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ブラック・サバス(Black Sabbath)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はブラック・サバスのランキングを作成しました。

この記事ではボーカルがオジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の時代に限定しています。

私はロニー・ジェイムス・ディオ(Ronnie James Dio)やイアン・ギラン(Ian Gillan)の頃も好きですが、また別の機会にご紹介したいと思います。

オジー・オズボーン在籍時も前期と後期では音楽性が異なります。

前期はファーストから「Black Sabbath Vol.4」までのヘヴィーなサウンドの時期、後期は「Sabbath Bloody Sabbath」から「Never Say Die!」までのポップ路線の時期です。

記事では人気の高い前期の曲が多めですが、後期からもとっておきの曲をご紹介しました。

1位「Sweet Leaf」(アルバム:Master of Reality)

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■曲名:Sweet Leaf
■曲名邦題:スウィート・リーフ
■アルバム名:Master of Reality(1971年)
■アルバム名邦題:マスター・オブ・リアリティ
■動画リンク:「Sweet Leaf」

トニー・アイオミ(Tony Iommi)は優れたリフメイカーです。

この頃であればどの曲をご紹介してもよさそうなほど。

そんな中なぜこの曲を1位にしたかというと、咳き込んでいる効果音からリフへとなだれ込む流れが、とてもかっこいいと思ったからです。

その効果音とリフのつなぎ目はとても雑ですが(笑)。

こうした重心の低い演奏は、鼻にかかった高音が特徴のオジーの声質と相性がいいですね。

曲の中盤で急にペースが速くなって、ギターが登りつめていく展開が最高です。

この曲は、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)の「ファイト・フォー・ユア・ライト(Fight For Your Right)」でサンプリングされました。

 

2位「St. Vitus Dance」(アルバム:Black Sabbath Vol.4)

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■曲名:St. Vitus Dance
■曲名邦題:セント・ヴィタス・ダンス
■アルバム名:Black Sabbath Vol.4(1972年)
■アルバム名邦題:ブラック・サバス4
■動画リンク:「St. Vitus Dance」

このバンドはダラダラした感じの長い曲が多いです。

むしろそれが好ましかったりもしますが、アルバムを通してそればかりだとあきてしまう人もいるはず。

しかし彼らは一本調子にならないよう、様々な工夫をしていました。

軽快でキャッチーなこの曲は、長くて重め曲の合間で魅力的に響きます。

長さも3分を切っていますし。

レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)でいえば、「コミュニケイション・ブレイクダウン(Communication Breakdown)」とか、「リヴィング・ラヴィング・メイド(Living Loving Maid (She’s Just a Woman))」みたいな曲かもしれません。

彼らはとかく重いサウンドのイメージで語られがちですが、こういうファスト&ラウドな曲も結構あります。

 

3位「N.I.B.」(アルバム:Black Sabbath)

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■曲名:N.I.B.
■曲名邦題:N.I.B.
■アルバム名:Black Sabbath(1970年)
■アルバム名邦題:黒い安息日
■動画リンク:「N.I.B.」

この曲はイントロのベースラインがかっこいいです。

ギーザー・バトラー(Geezer Butler)のベースが不気味に響きますが、同時に歌心も感じられますね。

ベースのチューニングはかなりゆるいかもしれません。

この曲では彼らのもう一つの特徴が出ています。

それはボーカルとギターのリフがユニゾンであること。

彼らは歌メロ主体のバンドではなく、ギターのリフの方が主役のバンドかもしれません。

そういうコンセプトの下、いっそのことボーカルをリフ側に寄せてみようという逆転の発想かもと想像したりします。

 

4位「Symptom Of The Universe」(アルバム:Sabotage)

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■曲名:Symptom Of The Universe
■曲名邦題:悪魔のしるし
■アルバム名:Sabotage(1975年)
■アルバム名邦題:サボタージュ
■動画リンク:「Symptom Of The Universe」

先程の「St. Vitus Dance」のようなファスト&ラウドな曲です。

このアルバムは、あまり顧みられることがないように思います。

取り上げられても駄作という論調が多く、ネガティブなディスクレビューばかりかもしれません。

しかし中にはこのような意欲的な曲もあって聞き逃せません。

この頃はポップになったと言われますが、一方でプログレのような構成の曲も散見されます。

最後の方の「レッド・ツェッペリン III(Led Zeppelin III)」みたいな展開もなかなか良いですね。

後半のオジーのボーカルは、少しロバート・プラント(Robert Plant)を思わせます。

 

5位「Snowblind」(アルバム:Black Sabbath Vol.4)

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■曲名:Snowblind
■曲名邦題:スノウブラインド
■アルバム名:Black Sabbath Vol.4(1972年)
■アルバム名邦題:ブラック・サバス4
■動画リンク:「Snowblind」

私が初めてこの曲を聞いたのは、オジーの「悪魔の囁き(Speak of the Devil)」。

しかしオリジナルの方が出来がいいと思います。

私はこの曲を聞くと、ニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)を思い出すことがあります。

カート・コバーンは、ブラック・サバスに影響を受けたと公言していました。

彼はだるくて重心が低くて、しかし意外とキャッチーなこういうブラック・サバスが好きだったのかなと。

この曲も少しグランジっぽい感じがしないでしょうか。

ちなみに「Snowblind」とは麻薬の隠喩だそうです。

そういえばすぎむらしんいちさんに「スノウブラインド」という同名の漫画があります。

「正気すれすれ」というキャッチ・コピーから推測するに、漫画のタイトルはこの曲からとられたのかもしれません。

 

