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ハナレグミ(永積タカシ)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はハナレグミのランキングを作成しました。

この記事ではスローの曲を中心に選びました。

しっかり噛みしめて聞きたい曲をご紹介いたします。

 

1位「サヨナラCOLOR (feat. 忌野清志郎)」(アルバム:サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽)

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■曲名:サヨナラCOLOR (feat. 忌野清志郎)
■アルバム名:サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽(2005年)
■動画リンク:「サヨナラCOLOR (feat. 忌野清志郎)」

この曲は彼が所属していたバンド、SUPER BUTTER DOGの代表曲の再演です。

同名映画のサントラから選曲しました。

その映画は竹中直人が監督を務めましたが、彼は原曲を聞いて映画の着想を得たのだそうです。

しかもこの再録音には忌野清志郎が参加しています。

最高の楽曲とこの2人がそろっていて、これで傑作にならないわけがありません。

念のためSUPER BUTTER DOGのオリジナルもご紹介しておきましょう。

SUPER BUTTER DOG – サヨナラCOLOR

この曲はキリンジの「エイリアンズ」などと並び、歴史的名曲として語り継がれていくことでしょう。

曲の格からしても、1位以外には置きようがありません。

 

2位「家族の風景」(アルバム:音タイム)

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■曲名:家族の風景
■アルバム名:音タイム(2002年)
■動画リンク:「家族の風景」

ファースト・アルバムの曲で、なお且つファースト・シングルです。

彼の音楽キャリアは、SUPER BUTTER DOGというバンドから始まりました。

彼はSUPER BUTTER DOGの解散後、ソロ活動へと移行しています。

バンド時代はファンキーな曲が多い印象があり、このソロ・アルバムを聞いた時、新鮮に感じた方も多いのではないでしょうか。

ただアコースティック・ギターと飾り気のない歌を主軸にしたこの路線は、殊の外魅力的でした。

このアルバムからもう1曲ご紹介しましょう。

ハナレグミ – Jamaica Song

この曲はブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)のカバーです。

 

3位「さらら」(アルバム:日々のあわ)

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■曲名:さらら
■アルバム名:日々のあわ(2004年)
■動画リンク:「さらら」

彼の最高傑作はデビュー・アルバム「音タイム」だと言われます。

私はこのセカンド・アルバムも同じぐらい好きです。

他にも以下のような曲も収録されていますし。

ハナレグミ – 心空

とかく日本の音楽は、洋楽以上にラブ・ソングが多いかもしれません。

私はラブソングが嫌いではありませんが、いささか多すぎるのではないかと感じています。

そんなにいつもドキドキ、ワクワクしていなければいけないのかと。

私は何気ない日々のささいなことを歌ってもいいように感じるのですね。

その意味で「日々のあわ」というアルバム名を見ると、ホッと安堵したりします。

ハナレグミにもラブソングはありますが、それだけでなくささいな日常の風景を歌った曲が多いです。

忙しい日々の中、時間の歩みをスローダウンさせる彼の音楽に似つかわしいタイトルだと思います。

 

4位「光と影」(アルバム:あいのわ)

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■曲名:光と影
■アルバム名:あいのわ(2009年)
■動画リンク:「光と影」

この記事ではファンキーな曲を除外して選曲しました。

この曲のように地味ですが静かにじんわり沁みる曲ばかりを選びました。

ハナレグミは音楽マニアだけでなく、音楽鑑賞が趣味ではない人をも魅了しています。

彼の音楽は人を選びませんが、精神的な効用はしっかり感じられます。

彼の音楽の効用とは、小確幸を呼び起こすこと。

小さな幸福感を喚起し笑顔にさせつつ、時に涙腺を刺激する音楽。

ナイーヴな心への極めて浸透度が高く、その人を本来あるべき場所へと立ち返らせてくれます。

副作用がなく穏やかに回復させる生薬のような音楽だと思います。

 

5位「眠りの森」(アルバム:hana-uta)

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■曲名:眠りの森
■アルバム名:hana-uta(2005年)
■動画リンク:「眠りの森」

ベスト・アルバムからの選曲です。

ただアルバム未収録曲が収録されているので、ファンならばチェックしておきたい作品です。

最初はCMソング「夢で逢いましょう」をご紹介しようと思いましたが、動画が見つかりませんでした。

代わりに冨田ラボ名義のこの曲をご紹介します。

ハナレグミは自身も良いシンガーソングライターですが、自分の文脈と離れた時には特にシンガーとして強く魅力を感じさせます。

彼の歌は声質がすばらしく、特に高音部が魅力です。

もちろん歌もうまいと思いますが、上手い下手以前に声が鳴った瞬間に心地よさを醸します。

素の素材が良いと感じさせる声です。

 

6位「深呼吸」(アルバム:SHINJITERU)

