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ネオアコ(Neo Acoustic)の名曲名盤14選【定番・代表曲・隠れた名曲】

今回はネオアコのランキングを作成しました。

ネオアコとはネオ・アコースティックの略称です。

パンク以降に出てきたアコースティックな感じの音楽といえるでしょうか。

ただアコースティック楽器限定の音楽ではなく、ある種の音楽の質感を指している言葉です。

時期を絞り込むと、1982年から1984年ぐらいまでの間に、多くのネオアコ・クラシックが出そろったように思います。

しかしこれも厳密に考える必要はありません。

なお単独でランキング記事を書く予定の人は除外しました。

 

1位 Jim Jiminee「Town & Country Blues」(アルバム:Welcome To Hawaii)

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■アーティスト名:Jim Jiminee
■アーティスト名カナ:ジム・ジミニー
■曲名:Town & Country Blues
■曲名邦題:タウン・アンド・カントリー・ブルース
■アルバム名:Welcome To Hawaii
■アルバム名邦題:ハワイへようこそ
■動画リンク:Jim Jiminee「Town & Country Blues」

彼らはイギリス、ハンプシャー出身のバンドです。

私は昔、ジム・ジミニーというソロ・アーティストだと勘違いしていました。

この作品は1987年にリリースされ、アルバム1枚と3枚のEPを残し1989年に解散しています。

しかしその後お蔵入りとなっていたセカンド・アルバム「The Thatcher Years」がリリースされました。

その後は、ディープ・シーズン(The Deep Season)というバンド名で活動しています。

このアルバム以降はより洗練された楽風になりましたが、私はそれを残念に思います。

この曲の魅力は、オールディーズ風味と高速2ビート、スカ・バンドのようなホーン、ネオアコっぽい青くささなど同居しているところだと思いますから。

それにしてもこの曲の爆発力はすごいです。

 

2位 Andy Pawlak「Eskimo Kissing」(アルバム:Shoebox Full Of Secrets)

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■アーティスト名:Andy Pawlak
■アーティスト名カナ:アンディ・ポーラック
■曲名:Eskimo Kissing
■曲名邦題:エスキモー・キッシング
■アルバム名:Shoebox Full Of Secrets
■アルバム名邦題:シューボックス・フル・オブ・シークレッツ
■動画リンク:Andy Pawlak「Eskimo Kissing」

彼はイギリス出身のシンガーソングライターです。

1989年にこのアルバムをリリースし、その後2015年からまた活動を再開しています。

現時点の最新作「One Word Of Truth Outweighs the World」は電子音とピアノの響きが美しく、耽美的な音楽にシフトしていました。

さてこのデビュー・アルバムには、洗練された曲がそろっています。

プリファブ・スプラウト(Prefab Sprout)をブロウ・モンキーズ(The Blow Monkeys)に寄せて、少しライトにした感じかもしれません。

曲としては「マーメイズ(Marmaids)」の方が有名かもしれませんが、今回はこちらをご紹介しました。

特にイントロの時点で、名曲確定といった感があります。

それとアルバム・タイトルも秀逸ですね。

直訳すると「靴箱いっぱいの秘密」。

思春期っぽいこのアルバム名は、いかにもネオアコらしいです。

 

3位 Johnny Dee「Motorbike Loves You」(EP:Motorbike Loves You E.P.)

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■アーティスト名:Johnny Dee
■アーティスト名カナ:ジョニー・デイー
■曲名:Motorbike Loves You
■ep名:Motorbike Loves You E.P.
■動画リンク:Johnny Dee「Motorbike Loves You」

日本を代表するネオアコのバンドです。

この記事を書く前にウィキペディアでネオアコのページを見てみましたが、日本のネオアコ欄にこのバンドの名前がありませんでした。

私はこのバンドが筆頭に挙げられるべきだと思っています。

日本のネオアコではフリッパーズ・ギターのファースト・アルバムばかりが有名ですが、こちらも質的にほぼ同等です。

彼らの唯一のアルバム「Love Compilation」は、ゴー・ビトウィーンズ(The Go-Between)の名曲「バチェラー・キッシーズ(Bachelor Kisses)」のカバー曲が入っていることで話題になりました。

