今回はマルーン5のランキングを作成しました。
このバンドはアダム・レヴィーンのボーカルと曲の質の高さが魅力です。
アダムが歌えば平凡な曲も名曲になるのに、平均水準の高い楽曲がズラリとそろっています。
これで売れないはずがありません。
そのせいか彼らは2000年代以降、最高のバンドの1つと言われています。
- 1 1位「Sunday Morning」(アルバム:Songs About Jane)
- 2 2位「This Love」(アルバム:Songs About Jane)
- 3 3位「Won’t Go Home Without You」(アルバム:It Won’t Be Soon Before Long)
- 4 4位「Moves Like Jagger feat. Christina Aguilera」(アルバム:Hands All Over)
- 5 5位「She Will Be Loved」(アルバム:Songs About Jane)
- 6 6位「Lost Stars」(アルバム:V)
- 7 7位「Payphone feat. Wiz Khalifa」(アルバム:Overexposed)
- 8 8位「Makes Me Wonder」(アルバム:It Won’t Be Soon Before Long)
- 9 9位「Girls Like You (featuring Cardi B)」(アルバム:Red Pill Blues)
- 10 10位「Wipe Your Eyes」(アルバム:Overexposed)
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1位「Sunday Morning」(アルバム:Songs About Jane)

■曲名:Sunday Morning
■曲名邦題:サンデイ・モーニング
■アルバム名:Songs About Jane(2002年)
■アルバム名邦題:ソングス・アバウト・ジェーン
■動画リンク:「Sunday Morning」
彼らは日本でもこの曲で人気が出始めました。
この曲は車のCMに採用され、あのスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)みたいなボーカルの曲は何だと話題になりました。
そのCMは2005年の製作ですが、このアルバムはもっと前の2002年6月にリリースされています。
ちなみにこの作品は2004年9月4日、ビルボードのアルバムチャートで6位になりました。
これは当時トップテン入りにかかった日数として最長記録なのだそうです。
ロングセラーは良い作品の証明ですが、このアルバムならばうなづけますね。
後に彼らは打ち込みの曲が増えました。
しかしこのデビュー・アルバムでは、ライアン・デューシック(Ryan Dusick)がドラムが耳を惹きます。
2位「This Love」(アルバム:Songs About Jane)

■曲名:This Love
■曲名邦題:ディス・ラヴ
■アルバム名:Songs About Jane(2002年)
■アルバム名邦題:ソングス・アバウト・ジェーン
■動画リンク:「This Love」
彼らは元々カーラズ・フラワーズ(Kara’s Flowers)というギターポップのバンドでした。
私も彼らのCDを持っていますが、一般的には無名の存在だったと思います。
しかし内容は決して悪くありません。
当時の曲のリンクを貼っておきましょう。
ジャケットを見るとみんな若いですね。
それもそのはず、当時彼らは高校生でしたから。
当時からセンスは抜群だったようですが、全然売れませんでした。
その後バンドは解散しメンバーは大学に進学しましたが、そこで彼らはHIPHOPにハマりました。
その後彼らは昔とは違う音楽性でバンドを再結成しましたが、それがこのマルーン5です。
ちなみに上のカーラズ・フラワーズの曲は1997年で、「Songs About Jane」は2002年にリリースされました。
わずか5年の間に、随分音楽性が変わったのですね。
私は今でも同じ人たちだと実感できません(笑)。
3位「Won’t Go Home Without You」(アルバム:It Won’t Be Soon Before Long)

■曲名:Won’t Go Home Without You
■曲名邦題:ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー
■アルバム名:It Won’t Be Soon Before Long(2007年)
■アルバム名邦題:イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング
■動画リンク:「Won’t Go Home Without You」
セカンド・アルバムの曲です。
ほぼ前作の延長線にあると思いますが、少し軽めでポップな曲が増えたかもしれません。
前作はロックとソウルの融合と言われていましたが、このアルバムもその路線の曲が中心です。
「キウイ」みたいなかっこいいファンク・ナンバーも入っています。
さてこの曲は冒頭からアダムが鳥肌もの歌を聞かせてくれます。
私は常々この曲のギターが、ポリスの「見つめていたい」に似ていると思っていましたが、実際に参考にしたそうです。
また歌を活かした簡素なドラムも良い演奏ですし。
彼らはバンド・サウンドの方がいいと再確認させてくれる曲です。
4位「Moves Like Jagger feat. Christina Aguilera」(アルバム:Hands All Over)