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■曲名:深呼吸
■アルバム名:SHINJITERU(2017年)
■動画リンク:「深呼吸」

今回の記事は、彼の音楽を聞いて私が感じたことばかり書きました。

私は音楽評論家ではありませんので、このブログで批評や論評をしたいと思いません。

そんな高尚な文章は書けませんし、それ以上に批評や論評をしたいとは思いません。

私はファンの立場からどこまでも主観的に、アーティストの魅力を伝えられればいいと思っています。

そもそもハナレグミの魅力を誰かに伝える時「良い声」だとか「聞いていてホッする」とか、それ以上の言葉が必要か思いますし。

語りすぎるのは無粋かもしれません。

それでも語ってしまうのは私のエゴゆえですが、単なる印象論にすぎないと言い訳しつつも、率直に私の感想を書きたいと思います。

私は聞いていただければそれでよくて、文章は添え物でいいと思っています。

 

7位「Spark」(アルバム:オアシス)

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■曲名:Spark
■アルバム名:オアシス(2011年)
■動画リンク:「Spark」

児玉奈央に提供した曲のセルフ・カバーです。

彼の歌詞は彼の音楽をよく表しているように思います。

いま はじけちゃうよ
いま ほどけちゃうよ
こわばった こころが

Spark(作詞:児玉奈央、永積崇)

彼の音楽はある種の解放感が魅力です。

日々忙しく過ごしている人が心の弾力性を取り戻したい人に処方すべき曲かもしれません。

ちなみに私が彼の歌詞で一番好きなのは、以下の曲です。

ハナレグミ – 天国さん

歌詞のリンクも貼っておきましょう。

天国さん

大切な人を失った時、元気を回復できそうな曲です。

 

8位「発光帯」(アルバム:発光帯)

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■曲名:発光帯
■アルバム名:発光帯(2021年)
■動画リンク:「発光帯」

この曲はSUPER BUTTER DOGの元メンバーで、レキシとしても活躍している池田貴史が書いた曲です。

ハナレグミは様々な人と共演しています。

原田郁子とohanaを結成したり、東京スカパラダイスオーケストラとも共演したり、かなりフットワークが軽い人のようですね。

様々人の中で創作活動をするのが好きなのでしょう。

彼は他アーティストに提供した曲でも、様々な作詞家と組んでいます。

また彼は良いソングライターですが、この曲のように他の人が書いた曲を取り上げています。

ちなみに「だれそかれそ」というカバー・アルバムでは、荒木一郎の曲をカバーしていますし。

ハナレグミ – 空に星があるように

音楽から受ける印象と同じく、活動そのものに風通しのよさを感じます。

 

9位「おあいこ」(アルバム:What are you looking for)

hanaregumi-what

■曲名:おあいこ
■アルバム名:What are you looking for(2015年)
■動画リンク:「おあいこ」

私は時々人からどのように音楽を掘っているのか聞かれることがあります。

一概には言えませんが、最も効率的なのは人をたどっていく方法。

たとえば共演者、ゲスト参加、プロデューサー、作詞家、作曲家、アレンジャーなど、ある曲を気に入ったら芋づる式に聞いていきます。

すると、才能ある人は才能のある人と繋がっていることが見えてきます。

そうして掘り進んでいくと、自分の中で点と点が繋がり次第に面になる。

その方法論は、ハナレグミでも有効だと思います。

ただハナレグミは、いそうでいないタイプかもしれません。

スタイル的にはよくあるタイプかもしれませんが、本質的にかなり違うと思うことも。

その一方でジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)を連想することがあります。

共通点は限定的だと思いますが、以下の曲は特にそう感じるような。

Jason Mraz – I’m Yours

もし上の曲が気に入ったら、以下の記事で他の曲を聞いていただければと思います。

ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)の名曲名盤10選

 

10位「ハナレイ ハマベイ」(アルバム:帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。)

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■曲名:ハナレイ ハマベイ
■アルバム名:帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。(2005年)
■動画リンク:「ハナレイ ハマベイ」

最後にグッドタイム・ミュージックの曲をご紹介します。

彼の音楽はアメリカの古いフォーキー・ブルースやヘロン(Heron)のような木漏れ日フォークを思い起こさせることがあります。

あと採れたての生の野菜をかじりついた時のような感じも。

そういう音楽には、最低限の味付けしか必要ありません。

「なにも足さない なにも引かない」というCMのキャッチコピーを思い出したりします。

そういう当たり前の素の音楽で勝負するのは、とても難しいことです。

素材が良くなければどうにもなりません。

その点ハナレグミは音楽家として素材の良さで勝負する人でした。

実際音楽家としての血統も良いようですし。

コーネリアスの小山田圭吾によると、イギリスのロックバンドのLushのミキ・ベレーニは従姉である[3]。また、小山田は永積の再従兄にあたる[4]。

ハナレグミ ウィキペディア

 

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