今回はm-floのランキングを作成しました。
彼らはクラブ・ミュージック側から普段JPOPを聞いている層を虜にしました。
この記事では攻めている刺激的な曲よりも、聞きやすく分かりやすい曲を優先しています。
ドライブの時聞きたくなるような曲を選んでみました。
- 1 1位「come again」(アルバム:EXPO EXPO)
- 2 2位「been so long」(アルバム:Planet Shining)
- 3 3位「miss you」(アルバム:ASTROMANTIC)
- 4 4位「TRIPOD BABY」(アルバム:BEAT SPACE NINE)
- 5 5位「How You Like Me Now?」(アルバム:EXPO EXPO)
- 6 6位「Love Song」(アルバム:COSMICOLOR)
- 7 7位「LOVER」(アルバム:NEVEN)
- 8 8位「Go Crazy」(アルバム:FUTURE IS WOW)
- 9 9位「L.O.T.(Love Or Truth)」(アルバム:Planet Shining)
- 10 10位「KYO-TO-KTO」(アルバム:KYO)
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1位「come again」(アルバム:EXPO EXPO)
■曲名:come again
■アルバム名:EXPO EXPO
■動画リンク:「come again」
この頃の彼らは急速に知名度が高まりつつありました。
人気の背景としては、カネボウのCMソングに採用されたことが大きかったかもしれません。
kanebo(カネボウ)テスティモ CM 藤原紀香 / 瀬戸朝香 / 加藤愛
当時テレビ業界は最盛期にありました。
私は上のCMを見た記憶がありませんが、さすがに出演しているタレントの名前は全員知っています。
当時一線級の芸能人を3人同時に起用しても、多額の広告費の元がとれたのですね。
その恩恵のおかげか、この曲はm-floのシングルで最高の売り上げを記録しました。
2位「been so long」(アルバム:Planet Shining)
■曲名:been so long
■アルバム名:Planet Shining
■動画リンク:「been so long」
デビュー・アルバムの曲です。
私はこの曲で初めて彼らの存在を知りました。
知ったきっかけは覚えていませんが、当時よくFMラジオでかかっていた記憶があります。
実際ウィキペディアにもこう記載されています。
HMVをはじめとした外資系CDストアのみで、初期は500枚程度の受注だった「been so long」は、J-WAVEのレコメンドになるなど、FMラジオ局などを中心にじわじわと知名度を上げ、最終的に受注は1万枚を超えるまでに至った[6]。
最初この曲はアルバム以前にEP「the tripod e.p.」に収録され、シングルチャートで9位を記録しました。
そのEP名には以下のような意味があります。
タイトル “tripod”とは「3本の柱(三脚)」の意味で、LISA、VERBAL、☆Takuの3人が団結して曲を作り上げる、という意味が込められている。
この3人体制がm-floの基本構成だと考える方も少なくないと思います。
3位「miss you」(アルバム:ASTROMANTIC)
■曲名:miss you
■アルバム名:ASTROMANTIC
■動画リンク:「miss you」
このアルバムの前に大きな転機がありました。
女性ボーカルのLISAが脱退したのです。
その後残されたメンバーは曲に応じて様々なゲスト・ボーカルを起用し、窮地をしのごうとしました。
この曲の名義は「m-flo loves melody. & 山本領平」です。
彼らは曲によって「m-flo loves ●●」と違う名義にしました。
その方式は「Lovesプロジェクト」と呼ばれました。
この方法はネプチューンズ(The Neptunes)から着想を得たようですが、後にMONDO GROSSO様々なシンガーと共演していました。
確かにLISAの脱退はかなりの痛手だったに違いありません。
しかし彼らはその痛手を逆手に取って活路を見出そうとしたようですね。
4位「TRIPOD BABY」(アルバム:BEAT SPACE NINE)
■曲名:TRIPOD BABY
■アルバム名:BEAT SPACE NINE
■動画リンク:「TRIPOD BABY」
私はこのブログの記事を書く前、脳内で曲をリストアップします。
そこで勝算があると思ったら、改めて選曲して記事を書きます。
事前の予測なしで書いた例は、アルバム数が極端に少ないローリン・ヒル(Lauryn Hill)ぐらい。
私はm-floの記事を書く前に、候補曲は20曲以上と見積もりました。
絞り込むのも大変なので、初期限定にするか迷ったほどです。
結局全キャリアを対象にしたのは、私が描きたかったストーリーがあったからです。
そのあたりについては10位の記事の文章で書きました。
私の感覚では2007年の「COSMICOLOR」までが一区切りと考えています。
彼らの最高傑作はその時期のどれかかもしれません。
初期2作はもちろんすばらしいですが、このアルバムは初の1位を記録していますし。
ただこ和田アキ子の参加曲はかなり浮いています。
5位「How You Like Me Now?」(アルバム:EXPO EXPO)
■曲名:How You Like Me Now?