■曲名:Moves Like Jagger feat. Christina Aguilera
■曲名邦題:ムーブス・ライク・ジャガー(フューチャリング クリスティーナ・アギレラ)
■アルバム名:Hands All Over(2010年)
■アルバム名邦題:ハンズ・オール・オーヴァー
■動画リンク:「Moves Like Jagger feat. Christina Aguilera」
この曲はローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・ジャガー(Mick Jagger)について歌われています。
「Moves Like Jagger」は「ミック・ジャガーのような動き」という意味。
歌詞を読むと、セクシーなニューアンスの曲だと思われます。
ミック・ジャガーは若い頃、セックス・シンボルと言われていました。
一方このMVでは負けじとアダムも上半身裸で歌っています。
ちなみにアダムは2年後の2013年「ピープル」誌の「最もセクシーな男性」に選ばれています。
この頃の彼らはダンス・ミュージック色を強めていました。
アダムがあこがれている人は、ミック・ジャガー、プリンス(Prince)、フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)など、フェロモンが過剰な人ばかり。
彼は自分もフェロモンを全開にできる音楽をやりたかったのかもしれません。
5位「She Will Be Loved」(アルバム:Songs About Jane)

■曲名:She Will Be Loved
■曲名邦題:シー・ウィル・ビィ・ラヴド
■アルバム名:Songs About Jane(2002年)
■アルバム名邦題:ソングス・アバウト・ジェーン
■動画リンク:「She Will Be Loved」
このバンドはラブ・ソングが多いです。
「Songs About Jane」というアルバム名の由来も以下の通りです。
アルバム・タイトルの「ジェーン」とはアダム・レヴィーンの元恋人の名前で、収録曲の大半が彼女について歌われている。
また、「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」は、バンド「ファントム・プラネット」(Phantom Planet)のサム・ファラー(Sam Farrar)のガールフレンドのことが歌われている[28]。
この曲は友人の女性のことを歌っているようですが、つまり横恋慕なのですね。
想像だけならば自由ですが、わざわざアルバム名にするとは(笑)。
ただ彼らの恋愛の曲はどれも良い状況ではないとか、別れそうだとか、別れた後にうだうだ考えているとか、そういう内容の曲が多いように思います。
アダムは恋愛体質のようですが、良好な恋愛関係を維持するのは苦手なのかもしれません。
6位「Lost Stars」(アルバム:V)

■曲名:Lost Stars
■曲名邦題:ロスト・スターズ
■アルバム名:V(2014年)
■アルバム名邦題:V(ファイヴ)
■動画リンク:「Lost Stars」
近年の彼らはそつがない優等生っぽい曲が増えてきたように思います。
このアルバムからも本来は「シュガー(Sugar)」あたりを選ぶべきかもしれません。
確かに良くできた曲だと思いますが、いま一つ踏み込んでくる感じがしません。
そういう時はバラードに限ります。
やはり神が与えた声はすごいと、素直にすごいと実感させてくれます。
この曲はアコースティック・ギターだけをバックに歌っていますが、シンプルな分歌の魅力が際立っていますね。
2:37からファルセットで歌い上げるところなどは、鳥肌もののすばらしさです。
この曲は歌詞でこう訴えかけています。
なぜ若い時を無駄に過ごしてしまうのか、一番良い時を無駄に過ごさないでほしい。
7位「Payphone feat. Wiz Khalifa」(アルバム:Overexposed)

