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ジェネシス(Genesis)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はジェネシスのランキングを作成しました。

彼らはプログレ時代が高く評価されています。

しかしこの記事ではポップ路線期を対象にしました。

ヒット曲「Invisible Touch」以外のおすすめ曲をピックアップしました。

 

1位「Follow You Follow Me」(アルバム:…And Then There Were Three…)

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■曲名:Follow You Follow Me
■曲名邦題:フォロー・ユー・フォロー・ミー
■アルバム名:…And Then There Were Three…(1978年)
■アルバム名邦題:そして3人が残った
■動画リンク:「Follow You Follow Me」

初期の彼らは五大プログレバンドに数えられる存在です。

ちなみにこのバンド以外の4バンドは、以下の通り。

・キング・クリムゾン(King Crimson)
・ピンク・フロイド(Pink Floyd)
・イエス(Yes)
・ELP(Emerson, Lake & Palmer)

しかしこのアルバムの前に、プログレ期の中心人物ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)と看板ギタリストのスティーヴ・ハケット(Steve Hackett)が脱退しました。

「そして3人が残った」というアルバム名そのままの状況だったのですね。

このアルバム名は彼らと同じイギリス出身の小説家アガサ・クリスティの小説「そして誰もいなくなった」から着想を得たと思われます。

彼らは初期のプログレ時代もトップテン入りのアルバムを連発する人気バンドでした。

しかし黄金期を支えたメンバーが抜けた穴は大きく、彼らは変化を余儀なくされました。

この記事では、存亡の危機を前向きに変化する好機にした過程を追いかけてみました。

 

2位「Keep It Dark」(アルバム:Abacab)

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■曲名:Keep It Dark
■曲名邦題:キープ・イット・ダーク
■アルバム名:Abacab(1981年)
■アルバム名邦題:アバカブ
■動画リンク:「Keep It Dark」

私が彼らの全盛期について聞かれたら、前期のプログレ時代だと答えます。

しかしポップ路線以降に音楽の質が落ちたかといえば、一概にそうとは言い切れません。

音楽性が変化したので好みの問題だと思います。

ただ路線変更後の数作は特に過小評価されている感があり、あえてその時期焦点を当てることにしました。

私はリアルタイムでこの時期を追いかけていたわけではありません。

ただ当時新作として聞いていたリアルタイム組の方は、この時期を高く評価する方が多いようです。

一方リアルタイムではない以降の世代では、この時期はスルーされがちかもしれません。

現在このバンドについて語られる時は、プログレ時代と「Invisible Touch」の時期に評価が二分される傾向があります。

ただ私は後期のピークは「Invisible Touch」ではないと思っています。

好きな方には申し訳ありませんが、この記事ではあえて「Invisible Touch」を選外にして、それ以外の魅力について語ってみました。

 

3位「The Lady Lies」(アルバム:…And Then There Were Three…

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■曲名:The Lady Lies
■曲名邦題:謎の女
■アルバム名:…And Then There Were Three…(1978年)
■アルバム名邦題:そして3人が残った
■動画リンク:「The Lady Lies」

新体制以降の最高傑作は、人によって意見が分かれると思います。

どの作品も高水準で安定していて、どのアルバムが一番と断定するほどの差はないように思います。

しいて言えばこのアルバムか「Invisible Touch」のどちらかという声が多いかもしれません。

私はこの「…And Then There Were Three…」を推します。

プログレ時代の彼らはアルバム1枚通じて世界観を提示する、いわばアルバム・アーティストでした。

その後彼らは1曲単位の楽曲志向を強める方向に活路を見出しました。

ただそのせいかコンセプト・アルバムでさえも、良い曲を集めたような印象を受けなくもありません。

その境目にリリースされたこのアルバムには、両方の魅力を感じます。

この作品はコンセプト・アルバムではありませんが、個々の曲の寄せ集めを超えて、アルバム・トータルの魅力を感じます。

このアルバムのラスト2曲「The Lady Lies」「Follow You Follow Me」」と続く終わり方が、そうした印象を与えているのかもしれません。

このアルバムはプログレ時代が終焉した後に放たれた最良の一手でした。

 

4位「Abacab」(アルバム:Abacab)

