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ドナ・サマー(Donna Summer)の名曲名盤12選【代表曲・隠れた名曲】

今回はドナ・サマーのランキングを作成しました。

彼女はディスコのイメージが強いかもしれません。

しかしこの記事では彼女の様々な魅力をご紹介したいと思います。

1位「Bad Girls」(アルバム:Bad Girls)

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■曲名:Bad Girls
■曲名邦題:バッド・ガール
■アルバム名:Bad Girls(1979年)
■アルバム名邦題:華麗なる誘惑
■動画リンク:「Bad Girls」

このアルバムは彼女の最高傑作と言われています。

2枚組というボリュームをものともせず大ヒットしました。

ビルボードのアルバムチャートで、このアルバムはスーパートランプ(Supertramp)の「ブレックファスト・イン・アメリカ(Breakfast in America)」と、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げました

5月19日から4週間:スーパートランプが1位
6月16日から1週間:ドナ・サマーが1位
6月23日から2週間:スーパートランプが1位
7月7日から5週間:ドナ・サマーが1位

2枚の歴史的名盤が、何週かおきに1位になっていますね。

しかもドナ・サマーの方は2枚組なのに。

きっと当時のヒットチャート・マニアは、興奮してこの激しい1位争いを見守ったことでしょう。

 

2位「Hot Stuff」(アルバム:Bad Girls)

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■曲名:Hot Stuff
■曲名邦題:ホット・スタッフ
■アルバム名:Bad Girls(1979年)
■アルバム名邦題:華麗なる誘惑
■動画リンク:「Hot Stuff」

1位と並ぶ彼女の有名曲でありヒット曲です。

彼女はこのアルバムで、ロックとディスコを融合したと言われています。

実際ディスコっぽいリフとロックっぽいギターの組み合わせは、当時とても新鮮でした。

そのギターを弾いているのは、元スティーリー・ダン(Steely Dan)のジェフ・バクスター(Jeff Baxter)です。

ちなみにこのアルバムの収録曲は、グラミーで以下の各分野にノミネートされました。

・「Hot Stuff」:最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞
・「Bad Girls」:ベスト・ディスコ・レコーディングにノミネート
・「Dim All the Lights:最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンスにノミネート

つまり当時の彼女は、ロック、ディスコ、R&Bの3分野にまたがって評価されていたのですね。

 

3位「Happily Ever After」(アルバム:Once Upon a Time)

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■曲名:Happily Ever After
■曲名邦題:ハッピリィ・エヴァー・アフター
■アルバム名:Once Upon a Time(1977年)
■アルバム名邦題:ワンス・アポン・ア・タイム
■動画リンク:「Happily Ever After」

今回の記事は、トニー・ブラス(Tony Blass)という人物との交流がきっかけで生まれました。

彼は、エミット・ローズ(Emitt Rhodes)の復活する姿を追った傑作ドキュメンタリー「ワン・マン・ビートルズ(The One Man Beatles)」の制作者として知られている人物です。

彼は音楽業界に幅広い人脈があり、ドナ・サマーとも友人関係にありました。

ここでは触れませんが、私はトニー・ブラス氏から彼女の人柄をうかがわせるエピソード教えていただき、とても感銘を受けました。

その後彼からドナ・サマーについてどう思うか聞かれ、私は記事を書いてその答えにしたいと約束しました。

そうした経緯もあって、この記事の一部は彼から影響を受けて書かれています。

 

4位「Protection」(アルバム:Donna Summer)

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■曲名:Protection
■曲名邦題:プロテクション
■アルバム名:Donna Summer(1982年)
■アルバム名邦題:恋の魔法使い
■動画リンク:「Protection」

このアルバムのプロデューサーは、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)です。

彼はマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)をディスコから軌道修正し、より大きな成功に導いた立役者です。

クインシーはその変革時に、ロックっぽい要素をうまく活用しました。

さてこの曲を書いたのは、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)です。

彼は自分が書いた曲を気軽に他人に提供することで知られています。

彼の代表曲「ハングリー・ハート(Hungry Heart)」でさえ、周囲が彼を止めなかったら人に提供しようとしていましたし。

この曲は名ソングライターのブルース・スプリングスティーンが曲を提供し、敏腕プロデューサーのクインシー・ジョーンズが制作しました。

その曲をドナ・サマーが歌うのですから、悪かろうはずがありません。

「Hot Stuff」の延長線上にある、聞きごたえのあるロックン・ソウルになりました。

 