■アルバム名:EXPO EXPO
■動画リンク:「How You Like Me Now?」
この作品で彼らは「バーチャル万博」を意図したようです。
アルバム・ジャケットにもその様子がうかがえますが、季節は冬をイメージしているようですね。
1曲目「正門 (Interlude)」から15曲目「アリガトウ (Interlude)」まで一続きのようです。
ワクワクした気分にさせてくれる、とても良いコンセプト・アルバムだと思います。
このアルバム以外でも、彼らの作品はトータル性を持たせることが多いかもしれません。
その際に使われる手法は効果的にナレーションを使うこと。
砂原良徳もコンセプト・アルバムでは、うまくナレーションを活用していました。
砂原良徳に興味のある方は、以下の記事をどうぞ。
砂原良徳(Sunahara Yoshinori)の名曲名盤10選
この曲にナレーションは入っていませんが、コンセプト通り心弾む曲だと思います。
6位「Love Song」(アルバム:COSMICOLOR)
■曲名:Love Song
■アルバム名:COSMICOLOR
■動画リンク:「Love Song」
彼らの基本姿勢にはこういう傾向があるようです。
ほぼ全てのアルバムのインタールードと一部の楽曲で10年後の近未来(2012年 – 2018年)や宇宙が舞台となっており、これらはm-floの世界観を構成する重要な要素となっている。
このアルバムは「COSMICOLOR」ですから「宇宙的な色」といった意味でしょうか。
この曲はBONNIE PINK(ボニー・ピンク)がボーカルを担当しています。
個人的に私ははこの曲にそれほど未来的な印象を受けませんが、とても良い曲だと思っています。
このアルバムからもう1曲ご紹介しましょう。
こちらの方はもっと未来的な感じがします。
7位「LOVER」(アルバム:NEVEN)
■曲名:LOVER
■アルバム名:NEVEN
■動画リンク:「LOVER」
彼らにはバラードの名曲が沢山ありますが、この記事ではこの曲で代表してみました。
さてアルバム名の「NEVEN」が何か分からないので調べてみました。
どうやら「マリーゴールド」のことらしいです。
ちなみにマリーゴールドの花言葉は「変わらぬ愛」。
この曲の歌詞で彼らは、あなたと一緒にいたいと訴えています。
歌っているのは加藤ミリヤ。
このアルバムは一般的な評価は高くありませんが、中には良い曲もあります。
同じアルバムからもう1曲ご紹介しておきましょう。
彼らのアルバムには必ず決定的な曲が入っています。
8位「Go Crazy」(アルバム:FUTURE IS WOW)
■曲名:Go Crazy
■アルバム名:FUTURE IS WOW
■動画リンク:「Go Crazy」
この時期の彼らはEDM志向が強まりました。
この路線を嫌う人は少なくないかもしれません。
ただ彼らには元々未来派志向があったので、この方向性は当然だったかもしれません。
同じく未来的なイメージを訴求したパフュームは、EDMで大成功を収めました。
パフュームがお好きな方は、以下の記事をどうぞ。
私はEDMというだけで避けるつもりはありませんし、実際この曲は結構好きです。
歌っているのは韓国のグループBIGBANG。
苦手意識をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、1曲だけEDMの男性ボーカル曲を選ぶとしたらこの曲だと思います。
9位「L.O.T.(Love Or Truth)」(アルバム:Planet Shining)
■曲名:L.O.T.(Love Or Truth)
■アルバム名:Planet Shining
※ジャケットはシングルのもの
■動画リンク:「L.O.T.(Love Or Truth)」
デビュー・アルバムの曲です。
その当時のメンバーをご紹介しましょう。
・LISA:ボーカル
・VERBAL:ラッパー
・Taku:トラックメイキング
この曲を聞けば、このトライアングルが機能していたことがお分かりいただけると思います。
彼らの音楽を通じて、歌姫とラッパーという組み合わせの妙味を知った方も多いかもしれません。
しかし「EXPO EXPO」の後LISAが脱退し、黄金のトライアングルの一角が崩れました、
当時は3人のチームが機能していたこともあり、残された2人は代わりに様々な女性ボーカルを起用しました。
ただ皆ゲスト・シンガーであって、LISAの後任シンガーにはなりませんでした。
このグループについては、初期が好きという人は少なくないかもしれません。
それはLISAがいた時期が好きということを示しているかもしれません。
LISAはVERBALとTakuのみならず、ファンにも自分の刻印を押したのでしょうか。
10位「KYO-TO-KTO」(アルバム:KYO)
■曲名:KYO-TO-KTO
■アルバム名:KYO
■動画リンク:「KYO-TO-KTO」
このアルバムの前、ファンにとってうれしいニュースがありました。
LISAが復帰し、オリジナルの3人体制になりました。
VERBALは単独でもすばらしいラッパーですが、LISAと一緒の時、独特の化学反応があるように思います。
彼らの音楽には様々な要素があります。
ヒップホップ、ソウル、R&B、ジャズ、レゲエ、ボサノヴァ、ハウス、2ステップ、ドラムンベースなどの様々なジャンルの音楽を取り入れ、多彩な音楽性を持つ[1]。
しかし彼ら音楽は思いの外、人に依存していたかもしれません。
つまりどんな音楽をやるかではなく、誰とやるかが重要なのだと思います。
その意味でLISAの復帰は、未完成のパズルの最後のピースがはまった感じがします。
このアルバムは現時点の最新作。
最強の布陣に戻った彼らが、これからどのような音楽を届けてくれるのか楽しみです。
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