しかし彼らの真価は、このEPにあると思います。

特にこの曲はネオアコ好きの心をえぐる、かなり強烈な一撃ではないでしょうか。

ジャングリーなギターと女性コーラスが完璧です。

ちなみに彼らの前身はコロバ・ミルク・バー(The Korova Milk Bar)というバンド。

以前コロバ・ミルク・バーのアルバムが再発された時、一部では奇跡だと話題になりました。

このEPは現在、入手困難です。

この曲を「Love Compilation」に追加して再発してくれたら、買い直す人も多いと思います。

 

4位 Jo Boxers「Just Got Lucky」(アルバム:Like Gangbusters)

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■アーティスト名:Jo Boxers
■アーティスト名カナ:ジョーボクサーズ
■曲名:Just Got Lucky
■曲名邦題:ジャスト・ガット・ラッキー
■アルバム名:Like Gangbusters
■アルバム名邦題:ライク・ギャングバスターズ
■動画リンク:Jo Boxers「Just Got Lucky」

このバンドはヴィック・ゴダード(Vic Godard)のバンド、サブウェイ・セクト(The Subway Sect)から生まれたバンドです。

ネオアコでは珍しくアフリカ系アメリカ人のボーカルですが、ネオアコ好きの心をわしづかみにするすばらしい声質の持ち主です。

まさにエバーグリーンな声。

あまり指摘されることがありませんが、ネオアコにはネオ・ロカビリーの系譜があります。

先程挙げたこのバンドのボーカル、ディグ・ウェイン(Dig Wayne)はロカビリー・バンド出身ですし、先程挙げたジム・ジミニーにもネオ・ロカビリーの影響が伺えます。

ネオ・ロカビリーは古いロカビリーとは異なりポップな曲が多いですから、ネオアコとの相性がいいんですよね。

そういえばスペインのダンカン・デュー(Duncan Dhu)もスパニッシュ、ロカビリー、ネオアコが融合したすばらしいバンドでした。

さてこの曲のPVは、今回ご紹介した中で一番のおすすめです。

ロンドンの下町っ子みたいなメンバーがただ騒いでいるだけの動画ですが、このから騒ぎ感もネオアコっぽいです。

特に1:57からのピアノ演奏のシーンがすばらしい。

めちゃくちゃかわいい犬がピアノの上を歩いています。

 

5位 The Hit Parade「You Didn’t Love Me Then」(アルバム:With Love From)

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■アーティスト名:The Hit Parade
■アーティスト名カナ:ヒット・パレード
■曲名:You Didn’t Love Me Then
■アルバム名:With Love From
■アルバム名邦題:WITH LOVE FROM THE HIT PARADE / 愛をこめて…
■動画リンク:The Hit Parade「You Didn’t Love Me Then」

フリッパーズ・ギターの「全ての言葉はさよなら」という曲の元ネタとして有名な曲です。

ほとんどカバー曲に近いと思いますが。。。

このバンドはジュリアン・ヘンリー(Julian Henry)を中心とするイギリス出身のバンドで、このファースト・アルバムには初期のシングルが収録されています。

このバンドが出てきた時は、あまりにネオアコのど真ん中な音楽性と、楽曲の質の高さが話題になりました

ちなみにネオアコは日本だけの呼び方ですから、海外ではそういうジャンルはありません。

ただ日本でもイメージばかりで語られがちのように思います。

さわやかだけどどことなく青くさく、無防備な一方傍若無人にはしゃぎまわる、基本うつむき加減の少年少女のための音楽。

基本的にシャイすぎるけれど、思春期特有のこじらせ感があって、暗黒面に落ちる一歩手前の不安定な純粋さがある。

そんな感じでしょうか。

ネオアコのバンドの多くは活動期間が長くありませんが、このバンドは珍しく現在まで続いています。

現時点の最新作「The Golden Age Of Pop」でも、依然青くささは健在です。

 

