今回はステレオフォニックスのランキングを作成しました。
彼らの魅力はシンプルでストレートなところです。
荒いながらも繊細で情感豊かな歌、ツボを押さえた演奏を含めて、ロック・バンドとして軸がしっかりしています。
かみしめて聞きたい曲ばかりです。
文章を動画にしたYoutubeラジオもご用意しています。
- 1 1位「Maybe Tomorrow」(アルバム:You Gotta Go There to Come Back)
- 2 2位「Mr. Writer」(アルバム:Just Enough Education to Perform)
- 3 3位「The Bartender and the Thief」(アルバム:Performance and Cocktails)
- 4 4位「Dakota」(アルバム:Language. Sex. Violence. Other?)
- 5 5位「C’est la Vie」(アルバム:Keep the Village Alive)
- 6 6位「Local Boy in the Photograph」(アルバム:Word Gets Around)
- 7 7位「Have a Nice Day」(アルバム:Just Enough Education to Perform)
- 8 8位「Innocent」(アルバム:Keep Calm and Carry On)
- 9 9位「Indian Summer」(アルバム:Graffiti on the Train)
- 10 10位「Bust This Town」(アルバム:Kind)
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1位「Maybe Tomorrow」(アルバム:You Gotta Go There to Come Back)

■曲名:Maybe Tomorrow
■曲名邦題:メイビー・トゥモロー
■アルバム名:You Gotta Go There to Come Back(2003年)
■アルバム名邦題:ユー・ガッタ・ゴー・ゼア・トゥ・カム・バック
■動画リンク:「Maybe Tomorrow」
この曲はアカデミー作品賞を受賞した映画「クラッシュ(Crash)」の主題歌として知られています。
私は映画を見ていませんが、人種差別がテーマのシリアスな映画のようです。
確かにこの曲は、シリアスな映画に合っているかもしれません。
曲の主人公は、辛い立場に置かれています。
歌詞に「Been the upperside of down」とありますから、この曲の主人公は社会の下層の上ぐらいにいて、以下のように切実に願っています。
心を開ける相手がほしい、自分をいたわる時間がほしい
たぶん明日になれば、僕は家へと続く道を見つけられるだろう
このアルバムでは、他にも以下の曲がおすすめです。
Stereophonics – Since I Told You It’s Over
このバンドのスローは刺さる曲が多いです。
2位「Mr. Writer」(アルバム:Just Enough Education to Perform)

■曲名:Mr. Writer
■曲名邦題:ミスター・ライター
■アルバム名:Just Enough Education to Perform(2001年)
■アルバム名邦題:ジャスト・イナフ・エデュケーション・トゥ・パフォーム
■動画リンク:「Mr. Writer」
この曲は、歌詞が話題を呼びました。
先行シングルの「ミスター・ライター」(全英5位)は、バンドを取り巻くマスコミを直接的に風刺した曲であったためメディア筋からは当然批判的なレビューで迎えられたが、それでもアルバムは1位を獲得し、2作連続のミリオンセラーでプラチナ・ディスクの大ヒットとなった。
歌詞を読むと「あなたたちを撃ちたい」という過激な表現もあって戸惑います。
しかし音楽ジャーナリズムを敵に回した中でも、この曲はシングルチャートの5位を記録しています。
ロックの歴史を振り返った時、逆風の中で結果を出すのは偉大なバンドばかり。
当初私は彼らを単に良質なロック・バンドだと思っていました。
しかし前作あたりから、彼らは私が想定していた上限値をあっさり超えてきました。
これほどリアルで骨のあるバンドだったのですね。
この曲のざらついた質感と説得力は、彼らが本物であることを何よりも証明しています。
3位「The Bartender and the Thief」(アルバム:Performance and Cocktails)

