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サニーデイ・サービス(Sunny Day Service)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はサニーデイ・サービスのランキングを作成しました。

このバンドは刺さる曲が多いですし、良い曲を挙げるとキリがありません。

そこで対象期間を、一旦解散するまでの初期に限定しました。

思い入れの深い人が多いと思いますが、ここでは私が単純に好きな曲を選んでみました。

その他の代表曲は、文中にリンクを貼っています。

10曲全て1位にしたいぐらい良い曲ばかりです。

 

1位「青春狂走曲」(アルバム:東京)

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■曲名:青春狂走曲
■アルバム名:東京
■動画リンク:「青春狂走曲」
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彼らの作品で最も有名なのは、このアルバムだと思います。

人気の一端は「東京」というアルバム名と、桜のアルバム・ジャケットという組み合わせにあるかもしれません。

よく東京は大都会で、人の繋がりも空疎でといったイメージはないでしょうか。

しかし実際に住んでみると、当然ながら誰もが様々なことを感じながら、日々楽しかったり悲しかったりして暮らしています。

このアルバムは、そうした東京に住む人のセンチメントを、うまくすくい上げています。

たとえば以下の歌詞。

そっちはどうだい うまくやってるかい

こっちはこうさ どうにもならんよ

今んとこまあ そんな感じなんだ

青春狂走曲

どうやらこの曲の主人公は、田舎の友人と電話でそんな会話をしているようですね。

私も昔、こんな電話をしたことがあるような気がします。

「青春狂走曲」という曲名もすばらしいですが、受けを狙った感じもなく、素のまま表現している感じがしますね。

サウンド面では、並木静のオルガンが効果的です。

 

2位「NOW」(アルバム:サニーデイ・サービス)

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■曲名:NOW
■アルバム名:サニーデイ・サービス
■動画リンク:「NOW」
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彼らのアルバムの最高傑作論争において、ファンの一番人気はこのアルバムかもしれません。

実は私もこれが一番好きです。

初期の集大成といえる作品で、とにかく良い曲がぎっしり詰まっています。

私は「虹の午後に」という曲も好きですが、選外になってしまったので、ここでご紹介しておきましょう。

サニーデイ・サービス – 虹の午後に

彼らのランキングを決めようと思った時、選曲が難航するだろうと思いました。

というのは良い曲が多すぎますし、どんな曲を選んでも人によってツボが違いますから。

最終的には自分の好みにすぎないのだからと、半ば開き直って選ばざるをえませんでした。

このアルバムからは2曲選びましたが「虹の午後に」だけでなく傑作「baby blue」でさえ選外になりました。

気に入ったら、ぜひアルバム単位でチェックしてみてください。

おそらくご紹介した外にも良い曲が沢山見つかると思います。

 

3位「スロウライダー」(アルバム:MUGEN)

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■曲名:スロウライダー
■アルバム名:MUGEN
■動画リンク:「スロウライダー」
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彼らの後期はサウンド面で工夫がみられました。

ロックっぽかったりクラブ・サウンドを導入した曲は、意外と曽我部恵一の書く曲と合っていました。

この曲はギターがかっこいいです。

デモ・テープ音源のギターをそのまま使ったようですが、それが大正解だったと思います。

曽我部恵一のギターは、プロのギタリストの演奏とは違います。

テクニック的にすぐれているとは思いません。

しかしこの曲がそうであるように、この人のギターにはセンスを感じます。

この曲ではデモテープの演奏をそのまま使ったという経緯から、本人もこのヨレたギターの魅力を自覚しているのでしょう。

味わいの人曽我部恵一の魅力は、歌や曲づくりだけでなく、ギターにもよく表れています。

 

4位「土曜日と日曜日」(アルバム:Best Flower -B side collection-)

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■曲名:土曜日と日曜日
■アルバム名:Best Flower -B side collection-
■動画リンク:「土曜日と日曜日」
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最初に聞いた時は、内容の良さに驚きました。