6位 True Love Always「September」(アルバム:Spring Collection)

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■アーティスト名:True Love Always
■アーティスト名カナ:
■曲名:September
■曲名邦題:セプテンバー
■アルバム名:Spring Collection
※上のジャケットはシングルのものです
■動画リンク:True Love Always「September」

アース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)のヒット曲のカバーです。

ネオアコやギターポップ関係のDJの方はご存じかもしれません。

この曲はジム・ジミニーほどではありませんが、そうしたクラブではクラブ・ヒットと呼ばれる有名曲です。

ネオアコはイギリスのバンドが多いですが、このバンドはアメリカ出身です。

イギリスのアーティストは、こじらせた精神性がネオアコ向きかもしれません。

確かにこの曲には、イギリスのバンドのような中二病的な部分はありません。

しかしその分ネオアコのピュアな部分がよく表れています。

このアルバムは既発シングルに新曲を加えた編集盤です。

現在は入手が難しいアルバムなので、見つけたら買っておくといいかもしれません。

 

7位 The Cleaners from Venus「I Can’t Stop (Holding On)」(アルバム:On Any Normal Monday)

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■アーティスト名:The Cleaners from Venus
■アーティスト名カナ:クリーナーズ・フロム・ヴィーナス
■曲名:I Can’t Stop (Holding On)
■アルバム名:On Any Normal Monday
■動画リンク:The Cleaners from Venus「I Can’t Stop (Holding On)」

このバンドを知らなくても、このバンドを率いるマーティン・ニューウェル(Martin Newell)はご存じかもしれません。

この作品は、1982年にリリースされたセカンド・アルバムです。

さてここでネオアコの選曲をする時に悩ましかった点について、少し語りたいと思います。

ネオアコの範囲は、その人によってかなり異なります。

厳密な定義があるわけではありませんので、誰が正解というわけではありません。

中にはスタイル・カウンシル(The Style Council)を含める人もいますし。

あと線の細いエレポップを含める人も。

その中で私の選曲は、できるだけ拡大解釈しないよう留意しました。

ギターポップとの境界線をどうするかも迷いましたが、自分なりの感覚でネオアコの中心を意識して選曲しました。

この曲はギターの感じが、ネオアコど真ん中だと思いました。

 

8位 Weekend「The End of the Affair」(アルバム:La Variete)

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■アーティスト名:Weekend
■アーティスト名カナ: ウィークエンド
■曲名:The End of the Affair
■曲名邦題:エンド・オブ・ジ・アフェアー(情事の終わり)
■アルバム名:La Variete
■アルバム名邦題:ラ・ヴァリエテ
■動画リンク:Weekend「The End of the Affair」

ネオアコの中には、エブリシング・バット・ザ・ガール(Everything But the Girl)のように、おしゃれな音楽の系譜があります。

ロックよりも、ジャズ、ボサノヴァと親和性が高そうなものが。

このバンドは、ヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)解散後に、アリソン・スタットン(Alison Statton)が結成したバンドです。

この曲での歌はかなり素人っぽいですが、当時はこの普通っぽさを魅力に転化していました。

当時の良いシンガーの条件は、個性的であるか、歌が上手いかという二択でした。

普通の人の普通の歌などは、需要がないと思われていたのですね。

しかしネオアコでは、普通の歌の価値が見直されつつありました。

アリソンの歌は、普通の女の子の逆襲みたいなものかもしれません。

またこの曲はサイモン・ブース(Simon Booth)のギターとおしゃれなアレンジも最高です。

サイモン・ブースは後に、ワーキング・ウィーク(Working Week)を結成したことで知られています。

 

9位 The Bluebells「Cath」(アルバム:Sisters)

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■アーティスト名:The Bluebells
■アーティスト名カナ:ブルーベルズ
■曲名:Cath
■曲名邦題:キャス
■アルバム名:Sisters
■アルバム名邦題:シスターズ
■動画リンク:The Bluebells「Cath」