■曲名:The Bartender and the Thief
■曲名邦題:ザ・バーテンダー・アンド・ザ・スィーフ
■アルバム名:Performance and Cocktails(1999年)
■アルバム名邦題:パフォーマンス・アンド・カクテルズ
■動画リンク:「The Bartender and the Thief」
ここで当時のメンバーをご紹介してみましょう。
・ケリー・ジョーンズ(Kelly Jones):ボーカル、ギター
・リチャード・ジョーンズ(Richard Jones):ベース
・スチュアート・ケーブル(Stuart Cable):ドラム
中心人物は、ボーカルでギターのケリー・ジョーンズです。
このバンドの最大の魅力は、ケリーのざらついた歌声です。
彼は荒い声質を活かして、情感に富んだ歌を聞かせてくれました。
以下の曲はイーグルス(Eagles)カバーです。
Stereophonics – The Last Resort
原曲を歌ったのは、ドン・ヘンリー(Don Henley)。
ケリー・ジョーンズの歌は「ホテル・カリフォルニア(Hotel California)」を歌ったドン・ヘンリーに比肩します
ケリーは過去のレジェンドに並びうる、現代最高峰のボーカリストだと思います。
4位「Dakota」(アルバム:Language. Sex. Violence. Other?)

■曲名:Dakota
■曲名邦題:ダコタ
■アルバム名:Language. Sex. Violence. Other?(2005年)
■アルバム名邦題:ランゲージ・セックス・ヴァイオレンス・アザー?
■動画リンク:「Dakota」
このバンドの魅力の1つは、こういうキャッチーな曲を書けるところです。
さかのぼれば「Have a Nice Day」あたりから、そうした曲がありました。
そのせいか、彼らは実力に見合ったセールスを得ています。
UKで9枚のNo.1、Top10に計10枚のアルバムを送り込み、23ものプラチラム・セールス・アウォードを記録。UKのみで850万枚以上のアルバム・セールスを誇り、BRITノミネート計5回、受賞1回。
この曲も初のシングル・チャート首位を獲得しました。
ただポップになっただけでなく、ザ・カーズ(The Cars)にも似たモダンな新境地を打ち出しています。
この曲の成功を受けて、次作の「プル・ザ・ピン(Pull The Pin)」は、アルバムを通してポップになりました。
5位「C’est la Vie」(アルバム:Keep the Village Alive)

■曲名:C’est la Vie
■曲名邦題:セ・ラ・ヴィ
■アルバム名:Keep the Village Alive(2009年)
■アルバム名邦題:キープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴ
■動画リンク:「C’est la Vie」
ステレオフォニックスは古いタイプのロック・バンドです。
今の時代、古いタイプのロック・バンドが成功するのは、たやすいことではありません。
売れるバンドは年々少なくなっているように実感しています。
絶対数は少なくなってきているものの、売れなくても良いバンドも沢山ありますが。
しかし古いタイプで売れているロック・バンドは、ステレオフォニックスやキングス・オブ・レオン(Kings of Leon)などのように、ほぼ例外なく良いバンドばかり。
この曲は王道のロックンロールです。
チャック・ベリー(Chuck Berry)の頃と大差ないシンプルな曲ですが、胸をすく実に痛快な曲です。
曲名の「C’est la Vie」とは「これが人生だ」という意味の言葉。
このバンドはロック・バンド冬の時代、改めてロックの魅力を教えてくれました。
6位「Local Boy in the Photograph」(アルバム:Word Gets Around)

■曲名:Local Boy in the Photograph
■曲名邦題:ローカル・ボーイ・イン・ザ・フォトグラフ
■アルバム名:Word Gets Around(1997年)
■アルバム名邦題:ワード・ゲッツ・アラウンド
■動画リンク:「Local Boy in the Photograph」
ファースト・アルバムの曲です。
ここで結成の経緯とバンド名の由来を引用しましょう。
1981年、南ウェールズの小さな田舎町・カマーマンにて、幼馴染であったケリー、リチャード、スチュアートの3人によって結成される。
バンド名は、スチュアートの家で使っていた蓄音機のメーカー名“ステレオフォニックス”から拝借したもの。
当時はメンバーも子供でよくあるアマチュアバンドにすぎなかった。
ケリー・ジョーンズは1974年生まれですから、結成当時は7歳ぐらいでした。
ただ彼らは子供の遊びで終わらず、ブリットポップ終焉期の1997年にメジャー・デビューしました。
その後彼らは流行りとは関係なく、人気バンドになっています。
このバンドは子供の頃から真っすぐ進み、それはストレートな音楽性にも表れているかもしれません。
7位「Have a Nice Day」(アルバム:Just Enough Education to Perform)

