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クリストファー・クロス(Christopher Cross)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はクリストファー・クロスのランキングを作成しました。

この人は初期のヒット曲や有名曲ばかりが取り上げられがちです。

しかしヒットとは無縁になったその後も、すばらしい作品をリリースしています。

初期の曲だけしか知らない方は、最後の2曲だけでも聞いてみてください。

 

1位「Arthur’s Theme (Best That You Can Do)」(アルバム:The Best of Christopher Cross)

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■曲名:Arthur’s Theme (Best That You Can Do)
■曲名邦題:ニューヨーク・シティ・セレナーデ
■アルバム名:The Best of Christopher Cross
■アルバム名邦題:ベスト・オブ・クリストファー・クロス
■動画リンク:「Arthur’s Theme (Best That You Can Do)」

この曲は映画「ミスター・アーサー(Arthur)」の主題歌です。

上ではベスト盤の方でご紹介していますが、サントラではAOR系のアーティストが多数参加しています。

この曲以外にも、スティーヴン・ビショップ(Stephen Bishop)の「貴方とともに(It’s Only Love)」という名曲も入っていますし。

この曲「Arthur’s Theme (Best That You Can Do)」については、聞いたことがある方も多いと思います。

当時日本でも大ヒットしています。

この曲は日本でも馴染みの深いナンバーであり、日本のオリコン洋楽シングルチャートで1981年12月7日付から6週連続1位を獲得した[1]。

クリストファー・クロス ウィキペディア

この曲は彼が単独で書いた曲ではありません。

バート・バカラック(Burt Bacharach)、キャロル・ベイヤー・セイガー(Carole Bayer Sager)、ピーター・アレン(Peter Allen)と一緒に、4人で書いた曲なのだそうです。

4人の共作というのは珍しいですね。

 

2位「All Right」(アルバム:Another Page)

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■曲名:All Right
■曲名邦題:オール・ライト
■アルバム名:Another Page
■アルバム名邦題:アナザー・ページ
■動画リンク:「All Right」

このアルバムは、フラミンゴのジャケットが印象的です。

実際彼のニックネームは「ミスター・フラミンゴ」です。

彼はデビュー前、以前所属していたバンドのメンバーから、ソロ・アルバム用にフラミンゴの絵をプレゼントされました。

その絵はファースト・アルバムのジャケットを飾っています。

そのファースト・アルバムは大ヒットしました。

それで気をよくしたのか、このセカンド・アルバムではフラミンゴの絵が更に大きくなりました。

曲名の「All Right」とは「大丈夫」という意味です。

この曲はセカンド・アルバムのファースト・シングルですが、こちらもヒットしています。

ちなみにフラミンゴは「幸運の鳥」と呼ばれ、縁起の良い動物なのだとか。

この頃彼はフラミンゴのおかげか、最高の時期を迎えていました。

 

3位「Think of Laura」(アルバム:Another Page)

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■曲名:Think of Laura
■曲名邦題:忘れじのローラ
■アルバム名:Another Page
■アルバム名邦題:アナザー・ページ
■動画リンク:「Think of Laura」

この曲は流れ弾によって命を落とした、ローラ・カーターという女性についての曲です。

彼女はクリストファー・クロスが大学時代に交際していた女性の親友でした。

彼とも友人関係にあったようです。

こういう内容の曲です。

ローラのことを考えていると涙が出てしまう。

しかしそれはローラが望んでいることではない。

きっとローラは、僕らが笑っていることを望んでいるはず。

彼は交際相手の女性を励まそうと、この曲を書いたようですね。

そのせいかこの曲には人を慰める力があるような気がします。

 

4位「Never Be the Same」(アルバム:Christopher Cross)

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■曲名:Never Be the Same
■曲名邦題:もう二度と
■アルバム名:Christopher Cross
■アルバム名邦題:南から来た男
■動画リンク:「Never Be the Same」

