます。
今後入れ忘れた曲を思い出したら追加するかもしれません。
- 1 1位 Irene Cara「Flashdance… What a Feeling」(アルバム:Flashdance)
- 2 2位 Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」(アルバム:Footloose)
- 3 3位 Fire Inc「Tonight Is What It Means To Be Young」(アルバム:Streets of Fire)
- 4 4位 Limahl「The NeverEnding Story」(アルバム:The NeverEnding Story)
- 5 5位 Richard Sanderson「Reality」(アルバム:La Boum)
- 6 6位 Irene Cara「Fame」(アルバム:Fame)
- 7 7位 Rita Coolidge「All Time High」(アルバム:Octopussy)
- 8 8位 Berlin「Take My Breath Away」(アルバム:Top Gun)
- 9 9位 Robin Zander「In This Country」(アルバム:Over the Top)
- 10 10位 Marty McFly With The Starlighters「Johnny B. Goode」(アルバム:Back to the Future)
- 11 関連記事
- 12 記事一覧
- 13 他ブログ・SNS等
1位 Irene Cara「Flashdance… What a Feeling」(アルバム:Flashdance)
■アーティスト名:Irene Cara
■アーティスト名カナ:アイリーン・キャラ
■曲名:Flashdance… What a Feeling
■曲名邦題:フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング
■アルバム名:Flashdance
■アルバム名邦題:フラッシュダンス
■動画リンク:Irene Cara「Flashdance… What a Feeling」
ご存知夢見る女性のサクセスストーリーの主題歌です。
玄人の方は、ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)が作曲している曲であることをご存知でしょうか。
彼はこの曲以外でも、1980年代の様々なサウンドトラックに参加して、ヒット曲を生み出しています。
日本でも麻倉未稀さんがカバーしていて、知名度がとても高いです。
麻倉さんバージョンはテレビドラマ「スチュワーデス物語」でも主題歌に使われていましたね。
上の動画では有名なダンスシーンを見ることができます。
2位 Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」(アルバム:Footloose)
■アーティスト名:Mike Reno & Ann Wilson
■アーティスト名カナ:マイク・レノ&アン・ウィルソン
■曲名:Almost Paradise
■曲名邦題:パラダイス~愛のテーマ
■アルバム名:Footloose
■アルバム名邦題:フットルース
■動画リンク:Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」
この映画は1980年代を代表する映画です。
サントラのレべルの高さも随一かもしれません。
どの曲にしようかかなり迷いましたが、やはりこの曲がいいように思いました。
アン・ウィルソン(Ann Wilson)は、ハート(Heart)のボーカルとして有名です。
しかしマイク・レノ(Mike Reno)って誰だっけと思う人がいるかもしれません。
彼は1980年代に一世を風靡したラヴァーボーイ(Loverboy)のボーカルです。
2人の熱いデュエットは必聴です。
3位 Fire Inc「Tonight Is What It Means To Be Young」(アルバム:Streets of Fire)
■アーティスト名:Fire Inc
■アーティスト名カナ:ファイヤー・インク
■曲名:Tonight Is What It Means To Be Young
■曲名邦題:今夜は青春
■アルバム名:Streets of Fire
■アルバム名邦題:ストリート・オブ・ファイヤー
■動画リンク:Fire Inc「Tonight Is What It Means To Be Young」
バイオレンス・アクションの名作から、ご紹介します。
この映画の主人公は女性ロックシンガー。