「ヤング・アット・ハート(Young at Heart)」のヒットで有名なスコットランドのバンドです。

スコットランドは数多くのネオアコのバンドを輩出しています。

なにせアズテック・カメラ(Aztec Camera)、オレンジ・ジュース(Orange Juice)、ブルーベルズ(The Bluebells)、フレンズ・アゲイン(Friends Again)という4大バンドを生んでいますから。

そういえばジョセフK(Josef K)もスコットランドですし。

中でも最もスコットランド色が強いのがこのバンドです。

特にボビー・ブルーベル(Bobby Bluebell)のギターは、スコットランドの伝統音楽の影響が色濃いと思います。

試しに2:33からを聞いてみてください。

彼らはアルバム1枚だけで解散してしまいますが、その後お蔵入りになった「Second」というアルバムがリリースされました。

しかし1枚だけで解散して、後で幻のセカンド・アルバムや未発表曲集がリリースされるとか、ネオアコはそういうのばかりですね。

 

10位 Railway Children「Another Town」(アルバム:Reunion Wilderness)

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■アーティスト名:Railway Children
■アーティスト名カナ:レイルウェイ・チルドレン
■曲名:Another Town
■アルバム名:Reunion Wilderness
■アルバム名邦題:再会
■動画リンク:Railway Children「Another Town」

ザ・スミス(The Smiths)をネオアコに入れるかどうかは、人によって判断が分かれるところです。

私は含めない派です。

スミスは特殊すぎて、ジャンル分けになじまない気がしますし。

しかしスミス・フォロワーの中には、ネオアコにカテゴライズしてもいいと思えるバンドがあります。

このバンドもその一つ。

彼らはイギリスのバンドで、このファースト・アルバムの頃はファクトリー・レコード(Factory Records)に所属していました。

その後セカン・ドアルバム以降は、ヴァージン・レコード(Virgin Records)に移籍しています。

ただ大手のレコード会社に移籍したのに、このバンドも短命でした。

さてこの曲はイントロからネオアコ感満載です。

ゲイリー・ニュービー(Gary Newby)のボーカルはモリッシー(Morrissey)っぽいところがありますが、本家ほどの大胆さはありません。

しかし英国らしい湿り気を帯びた声質が、私は大好きでした。

ちなみにゲイリーは現在日本に住んでいて、音楽の仕事をしているのだそうです。

 

11位 April Showers「Abandon Ship」(アルバム:Ave Marina: Ten Years of Marina Records)

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■アーティスト名:April Showers
■アーティスト名カナ:エイプリル・シャワーズ
■曲名:Abandon Ship
■曲名邦題:アバンダン・シップ
■アルバム名:Ave Marina: Ten Years of Marina Records(コンピレーション)
■動画リンク:April Showers「Abandon Ship」

先程からアルバム1枚で終わったとばかり書いています。

しかしこの曲のようにシングルのみで終わり、アルバムの発売にまで至っていないケースも多々あります。

ちなみにこの曲は「Ave Marina: Ten Years of Marina Records」というコンピレーションからご紹介しました。

当時ネオアコの主戦場はアルバムよりもシングルでしたから、この曲に限らずシングルだけの名曲も多いです。

そういう曲は、コンピレーションでチェックするしかありません。

まずは基本アイテム「ピローズ&プレイヤーズ(Pillows & Prayers)」、有名どころを押さえるには「ギターポップジャンボリー」あたりがいいでしょう。

それでも飽き足りない方はこういうコンピや「Sound Of Leamington Spa」などで、隠れ名曲を発掘してみてください。

さてこの曲の女性ボーカルはヘタウマですが、ネオアコ的にはそれも悪くありません。

また男性ボーカルでも声がうわずっていたり、音程があやしい人も多いですが、それも味わいと解釈してもらえます。

名曲とご紹介するのは気が引けますが、ネオアコ的価値観に適性のある人には強くおすすめしたい曲です。

 

12位 The Lotus Eaters「German Girl」(アルバム:No Sense of Sin)

