今回はジャズ・ボーカルのランキングを作成しました。
ただし単独でランキング記事にする予定の人は除外しました。
またスムース・ジャズ系は別ランキングに書く予定ですので、対象外にしています。
とはいえ、今回ご紹介した曲も自信を持っておすすめできる名曲ばかりです。
- 1 1位 Peggy Lee「I’ve Got You Under My Skin」(アルバム:Black Coffee)
- 2 2位 Matt Dennis「We Belong Together」(アルバム:Plays & Sings Matt Dennis)
- 3 3位 Dave Frishberg「One Horse Town」(アルバム:Oklahoma Toad)
- 4 4位 Marlene「Beware Boyfriend」(アルバム:DEJA VU)
- 5 5位 Tom Lellis「Lucky Southern」(アルバム:And in This Corner)
- 6 6位 Anita O’Day「Tea For Two」(アルバム:Anita O’Day at Mister Kelly’s)
- 7 7位 Bob Dorough「Three Is a Magic Number」(アルバム:Sunday at Iridium)
- 8 8位 Sheila Landis「Schemes Of Mad September」(アルバム:Bebop Angel)
- 9 9位 Sammy Davis, Jr & Carmen McRae「Happy to Make Your Acquaintance」(アルバム:Boy Meets Girl)
- 10 10位 Mose Allison「Young Man’s Blues」(アルバム:Mose Allison Sings)
- 11 11位 Chris Connor「In Other Words (Fly Me to the Moon)」(アルバム:Chris)
- 12 12位 Mel Torme「The Goodbye Look」(アルバム:Reunion)
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1位 Peggy Lee「I’ve Got You Under My Skin」(アルバム:Black Coffee)
■アーティスト名:Peggy Lee
■アーティスト名カナ:ペギー・リー
■曲名:I’ve Got You Under My Skin
■曲名邦題:アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
■アルバム名:Black Coffee
■アルバム名邦題:ブラック・コーヒー
■動画リンク:Peggy Lee「I’ve Got You Under My Skin」
まずピアノの後にミュートのトランペットが入り、続いて少しハスキーなボーカルが始まります。
この出だしだけでもう最高。
女性ジャズ・ヴォーカルには様々なタイプがあります。
甘い高音を活かしたかわいこちゃんタイプ、オールマイティな実力派タイプ、クールで知的なタイプなど。
その中でペギーはハスキーで、大人っぽい落ち着いた魅力を持った人です。
さてこの曲は私が大好きなスタンダード・ナンバー。
好きな曲はメロディを崩して歌ってほしくないものですが、残念ながらこの曲はフェイクを入れて歌われることが多いかもしれません。
しかしここでは比較的素直なメロディ解釈で歌ってくれています。
好きな歌手、好きな曲、素直なメロディ解釈という三拍子そろった曲です。
2位 Matt Dennis「We Belong Together」(アルバム:Plays & Sings Matt Dennis)
■アーティスト名:Matt Dennis
■アーティスト名カナ:マット・デニス
■曲名:We Belong Together
■曲名邦題:ウィー・ビロング・トゥゲザー
■アルバム名:Plays & Sings Matt Dennis
■アルバム名邦題:プレイズ・アンド・シングス
■動画リンク:Matt Dennis「We Belong Together」
この人は作曲家として知られています。
彼が書いた曲を挙げてみましょう。
・エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー(Everything Happens To Me)
・コートにすみれを(Violets For Your Fur)
・エンジェル・アイズ(Angel Eyes)
・ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン(Will You Still Be Mine)
ジャズ・ファンであれば耳なじみのある曲ばかりだと思います。
さてこのアルバムで彼は上記の曲全てを、ピアノの弾き語りで歌っています。
今回は彼の妻ヴァージニア・マクシー(Virginia Maxey)とのデュエット曲を選んでみました。
ヴァージニアについてはこのアルバムでしか聞いたことはありませんが、素人ではなく完全にプロの歌ですね。
マットより歌がうまいですし(笑)
しかしマットによるピアノの洒脱なこと!
