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ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はホイットニー・ヒューストンのランキングを作成しました。

私が好きな曲を優先したため、ヒット曲でもランクインしていない曲が沢山あります。

ただ選外の人気曲については、文中のリンクで補足しています。

彼女の全体像をつかみたい方は、そちらもチェックしてみてください。

1位「I Will Always Love You」(アルバム:The Bodyguard)

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■曲名:I Will Always Love You
■曲名邦題:オールウェイズ・ラヴ・ユー
■アルバム名:The Bodyguard(1992年)
■アルバム名邦題:ザ・ボディガード
■動画リンク:「I Will Always Love You」

アメリカの歌姫によって、大切に歌い継がれてきた曲です。

ドリー・パートン(Dolly Parton)からリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)、そしてホイットニー。

中でもこの曲は特に大きなヒットを記録しました。

全米シングルチャートで14週連続1位と言う記録も樹立している。日本のオリコン洋楽シングルチャートでは1993年1月11日付から27週連続1位を獲得し、1993年の年間チャートで1位となった[20]。

オールウェイズ・ラヴ・ユー ウィキペディア

アメリカのシングル・チャートで3か月以上、日本の洋楽シングル・チャートでも、半年1位を維持していたのですね。

このランキングでも1位以外に置き場所がありません。

 

2位「Saving All My Love for You」(アルバム:Whitney Houston)

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■曲名:Saving All My Love for You
■曲名邦題:すべてをあなたに
■アルバム名:Whitney Houston(1985年)
■アルバム名邦題:そよ風の贈りもの
■動画リンク:「Saving All My Love for You」

この曲をファースト・シングルだと思っている方は、少なくないかもしれません。

改めて調べてみると、5枚目のシングルでした。

ファースト・シングルは、テディ・ペンダーグラス(Teddy Pendergrass)とのデュエット・ソング「ホールド・ミー(Hold Me)」です。

またこの曲はカバーですが、それも初耳な人が多いかもしれません。

原曲のリンクを貼っておきましょう。

Marilyn McCoo & Billy Davis Jr. – Saving All My Love For You

この曲から彼女は、7曲連続1位を記録しています。

2作目のシングル「すべてをあなたに」[16]から7曲連続で全米シングルチャート1位の記録を打ち立てた。この記録はビートルズの6曲連続を超える新記録であり、2012年現在いまだに破られていない。

ホイットニー・ヒューストン ウィキペディア

彼女の伝説はここから始まりました。

 

3位「I Have Nothing」(アルバム:The Bodyguard)

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■曲名:I Have Nothing
■曲名邦題:アイ・ハヴ・ナッシング
■アルバム名:The Bodyguard(1992年)
■アルバム名邦題:ザ・ボディガード
■動画リンク:「I Have Nothing」

彼女の母親は、スイート・インスピレーションズ(The Sweet Inspirations)の一員、シシー・ヒューストン(Cissy Houston)。

従姉には、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)がいます。

彼女は10代の頃からモデルとして活躍する一方、バック・ボーカルの仕事を始めました。

20歳になると有名プロデューサー、クライヴ・デイヴィス(Clive Davis)に見出され、大手のアリスタ・レコードと契約しました。

その後デビュー・アルバムは、世界中で大ヒットしています。

彼女の場合は、幸運をつかんだというより、順当に成功を収めたように思えます。

ただ彼女は若い頃から、精神面で不安を抱えていました。

彼女はバイセクシャルで、ハイスクール時からロビン・クロフォード(Robyn Crawford )という女性と恋人関係にありました。

ロビン・クロフォードは、ホイットニーが生涯で唯一心を許した存在だと言われています。

この曲では「私を置いて行かないで、私には何もないのだから」と歌われています。

母シシーはロビンとの関係を問題視して、ロビンをホイットニーから引き離しました。

この曲は映画用の曲ですから、ロビンのことを歌った曲ではないと思われます。

ただこの曲の壮絶な歌唱は、とてもリアルに響きます。

 

4位「All at Once」(アルバム:Whitney Houston)

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■曲名:All at Once
■曲名邦題:オール・アット・ワンス
■アルバム名:Whitney Houston(1985年)
■アルバム名邦題:そよ風の贈りもの
■動画リンク:「All at Once」

