今回は1980年代の洋画の曲を取り上げます。
選曲にあたって、以下のような条件に限定しました。
・オリジナル・アルバムではなく、サントラに収録されている印象が強いこと
・大ヒット映画
・昔の曲の再利用は対象外(1曲例外あり)
・単独でランキングを作成予定のアーティストは除外
こういう条件を設けないと、対象が広がりすぎてしまいます。
今後入れ忘れた曲を思い出したら追加するかもしれません。
- 1 1位 Irene Cara「Flashdance… What a Feeling」(アルバム:Flashdance)
- 2 2位 Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」(アルバム:Footloose)
- 3 3位 Fire Inc「Tonight Is What It Means To Be Young」(アルバム:Streets of Fire)
- 4 4位 Limahl「The NeverEnding Story」(アルバム:The NeverEnding Story)
- 5 5位 Richard Sanderson「Reality」(アルバム:La Boum)
- 6 6位 Irene Cara「Fame」(アルバム:Fame)
- 7 7位 Rita Coolidge「All Time High」(アルバム:Octopussy)
- 8 8位 Berlin「Take My Breath Away」(アルバム:Top Gun)
- 9 9位 Robin Zander「In This Country」(アルバム:Over the Top)
- 10 10位 Marty McFly With The Starlighters「Johnny B. Goode」(アルバム:Back to the Future)
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1位 Irene Cara「Flashdance… What a Feeling」(アルバム:Flashdance)

■アーティスト名:Irene Cara
■アーティスト名カナ:アイリーン・キャラ
■曲名:Flashdance… What a Feeling
■曲名邦題:フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング
■アルバム名:Flashdance(1983年)
■アルバム名邦題:フラッシュダンス
■動画リンク:Irene Cara「Flashdance… What a Feeling」
夢見る女性のサクセス・ストーリーの主題歌です。
上の動画のダンスシーンは映画のハイライトでした。
さてこの曲を書いたのはジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)だということをご存知でしょうか。
彼はこの曲以外にも1980年代の様々なサウンドトラックに参加していて、多くのヒット曲を生みました。
この曲は日本でも麻倉未稀がカバーして、知名度の高い曲です。
麻倉バージョンはテレビドラマ「スチュワーデス物語」で主題歌に使われていました。
麻倉未稀 – WHAT A FEELING – Frashdance
2位 Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」(アルバム:Footloose)

■アーティスト名:Mike Reno & Ann Wilson
■アーティスト名カナ:マイク・レノ&アン・ウィルソン
■曲名:Almost Paradise
■曲名邦題:パラダイス~愛のテーマ
■アルバム名:Footloose(1984年)
■アルバム名邦題:フットルース
■動画リンク:Mike Reno & Ann Wilson「Almost Paradise」
1980年代を代表する映画の有名曲です。
サントラのレべルの高さも随一かもしれません。
どの曲にしようか迷いましたが、やはりこの曲が良いように思いました。
アン・ウィルソン(Ann Wilson)は、ハート(Heart)のボーカルとして知られています。
しかしマイク・レノ(Mike Reno)って誰だろうと思われるかもしれません。
彼は1980年代一世を風靡したラヴァーボーイ(Loverboy)のボーカルです。
以下の曲をご存じの方もいらっしゃるはず。
Loverboy – Working for the Weekend
3位 Fire Inc「Tonight Is What It Means To Be Young」(アルバム:Streets of Fire)

■アーティスト名:Fire Inc
■アーティスト名カナ:ファイヤー・インク
■曲名:Tonight Is What It Means To Be Young
■曲名邦題:今夜は青春
■アルバム名:Streets of Fire(1984年)
■アルバム名邦題:ストリート・オブ・ファイヤー
■動画リンク:Fire Inc「Tonight Is What It Means To Be Young」
この映画の主人公は女性ロック・シンガー。
彼女がライブ中にストリートギャングに拉致されるという衝撃的なストーリーの映画です。
ちなみにこの映画は1984年の「キネマ旬報」で、読者選出の外国映画1位とのこと。
1980年代の音楽は全体に熱い音楽が多いように思いますが、この曲はその中でも最も熱い曲の1つです。
邦題はかなり気恥ずかしいですが。。。
しかしこの曲では、その熱さが良い方向で出ています。
4位 Limahl「The NeverEnding Story」(アルバム:The NeverEnding Story)

■アーティスト名:Limahl
■アーティスト名カナ:リマール
■曲名:The NeverEnding Stor
■曲名邦題:ネバーエンディング・ストーリーのテーマ
■アルバム名:The NeverEnding Story(1984年)
■アルバム名邦題:ネバーエンディング・ストーリー
■動画リンク:Limahl「The NeverEnding Story」
とても有名な映画ですが、私は見ていません。
ただこのタイトル曲は、私のような方もご存知ではないでしょうか。
この曲も「フラッシュダンス」と同じく、ジョルジオ・モロダーが作曲者です。
ジョルジオ・モロダーは、1980年代のサントラに欠かせない人ですね。
ちなみにこの曲は羽賀健二もカバーしています。
身悶えする恥ずかしさを味わってもかまわない方のみお聞きください。
5位 Richard Sanderson「Reality」(アルバム:La Boum)

■アーティスト名:Richard Sanderson
■アーティスト名カナ:リチャード・サンダーソン
■曲名:Reality
■曲名邦題:愛のファンタジー
■アルバム名:La Boum(1982年)
■アルバム名邦題:ラ・ブーム
■動画リンク:Richard Sanderson「Reality」
この映画は1980年に公開されたフランスの青春恋愛もので、当時ヨーロッパやアジアを中心に大ヒットしました。
この映画の主人公は13歳の女の子ヴィック。
彼女はパーティでマチューという男の子と出会います。
お互いに惹かれ合う2人は、映画館ではじめてのキスをします。
と書いているだけで、なんだか気恥ずかしくなりますが。
この曲の「夢は僕の現実、唯一の本物の幻想だ」という歌詞は、初々しい気持ちをよく表しています。
6位 Irene Cara「Fame」(アルバム:Fame)