私的ヘビーローテーションの1枚です。
3位 Dave Frishberg「One Horse Town」(アルバム:Oklahoma Toad)
■アーティスト名:Dave Frishberg
■アーティスト名カナ:デイヴ・フリッシュバーグ
■曲名:One Horse Town
■曲名邦題:ワン・ホース・タウン
■アルバム名:Oklahoma Toad
■アルバム名邦題:オクラホマ・トード
■動画リンク:Dave Frishberg「One Horse Town」
この曲をマット・デニスの曲の後に置いたのには理由があります。
ジャズ・ボーカルから、シンガーソングライター、ソフトロックへの影響をお伝えしたいと思いました。
デイヴ・フリッシュバーグはジャズ畑の人ですが、私はこの人についてジャズ・ファンと話した記憶がありません。
彼について話題に上がるのは、いつもシンガーソングライターやロック/ポップスの文脈ばかりです。
境界線に位置する人なのですね。
しかもこのアルバムのプロデューサーは、ソフトロックで再評価されたマーゴ・ガーヤン(Margo Guryan)。
私はマット・デニスの小粋な作風が、シンガーソングライターやソフトロックに影響を与えたと思っています。
この記事の選曲は、ジャズの文脈では聞いたことがない曲が少なくないかもしれません。
私はロック/ポップス・ファンの方々に、この記事がジャズ・ボーカルを聞くきっかけになってほしいと考えました。
もちろん純粋なジャズ・ファンの方も大歓迎です。
4位 Marlene「Beware Boyfriend」(アルバム:DEJA VU)
■アーティスト名:Marlene
■アーティスト名カナ:マリーン
■曲名:Beware Boyfriend
■曲名邦題:ボーイフレンド
■アルバム名:DEJA VU
■アルバム名邦題:デジャ・ヴー
■動画リンク:Marlene「Beware Boyfriend」
さてこちらはシティ・ポップとジャズの接点となる曲です。
この曲はマリ・ウィルソン(Mari Wilson)でおなじみの名曲のカバー。
原曲のプロデューサーはトニー・マンスフィールド(Tony Mansfield)です。
原曲もかなりすばらしいですが、私はこちらの方が好きです。
マリーンといえば、1980年代に大活躍したフィリピン出身のジャズ・シンガー。
子供の頃から天才との誉れが高く、15歳でプロ・デビューしたほどです。
彼女は純粋なジャズ・ボーカルとポップスを横断して活躍した、今回のテーマにふさわしい歌い手といえるでしょう。
この曲のアレンジはフュージョン風かもしれません。
しかし彼女の歌はジャズ・シンガー特有のフィーリングに満ちあふれています。
他にも1980年代は阿川泰子など、華やかな女性ジャズ・シンガーが活躍した時代でした。
5位 Tom Lellis「Lucky Southern」(アルバム:And in This Corner)
■アーティスト名:Tom Lellis
■アーティスト名カナ:トム・レリス
■曲名:Lucky Southern
■曲名邦題:ラッキー・サザン
■アルバム名:And in This Corner
■アルバム名邦題:アンド・イン・ディス・コーナー
■動画リンク:Tom Lellis「Lucky Southern」
今回の中では比較的新しい1981年にリリースされた曲です。
私は友人から教えてもらいましたが、この曲はカフェ・アプレミディにも収録されていたのですね。
まずクルーナー気味のボーカルがすばらしいです。
曲調としてはブラジリアン・グルーヴですが、トム・レリスの歌は正統派ジャズ・ボーカリストといった印象を受けます。
演奏にもジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette)やエディ・ゴメス(Eddie Gomez)などの手練れが多数参加。
特に1:04から始まるビル・ドビンズ(Bill Dobbins)のピアノもすばらしいです。
しかしこの曲を決定的名演にしているのは、ヴィブラフォンのロン・フッシュ(Ron Busch)とフルートのジェレミー・スタイグ(Jeremy Steig)の2人かもしれません。
この曲に涼やかな彩りを加えています。
6位 Anita O’Day「Tea For Two」(アルバム:Anita O’Day at Mister Kelly’s)
■アーティスト名:Anita O’Day
■アーティスト名カナ:アニタ・オデイ
■曲名:Tea For Two
■曲名邦題:二人でお茶を
■アルバム名:Anita O’Day at Mister Kelly’s
■アルバム名邦題:アニタ・オデイ・アット・ミスター・ケリーズ
■動画リンク:Anita O’Day「Tea For Two」
ジャズ・シンガーとは、器楽的唱法を特徴とするジャズ・フィーリングを持った歌手のこと。
器楽的唱法とはスキャットなど、サックスなどの演奏をボーカルで再現するというような意味合いです
しかしこれは必須ではありません。
より重要なのはジャズ・フィーリングの方ですが、感覚的な概念なので言葉で説明するのは困難です。
実際この曲を聞いていただいた方が手っ取り早いでしょう。