デビュー・アルバムからの曲です。

アリスタ・レコードのクライヴ・デイヴィスは、彼女を売り出すにあたって、綿密に計画を練り上げました。

彼は毀誉褒貶が激しい人です。

私は彼が何人もの貴重な才能を潰したことを知っています。

しかし一方で自分が良いと思ったアーティストを売ることに関して、とても情熱的だったことも事実。

彼はナイトクラブで歌うホイットニーを見つけた時、スターになることを確信したそうです。

彼は偉大な歌手には偉大な曲が必要だと考えました。

彼は彼女にふさわしい曲をかき集めるのに、1年半もかけたそうです。

この曲もその中の1曲。

その結果、このデビューアルバムからは全米シングルチャート1位が3曲、3位が1曲と異例のヒットとなりました。

もう1曲彼女を代表する人気曲をご紹介しておきましょう。

Whitney Houston – Greatest Love of All

 

5位「You’ll Never Stand Alone」(アルバム:My Love Is Your Love)

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■曲名:You’ll Never Stand Alone
■曲名邦題:ユール・ネヴァー・スタンド・アローン
■アルバム名:My Love Is Your Love(1998年)
■アルバム名邦題:マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ
■動画リンク:「You’ll Never Stand Alone」

このアルバムは前作「アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト(I’m Your Baby Tonight)」から8年ぶりにリリースされました。

ただその間サウンドトラックが3枚リリースされていたため、それほど間隔が開いた印象はありません。

「The Bodyguard」
「ため息つかせて(Waiting To Exhale)」
「天使の贈りもの(The Preacher’s Wife)」

彼女の私生活でも大きな変化がありました。

1992年彼女はボビー・ブラウン(Bobby Brown)と結婚し、翌年女の子が生まれました。

アルバム・ジャケットでも、彼女はヤンママみたいに見えます。

さて一般的にこのアルバムでは、マライア・キャリー(Mariah Carey)と共演した「ホエン・ユー・ビリーヴ(When You Believe)」という曲が有名です。

リンクだけ貼っておきましょう。

Whitney Houston, Mariah Carey – When You Believe

このアルバムは以前と比べ、より洗練されたサウンドに変化しています。

彼女はこの後同じ路線で遺作「ジャスト・ホイットニー(Just Whitney)」をリリースしました。

 

6位「I Wanna Dance With Somebody」(アルバム:Whitney)

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■曲名:I Wanna Dance With Somebody
■曲名邦題:すてきなSomebody
■アルバム名:Whitney(1987年)
■アルバム名邦題:ホイットニーII〜すてきなSomebody
■動画リンク:「I Wanna Dance With Somebody」

彼女の最高傑作は、1枚目の「Whitney Houston」、2枚目の「Whitney」、そして「The Bodyguard」のどれかだと思われます。

この曲はセカンド・アルバムの曲ですが、チープに感じられる1980年代風サウンドです。

またPVの髪型やヤマンバを思わせるメイクも、いささかトゥマッチかもしれません。

しかしそんなことお構いなしに、彼女の魅力が伝わってきますね。

最高の才能を持った人の全盛期のパワーは、すさまじいものがあります。

さて初期のホイットニーの周辺には、AOR、フュージョン、ブラコン周辺の一流どころが集結していました。

この曲は後にボーイ・ミーツ・ガール(Boy Meets Girl)名義で「Waiting For a Star to Fall」をヒットさせたシャノン・ルビカム(Shannon Rubicam)と‎ジョージ・メリル(George Merrill)が書いた曲です。

2人はもう1曲「恋は手さぐり(How Will I Know)」というアップの名曲を提供しています。

Whitney Houston – How Will I Know

とかくホイットニーは、バラードに注目が集まりがちです。

ただ時々アップテンポのすばらしい曲があったことは、ティーンに彼女の人気を浸透させるのに一役買ったと思います。

 

7位「Just the Lonely Talking Again」(アルバム:Whitney)

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■曲名:Just the Lonely Talking Again
■曲名邦題:ひとりにしないで
■アルバム名:Whitney(1987年)
■アルバム名邦題:ホイットニーII〜すてきなSomebody
■動画リンク:「Just the Lonely Talking Again」

今回はいつも以上に自分の好みを選曲に反映しました。

そもそも彼女はヒット曲や有名曲が多すぎるので、10曲だけでは必ず不満が出ます。

そこで開きおなおることにしました。

良い曲は網羅できませんが、私の好きな曲だけ強く主張したいと思います。

さて話は変わりますが、私は昔初めてベンツの上位クラスに乗った時、自分の車とは乗り心地が違うことに気が付きました。

スピードを出していなくても、違いを感じ取ることができました。

この曲でのホイットニーの歌は、ベンツ上位クラスが40kmで走行しているようなものかもしれません。

彼女の歌は声を張り上げなくても違いが歴然なので、時にはこの曲のように少し抑え気味でもいいと思います。

 

