今回はa-haのランキングを作成しました。
彼らは初期にエレポップの名曲を数多く生み出しました。
しかしその後彼らは、実力派としての評価を確立しています。
この記事ではその変化の過程を追えるよう、ほぼリリース順で曲を配置してみました。
- 1 1位「Take On Me」(アルバム:Hunting High and Low)
- 2 2位「The Sun Always Shines on T.V.」(アルバム:Hunting High and Low)
- 3 3位「Hunting High and Low」(アルバム:Hunting High and Low )
- 4 4位「I’ve Been Losing You」(アルバム:Scoundrel Days)
- 5 5位「Stay on These Roads」(アルバム:Stay on These Roads)
- 6 6位「The Living Daylights」(アルバム:Stay on These Roads)
- 7 7位「You Are the One」(アルバム:Stay on These Roads)
- 8 8位「Waiting for Her」(アルバム:East of the Sun, West of the Moon)
- 9 9位「Velvet」(アルバム:Minor Earth Major Sky)
- 10 10位「White Canvas」(アルバム:Lifelines)
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1位「Take On Me」(アルバム:Hunting High and Low)
■曲名:Take On Me
■曲名邦題:テイク・オン・ミー
■アルバム名:Hunting High and Low
■アルバム名邦題:ハンティング・ハイ・アンド・ロウ
■動画リンク:「Take On Me」
彼らの代表曲というより、1980年代そのものを代表する曲です。
この曲のオリジナル・バージョンをご紹介しておきましょう。
a-ha – Take On Me(original version)
ただヒットしたのは、オリジナルではなくリメイクしたバージョンの方。
この曲はMVが有名です。
MTV時代のMVでも、特にすばらしい映像作品です。
映像の進歩は著しいですから、MTV時代の多くMVは当時ほどの衝撃はありません。
しかしこのMVは今見ても、充分魅力的です。
この映像は、映画監督であるスティーブ・バロンが担当しました。
1986年のMTV Video Music Awardsで、「テイク・オン・ミー」のミュージック・ビデオは、最優秀新人アーティストビデオ賞、最優秀コンセプトビデオ賞、最優秀エクスペリメンタルビデオ賞、最優秀ビデオディレクション賞、最優秀特殊効果賞、視聴者賞の6部門を受賞した[27][注釈 2]。
ちなみに出演している美女は、当時モートン・ハルケット(Morten Harket)が交際していた女性なのだそうです。
2位「The Sun Always Shines on T.V.」(アルバム:Hunting High and Low)
■曲名:The Sun Always Shines on T.V.
■曲名邦題:シャイン・オン・TV
■アルバム名:Hunting High and Low
■アルバム名邦題:ハンティング・ハイ・アンド・ロウ
■動画リンク:「The Sun Always Shines on T.V.」
日本で彼らは一発屋だと思われがちです。
しかしヨーロッパでは根強い人気をがあって、コンスタントにヒット曲を生み出しました。
この曲はアメリカでも20位を獲得しています。
ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)を思わせる曲調のおかげかもしれません。
このデビュー・アルバムは、彼らのポテンシャルの高さを感じる名曲ぞろいです。
他にも「Train of Thought」や「Love Is Reason」など、すばらしい曲が収録されています。
後者だけリンクを貼っておきましょう。
彼らはオリジナル・アルバムの質が高いので、ベスト盤で済ますことはおすすめしません。
3位「Hunting High and Low」(アルバム:Hunting High and Low )
■曲名:Hunting High and Low
■曲名邦題:ハンティング・ハイ・アンド・ロウ
■アルバム名:Hunting High and Low
■アルバム名邦題:ハンティング・ハイ・アンド・ロウ
■動画リンク:「Hunting High and Low」
彼らのメインソングライターは、ポール・ワークター=サヴォイ(Pal Waaktaar-Savoy)、マグネ・フルホルメン(Magne Furuholmen)の2人です。
彼らの勝利の方程式は、2人が書いた曲をモートン・ハルケットが歌うこと。
初期3作はエレポップでしたが、その後彼らは音楽性を変えました。
しかし楽曲の完成度とモートンのボーカルという軸は盤石で、アレンジや音楽性の変化があっても、ファン離れどころか新たなファンを獲得しました。
この曲などは、後の成熟路線を予告した曲です。
後に彼らはティーン向けの音楽から脱皮し、より成熟した音楽にシフトしました。
この曲はファーストの段階で、既に後の成熟した音楽性を予感させました。
4位「I’ve Been Losing You」(アルバム:Scoundrel Days)
■曲名:I’ve Been Losing You
■曲名邦題:ルージング・ユー
■アルバム名:Scoundrel Days
■アルバム名邦題:スカウンドレル・デイズ
■動画リンク:「I’ve Been Losing You」
セカンド・アルバムの曲です。
彼らは2枚目で音楽性を大きく変えてきました。
その変化は多くの人を戸惑わせました。
硬派になった、とっつきにくくなったなどの声が沸き起こりました。
しかしその一方彼らをティーン向けだと思っていた人は、なかなかやるじゃないかとウナりました。
ただしこの曲は従来に近い路線の曲です。
この記事ではa-ha入門者に気に入ってもらうため、分かりやすさを重視しています。
コアなファンほど、このアルバムを評価しているかもしれません。
5位「Stay on These Roads」(アルバム:Stay on These Roads)
■曲名:Stay on These Roads
■曲名邦題:ステイ・オン・ディーズ・ロード