6位「Into the Void」(アルバム:Master of Reality)

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■曲名:Into the Void
■曲名邦題:イントゥ・ザ・ヴォイド
■アルバム名:Master of Reality(1971年)
■アルバム名邦題:マスター・オブ・リアリティ
■動画リンク:「Into the Void」

ただひたすらギターのリフを味わいたい曲です。

トニー・アイオミの演奏は技術面よりも、スタイリストとして異才を放っています。

俺はこういう風に弾きたいというイメージが明確なのですね。

よく指摘されるように、ギターのチューニングを下げたダウン・チューニングもその表れの1つです。

また工場で指を切断したハンデがあり、演奏に制約があったこともプレースタイルに影響しているかもしれません。

もともと器用なギタリストではなかったかもしれませんが、そこに指の欠損という不利な条件が加わりました。

しかし彼の中にある確固たるビジョンが、その欠点を補ってあまりあります。

この曲は6分を越えですが、彼らは長い曲には必ず変化をつけてきます。

曲の中盤で急に早くなったりなど、チェンジ・オブ・ペースで飽きさせない工夫をしています。

 

7位「Sabbath Bloody Sabbath」(アルバム:Sabbath Bloody Sabbath)

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■曲名:Sabbath Bloody Sabbath
■曲名邦題:血まみれの安息日
■アルバム名:Sabbath Bloody Sabbath(1973年)
■アルバム名邦題:血まみれの安息日
■動画リンク:「Sabbath Bloody Sabbath」

彼らはこのアルバムからポップ路線にシフトしました。

オカルト的な要素はそのままですが、ヘヴィーな音楽性からは離れようとしたようですね。

彼らは売れていましたから、この路線変更はかなり大きな冒険だったことでしょう。

しかしその変化は成功したようです。

特にアルバム・タイトルのこの曲のリフは「ブラック・サバスを救ったリフ」なのだとか。

この曲は様々なアーティストにカバーされました。

The Cardigans – Sabbath Bloody Sabbath

 

8位「Paranoid」(アルバム:Paranoid)

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■曲名:Paranoid
■曲名邦題:パラノイド
■アルバム名:Paranoid(1970年)
■アルバム名邦題:パラノイド
■動画リンク:「Paranoid」

この曲は彼らの代表曲だと言われています。

このアルバムは全英チャートで1位、このシングルも4位を獲得しています。

初期の彼らをけん引しだ曲だといえるでしょう。

ザックザックと刻むギターをバックに、オジーが少しもたつき気味な歌っているのもいいですね。

この頃のオジーは後のソロ時代に比べると、表現力では適わないかもしれませんが、声の異質感はこの頃の方が際立っているかもしれません。

「Paranoid」は「誇大妄想的な」という意味。

「誰かが俺の頭を乗っ取ろうとしている」と錯乱した状況が歌われています。

 

9位「Supernaut」(アルバム:Black Sabbath Vol.4)

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■曲名:Supernaut
■曲名邦題:スーパーナート
■アルバム名:Black Sabbath Vol.4(1972年)
■アルバム名邦題:ブラック・サバス4
■動画リンク:「Supernaut」

個人的には「Master of Reality」と「Black Sabbath Vol.4」が彼らの最高傑作だと思います。

この曲のように、リフが良い曲が多いですし。

特にこの曲のリフには愛嬌というか、独特の歌心が感じられます。

ちなみにこの曲のリフは、あのフランク・ザッパ(Frank Zappa)のお気に入りなのだとか。

曲の中盤では、珍しくパーカッションが続く箇所がありますね。

ローリング・ストーンズ (The Rolling Stones)でいえば「悪魔を憐れむ歌(Sympathy for the Devil)」のように、少し異様なテンションの曲です。

 

10位「Back Street Kids」(アルバム:Technical Ecstasy)

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■曲名:Back Street Kids
■曲名邦題:バック・ストリート・キッズ
■アルバム名:Technical Ecstasy(1976年)
■アルバム名邦題:テクニカル・エクスタシー
■動画リンク:「Back Street Kids」

オジー在籍時の後期それほど高く評価されていませんが、期待せずに聞くと様々な発見があります。

妙にポップな曲があったりプログレっぽい曲に交じって、アメリカを意識したようなドストレートな曲もあります。

たとえばこの曲などはいかがでしょうか。

確かにブラック・サバスがこういう曲をやる必然性があるのかと言われたら返答に困りますが。

このバンドは、グランジなど後世のバンドに大きな影響を与えました。

以下の曲などはブラック・サバスの影響が明らかです。

The Sword – Freya

上の曲は、オジーの頃のサバスに影響を受けているようですね。

 

番外編「Embryo」(アルバム:Master of Reality)

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■曲名:Embryo
■曲名邦題:エンブリオ
■アルバム名:Master of Reality(1971年)
■アルバム名邦題:マスター・オブ・リアリティ
■動画リンク:「Embryo」

最後に番外編として短いインストをご紹介します。

「Master of Reality」は短いゴシック・ヨーロピアンな曲で、長い曲の合間をつないでいます。

アルバムのトータルなイメージを訴求するのに、とても効果的な方法かもしれません。

「Master of Reality」は「現実の主人」みたいな意味でしょうか。

「お前は今見えている現実がすべてだと思っているだろうが、本当は違うぞ」とでも言いたいのかもしれません。

彼らは自己プロデュース能力に長けていました。

こういう短いインストからも、イメージ戦略にすぐれた彼らの魅力が伝わってきます。

 

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