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アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はアラン・パーソンズ・プロジェクトのランキングを作成しました。

彼らはポップスとプログレの魅力を合わせ持ったグループです。

この記事では、親しみやすくポップな曲を中心に選曲しました。

 

1位「Don’t Answer Me」(アルバム:Very Best of the Alan Parsons Project)

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■曲名:Don’t Answer Me
■曲名邦題:ドント・アンサー・ミー
■アルバム名:Very Best of the Alan Parsons Project
■動画リンク:「Don’t Answer Me」

この曲は「Ammonia Avenue」の収録曲です。

しかし「The Best of the Alan Parsons Project」には収録されていません。

その続編の「The Best of the Alan Parsons Project, Vol. 2」には収録されていますが。

この曲は、彼らの中でも1、2位争うヒット曲。

この曲が入っていないベスト・アルバムがあること自体、私はいかがなものかと思います。

ちなみに上でご紹介したベストには収録されています。

注意喚起のため、あえてベスト盤の収録曲としてご紹介しました。

この曲はフィル・スぺクター(Phil Spector)のウォール・オブ・サウンドの影響を受けています。

大瀧詠一を思わせる曲ですが、確かに同じ影響下にある感じがします。

 

2位「Eye in the Sky」(アルバム:Eye in the Sky)

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■曲名:Eye in the Sky
■曲名邦題:アイ・イン・ザ・スカイ
■アルバム名:Eye in the Sky
■アルバム名邦題:アイ・イン・ザ・スカイ
■動画リンク:「Eye in the Sky」

この曲は「空にある目」という意味です。

フィリップ・K・ディックの小説「宇宙の眼」から着想を得たのだとか。

歌詞を読むと「私は空にある目であり、あなたの心を読み取ることができます」という内容です。

ちなみにアルバム・ジャケットの目は、古代エジプトの「ホルスの目」。

特に左の目は「ウアジェト(ウジャト)の目」と呼ばれていて、全てを見通す目なのだそうです。

彼らには「ピラミッド(Pyramid)」というアルバムもありますが、どうやらエジプトがお好きなようですね。

SFやファンタジーを好んでいる様子がうかがえます。

彼らの音楽は、SFやファンタジー小説を読む感覚で聞いた方がいいのかもしれません。

 

3位「Time」(アルバム:The Turn of a Friendly Card)

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■曲名:Time
■曲名邦題:時は川の流れに
■アルバム名:The Turn of a Friendly Card
■アルバム名邦題:運命の切り札
■動画リンク:「Time」

今回の記事は泣ける曲が多いです。

中でもこの曲は特に泣けるかもしれません。

歌詞を読むと、何か別れがあったことが示唆されています。

しかしそれでも時間は流れていくのだと。

先程の曲もそうでしたが、彼らの曲は俯瞰した視線の曲が多いかもしれません。

別れを経験して辛い思いをしていたとしても、時間の経過が解決してくれると言いたいのかもしれません。

ちなみにこのアルバム「The Turn of a Friendly Card」は「友好的な手札に変わる」という意味。

とても良いアルバム名ですね。

この曲は癒し度が高い名曲です。

 

4位「Games People Play」(アルバム:The Turn of a Friendly Card)

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■曲名:Games People Play
■曲名邦題:ゲームス・ピープル・プレイ
■アルバム名:The Turn of a Friendly Card
■アルバム名邦題:運命の切り札
■動画リンク:「Games People Play」

彼らの最高傑作を決めるのは、少し難しいかもしれません。

私はこのアルバム以降にリリースされた4作の内のどれかだと思います。

「The Turn of a Friendly Card」
「Eye in the Sky」
「Ammonia Avenue」
「Vulture Culture」

プログレ好きの方は「Tales of Mystery and Imagination」が第一候補かもしれません。

ただ「I Robot」「Pyramid」「Eve」も、とてもすばらしい作品です。

彼らはどれも楽曲が魅力的なので駄作がありません。

私はこのアルバムから、更に楽曲の水準が上がったように感じます。

このアルバムから、もう1曲ご紹介しておきましょう。

The Alan Parsons Project – Nothing Left to Lose

 

5位「Ammonia Avenue」(アルバム:Ammonia Avenue)

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■曲名:Ammonia Avenue
■曲名邦題:アンモニア・アヴェニュー
■アルバム名:Ammonia Avenue
■アルバム名邦題:アンモニア・アヴェニュー
■動画リンク:「Ammonia Avenue」

彼らの音楽は、ジャンル分けが難しいです。

AORに分類する人もいますが、確かにCCMっぽいかもしれません。

しかしそれにしてはプログレっぽい展開の曲が目立ちますし。

この曲も途中からプログレっぽい展開になっています。

彼らはデビュー・アルバム「怪奇と幻想の物語 -エドガー・アラン・ポーの世界- (Tales of Mystery and Imagination)」からこんな感じでした。

ファーストは最もプログレ色が強い作風ですが、、以下のような聞きやすい歌ものの曲があります。

The Alan Parsons Project – To One in Paradise

彼らは初期のELOやスーパートランプ(Supertramp)にも似た魅力があります。

 

6位「If I Could Change Your Mind」(アルバム:Eve)

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■曲名:If I Could Change Your Mind
■曲名邦題:願い
■アルバム名:Eve
■アルバム名邦題:イヴの肖像
■動画リンク:「If I Could Change Your Mind」

