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アレステッド・ディベロップメント(Arrested Development)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はアレステッド・ディベロップメントのランキングを作成しました。

彼らはオーガニックなHIPHOPグループです。

その音楽は親しみやすく、HIPHOPが苦手な人にも受け入れられやすいように思います。

彼らのメッセージ性についても書いてみました。

 

1位「Mr. Wendal」(アルバム:3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of…)

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■曲名:Mr. Wendal
■曲名邦題:ミスター・ウェンドル
■アルバム名:3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of…
■アルバム名邦題:テネシー(遠い記憶)
■動画リンク:「Mr. Wendal」

私は人の名前が曲名になっている場合、つい歌詞を読んでしまいます。

誰のことだろうと思うのですね。

「ミスター・ウェンドル」とは、あるホームレスのことでした。

この曲ではウェンドル氏はホームレスだけど、本質的に自由な存在なのだと主張しています。

彼はドロップアウトしているだけの存在ではなく、文明化されているはずの我々とは違う知恵を持った人なのだと。

我々が捨てた食べ物を、彼は食べている。

食べ物を捨てている側の我々は、本当に文明化されているといえるのかと。

この曲は、スピーチ(Speech)がホームレスの人々と接する中で生まれた曲だそうです。

実際この曲の収益の半分は、ホームレス支援をしている団体に寄付されているようです。

 

2位「Honeymoon Day」(アルバム:Among The Trees)

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■曲名:Honeymoon Day
■曲名邦題:ハネムーン・デイ
■アルバム名:Among The Trees
■アルバム名邦題:アマング・ザ・トゥリーズ
■動画リンク:「Honeymoon Day」

この曲は新婚旅行の歌です。

登場人物の2人は、この日を待ち焦がれていました。

その日がやってきた喜びを表現した曲です。

しかし男性側の関心は、主に初夜に向けられているようです。

むしろそのことしか考えられない様子。

曲の冒頭は妻が靴下を脱ぐのを待ちきれない様子から始まりますし、ハンド・クラッピングも急かしているように聞こえてしまいます。

しかし「世界が終わる日のように身体を解放しよう」という一節は何なのでしょうか(笑)

ただ彼らの曲は喜びを表現したものが多いので、物事を悲観的に考えがちの方におすすめです。

 

3位「United Minds」(アルバム:Zingalamaduni)

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■曲名:United Minds
■曲名邦題:ユナイテッド・マインド
■アルバム名:Zingalamaduni
■アルバム名邦題:ズィンガラマドゥーニ
■動画リンク:「United Minds」

「Zingalamaduni」というアルバム名は、とても覚えにくいです。

今だに覚えていませんし、人に話す時は「ジンガなんとか」みたいに言っています。

通常アルバム名を思い出せない場合、私はセカンドなどと言うのですが、A.D.の場合はライブの「Unplugged」と勘違いされるかもしれません。

それはともかく、覚えられないというのに、どういう意味の言葉かを調べてみました。

スワヒリ語で「文化のハチの巣」という意味とのこと。

彼らは物質的な豊かさより、精神的な豊かさを重視しています。

この曲は「United Minds of America」という言葉から始まっていますが、その後「冗談を言っているわけじゃないんだぜ」と歌っています。

同作品からシングルカットされた曲に「United Front」「Ease My Mind」という曲があります。

彼らは心が繋がっていることを重視しているようですね。

ただ彼らは言葉を超えて、音だけでそれを感じさせてくれるところが一番すごいかもしれません。

 

4位「Mama’s Always on Stage」(アルバム:Unplugged)

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■曲名:Mama’s Always on Stage
■曲名邦題:ママズ・オールウェイズ・オン・ステージ
■アルバム名:Unplugged
■アルバム名邦題:アンプラグド
■動画リンク:「Mama’s Always on Stage」

ファースト・アルバム収録曲のライブ・バージョンです。

原曲のリンクも貼っておきましょう。

Arrested Development – Mama’s Always on Stage

このアルバムは当時一世を風靡した「MTVアンプラグド」シリーズの1枚として発売されました。

エリック・クラプトン(Eric Clapton)の「Unplugged」は当時大ヒットしました。

しかし私はこのライブ盤について、残念だと思っていることがあります。

このアルバムの前半はボーカルやラップが入っていますが、後半はインスト曲が7曲続いています。

その部分はあまり出来が良いとはいえず、少しもったいなかったかもしれません。

ただこの曲などオリジナルより出来の良い曲もありますので、全体としては買いだとは思います。

 

5位「Tennessee」(アルバム:3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of…)

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■曲名:Tennessee
■曲名邦題:テネシー
■アルバム名:3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of…
■アルバム名邦題:テネシー(遠い記憶)
■動画リンク:「Tennessee」

彼らの一番の人気曲で「Mr. Wendal」と並んでシングルチャート6位を記録したヒット曲です。

このグループの中心人物スピーチが、幼少期を過ごしたテネシー州のことが歌われています。

ただこの曲ではディオンヌ・ファリス(Dionne Farris)の歌がおいしいところを持っていっているかもしれません。

ちなみにアルバム名は「グループ結成日からレコード会社と契約した日までの日数」を指しているのだとか。

彼らはメンバーがかなり頻繁に変わります。

メンバーには音楽的な役割を持たない、長老的ポジションの(Baba Oje)という人物もいました。

同じ価値観を持った者同士の流動的な共同体みたいかもしれません。

このCDは昔ヴィレッジヴァンガードで売っていたように記憶しています。

 