5位「Try Me, I Know We Can Make It」(アルバム:Live and More)

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■曲名:Try Me, I Know We Can Make It
■曲名邦題:トライ・ミー、アイ・ノウ・ウィ・キャン・メイク・イット
■アルバム名:Live and More(1978年)
■アルバム名邦題:ライブ・アンド・モア
■動画リンク:「Try Me, I Know We Can Make It」

このアルバムは、ヘッドホンかボリュームを上げて聞いた方がいいかもしれません。

少し大きめの音で聞いた方が、臨場感を味わえるような気がします。

私はボリュームを上げて初めて、このアルバムの真価に気付きました。

さてこの曲は2:08と3:42からが聞きどころです。

この曲のオリジナルは「ラブ・トリロジー(A Love Trilogy)」に収録されていますが、私はライブ・バージョンの方に軍配を上げます。

「A Love Trilogy」にはもう1曲、私の大好きな曲が入っています。

Donna Summer – Come With Me

名シンガーはライブで真価が発揮されるものですが、彼女もその例にもれません。

 

6位「I Remember Yesterday」(アルバム:I Remember Yesterday)

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■曲名:I Remember Yesterday
■曲名邦題:アイ・リメンバー・イエスタデイ
■アルバム名:I Remember Yesterday(1977年)
■アルバム名邦題:アイ・リメンバー・イエスタデイ
■動画リンク:「I Remember Yesterday」

彼女はセカンド・アルバムの「愛の誘惑(Love to Love You Baby)」がヒットしたことで、活動が軌道に乗りました。

その後「A Love Trilogy」「フォー・シーズンズ・オブ・ラブ(Four Seasons of Love)」を経てリリースされたのが、このアルバム。

ただこのアルバムの彼女は、まだ個性が確立していません。

初期の彼女は、時々ダイアナ・ロス(Diana Ross)に似ていると感じる時があります。

たとえばこの曲をお聞きください。

この曲は甘くエレガントですが、まだ彼女はポテンシャルの一部しか発揮していません。

彼女はシンガーとして何でも歌いこなせる万能タイプです。

プロフェッショナルに徹して、どんな曲も最高の曲に仕上げました。

後に彼女はタフなイメージを強めますが、試行錯誤していたこの曲の甘さも魅力的です。

 

7位「I Feel Love」(アルバム:I Remember Yesterday)

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■曲名:I Feel Love
■曲名邦題:アイ・フィール・ラブ
■アルバム名:I Remember Yesterday(1977年)
■アルバム名邦題:アイ・リメンバー・イエスタデイ
■動画リンク:「I Feel Love」

6位と同じアルバムからの曲です。

この時期は先程のような古いタイプの曲と、この曲のような先鋭的な曲が同居していました。

この曲ではプロデューサーのジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)とピート・ベロッテ(Pete Bellotte)の貢献が大きいかもしれません。

私はジョルジオ・モロダーについて、実験的な側面が過小評価されていると感じます。

ちなみにジョルジオ・モロダーは、以下の曲もプロデュースしています。

Japan – Quiet Life

「I Feel Love」とこの曲の2曲は、リズム・パターンが似ていないでしょうか。

「I Feel Love」はクラフトワーク(Kraftwerk)の曲と同じように、商業的な観点以外で評価されていいかもしれません。

 

8位「True Love Survives」(アルバム:I’m a Rainbow)

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■曲名:True Love Survives
■曲名邦題:トゥルー・ラブ・サバイブス (真の愛は生き残る)
■アルバム名:I’m a Rainbow(1996年)
■アルバム名邦題:アイム・ア・レインボー
■動画リンク:「True Love Survives」

このアルバムをご存じない方は少なくないかもしれません。

このアルバムは1996年にリリースされましたが、レコーディングされたのははるか昔の1981年のこと。

元々は「The Wanderer」の後にリリースされる予定でしたが、発売が許可されませんでした。

その背景には当時彼女が在籍していたゲフィン・レコード(Geffen Records)の意向があったようです。

問題は音楽の良し悪しではありません。

むしろこのアルバムは、ヒットが約束されていたといえるでしょう。

このアルバムには「フラッシュダンス(Flashdance)」で使われてヒットした「ロミオ(Romeo)」が収録されていましたから。

Donna Summer – Romeo

1980年代には他に以下の曲もヒットしています。

Donna Summer – She Works Hard for the Money

私はレーベルがもっと彼女を尊重してほしかったと思います。

 

