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メン・アット・ワーク(Men at Work)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はメン・アット・ワークのランキングを作成しました。

彼らはオーストラリアのロック・バンド、通称「オージーロック」を代表するバンドです。

とぼけていて飄々とした個性が魅力のバンドです。

 

1位「Down Under」(アルバム:Business as Usual)

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■曲名:Down Under
■曲名邦題:ダウン・アンダー
■アルバム名:Business as Usual
■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ
■動画リンク:「Down Under」

この曲は曲名と歌詞に注目です。

「Down Under」とは「赤道の下」という意味ですが、具体的にはオーストラリアのことを指しています。

この曲は、オーストラリア人バンドによるオーストラリアに対する自虐ソング。

オーストラリアは略奪者の国で、男たちは吐くまでビールを飲み続けるのだとか。

しかしこの曲はオーストラリア国民に愛されていて、シドニー・オリンピックの開会式でも演奏されました。

さてこの曲はアルバム・デビュー前、違うアレンジのシングルとしてリリースされています。

Men At Work – Down Under (Original Version 1980)

こちらのバージョンも悪くありませんが、ヒットしそうな感じはしませんね。

 

2位「Who Can It Be Now?」(アルバム:Business as Usual)

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■曲名:Who Can It Be Now?
■曲名邦題:ノックは夜中に
■アルバム名:Business as Usual
■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ
■動画リンク:「Who Can It Be Now?」

彼らの曲でどれを1位にするか、少し迷いました。

実質的には「Down Under」と「Who Can It Be Now?」の二択かもしれません

日本では「Who Can It Be Now?」の方が人気かもしれませんが、ヒットチャートでは「Down Under」が圧倒しています。

「Down Under」はアメリカ、イギリス、本国オーストラリアを始めとした多く国で、シングルチャート1位を記録しています。

一方この曲は本国オーストラリアで2位、イギリスでは45位と振るいませんでしたが、アメリカでは1位を獲得しました。

彼らがブレイクしたのは、アメリカで「Who Can It Be Now?」が1位を獲得してから。

その余波を受けて「Down Under」が大ヒットしたという流れです。

この曲は、彼らをローカル・バンドから世界に羽ばたかせました。

彼らの快進撃の起点となった重要曲です。

 

3位「People Just Love to Play with Words」(アルバム:Business as Usual)

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■曲名:People Just Love to Play with Words
■曲名邦題:言葉あそび
■アルバム名:Business as Usual
■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ
■動画リンク:「People Just Love to Play with Words」

彼らの最高傑作は、このファースト「Business as Usual」とセカンド「Cargo」のどちらかだと言われます。

私はこのアルバム一択だと思いますが。

私はアーティストのセールスを邪魔しないよう、1枚のアルバムから選曲は4曲までと決めています。

あくまで視聴用の役割に徹したいと考えています。

ただもしも私が遠慮せず選曲したら、このアルバムから7曲ぐらい選ぶかもしれません。

「Be Good Johnny」など、他にもご紹介したい曲が沢山ありますし。

さてこの曲はシングルカットされていませんが、個人的に一番好きな曲です。

ちなみにアルバム・ジャケットも私のこだわりで、黄色い方ではなく、白ジャケの方をご紹介しています。

 

4位「Shintaro」(アルバム:Cargo)

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■曲名:Shintaro
■曲名邦題:SHINTARO
■アルバム名:Cargo
■アルバム名邦題:カーゴ
■動画リンク:「Shintaro」

この曲はボーナストラックなので、この曲目当てでCDを買う時は、事前にお確かめください。

この曲は「Shintaro」という曲名に注目です。

カタカナにすると「シンタロー」ですから、日本人の名前を連想してしまいますね。

それもそのはず、この曲は勝新太郎へのオマージュです。

若干おちょくったような描写も散見されますが、それは彼らの作風ゆえかもしれません。

MVを見れば、彼らが笑わせにかかるバンドだということが見て取れます。

そもそも彼らは自国民すらおちょくって、しかしそれでも人々から愛されているようなバンドです。

この曲にはサムライへの畏怖の念を感じますし、なにより曲の出来が良いのがうれしいですね。

この曲を書いたロン・ストライカート(Ron Strykert)は、勝新太郎がお好きなのでしょう。

 