■曲名:Have a Nice Day
■曲名邦題:ハヴ・ア・ナイス・デイ
■アルバム名:Just Enough Education to Perform(2001年)
■アルバム名邦題:ジャスト・イナフ・エデュケーション・トゥ・パフォーム
■動画リンク:「Have a Nice Day」
彼らを代表する有名曲でありヒット曲です。
彼らの最高傑作は、人によってかなり意見が分かれると思います。
私の意見では「Just Enough Education to Perform」か「You Gotta Go There to Come Back」のどちらか。
ちなみに「Just Enough Education to Perform」には、有名な逸話があります。
2008年、ステレオフォニックスの大ファンとして知られるサッカー選手ウェイン・ルーニーは、自分の右腕に本作のタイトルのタトゥーを入れた[19]。
このアルバム名「Just Enough Education to Perform」とは「最低限の準備はできたから、後はやるだけ」みたいな意味です。
この言葉には、臆病すぎて準備を完璧にすることばかりを気にして、なかなかやろうとしない人に忠告するニューアンスが含まれています。
あともう一枚の最高傑作候補の「You Gotta Go There to Come Back」は「戻って来るには、そこに行かなければならない」という意味。
こちらは「一旦困難や大変な思いを経験しないと、本来の姿にたどり着かない」という意味です。
挫折を経験して人のありがたみを実感し、初めて人にやさしくできるというような。
どちらのアルバム名も「四の五の言わず、まずはやってみろよ」と背中を押す言葉のようですね。
ルーニーがアルバム名入れ墨を彫ったのも分かるような気がしないでしょうか。
8位「Innocent」(アルバム:Keep Calm and Carry On)

■曲名:Innocent
■曲名邦題:イノセント
■アルバム名:Keep Calm and Carry On(2009年)
■アルバム名邦題:キープ・カーム・アンド・キャリー・オン
■動画リンク:「Innocent」
彼らはセカンド・アルバムから6作連続で、全英アルバムチャートの首位を獲得しています。
しかしこのアルバムは、最高位11位に終わりました。
ただ彼らの場合、もはやセールスで評価が左右されるような存在ではありません。
このアルバム・タイトルは「Keep Calm and Carry On」つまり「平静を保ち、継続する」ですし。
彼らに心配がいらないのは、ソングライティング能力が高いから。
彼らはデビューから一貫して良い曲を届けてくれましたし、ファンもよく分かっています。
その積み重ねが、現在における盤石の信頼につながっています。
こんなにファンの支持が底堅いバンドは、なかなかないかもしれません。
現在彼らは出身国のウェールズで、国民的なバンドと言われています。
9位「Indian Summer」(アルバム:Graffiti on the Train)

■曲名:Indian Summer
■曲名邦題:インディアン・サマー
■アルバム名:Graffiti on the Train(2013年)
■アルバム名邦題:グラフィティ・オン・ザ・トレイン
■動画リンク:「Indian Summer」
この記事では良い曲が多すぎて取り上げきれませんでした。
「スクリーム・アバヴ・ザ・サウンズ(Scream Above the Sounds)」からは、1曲も選んでいません。
しかしそのアルバムも傑作といえる出来ですし。
良い曲を網羅しようとすると、10曲で足りないのは明らかです。
そこで、どうしても外せないという観点で選ぶことにしました。
その基準からどうしてもこの曲は外せないと思ったのは、彼らの中でも特にジワる曲だからです。
途中まで淡々と進行しますが、後半になるにつれ、じんわり狂おしい気持ちが高まってきます。
その感覚を皆様と共有したいと思い、この順位ではありますが取り上げてみました。
10位「Bust This Town」(アルバム:Kind)

■曲名:Bust This Town
■アルバム名:Kind(2019年)
■アルバム名邦題:カインド
■動画リンク:「Bust This Town」
このアルバムではフォーキーな曲が増えました。
「フライ・ライク・アン・イーグル(Fly Like an Eagle)」など他にも捨てがたい曲がありますが、私のイチオシはこの曲です。
先程彼らを3人組とご紹介しましたが、2008年にアダム・ジンダーニ(Adam Zindani)というギタリストが加入しました。
現在は4人組です。
初期の彼らはシンプルな曲が多かったように思います。
その一方で単調になりがちだったかもしれません。
現在の彼らは初期よりもサウンドの選択肢が増えています。
ギターが2本になりましたし、この曲ではストリングスが効果的に使われています。
そのせいか近年のアルバムは、初期ほど単調な印象を受けません。
彼らはまっすぐな良さをそのままに、より成熟した音楽に向かいつつあるようです。
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