このアルバムは未発表曲とB面の曲を収録した、いわばアウトテイク集みたいなものです。

しかし内容的には、オリジナル・アルバムとなんら遜色ありません。

「恋人の部屋」や「テーマ」など、なぜこれがと思うような曲ばかりです。

「テーマ」については、リンクを貼っておきましょう。

サニーデイ・サービス – テーマ

その中でランクインした「土曜日と日曜日」は、彼らの曲の中でも屈指の傑作だといえます。

彼らには「Best Sky」というベスト盤がありますが、本来はそちらに収録されるべきではないでしょうか。

B面曲集ということでこの作品をスルーしている方は、改めてチェックしてみてください。

 

5位「星を見たかい?」(アルバム:サニーデイ・サービス)

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■曲名:星を見たかい?
■アルバム名:サニーデイ・サービス
■動画リンク:「星を見たかい?」
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このバンドを好きな人は、センチメンタルなところが好きなのかもしれません。

少なくとも、私はそういう聞き方をしています。

感傷的な曲にちょっとした焦燥感が加わった時、ちょっとしたミラクルが生まれているように思います。

たとえばこの曲などは、その一例かもしれません。

加えて私は彼らのヨレた感じも好きです。

たとえばお気に入りのTシャツが、着ている内に少しヨレてきたけれど、むしろ愛着は増したみたいな感じでしょうか。

実際今回の選曲に際して、ちょっとしたジレンマがありました。

地味に咲く曲の方が個人的には愛着が湧きますが、改めて選曲してみると、目立った曲を選んでしまうというような。

この曲は地味な曲の代表といえるかもしれません。

ちなみにこの頃彼らは、あまり売れないことに悩んでいたそうです。

なんで売れないんだろうと。

しかしこのアルバム・ジャケットは、あまりに地味すぎないでしょうか(笑)

私からしたら、そういうところも良いと思いますが。

 

6位「素敵じゃないか」(アルバム:若者たち)

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■曲名:素敵じゃないか
■アルバム名:若者たち
■動画リンク:「素敵じゃないか」
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デビュー当時の彼らは、はっぴいえんど・フォロワーと言われていました。

はっぴいえんどは、日本語ロックを確立したバンドです。

くるりのファースト「さよならストレンジャー」もはっぴえんどの影響下にありましたが、1990年代後期はそういう風潮がありました。

サニーデイについて語る時には、はっぴいえんどと同じように、日本語の美しさについて触れておかねばなりません。

この曲の出だしを引用しておきましょう。

星の光る夜に二人出かけて

風の落ちる晩はただただお喋り

恋の終わる

その朝まで

みじかい月明かりの時間の下でいよう

素敵じゃないか

この歌詞の主人公は、今の幸せが続かないかもしれないと予感しています。

しかし夜が明けるまで気付かないようにして、今の幸せを感じて過ごそうと。

「風の落ちる晩」という言葉も、詩的でいいですね。

曽我部恵一のはかないものに対する感受性を感じさせてくれる曲です。

 

7位「魔法」(アルバム:LOVE ALBUM)

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■曲名:魔法
■アルバム名:LOVE ALBUM
■動画リンク:「魔法」
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このアルバムは、一旦解散する前のラスト・アルバムです。

この時期の彼らは、空中分解寸前でした。

特にドラムの丸山晴茂は、ほとんどレコーディングに姿を見せず、結果的に打ち込みの曲が増えました。

ただこの曲のクレジットには丸山晴茂の名前がありますし、PVにもドラムを叩いているシーンがありますが、本当に彼が叩いているのかは分かりません。

その代わりに、スギウラム(SUGIURUMN)によるクラブ・サウンドの導入と、矢野誠によるストリングス・アレンジがこの曲を彩っています。

この後この作品のリミックス・アルバム「PARTY LOVE ALBUM」とライブ・ミニ・アルバム「FUTURE KISS」がリリースされ、バンドは一旦解散しました。