6位「In the South」(アルバム:Heroes Of The Harvest)

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■曲名:In the South
■曲名邦題:イン・ダ・サウス
■アルバム名:Heroes Of The Harvest
■アルバム名邦題:ザ・ヒーローズ・オブ・ザ・ハーヴェスト
■動画リンク:「In the South」

彼らはアメリカのジョージア州アトランタで結成されました。

つまりこの曲の名前通り、サウスのバンドということになります。

いまでこそサウスはHIPHOPシーンで一定の影響力を持っていますが、当時HIPHOPが盛んな土地とはいえませんでした。

しかも彼らは普通のHIPHOPグループとは違った印象を受けました。

彼らはHIPHOPが苦手な人にもおすすめしやすいように思います。

しかしそれは逆にいえば、HOPHOPのメインストリームとは異質だということを意味しています。

彼らの名前がコアなHIPHOPファンから出てくる機会は、それほど多くないように思いますし。

コアな人からしたらツボが違う音楽なのかもしれません。

 

7位「Africa’s Inside Me」(アルバム:Zingalamaduni)

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■曲名:Africa’s Inside Me
■曲名邦題:アフリカズ・イン・サイド・ミー
■アルバム名:Zingalamaduni
■アルバム名邦題:ズィンガラマドゥーニ
■動画リンク:「Africa’s Inside Me」

彼らの最高傑作はデビュー・アルバム「3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of…」だと言われています。

そのアルバムから「Tennessee」「People Everyday」「Mr. Wendal」という3曲のトップテン・ヒットが生まれました。

1993年には、2つのグラミー賞(最優秀新人賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞)を受賞し、600万枚以上のセールスを記録しました。

その後ライブ盤を1枚を発表した後、リリースされたのがこのアルバム。

私はこのアルバムを、ファーストと並んで最高傑作の候補に推します。

しかしこのアルバムは最高位55位に終わり、前作から大きく落ち込みました。

売り上げの不振とメンバー間の不仲もあって、1996年に解散することになりました。

その後スピーチはすばらしいソロ・アルバムを発表しましたが、2000年にグループを再結成しています。

2000年には「ダ・フィーリン(Da Feelin’ EP)」を発表し、翌年2001年「Heroes of the Harvest」を発表しました。

 

8位「Stand」(アルバム:Since The Last Time)

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■曲名:Stand
■曲名邦題:スタンド
■アルバム名:Since The Last Time
■アルバム名邦題:シンス・ザ・ラスト・タイム
■動画リンク:「Stand」

彼らの音楽は、ギャングスタやネイティブ・タンズとは違った質感があります。

彼らの音楽を言い表したキーワードは「自然志向」「オーガニック」「スピリチュアル」あたりかもしれません。

彼らは内面性を重視しますが、そうした価値観は音楽にも表れています。

彼らの音楽には人間的な肌ざわりを感じます。

ギャングスタのような迫力やヒリヒリ感、ニュースクールほど小技が利いていたりセンス抜群でもありません。

しかし彼らの音楽には、肌ざわりの良いゆったりとした服に似た魅力があります。

ピースフルで幸福感が強い音楽です。

日本でいえば、Def Techが少し似た存在かもしれません。

 

9位「People Everyday(Unplugged Version)」(アルバム:Greatest Hits)

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■曲名:People Everyday(Unplugged Version)
■曲名邦題:ピープル・エヴリデイ(アンプラグド・バージョン)
■アルバム名:Greatest Hits
■アルバム名邦題:グレイテスト・ヒッツ
■動画リンク:「People Everyday(Unplugged Version)」

この曲はファースト・アルバムのバージョンより、こちらのライブ・バージョンの方が出来が良いと思います。

この曲は「Unplugged」に収録されていますが、このベスト・アルバムにも収録されています。

一聴して分かる通り、この曲はスライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)の「エヴリデイ・ピープル(Everyday People)」を引用した曲。

引用元のリンクを貼っておきましょう。

Sly & The Family Stone – Everyday People

「Everyday People」は「肌の色で区別せず普通の人っていうのじゃだめかい」と訴えている曲です。

おそらくスピーチはそのメッセージに共感したのでしょう。

そういえば「3 Years, 5 Months And 2 Days In The Life Of…」のアルバム・ジャケットからも、そうした考え方がうかがえます。

スピーチは、多様な人間が分け隔てなく共生する社会を夢見ているようです。

ちなみに私はこの曲を聞くといつも思い出す曲がありますので、唐突ですがご紹介します。

片想い – 踊る理由

私が大好きな曲です。

 

10位「Revolution」(アルバム:Malcolm X)

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■曲名:Revolution
■曲名邦題:レヴォリューション
■アルバム名:Malcolm X
■アルバム名邦題:マルコムX
■動画リンク:「Revolution」

メッセージ色の強い曲です。

この曲は、スパイク・リー監督の映画「マルコムX」に使われた曲です。

マルコムXは、ラジカルな黒人解放運動の指導者でした。

「マルコムX」は彼の伝記映画です。

曲を依頼されたスピーチは、渾身の出来といえるこの曲を提供しました。

スピーチは13歳から音楽を始めた早熟な人だったようです。

しかしその後彼は地元の新聞「Milwaukee community journal」に「20世紀のアフリカン」というコラムの連載し始めました。

彼はそのコラムで黒人が抱える問題について書いていたそうです。

彼の中の熱を感じる曲です。

 

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