彼女がライブ中にストリートギャングに拉致されるという衝撃的なストーリーの映画です。
ちなみに1984年の「キネマ旬報」で、読者が選出した外国映画の1位になったとのこと。
1980年代の音楽は熱い音楽が多いような気がしますが、この曲はその中でも最も熱い曲の1つです。
邦題の気恥ずかしさには目をつぶっていただきたいと思いますが。。。
4位 Limahl「The NeverEnding Story」(アルバム:The NeverEnding Story)
■アーティスト名:Limahl
■アーティスト名カナ:リマール
■曲名:The NeverEnding Stor
■曲名邦題:ネバーエンディング・ストーリーのテーマ
■アルバム名:The NeverEnding Story
■アルバム名邦題:ネバーエンディング・ストーリー
■動画リンク:Limahl「The NeverEnding Story」
私はこの映画は見ていません。そういう人も多いかもしれません。
ただこの曲のタイトル曲になったことで、映画も大ヒットしたようです。
この曲も「フラッシュダンス」と同じく、ジョルジオ・モロダーが作曲を手がけています。
ジョルジオ・モロダーは、1980年代のサントラに欠かせない人ですね。
ちなみに知る人ぞ知る情報ですが、この曲はあの羽賀健二もカバーしています。
身悶えするような恥ずかしさを味わいたい人は、聞いてみてください。
5位 Richard Sanderson「Reality」(アルバム:La Boum)
■アーティスト名:Richard Sanderson
■アーティスト名カナ:リチャード・サンダーソン
■曲名:Reality
■曲名邦題:愛のファンタジー
■アルバム名:La Boum
■アルバム名邦題:ラ・ブーム
■動画リンク:Richard Sanderson「Reality」
青春恋愛映画の傑作から選曲の曲です。
1980年に公開されたフランス映画で、当時はヨーロッパやアジアを中心に大ヒットしました。
この映画の主人公は13歳の女の子、ヴィック。
彼女はパーティでマチューという男の子と出会います。
お互いに惹かれ合った2人は、映画館ではじめてのキスをします。
と書いているだけで、なんだか気恥ずかしくなりますが。
この曲の歌詞「夢は僕の現実、唯一の本物の幻想だ」という箇所は、初々しい気持ちをよく表しています。
ソフィー・マルソーは当時13歳でした。
若い頃に見ておくべき映画かもしれません。
6位 Irene Cara「Fame」(アルバム:Fame)
■アーティスト名:Irene Cara
■アーティスト名カナ:アイリーン・キャラ
■曲名:Fame
■曲名邦題:フェーム
■アルバム名:Fame
■アルバム名邦題:フェーム
■動画リンク:Irene Cara「Fame」
ショービジネスで成功を目指す青春群像を描いた映画です。
様々な1980年代の映画で特徴的なのは、サクセス・ストーリーが多いということです。
その過程で友情、恋、様々な挫折を経験して、主人公が成長していく物語が多いかもしれません。
さてこの曲は、誰も聞いたことのない音楽をつくろうという野心を抱いた男の子が、密かに隠し持っていた曲という設定です。
その曲をタクシー運転手の父親が持ち出して、車の上に大きなスピーカーを付けて、町の大通りで大音量で流してしまいます。
すると町中の人が熱狂し、大勢が一斉に踊り狂ってしまいます。
私が大好きなシーンなので、そのシーンの動画を探してみました。
音質はいま一つですが、見る人を興奮させること必死です。
Irene Cara – Fame [the original]
7位 Rita Coolidge「All Time High」(アルバム:Octopussy)
■アーティスト名:Rita Coolidge
■アーティスト名カナ:リタ・クーリッジ
■曲名:All Time High
■曲名邦題:オール・タイム・ハイ
■アルバム名:Octopussy
■アルバム名邦題:007/オクトパシー
■動画リンク:Rita Coolidge「All Time High」
1980年代は007の映画も大ヒットを連発していました。
様々な名曲の中で、私が一番おすすめしたいのはこの曲です。
映画が大ヒットしたのに比べて、この曲は世界的にそれほどヒットしなかったようですが。
ただ日本ではヒットを記録していて、映画を見たことのない人にもよく知られています。
1980年代の日本では、ニューミュージックが好きな人が多かったせいかもしれません。
当時は松任谷由実さんなどとあまり変わらない感じで聞かれていたかもしれません。
8位 Berlin「Take My Breath Away」(アルバム:Top Gun)