「FUTURE KISS」がリリースされた時、これでサニーデイは終わったのだな実感したことを覚えています。

しかしその10年後の2010年、彼らは再結成し「本日は晴天なり」を発表しました。

そこにはべースの田中貴だけでなく、ドラムの丸山晴茂も参加していました。

 

8位「雨の土曜日」(アルバム:愛と笑いの夜)

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■曲名:雨の土曜日
■アルバム名:愛と笑いの夜
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このランキングはベスト盤とは違いますから、シングル曲でも優遇しません。

自分が良いと思うかどうかです。

このアルバムでは「白い恋人」と「サマー・ソルジャー」がシングルカットされました。

しかし私はこちらの曲の方が好みです。

前作「東京」は小春日和を感じさせる曲が多かったのですが、次作のこちらは「愛と笑いの夜」というタイトル通り、少し暗い色合いの曲が多いように思います。

それには当時の事情が影響しています。

『愛と笑いの夜』は、付き合ってた子と別れたことがテーマになっていて。(中略)

曲作りは1週間ほどだったという。「一気に書き上げたよね。別れたショックから立ち直らないうちに書いちゃおうと思って、“おいしい”って」

愛と笑いの夜 ウィキペディア

曽我部恵一は失恋直後だったのですね。

その中でこの曲は、ギターポップにも通じる明るさがあります。

立ち直りかけている時に書いた曲なのかもしれません。

 

9位「夢見るようなくちびるに」(アルバム:MUGEN)

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■曲名:夢見るようなくちびるに
■アルバム名:MUGEN
■動画リンク:「夢見るようなくちびるに」
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私はこの曲を聞くと、いつも大瀧詠一っぽいなと感じます。

サウンド面もそうですが、曲のイメージもそんな感じがしないでしょうか。

前作「24時」は、シリアスで長い曲や実験色の強い曲が散見されました。

彼らはそのレコーディングで相当消耗したらしく、このアルバムでは単純にポップな曲をつくろうとしたようです。

このバンドの最大の強味は、曽我部恵一のソングライティング能力の高さです。

前作でメロディ重視ではない重厚長大な曲が増えた反動か、こちらでは聞きやすくライトな曲が増えたように感じます。

「江ノ島」なども良い曲ですね。

私は「東京」「愛と笑いの夜」「サニーデイ・サービス」については傑作すぎて、気軽に聞けないと思うことがあります。

しかしこのアルバムは肩の力が抜けていて、比較的気軽に聞くことができます。

結果的に一番のヘビーローテーションになっている感じがしないでもありません。

私は普段使いのサニーデイとして重宝しています。

 

10位「さよなら! 街の恋人たち」(アルバム:24時)

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■曲名:さよなら! 街の恋人たち
■アルバム名:24時
■動画リンク:「さよなら! 街の恋人たち」
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彼らのアルバムの中で、最も人気がないアルバムかもしれません。

確かにサニーデイ初心者は、このアルバムから入るべきではないかもしれません。

長い曲や実験色が強い曲が多く、全体的に少し重い感じの作品に仕上がっています。

さてすぐれたソングライターには、2種類のタイプがあるように思います。

あまり考えず職人的にポンポンと良い曲を量産するタイプと、やりたいことやできることとの狭間で、もがきながら曲を書くタイプ。

どうやら曽我部は後者のタイプみたいですね。

このアルバムには「ぼくは死ぬのさ」という、サニーデイ史上最大の冒険作も入っています。

おもしろい部分もあるものの、正直私は何度も聞き返したいとは思いません。

しかし10分を超える大曲「24時のブルース」など、聞きごたえがある曲も収録されています。

その中で一番好きなのが、この曲。

私は彼らの初期の魅力は、ある種の焦燥感や切迫感にあると思います。

彼らの曲が刺さるのは、それゆえではないかと。

この曲は、彼らの中でも屈指の刺さる曲だと思います。

メランコリーなサビの展開などは、絶品としかいいようがありません。

 

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