8位「We Didn’t Know」(アルバム:I’m Your Baby Tonight)

■曲名:We Didn’t Know
■曲名邦題:愛の思い出
■アルバム名:I’m Your Baby Tonight(1990年)
■アルバム名邦題:アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト
■動画リンク:「We Didn’t Know」

1990年発売された3枚目のアルバムに収録された、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)とのデュエット曲です。

「マイ・ネーム・イズ・ノット・スーザン(My Name Is Not Susan)」を筆頭に、一時期のマイケル・ジャックソン(Michael Jackson)を思わせる曲が多いように思います。

アルバムタイトル曲のリンクを貼っておきましょう。

Whitney Houston – I’m Your Baby Tonight

この年彼女はボビー・ブラウンと出会い、翌年1992年2人は結婚しました。

しかしこの結婚は、最悪の選択肢だったかもしれません。

その後彼女は、夫からのドメスティック・バイオレンスにさらされました。

次第に彼女は苦痛から逃れるため、ドラッグに依存するようになります。

そんなある日悲劇が起きました。

2012年2月11日、彼女はコカインにより亡くなりました。

ボビーとは2004年に離婚しましたが、その後彼女はドラッグを止められなかったようです。

その後ボビーは度々メディアで、今でもホイットニーを愛しているとか、自分がいたら彼女が死ぬようなことはなかったなどと発言していましたが、DV男の言葉に説得力はありません。

その後ボビーは、ホイットニーの娘もドラッグで失いました。

彼は愛している人をことごとく守ることができませんでした。

 

9位「Run to You」(アルバム:The Bodyguard)

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■曲名:Run to You
■曲名邦題:ラン・トゥ・ユー
■アルバム名:The Bodyguard(1992年)
■アルバム名邦題:ザ・ボディガード
■動画リンク:「Run to You」

映画の内容をよく表した曲です。

歌詞を要約するとこんな感じです。

「あなたのところに走っていきたい。きっとあなたなら守ってくれるはず」

この映画はボディガード役のケビン・コスナー(Kevin Costner)が、人気歌手役のホイットニーを命がけで守るストーリーが感動を呼びました。

以下のジャケ写も臨場感満点ですね。

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ホイットニーが亡くなった時、ケヴィン・コスナーは弔辞を読んだそうです。

2012年2月11日にホイットニーが急死、18日に行なわれた葬儀で、コスナーは17分にもわたる弔辞を読み上げ、彼女を讃えた[5]。

ボディガード (1992年の映画) ウィキペディア

PVでは彼女を守るケヴィン・コスナーの勇姿を見ることができます。

 

10位「The Star Spangled Banner」(アルバム:Whitney the Greatest Hits)

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■曲名:The Star Spangled Banner
■曲名邦題:星条旗
■アルバム名:Whitney the Greatest Hits(2000年)
■アルバム名邦題:ザ・グレイテスト・ヒッツ
■動画リンク:「The Star Spangled Banner」

この曲はアメリカ国歌です。

なぜわざわざ他国の国歌を聞かないといけないのかと思われるかもしれません。

しかしこの曲は、ただの国歌斉唱ではありません。

1991年の第25回スーパーボウルで試合前に国歌を斉唱。この斉唱は史上最高の国歌斉唱と絶賛された[19][20][21]。

ホイットニー・ヒューストン ウィキペディア

あまりの評判にシングルカットされて、このベスト盤にも収録されています。

スーパーボウルといえばアメリカ最大のイベントで、そこで歌うことは歌手なら誰もが夢見る栄誉。

彼女の歌について黒さがなくてつまらないとか、人工的な感じがするという記事を読んだことがあります。

私はその意見に同意しません。

その証拠として、私はこの曲を提出いたします。

彼女はこの歌で強く美しいアメリカを表現しました。

アメリカ人であれば、この国歌を聞いて誇らしいと思うことでしょう。

それは歌い終わってからの大歓声が証明しています。

彼女は国歌を歌うのにふさわしい格を備えた、とてもスケールの大きな歌手だったと思います。

 

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