まずイントロの高速ブラシのドラムの後に、アニタの歌が始まります。
私が考えるジャズ・フィーリングがどういうものかは、2:04からお聞きになってみてください。
アニタとドラムの掛け合いで、彼女の歌にはジャズ的としか表現しようがないニューアンスがあります。
先程ご紹介したマリーンにも、同系統のフィーリングが感じられると思います。
7位 Bob Dorough「Three Is a Magic Number」(アルバム:Sunday at Iridium)
■アーティスト名:Bob Dorough
■アーティスト名カナ:ボブ・ドロウ
■曲名:Three Is a Magic Number
■曲名邦題:スリー・イズ・ア・マジック・ナンバー
■アルバム名:Sunday at Iridium
■動画リンク:Bob Dorough「Three Is a Magic Number」
この曲はHIPHOPファンやフリーソウル・ファンにおなじみです。
デ・ラ・ソウル(De La Soul)の「マジック・ナンバー(The Magic Number)」の元ネタですから。
この曲のオリジナルは「マルティプリケイション・ロック(Multiplication Rock)」というアルバムに収録されています。
しかし私はこちらのライブ・バージョンの方をおすすめいたします。
「Multiplication Rock」とは「掛け算ロック」のことで、この曲も元々は子供向けの曲でした。
この人の最大の魅力は、ユーモアをまじえた語り口かもしれません。
この曲では歌としゃべりがシームレスで、耳を惹く軽妙洒脱な魅力があります。
歌というより話芸と言ってもいいような。
3:03ぐらいからの観客との掛け合いは楽しすぎます。
8位 Sheila Landis「Schemes Of Mad September」(アルバム:Bebop Angel)
■アーティスト名:Sheila Landis
■アーティスト名カナ:シーラ・ランディス
■曲名:Schemes Of Mad September
■アルバム名:Bebop Angel
■アルバム名邦題:ビーバップ・エンジェル
■動画リンク:Sheila Landis「Schemes Of Mad September」
この曲は須永辰緒氏の「Organ b.SUITE」に収録されています。
ジャズとは違う文脈から再評価されているので、純粋なジャズファンの方はご存知ない曲かもしれません。
このアルバムはサックス奏者のラリー・ノゼロ(Larry Nozero)と共演した作品。
ブラジル色が強い曲ですが、スキャットを多用するボーカル・スタイルは、ジャズ・フィーリングを感じさせてくれます。
ただスキャットは少しグダグダ感がありますし、キレもそれほどではありません。
歌の上手いシンガーがゴロゴロしているャズ・ボーカルの世界では、歌も上手な方ではないかもしれません。
しかしなぜ取り上げたかというと、感覚だけを手掛かりにグイグイ突き進んでいく奔放な魅力を感じたからです。
もちろん歌は下手よりも上手な方がいいでしょう。
しかし最終的にはフィーリングにすぐれた人の方が、人の耳を惹きつけるように思います。
この人は少しムラっ気があるシンガーですが、何かを持っている人だと思います。
9位 Sammy Davis, Jr & Carmen McRae「Happy to Make Your Acquaintance」(アルバム:Boy Meets Girl)
■アーティスト名:Sammy Davis, Jr & Carmen McRae
■アーティスト名カナ:サミー・デイヴィス Jr. & カーメン・マクレエ
■曲名:Happy to Make Your Acquaintance
■アルバム名:Boy Meets Girl
■アルバム名邦題:ボーイ・ミーツ・ガール
■動画リンク:Sammy Davis, Jr & Carmen McRae「Happy to Make Your Acquaintance」
カーメンは金属的な声と表現されることがあります。
確かに特にアップテンポの曲では高音がキンキンするというか、無機質な感じがしないでもありません。
その為この人は、スローからミディアムテンポの曲で良さが出るように思います。
その点から彼女の代表作がバラード集の「ブック・オブ・バラーズ(Book of Ballads)」というのもうなづける話です。
ただこの曲はアップテンポですが、カーメンの人間らしさが感じられるかもしれません。
それを引き出しているのは、ユーモアあふれる男サミー・デイヴィス Jr. 。
曲名の「Happy to Make Your Acquaintance」は「お知り合いになれて幸せです」という意味です。
この曲の歌詞は、カーメンがサミーに初対面の人とどう話したらいいかを教えています。
サミーのパートでは、カーメンに教えられたセリフを言ってみせる構成の掛け合いデュエット。
しかしそのサミーのユーモラスな様子に、次第にカーメンと打ち解けてくるという趣向になっています。
どうやら人の気持ちをなごませる人たらしのサミーが、カーメンの良さを引き出しているようですね。
10位 Mose Allison「Young Man’s Blues」(アルバム:Mose Allison Sings)