■曲名:Payphone feat. Wiz Khalifa
■曲名邦題:ペイフォン(フューチャリング ウィズ・カリファ)
■アルバム名:Overexposed(2012年)
■アルバム名邦題:オーヴァーエクスポーズド
■動画リンク:「Payphone feat. Wiz Khalifa」
この時期彼らは人気の絶好調にありました。
ただ彼らの場合アダムのボーカルと良い曲があれば、それだけでヒットが約束されたようなものです。
つまりアダムの歌は安定しているので、後は良い曲さえあればいい。
前作まではバンド・メンバーとの共作が多かったのですが、このアルバムからは外部ライターとの共作が増えています。
アダムのソロプロジェクト化が更に進んだといえるかもしれません。
バンド・サウンドから離れることには若干寂しいものがありますが、楽曲にこだわる方向性は間違っていないと思います。
この頃はラッパーとの共演も醍醐味の1つ。
この曲でもウィズ・カリファのクールなラップが、この曲をワンランク引き上げています。
8位「Makes Me Wonder」(アルバム:It Won’t Be Soon Before Long)

■曲名:Makes Me Wonder
■曲名邦題:メイクス・ミー・ワンダー
■アルバム名:It Won’t Be Soon Before Long(2007年)
■アルバム名邦題:イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング
■動画リンク:「Makes Me Wonder」
このバンドは女性ファンが多いことで知られています。
人気の秘密はアダムの魅力によるところが大きいようです。
このバンドはMVはどれも良い出来ですが、この動画のアダムが一番カッコいいかもしれません。
実際アダムは名うてのプレイボーイで、女性有名人との噂が後を絶ちません。
興味本位で可憐おプレイボーイっぷりを調べていたところ、ある記事を見つけました。
「タキシードをばっちり着こなして、女性にもドレスアップしてもらう。そして彼女を車で迎えに行き、タキシード姿でマクドナルドに行くのさ。」
「それってすごく普通だしロマンチックだろう。お金もかからないし。だって相手のことを気に入らなかったらどうする? たかが初デート、予想外でロマンチックなことをすればいいのさ。」
それはどうかなと思いますけどね(苦笑)。
そもそもドレスアップしてマクドナルドに入ること自体、少々気恥ずかしいですよね。
色男の考えることは理解不能です。
9位「Girls Like You (featuring Cardi B)」(アルバム:Red Pill Blues)

■曲名:Girls Like You (featuring Cardi B)
■曲名邦題:ガールズ・ライク・ユー(フューチャリング カーディ・B)
■アルバム名:Red Pill Blues(2017年)
■アルバム名邦題:レッド・ピル・ブルース
■動画リンク:「Girls Like You (featuring Cardi B)」
彼らのアルバムは、常に高品質を維持しています。
いくら私がバンド・サウンドがいいと言い張っても、最終的には曲の魅力は認めざるを得ません。
しかも近年の彼らは、ますます洗練の度合いを深めています。
ただその分インパクトが弱まってきているかもしれません。
このアルバムには「Moves Like Jagger」みたいな派手で目立つ曲はありません。
ただ彼らのアルバムの中で最も聞きやすく、気軽に聞くならこのアルバムが一番良いような気もします。
この曲には洗練だけに終わらない工夫が2つあります。
曲の間ずっと、わざと下手に弾いている感じギターが鳴っていますが、これはおもしろいアイデアですね。
また2:53から唐突に始まるカーディ・Bのラップも聞きものです。
おしゃれな音楽空間に土足で上がり込んで、あけすけなラップを披露し、いい具合にかき乱しています。
10位「Wipe Your Eyes」(アルバム:Overexposed)

■曲名:Wipe Your Eyes
■曲名邦題:ワイプ・ユア・アイズ
■アルバム名:Overexposed(2012年)
■アルバム名邦題:オーヴァーエクスポーズド
■動画リンク:「Wipe Your Eyes」
彼らの捨て曲のなさは異常なほどで、おそらく相当の完璧主義者ではないかと思われます。
そのせいかアルバムからはいつも5曲程度シングルカットしていますが、そのほとんどがヒットしています。
しかしアルバムにもシングルに負けない曲がゴロゴロしていますし。
今回のランキングでも「Lost Stars」とこの曲はシングルではありませんが、それでもこのクオリティです。
さて、この曲はもはやアダムの定番ともいえる、こじれてしまった男女関係がテーマです。
いつもは何でこうなったんだろうみたいな感じで終わりますが、この曲では違います。
「俺はお前の涙を拭くためにここにいる」とイケメンらしい発言をしています。
まあその女性を泣かしているのも、その男アダムみたいですけどね。
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