このアルバム・ジャケットは、黒い斑点のヴェールにドキリとします。

生理的な反応を呼び起こす、いかにもヒプノシスっぽいジャケットといえるでしょう。

さてこのアルバムは、女性をテーマにしているとのこと。

アルバム名の「eve」とは「アダムとイヴ」の「イヴ」のことです。

そのためこのアルバムでは珍しく女性ボーカルのレスリー・ダンカン(Lesley Duncan)が起用されています。

またこのアルバムでは他にもう1人、クレア・トーリー(Clare Torry)が参加しています。

クレア・トーリーといえば、ピンク・フロイド(Pink Floyd)の「狂気(The Dark Side of the Moon)」の「虚空のスキャット(虚空のスキャットThe Great Gig in the Sky)」で歌っていた人。

アラン・パーソンズは「The Dark Side of the Moon」のエンジニアでした。

このグループはスタジオ録音だけで活動し、ライブをやらないプロジェクトでした。

エンジニアとして多くのアルバム製作に関わってきた、アラン・パーソンズの人脈があったからこそ実現したプロジェクトではないでしょうか。

 

7位「Sooner or Later」(アルバム:Vulture Culture)

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■曲名:Sooner or Later
■曲名邦題:自由はすぐそこに
■アルバム名:Vulture Culture
■アルバム名邦題:ヴァルチャー・カルチャー
■動画リンク:「Sooner or Later」

このアルバムは過小評価されているかもしれません。

彼らの魅力は1つはプログレ的な展開力、もう1つは安定したソングライティング能力です。

このアルバムは良い曲が多く、その分突出した曲はありません。

今回の選曲で、どの曲にするか最も迷ったアルバムです。

なにせこの曲と同水準のすばらしい楽曲ばかりですし。

彼らはアラン・パーソンズとエリック・ウルフソン(Eric Woolfson)の2人が組んだソングライティング・チームです。

このアルバムは、そのコンビネーションの代表作。

私は彼らの最初の1枚として、このアルバムをおすすめします。

 

8位「Don’t Let It Show」(アルバム:I Robot)

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■曲名:Don’t Let It Show
■曲名邦題:何も見たくない
■アルバム名:I Robot
■アルバム名邦題:アイ・ロボット
■動画リンク:「I Robot」

彼らにはコンセプト・アルバムが多いですが、、その多くは小説から着想を得ています。

そもそも彼らはエドガー・アラン・ポーの小説をテーマにしたアルバムでデビューしていますし、こちらはアイザック・アシモフの「われはロボット」という小説がテーマです。

私はアラン・パーソンズの趣味だと思っていました。

しかし2016年のインタビューでアラン・パーソンズは、以下のように語っています。

(オリジナルの)プロジェクトはエリックと自分二人だけのもので、アルバムコンセプトの多くは彼のアイデアだった

アラン・パーソンズ・プロジェクト ウィキペディア

彼らのコンセプトは、エリック・ウールフソンが発案していたのですね。

 

9位「Pyramania」(アルバム:Pyramid)

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■曲名:Pyramania
■曲名邦題:ピラミッド狂
■アルバム名:Pyramid
■アルバム名邦題:ピラミッド
■動画リンク:「Pyramania」

彼らの曲としてはニッチポップ寄りの曲です。

彼らの周辺人脈を見ると、ポップ・フィールドの人が多いように思います。

元パイロットのデヴィッド・ペイトンとイアン・ベアンソンの2人は準レギュラーのような形で、ほぼすべての作品に携わっている。

アラン・パーソンズ・プロジェクト ウィキペディア

このグループは、パイロット(Pilot)人脈が深くかかわっています。

ちなみにギタリストのイアン・ベアンソン(Ian Bairnson)は、以下の曲で決定的な演奏を披露しています。

The Alan Parsons Project – I Wouldn’t Want to Be Like You

「I Robot」では私の大好きなトニー・リヴァース(Tony River)が参加していますし、後のクリス・レインボウ(Chris Rainbow)の参加も注目です。

 

10位「Silence and I」(アルバム:Eye in the Sky)

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■曲名:Silence and I
■曲名邦題:静寂と私
■アルバム名:Eye in the Sky
■アルバム名邦題:アイ・イン・ザ・スカイ
■動画リンク:「Silence and I」

このグループの中心人物は、いわずもがなアラン・パーソンズです。

しかしもう1人の中心人物、エリック・ウールフソンの貢献も軽視できません。

エリックはアラン・パーソンズと一緒に曲を書き、アルバムのコンセプトを考え、すばらしい歌を聞かせてくれました。

このグループは、多くの優れたボーカリストを起用してきました。

しかしやはりエリック・ウールフソンに尽きるといってもいいでしょう。

この曲もその1曲。

中間部ではアラン・パーソンズによるプログレの展開になりますが、再度エリックの歌に着地しています。

この曲では2人の魅力が融合されています。

2人の関係は一時悪化したらしく「ステレオトミー(Stereotomy)」では、エリックのボーカル曲がなくなりました。

今は関係が良好のようですが。

そもそもアラン・パーソンズも卓越した才能の持ち主です。

それは以下のインストを聞けばお分かりいただけると思います。

The Alan Parsons Project – Sirius

すぐれた才能を持った2人がいて、周囲にも人材が豊富だったこと。

才能を持った人材が集結した結果、必然的にすばらしい作品が生まれたように思います。

 

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