このアルバムの邦題は「南から来た男」です。

私は昔からどういう意味かと思っていました。

「南から来た男」で検索すると、ロアルド・ダールの同名の短編小説の情報が出てきます。

しかしその内容はサスペンス小説らしく、さわやかな彼の音楽とはイメージが違うように思います。

次に彼の出身地を調べてみました。

テキサス州出身なので、確かにアメリカ南部出身と言えるでしょう。

しかしテキサスはカントリーや泥くさい音楽のイメージが強い土地で、これも違うような気がします。

どちらかというと彼は、アメリカ西海岸寄りの音楽だと思いますし。

結局邦題を付けた人の意図は分かりませんでした。

オチのない話になったお詫びとして、このアルバムの後に発売された日本限定シングルをご紹介しておきましょう。

Christopher Cross – Mary Ann

上の曲にはウェストコースト・ロックの系譜を感じます。

 

5位「I Will (Take You Forever)」(アルバム:Back Of My Mind)

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■曲名:I Will (Take You Forever)
■曲名邦題:アイ・ウィル
■アルバム名:Back Of My Mind
■アルバム名邦題:バック・オブ・マイ・マインド
■動画リンク:「I Will (Take You Forever)」

今回改めて売れなくなってからのアルバムを聞き返して、一つ思ったことがあります。

それはデュエットの名曲が多いということ。

もう1曲「ウィンドウ(Window)」というアルバムから、デュエット・ソングをご紹介します。

Christopher Cross – Open Up My Window

上の「オープン・アップ・マイ・ウィンドウ(Open Up My Window)」は、ジジ・ワース(Gigi Worth)とデュエットしています。

一方「I Will (Take You Forever)」では、フランシス・ラッフェル(Frances Ruffelle)と共演しています。

ただどちらの曲も、彼の声の方が高いですけども(笑)

 

6位「That Girl」(アルバム:Every Turn Of The World)

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■曲名:That Girl
■曲名邦題:ザット・ガール
■アルバム名:Every Turn Of The World
■アルバム名邦題:ターン・オブ・ザ・ワールド
■動画リンク:「That Girl」

このサード・アルバムでは、彼の人気に急ブレーキがかかりました。

このアルバムで彼はやらかしてしまいました。

この作品ではデジタル・シンセが大幅に導入されていますが、彼のさわやかな声との相性が良くありません。

彼の美しい声は、チープでプラスティックな音に埋もれてしまいました。

私はチープでプラスティックでも好きな曲がありますが、彼の場合は相性が悪かったと思います。

またファースト・シングルも、「チャーム・ザ・スネイク(Charm the Snake)」以前と違う作風で、しかもそれほど出来が良くありませんでした。

アルバム・ジャケットも、彼に求めているイメージとは違うような。

そもそも幸運のフラミンゴから離れたのが良くなかったかもしれません(笑)

その中でこの曲は出来が良く、唯一おすすめできる曲だと思います。

 

7位「Sailing」(アルバム:Christopher Cross)

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■曲名:Sailing
■曲名邦題:セイリング
■アルバム名:Christopher Cross
■アルバム名邦題:南から来た男
■動画リンク:「Sailing」

この曲は彼の声の美しさ無しに成立しない曲かもしれません。

今回改めて彼の音楽を聞きなおしたところ、この人の音楽は基本的に地味なのだと思いました。

しかしそれが好ましい方に作用しているケースが少なくありません。

たとえばこの曲です。

「Think of Laura」やこの曲の場合、より美しい声質が引き立つように感じます。

さて初期の彼はライブをせず、メディアにも顔を出しませんでした。

そういうプロモーション戦略だったのか、単にお金を掛けられなかったか分かりません。

しかしその正体を明かさない戦略はうまくいきました。

その後顔出ししてからは、声と外見のギャップが話題になりました。

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Christopher Cross 「Christopher Cross」

おそらくみんな細身で長髪の人を想像していたのでしょう。

 

8位「Ride Like the Wind」(アルバム:Christopher Cross)