9位「Looking’ Up」(アルバム:The Wanderer)

■曲名:Looking’ Up
■曲名邦題:ルッキング・アップ
■アルバム名:The Wanderer(1980年)
■アルバム名邦題:ワンダラー
■動画リンク:「Looking’ Up」

彼女はこのアルバムまで、ジョルジオ・モロダーとピート・ベロッテとの製作体制を維持しました。

この曲は彼女とピート・ベロッテの共作です。

このアルバムではアルバム・タイトル曲が有名ですが、私はこちらの曲の方が好きです。

ディスコの女王(Queen of Disco)と呼ばれていた彼女は、このアルバムからコンテンポラリーなポップスへとシフトしていきました。

このアルバムの後、1981年からMTVが始まりました。

この曲はMTV時代に適している感じがしますね。

彼女は1980年代前半、MTvに順応して存在感を維持しました。

 

10位「MacArthur Park」(アルバム:On the Radio)

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■曲名:MacArthur Park
■曲名邦題:マッカーサー・パーク
■アルバム名:On the Radio(1979年)
■アルバム名邦題:オン・ザ・レイディオ
■動画リンク:「MacArthur Park」

この記事は、ディスコ以外で彼女を再評価していただくために書きました。

その為以下の曲など、多くのディスコ・ナンバーをランク外にしました。

Donna Summer – On The Radio

しかしこの「MacArthur Park」を外すことは考えられません。

そもそもこの曲は、彼女の記念すべきナンバーワン・ヒットですし。

さてこのアルバムは、カサブランカ・レコード(Casablanca Records)での最終作になりました。

このアルバムは前作「Bad Girls」のヒットを受けて、急遽リリースされたベスト盤です。

選曲が良いので、ディスコ時代の彼女を知りたい方におすすめです。

 

11位「Stamp Your Feet」(アルバム:Crayons)

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■曲名:Stamp Your Feet
■曲名邦題:スタンプ・ユア・フィート
■アルバム名:Crayons(2008年)
■アルバム名邦題:クレヨン
※ジャケットはシングルのもの
■動画リンク:「Stamp Your Feet」

彼女は1980年代後半から低迷したと言われています。

しかし彼女は2008年、このアルバムで復活しました。

このアルバムは、全米アルバム・チャートで17位を獲得しています。

この曲は「アイム・ア・ファイア(I’m a Fire)」「フェイム(ザ・ゲーム)(Fame (The Game))」と並んで、アメリカのダンスチャートで1位を記録しました

しかしそれ以上にうれしいのは、アルバムの出来がすばらしいこと。

彼女はディスコを象徴するシンガーです。

ディスコという音楽が不当に低く評価されている現状について、私は嘆かわしいと思います。

ディスコの評価の低さは、彼女が過小評価される要因の1つかもしれません。

彼女はこのアルバムでディスコのイメージを払拭するかのように、時代に合ったダンス・ミュージックに挑戦しています。

 

12位「Last Dance」(アルバム:Live and More)

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■曲名:Last Dance
■曲名邦題:ラスト・ダンス
■アルバム名:Live and More(1978年)
■アルバム名邦題:ライブ・アンド・モア
■動画リンク:「Last Dance」

彼女はシンガーとしては、それほど黒くないと評価されています。

確かに1960年代から1970年代初頭にかけてのディープ・ソウル、サザン・ソウルのシンガーと比べたら黒くありません。

私はサザン・ソウルも大好きです。

しかし私はアフロ・アメリカンに対して、過剰に音楽的な黒さを求める風潮には違和感があります。

1980年前後から、以前と比較して分かりやすく黒さをアピールしないアフロ・アメリカンのシンガーが増えました。

代表例で言えば、ライオネル・リッチー(Lionel Richie)やホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)などです。

どちらもすばらしいシンガーですね。

私はドナ・サマーは彼らの先行者だと思っています。

彼女はバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)と共演していますし、その曲でも黒さを強調していません。

しかしそれにもかかわらず、彼女はエクセレントなシンガーです。

私は彼女の圧倒的な実力を示す証拠として、この曲を提出します。

試しに4:34からを聞いてみてください。

この歌の前では黒いとか白いということは、些細な問題かもしれません。

彼女の歌のすばらしさに圧倒されて、ただただ聞き入るのみです。

リスナーの心をこれほど支配し制圧できるシンガーは、古今東西見渡しても極めて稀だと思います。

 

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