■アルバム名:Stay on These Roads
■アルバム名邦題:ステイ・オン・ディーズ・ロード
■動画リンク:「Stay on These Roads」
最高傑作との誉れ高いサード・アルバムの曲です。
私は最高傑作を聞かれたら、ファーストとこのアルバムのどちらかだと答えます。
どちらも曲の平均水準が高いにもかかわらず、ずば抜けた傑作が収録されていますし。
このアルバムでは1曲目のこの曲が圧巻です。
彼らはノルウェー出身のバンドです。
つまりアバ(ABBA)などと同じく、北欧ポップスといえるでしょう。
この曲は哀愁と上品なエレポップのアレンジ、そして澄んだ歌声が至高です。
とにかくモートンのハイトーンのボーカルがすばらしすぎますね。
後にモートンはソロでもこんな名曲を残しています。
6位「The Living Daylights」(アルバム:Stay on These Roads)
■曲名:The Living Daylights
■曲名邦題:リビング・デイライツ
■アルバム名:Stay on These Roads
■アルバム名邦題:ステイ・オン・ディーズ・ロード
■動画リンク:「The Living Daylights」
この曲は、映画『007 リビング・デイライツ』主題歌です。
007の主題歌を担当するのは一流の証明です。
実際当時の彼らは超人気バンドでした。
1991年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されたロック・イン・リオ2では、ジョージ・マイケルやガンズ・アンド・ローゼズといった英米のアーティストを遥かにしのぐ19万5000人の観客を動員。
この記録は「the largest paying audience」として、一時ギネスブックにも掲載された。
一発屋のイメージが強い日本では考えにくいかもしれません。
当時の彼らはアイドル的な人気がありました。
しかし同時に音楽も高く評価されており、絶大な人気を博していました。
7位「You Are the One」(アルバム:Stay on These Roads)
■曲名:You Are the One
■曲名邦題:ユー・アー・ザ・ワン
■アルバム名:Stay on These Roads
■アルバム名邦題:ステイ・オン・ディーズ・ロード
■動画リンク:「You Are the One」
彼らは2枚目となる前作で、音楽的に冒険を試みました。
しかしアメリカ人には受け入れにくい変化であったため、アメリカでの人気を維持できませんでした。
アメリカは世界一の音楽市場なので、レコード会社はテコ入れしようとしたかもしれません。
この曲は「Take On Me」のようなヒット曲を期待されて書かれた感じがします。
しかしこの曲は空振りに終わり、その後彼はアメリカで再び売れることはありませんでした。
彼ら本来の魅力は、アメリカ人の趣向とは合致しないのかもしれません。
しかしその分彼らはヨーロッパでは人気を維持しました。
8位「Waiting for Her」(アルバム:East of the Sun, West of the Moon)
■曲名:Waiting for Her
■曲名邦題:ウェイティング・フォー・ハー
■アルバム名:East of the Sun, West of the Moon
■アルバム名邦題:イースト・オブ・ザ・サン、ウエスト・オブ・ザ・ムーン
■動画リンク:「Waiting for Her」
彼らはこのアルバムから大きく変わりました。
大まかに言えばエレポップから脱皮し、より本格派志向に移行しました。
アルバム・ジャケットからも感じられるように、骨っぽい魅力を打ち出したといえます。
彼らはセカンド・アルバムでも変化しましたが、今回はもっと本質的な変化だったかもしれません。
それは脱アイドル路線であり、実力派への脱皮。
しかしそのイメージチェンジは、少なくとも音楽面では大成功でした
以前より作風が地味かもしれませんが、どれも繰り返しの鑑賞に耐えうる曲ばかりです。
今回は初期3作に有名曲、ヒット曲が多いため、このアルバムから1曲だけとなりました。
もしこの曲が気に入った方は、ぜひアルバム単位でチェックしてみてください。
9位「Velvet」(アルバム:Minor Earth Major Sky)
■曲名:Velvet
■曲名邦題:ヴェルベット
■アルバム名:Minor Earth Major Sky
■アルバム名邦題:遥かなる空と大地
■動画リンク:「Velvet」
彼らは「East of the Sun, West of the Moon」の後「Emorial Beach」を発表しました、
「Emorial Beach」は出来こそ良かったものの、セールス面ではいま一つでした。
その後3人は、1994年からソロで活動をし始めました。
ワールドツアー後、3人はそれぞれソロ活動に専念する。
ポールは妻ローレン・サヴォイやフロード・アンランドと組んだSavoyとして、モートンはソロシンガーとして活動、それぞれノルウェーでナンバー1ヒットを記録している。
マグネはKjetil BjerkestrandとTimbersoundというユニットを組み、ノルウェー映画やTVドラマのサウンドトラック制作を手がける一方、画家・彫刻家としての地位を築いている。
各自ソロの活動は充実していたようですね。
その後2000年の再度3人が集まって、このアルバムがリリースされました。
このアルバムでは各自がソロ活動で得た成果を持ち寄った結果、すばらしい作品になりました。
10位「White Canvas」(アルバム:Lifelines)
■曲名:White Canvas
■曲名邦題:ホワイト・キャンバス
■アルバム名:Lifelines
■アルバム名邦題:ライフラインズ
■動画リンク:「White Canvas」
先程私は1枚目か3枚目が最高傑作と書きました。
しかしその判断には、私の思い出補正が入っています。
もしその先入観がなかったら、このアルバムが最高傑作と断言するかもしれません。
今回は時系列で曲を並べましたが、純粋に曲の良し悪しで順位を付けたら、この曲が1位かもしれません。
しかもこのアルバムには、他にも同水準の曲がいくつか収録されています。
同じアルバムから、もう1曲ご紹介しておきましょう。
彼らはすぐれた才能ゆえに、時代の徒花では終わりませんでした。
特にこの記事の後半3曲は、どれも名曲として語り継がれるほどの曲だと思います。
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