■アーティスト名:Irene Cara
■アーティスト名カナ:アイリーン・キャラ
■曲名:Fame
■曲名邦題:フェーム
■アルバム名:Fame(1980年)
■アルバム名邦題:フェーム
■動画リンク:Irene Cara「Fame」
ショービジネスで成功を目指す青春群像を描いた映画です。
様々な1980年代の映画を見て感じるのは、サクセス・ストーリーが多いということ。
その過程で友情、恋、様々な挫折を経験して、主人公が成長していく物語が多いかもしれません。
さてこの曲は、誰も聞いたことのない音楽をつくるという野心を抱いた男の子が、密かに隠し持っていた曲が町中に流れたという設定です。
男の子の父親であるタクシー運転手がその曲を持ち出して、車の上に大きなスピーカーを使って大音量で流しました。
すると通りを歩いている人が発狂し、一斉に踊り狂ってしまいます。
私が大好きなシーンなので、そのシーンの動画を探してみました。
Irene Cara – Fame [the original]
7位 Rita Coolidge「All Time High」(アルバム:Octopussy)

■アーティスト名:Rita Coolidge
■アーティスト名カナ:リタ・クーリッジ
■曲名:All Time High
■曲名邦題:オール・タイム・ハイ
■アルバム名:Octopussy(1983年)
■アルバム名邦題:007/オクトパシー
■動画リンク:Rita Coolidge「All Time High」
1980年代は007も大ヒットを連発していました。
それらの映画で使われた曲の中で、私が一番おすすめしたいのはこの曲。
映画が大ヒットしたのに比べて、世界的にはそれほどヒットしなかったようですが。
日本では洋楽にしては異例のヒットとなり、映画を見たことのない人にも知られています。
1980年代の日本でよく聞かれていたニューミュージックに近いせいかもしれません。
当時は松任谷由実とあまり変わらない感じで聞かれていたのかもしれません。
8位 Berlin「Take My Breath Away」(アルバム:Top Gun)

■アーティスト名:Berlin
■アーティスト名カナ:ベルリン
■曲名:Take My Breath Away
■曲名邦題:愛は吐息のように
■アルバム名:Top Gun(1983年)
■アルバム名邦題:トップ・ガン
■動画リンク:Berlin「Take My Breath Away」
トム・クルーズ(Tom Cruise)の出世作となった映画の主題曲です。
この映画のストーリーは少し「愛と青春の旅だち」に似ています。
エリート・パイロットを目指す主人公の成長と、ヒロインとの恋愛を描いた映画です。
しかし1983年公開の「愛と青春の旅だち」に対して、こちらは1987年公開です。
「愛と青春の旅だち」のヒロインは弱い立場で、「トップガン」では強いヒロインでした。
その背景には、当時アメリカでは女性の力が強まってきた変化があるようです。
9位 Robin Zander「In This Country」(アルバム:Over the Top)

■アーティスト名:Robin Zander
■アーティスト名カナ:ロビン・ザンダー
■曲名:In This Country
■曲名邦題:イン・ディス・カントリー
■アルバム名:Over the Top(1987年)
■アルバム名邦題:オーバー・ザ・トップ
■動画リンク:Robin Zander「In This Country」
シルベスター・スタローンは、1980年代を象徴するビッグスターでした。
「ロッキー」シリーズや「ランボー」など大ヒット映画を連発していました。
その中で忘れてはいけないのは、この映画です。
ある時男性のもとに離婚した病床の妻から、子供を託したいとの依頼が届きました。
しかし父親と再会した息子は、10年以上音沙汰のなかった父親に対して、かたくなに心を閉ざしています。
やがて2人は一緒に旅をする中で心を通わせ始めますが、その後大きな試練を迎えました。
上の動画は大詰めのシーンなので、もしこれから映画を見る予定の方は、ネタバレしないよう音楽だけお楽しみください。
ロビン・ザンダーはチープ・トリック(Cheap Trick)のボーカルですが、彼の力強い歌はこの映画にぴったりです。
10位 Marty McFly With The Starlighters「Johnny B. Goode」(アルバム:Back to the Future)

■アーティスト名:Marty McFly With The Starlighters
■アーティスト名カナ:マーティ・マクフライ・ウィズ・ザ・スターライターズ
■曲名:Johnny B. Goode
■曲名邦題:ジョニー・B.グッド
■アルバム名:Back to the Future(1985年)
■アルバム名邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー
■動画リンク:Marty McFly With The Starlighters「Johnny B. Goode」
今回は単独でランキングを予定しているアーティストは除外しています。
この映画ではヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の主題曲を選ぶべきかもしれません。
しかし彼らは単独で記事を予定していますので、代わりにこの曲をご紹介しました。
この曲は冒頭に挙げた条件からは外れますが、とても思い出深いシーンですし。
マーティ・マクフライとは、主人公を演じるマイケル・J・フォックスのこと。
彼はタイムスリップしたパーティで、代役としてバンドで演奏することになりました。
この曲のオリジナルはチャック・ベリー(Chuck Berry)ですが、おそらく私はこの映画で初めてこの曲の魅力を理解しました。
子供の私に理解させるほど、マイケル・J・フォックスの演技がすばらしいです。
まさに名演、名曲、名画です。
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