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■アーティスト名:The Lotus Eaters
■アーティスト名カナ:ロータス・イーターズ
■曲名:German Girl
■曲名邦題:ジャーマン・ガール
■アルバム名:No Sense of Sin
■アルバム名邦題:青春のアルバム
■動画リンク:The Lotus Eaters「German Girl」

とかくネオアコは有名バンドばかり注目されがちです。

しかし一度このジャンルにハマると、押さえておきたい地味な定番が少なくないことに気が付きます。

たとえばマックス・アイダー(Max Eider)などは「キス上手(The Best Kisser In The World)」というアルバムは、ネオアコ定番ですが、一般的な認知度はほぼありません。

このバンドもそれに近い存在かもしれません。

特にこのアルバムは長年CDが発売されていませんでしたので、再発された時は話題になったものでした。

以前からこのアルバムは必須アイテムとして知られていましたし。

一般的にはネオアコ名曲として知られる「ファースト・ピクチャー・オブ・ユー(The First Picture Of You)」の方が有名かもしれませんが、この記事ではあえてこの曲をご紹介します。

他にもすばらしい曲ばかりなので、この曲を気に入ったらアルバム単位でチェックしていただければと思います。

難点としては「青春のアルバム」というアルバム邦題が、少し気恥ずかしいことでしょうか。

 

13位 The Jasmine Minks「Cold Heart」(アルバム:The Revenge of Jasmine Minks)

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■アーティスト名:
■アーティスト名カナ:ジャスミン・ミンクス
■曲名:Cold Heart
■曲名邦題:コールド・ハート
■アルバム名:The Revenge of Jasmine Minks
■動画リンク:The Jasmine Minks「Cold Heart」

ネオアコというジャンルを語る時に、いくつか押さえておきたいレーベルがあります。

ポストカード(Postcard)、チェリーレッド(Cherry Red)、ラフ・トレード(Rough Trade)、クレプスキュール(Les Disques du Crepuscule)、サラ(Sarah)、ヴィニール・ジャパン(Vinyl Japan)などが有名です。

加えてこのバンドが所属しているクリエイション(Creation)も外せません。

クリエイションには純粋なネオアコは多くありませんが、時々それっぽい曲があります。

たとえばこの曲などはその一例です。

いささか地味ですが、なかなか味わい深いネオアコらしい曲ではないでしょうか。

上のジャケットはベスト盤ですが、いかにもネオアコっぽい感じがしますし。

この曲は彼らの一番売れたシングルで、NME誌の今週のシングルに選ばれたのだそうです。

 

14位 A Craze「Keeping The Boys Amused」(EP:Wearing Your Jumper)

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■アーティスト名:A Craze
■アーティスト名カナ:エイ・クレイズ
■曲名:Keeping The Boys Amused
■曲名邦題:キーピング・ザ・ボーイズ・アミューズド
■EP名:Wearing Your Jumper
■EP名邦題:ウェアリング・ユア・ジャンパー
■動画リンク:A Craze「Keeping The Boys Amused」

ポール・ウェラー主宰のレスポンド・レーベル(Respond Records)からリリースされた作品です。

この人たちは、クリス・フリー(Chris Free)とルーシー・バロン(Chris Free)の2人組です。

レスポンド・レーベルでは他にクエスチョンズ(Questions)など良い作品がありますが、再発される気配すらありませんね。

ちなみに日本でこのEPは、渋谷系でおなじみのトラットリア(Trattoria Records)からリリースされています。

EPですので5曲しか収録されていませんが、他に未発表曲を集めた編集盤が発売されています。

つまり1枚もオリジナル・アルバムがないのに未発表曲集があるという、極めてネオアコ的状況といえるでしょう(笑)

ただその未発表曲集「サッチ・ブリス(Such Bliss)」も良い出来ですので、興味のある方は掘ってみてください。

彼らはフリーソウル方面でも評価されているようですが、この曲などはネオアコとしてご紹介すべき曲だと思います。

私はチープで快活な感じが、ネオアコっぽいと感じます。

 

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