■アーティスト名:Berlin
■アーティスト名カナ:ベルリン
■曲名:Take My Breath Away
■曲名邦題:愛は吐息のように
■アルバム名:Top Gun
■アルバム名邦題:トップ・ガン
■動画リンク:Berlin「Take My Breath Away」
トム・クルーズ(Tom Cruise)の出世作となった映画の主題曲です。
この映画は設定が少し「愛と青春の旅だち」に似ています。
エリート・パイロットを目指す主人公の成長と、ヒロインとの恋愛を描いた映画です。
しかし1983年公開の「愛と青春の旅だち」に対して、この映画は1987年公開です。
「愛と青春の旅だち」ではヒロインが弱い立場で、「トップガン」では強いヒロインが設定されています。
その背景には、当時のアメリカが女性の力が強まってきた時代の変化があります。
9位 Robin Zander「In This Country」(アルバム:Over the Top)
■アーティスト名:Robin Zander
■アーティスト名カナ:ロビン・ザンダー
■曲名:In This Country
■曲名邦題:イン・ディス・カントリー
■アルバム名:Over the Top
■アルバム名邦題:オーバー・ザ・トップ
■動画リンク:Robin Zander「In This Country」
シルベスター・スタローンは、1980年代を象徴するビッグスターでした。
「ロッキー」シリーズや「ランボー」など大ヒット映画を連発していました。
その中で忘れてはいけないのは、この映画です。
ある時男性に離婚した病床の妻から、子供を託したいとの依頼がありました。
しかし父親と再会した息子は、10年以上音沙汰のなかった父親に対して、かたくなに心を閉ざします。
やがて2人は一緒に旅を続ける内に心を通わせ始めますが、その後大きな試練を迎えることになりました。
上の動画は大詰めのシーンなので、もしこれから映画を見る予定の方は、ネタバレしないよう音楽だけお楽しみください。
私は久しぶりにそのシーンを見て、元気が湧きました。
ロビン・ザンダーはチープ・トリック(Cheap Trick)のボーカルの人ですが、彼の力強い歌はこの映画にぴったりです。
10位 Marty McFly With The Starlighters「Johnny B. Goode」(アルバム:Back to the Future)
■アーティスト名:Marty McFly With The Starlighters
■アーティスト名カナ:マーティ・マクフライ・ウィズ・ザ・スターライターズ
■曲名:Johnny B. Goode
■曲名邦題:ジョニー・B.グッド
■アルバム名:Back to the Future
■アルバム名邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー
■動画リンク:Marty McFly With The Starlighters「Johnny B. Goode」
今回は単独でランキングを作成予定のアーティストは除外しています。
この映画ではヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の主題曲を選ぶべきかもしれません。
しかし彼らは単独でランキング記事を書く予定なので、代わりにこちらをご紹介することにしました。
この曲は先程挙げた条件からは外れますが、とても思い出深いシーンなのであえて取り上げてみました。
映画を見た方ならご存知とは思いますが、マーティ・マクフライとは、主人公を演じるマイケル・J・フォックスのことです。
彼はタイムスリップしたパーティで、代役としてバンドに加わり演奏することになりました。
オリジナルはチャック・ベリー(Chuck Berry)ですが、おそらく私はこの映画で初めてこの曲の魅力が分かったように記憶しています。
しかしマイケル・J・フォックスの熱演は、本当にすばらしいですね。
まさに名演、名曲、名画です。
関連記事
■エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)の名曲名盤12選
■フランシス・レイ(Francis Lai)の名曲名盤10選
記事一覧
他ブログ・SNS等
■このブログの「トップページ」に戻る
※お気に入りに登録をお願いいたします!
■おとましぐらの音楽ブログ(サブブログ)
※オピニオン記事、企画色の強い記事を連載しています
■note(ジャンル別おすすめ曲一覧)
※選りすぐりの名曲を1曲単位でご紹介しています
■おとましぐらXアカウント
※フォローをお願いいたします!