■アーティスト名:Mose Allison
■アーティスト名カナ:モーズ・アリソン
■曲名:Young Man’s Blues
■曲名邦題:ヤング・マン・ブルース
■アルバム名:Mose Allison Sings
■アルバム名邦題:モーズ・アリソン・シングス
■動画リンク:Mose Allison「Young Man’s Blues」
ザ・フー(The Who)が「ライヴ・アット・リーズ(Live at Leeds)」でカバーした有名曲です。
原曲をご存知のない方のために、リンクを貼っておきましょう。
The Who Young Man Blues (Live At Leeds)
まあ出だしのところ以外は全然別物ですが(笑)
この曲はザ・フー以外にも多くのモッズ周辺の人たちにカバーされています。
当時最もヒップな音楽に敏感だった彼らは、モーズ・アリソンに注目していました。
この曲は1分半に満たない、シンプルで短い曲です。
もっと曲の体裁が整っている曲もありますが、あえてこの曲をご紹介してみました。
まず短い中でポイントを端的に伝える姿勢そのものがスマートです。
彼の曲をもっと聞きたい方には、デビュー作「バック・カントリー・スイート(Back Country Suite)」がおすすめです。
11位 Chris Connor「In Other Words (Fly Me to the Moon)」(アルバム:Chris)
■アーティスト名:Chris Connor
■アーティスト名カナ:クリス・コナー
■曲名:In Other Words (Fly Me to the Moon)
■曲名邦題:イン・アザー・ワーズ(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)
■アルバム名:Chris
■アルバム名邦題:クリス
■動画リンク:Chris Connor「In Other Words (Fly Me to the Moon)」
この人のベツレヘム・レーベル(Bethlehem Records)の諸作はどれも名作ばかりです。
特に「バードランドの子守唄(Lullaby Of Birdland)」という曲は、彼女の代表曲として有名です。
しかし今回は違う曲を取り上げました。
この曲はサブ・タイトルが示す通り「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」です。
この曲ではジュリー・ロンドンの曲の方が有名ですが、私はこちらも同じぐらいすばらしいと思います。
特にアレンジに注目してお聞きください。
まず1:19からのホーンアレンジがすばらしいですね。
その後1:51にフルートを入れて、一瞬尖った演出もドラマティックです。
彼女はクールなタイプのシンガーだと言われていますが、今聞くとそれほどクールには聞こえませせん。
さてここまで聞いていただいた方は、私の好みが分かってきたかもしれません。
男性ボーカルでは声量や華麗なテクニックではなく、小粋な弾き語り系が好み。
女性ボーカルは甘いウィスパー・ヴォイス系より、中低音域を活かした落ち着いたシンガーが好みです。
この人などは私の好みのど真ん中といえる人です。
12位 Mel Torme「The Goodbye Look」(アルバム:Reunion)
■アーティスト名:Mel Torme
■アーティスト名カナ:メル・トーメ
■曲名:The Goodbye Look
■曲名邦題:ザ・グッドバイ・ルック
■アルバム名:Reunion
■アルバム名邦題:リユニオン
■動画リンク:Mel Torme「The Goodbye Look」
この曲は一部で話題になりました。
このアルバムではドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)の「ナイトフライ(The Nightfly)」から、この曲と「雨に歩けば(Walk Between Raindrops)」をカバーしています。
しかもそれを滅法歌の上手いメル・トーメが歌うのですから、悪かろうはずがありません。
今回取り上げた男性ジャズ・ボーカル曲では、本流から外れる人を多めに取り上げました。
しかし最後に本格派男性ジャズ・シンガーの魅力も、お伝えしておかなければいけません。
たとえばこの人のような。
4:52からの余裕たっぷりのスキャットは圧巻です。
横綱相撲的な歌唱といえるでしょう。
またこの曲ではバックの演奏もラテン調で、エレクトリック・ピアノも絶品です。
ちなみにアルバム・タイトルの「Reunion」とは「再会」と言う意味。
メル・トーメが誰と再会したかというとTOTOのデヴィッド・ペイチ(David Paich)の父親、マーティ・ぺイチ(Marty Paich)です。
メルにこの曲を提案したのは、当時幅広いジャンルで活躍していたマーティ・ぺイチかもしれません。
与えられた曲を歌いこなすのがジャズ・シンガーという職業です。
ここでの堂々としたメルの歌は、まさにジャズ・シンガーの仕事といった感じがしないでしょうか。
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