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■曲名:Abacab
■曲名邦題:アバカブ
■アルバム名:Abacab(1981年)
■アルバム名邦題:アバカブ
■動画リンク:「Abacab」

ここでこの時期のメンバーをご紹介しておきましょう。

・フィル・コリンズ(Phil Collins):ボーカル、ドラム
・マイク・ラザフォード(Mike Rutherford):ギター、ベース
・トニー・バンクス(Tony Banks):キーボード

先程私はこの時期について過小評価されていると書きました。

中でもマイク・ラザフォードのギターは、特に軽視されがちかもしれません。

3人体制以降は専任ギタリストがいないこともあり、以前よりキーボードが目立つようになりましした。

しかし一方でロック的なマイク・ラザフォードのギターという新たな魅力を獲得しました。

この曲や「That’s All」の終盤のギターなどは、スティーヴ・ハケット時代とは違うギターの演奏が新鮮です。

彼らはメンバーが5人から3人に減ってスケール感は失われたかもしれません。

しかしその分残されたメンバーのポテンシャルが引き出され、逆にサウンドの選択肢と多様性は増したかもしれません。

 

5位「Tell Me Why」(アルバム:We Can’t Dance)

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■曲名:Tell Me Why
■曲名邦題:テル・ミー・ホワイ
■アルバム名:We Can’t Dance(1991年)
■アルバム名邦題:ウィ・キャント・ダンス
■動画リンク:「Tell Me Why」

前作「Invisible Touch」は記録的な大ヒットとなりました。

次作であるこのアルバムは、前作よりやや落ち着きを取り戻しつつ、安定した楽曲が光る逸品となりました。

このアルバムはフィル・コリンズ在籍時の最終作です。

当時フィルはソロ活動が好調どころか、ヒットメイカーとして一躍時代の寵児に躍り出ていました。

多忙を極める中、フィル・コリンズはマイク・ラザフォード、トニー・バンクスと時間をかけて話し合いました。

脱退理由はソロ活動に軸足を移したいこと、そして家族と過ごす時間を優先したいとの思いが強かったようで、他のメンバーの了承を得た上で円満に脱退しました。

残った2人は、一旦新しいシンガーを起用してバンドを存続させましたが、結局は「コーリング・オール・ステーションズ(Calling All Stations)」1枚で活動を休止しました。

マイク・ラザフォードはマイク・アンド・ザ・メカニックス(Mike + The Mechanics)が人気だったこともあり、ジェネシスの活動に消極的だったようです。

 

6位「That’s All」(アルバム:Genesis)

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■曲名:That’s All
■曲名邦題:ザッツ・オール
■アルバム名:Genesis(1983年)
■アルバム名邦題:ジェネシス
■動画リンク:「That’s All」

ジェネシスというと、フィル・コリンズのバンドというイメージが強い方が多いと思います。

しかしプログレ時代はフロントマンのピーター・ガブリエルがバンドの顔であり中心人物でした。

もしよかったら以下の記事も合わせてどうぞ。

ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)の名曲名盤10選

ピーター・ガブリエルの音楽的才能に疑いはありません。

しかしジェネシス時代の彼は演劇的なアート志向が武器で、質の高さというより差異を生み出すNon-musician artist的な役割が目立ちました。

バンドの顔を失った後、彼らは後任のシンガーを募集しましたが、なかなか最適な人材が見つかりません。

そこで最終的にフィル・コリンズが兼任することで落ち着きました。

つまり当初フィル・コリンズは消極的な選択肢だったのですね。

しかし今となればポップ路線の成功は、親しみやすいフィル・コリンズの存在抜きに語れません

美形でスター然としたカリスマ、ピーター・ガブリエルの後釜として消極的な選択肢にすぎなかったフィル・コリンズは、当初の予想を超えて最善の選択肢だったようです。

 

7位「Mama」(アルバム:Genesis)

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■曲名:Mama
■曲名邦題:ママ
■アルバム名:Genesis(1983年)
■アルバム名邦題:ジェネシス
■動画リンク:「Mama」