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■曲名:Ride Like the Wind
■曲名邦題:風立ちぬ
■アルバム名:Christopher Cross
■アルバム名邦題:南から来た男
■動画リンク:「Ride Like the Wind」

彼はこのデビュー・アルバムで大成功を収めました。

主要4部門(最優秀アルバム賞:Album of the Year、最優秀レコード賞:Record of the Year、最優秀楽曲賞:Song of the Year、最優秀新人賞:Best New Artist)の同時受賞はグラミー賞史上初であった(最後の最優秀新人賞を同時に受賞することが、その性質上一生に一度しかなく難しい。

後に2003年のグラミー賞でノラ・ジョーンズが達成したが、最優秀楽曲賞は作曲者であるジェシー・ハリスに送られたため、同一人物での同時受賞は2020年にビリー・アイリッシュが達成するまでクリストファー・クロス唯一人であった)。

クリストファー・クロス ウィキペディア

このシングルは1980年2月15日にリリースされました。

当時はディスコがシーンを席巻していました。

この曲が2位を記録した時、1位にいたのはブロンディ(Blondie)がディスコに挑戦した「コール・ミー(Call Me)」でした。

あまり指摘されることはありませんが、この「Ride Like the Wind」は、明らかにディスコを意識しています。

イントロからして、ディスコそのものですし。

またサード・シングル「セイ・ユール・ビー・マイン(Say You’ll Be Mine)」も、違った意味で当時の流行を意識しています。

Christopher Cross – Say You’ll Be Mine

彼のデビューが成功したのは偶然ではなく、狙い通り売れるべくして売れた感じがします。

 

9位「Hey Kids」(アルバム:Doctor Faith)

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■曲名:Hey Kids
■アルバム名:Doctor Faith
■アルバム名邦題:ドクター・フェイス
■動画リンク:「Hey Kids」

彼は「Every Turn Of The World」以来、低迷期が続いていました。

しかし音楽的には「Rendezvous」あたりから復調してきています。

デジタル・サウンドは自分の声に合わないと気付いたのか、その後路線を変更し今に至っています。

その完成形といえるのが、このアルバム。

この人の最高傑作は「Christopher Cross」「Another Page」のどちらかだと言われています。

しかし私はその一角に、このアルバムを加えたいと思います。

実は「Poor Man’s Ecstasy」という曲をご紹介予定でしたが、動画が見つかりませんでした。

代わりにこの曲をご紹介します。

ずば抜けた曲はないものの、完成度の高いアルバムだと思います。

 

10位「I Know You Well」(アルバム:Walking in Avalon)

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■曲名:I Know You Well
■曲名邦題:アイ・ノウ・ユー・ウェル
■アルバム名:Walking in Avalon
■アルバム名邦題:ウォーキング・イン・アヴァロン
■動画リンク:「I Know You Well」

このアルバムには注意が必要です。

オリジナルアルバムとライブレコーディングの2枚組。

日本では同年に『ウォーキング・イン・アヴァロン』、『A Night with Christopher Cross -Best Hits Live-』のタイトルで分売。

1999年には本国アメリカでも『Greatest Hits Live』、2000年に『Red Room』と改題して分売された。

クリストファー・クロス ウィキペデイア

違うタイトルで出ていたり、バラ売りされたりしているようですね。

更に付け加えると、アルバム・ジャケットも別のものがあります。

こういう場合重複してCDを買ってしまうことがあるので、くれぐれもご注意ください。

さてこの曲もデュエット・ソングです。

彼はデビューから「Back of My Mind」まで、ワーナー・ブラザーズ(Warner Bros.)と契約していました。

その後「Rendezvous」からは、インディーズ・レーベルに所属しています。

しかし彼には固定ファンがいますから、大手を離れても全く問題ありません。

むしろレーベルのマージンが少なく、アーティスト側の実入りが大きいインディーズ契約の方が、収入は多くなる可能性があります。

日本には新作を買ってくれるAORファンが一定数いますし。

これからも地道に良い作品をつくり続けてほしいです。

 

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