この曲はダークなところが魅力の異色作です。

当時この曲は、ドラムの残響音をカットするゲート・リバーブという音響処理が話題になりました。

その結果一音のインパクトとキレが増し、この曲に緊張感を与えました。

生ドラムの音を加工するのですから、人工的なリズム処理といえるかもしれません。

しかしその後「Invisible Touch」では、電子ドラムなどキッチュでデジタルな音づくりが強まりました。

正直私は「Invisible Touch」のドラムの音が好みではありません。

当時フィルがプロデュースしたエリック・クラプトン(Eric Clapton)作品でもドラムには違和感があります。

ブランドX(Brand X)の演奏を聞くと、フィル・コリンズは凄腕ドラマーだと分かります。

しかしそんな彼がなぜ生ドラムらしさから離れたのか、今でも腑に落ちません。

この曲ではゲート・リバーブが吉と出ていますが、その後はデジタルなリズムがいきすぎたように感じます。

 

8位「Misunderstanding」(アルバム:Duke)

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■曲名:Misunderstanding
■曲名邦題:誤解
■アルバム名:Duke(1980年)
■アルバム名邦題:デューク
■動画リンク:「Misunderstanding」

この記事ではポップ路線の時期を対象にしました。

しかしどのアルバムにもインストか長い曲が入っていて、アルバムの中で機能する良い曲が少なくないように感じます。

実際このアルバムでもラスト2曲のインストはすばらしい出来です。

ラストの曲をご紹介しましょう。

Genesis – Duke’s End

もう1曲このアルバムのヒット曲をご紹介します。

Genesis – Turn It on Again

この2曲が違和感なく同居する振れ幅は後年まで維持されましたが、このあたりはサウンドの要トニー・バンクスの意向が強く働いていたと思われます。

その結果として、ポップ化した後もプログレ時代のファンをある程度つなぎとめることができました。

これほどバンドの路線変更がうまくいったケースは稀かもしれません。

 

9位「Throwing It All Away」(アルバム:Invisible Touch)

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■曲名:Throwing It All Away
■曲名邦題:スローイング・イット・オール・アウェイ
■アルバム名:Invisible Touch(1986年)
■アルバム名邦題:インヴィジブル・タッチ
■動画リンク:「Throwing It All Away」

良い曲だと思いこそすれ、なぜか感動できないと感じる曲はないでしょうか。

私にとってこのアルバムのタイトル曲がそれです。

とはいえ代表曲なのでリンクを貼ってご紹介しましょう。

Genesis – Invisible Touch

この曲を好きな人には申し訳ありませんが、ヒット性のあるよくできた曲とは認めるものの、個人的には苦手意識があります。

コテコテな曲調やサウンドにやりすぎと感じてしまうのかもしれません。

しかしそう感じるのはその曲だけで、アルバム全体には苦手意識はありません。

私はこのバンドの地味で生っぽい部分が好きなようです。

 

10位「It / Watcher of the Skies(Live)」(アルバム:Three Sides Live)

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■曲名:It / Watcher of the Skies(Live)
■曲名邦題:イット~ウォッチャー・オブ・スカイズ(ライブ)
■アルバム名:Three Sides Live(1982年)
■アルバム名邦題:スリー・サイズ・ライヴ
■動画リンク:「It / Watcher of the Skies(Live)」

最後に私が後期で一番好きな曲をご紹介しましょう。

この曲にはプログレ時代の名残を感じます。

確かにプログレは恐竜のように小回りが利かず、効率に逆行する音楽かもしれません。

私は飛ばして曲を聞くこともありますが、展開が重要なプログレはそういう聞き方はなじまないように思います。

しかし多少我慢しつつも聞いた結果得られるカタルシスは、多くのプログレファンならよくご存じのはず。

この記事がプログレの入り口となればと思い、満を持して最後にこの曲を配置してみました。

ためしにこの曲の4:31から始まる魂のドラミングをお聞きになってみてください。

私が「Invisible Touch」のドラムが苦手な理由の答えの全てがこの演奏にあります。

この曲を気に入った方は、以下のプログレ時代の大曲をおすすめします。

Genesis – Supper’s Ready

「Supper’s Ready」は、イエス(Yes)の「危機(Close to the Edge)」やELPの「タルカス(Tarkus)」と同様、プログレ特有の醍醐味が味わえる感動的な曲です。

「Supper’s Ready」を気に入った方は、以下の記事でイエスとELPの曲も聞いてみてください。

もしハマることができたら一生ものの音楽になると思います。

 

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