5位「Underground」(アルバム:Brazil)

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■曲名:Underground
■曲名邦題:アンダー・グラウンド
■アルバム名:Brazil
■アルバム名邦題:BRAZIL
■動画リンク:「Underground」

さてここでライブ盤から1曲取り上げます。

原曲はデビュー・アルバム「Business as Usual」に収録されていますが、ここでは違う魅力が引き出されています。

このライブ・アルバムは、1998年のブラジルでの模様が収録されています。

この曲は原曲よりロック色が強まっていて、重厚でメタリックな質感すら感じます。

もしかしたらオリジナルよりかっこいいかもしれません。

ちなみにこのライブには、以下の曲のスタジオ・バージョンも収録されています。

Men At Work – The Longest Night

「The Longest Night」は、1998年に発売された13年ぶりのシングルです。

 

6位「Overkill」(アルバム:Cargo)

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■曲名:Overkill
■曲名邦題:オーバーキル
■アルバム名:Cargo
■アルバム名邦題:カーゴ
※上のジャケットはシングルのものを掲載しています
■動画リンク:「Overkill」

曲名の「Overkill」は「大量虐殺」という意味です。

しかし歌詞を読んでも、戦争などについては触れられていません。

夜になると考えすぎてしまい、眠れないという内容の歌詞です。

上のシングル・ジャケットを見ると、だから飲みに行ったのかとつっこみたくなりますね(笑)

それはともかく、彼らのバンド名は「工事中」という意味で、1枚目のアルバム名は「いつものビジネス」、2枚目は「貨物」

どうやら肉体労働者的なイメージで訴求しているようです。

私はそこにイギリスのパブロックとの類似を感じます。

そういえば彼らの自虐的なお笑い志向も、パブロックっぽいかもしれません。

彼らの風貌も親しみやすくスター然としていなかったのも、その路線ではプラスに働いたと思われます。

 

7位「Dr. Heckyll & Mr. Jive」(アルバム:Cargo)

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■曲名:Dr. Heckyll & Mr. Jive
■曲名邦題:ドクター・ヘッケルとミスター・ジャイブ
■アルバム名:Cargo
■アルバム名邦題:カーゴ
■動画リンク:「Dr. Heckyll & Mr. Jive」

先程私は「Business as Usual」がイチオシだと書きました。

かといって、このアルバムがつまらないわけではありません。

今回このアルバムから4曲選びましたが「君のポートレート(Blue for You)」「ダウン・マイ・ボーイ(Settle Down My Boy)」など、他にも良い曲が収録されています。

このバンドの中心人物は、ボーカルでメインソングライターのコリン・ヘイ(Colin Hay)。

このバンドの人気は、彼のとぼけていて飄々とした個性に依存していました。

また彼はソングライターとしても、多くのヒット曲を書きました。

彼は3枚のアルバムだけでバンドを解散させると、ソロ活動に移行しました。

ソロ・アルバムの曲を1曲ご紹介しておきましょう。

Colin Hay – I Haven’t Seen You In A Long Time

 

8位「I Can See It in Your Eyes」(アルバム:Business as Usual)

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■曲名:I Can See It in Your Eyes
■曲名邦題:イン・ユア・アイズ
■アルバム名:Business as Usual
■アルバム名邦題:ワーク・ソングズ
■動画リンク:「I Can See It in Your Eyes」

このバンドは、コリン・ヘイばかりに焦点が当てられがちです。

しかしリードギターのロン・ストライカート(Ron Strykert)の名前も、覚えておいていただければと思います。

彼は「Down Under」をコリン・ヘイと共作しました。

また「People Just Love to Play with Words」「Shintaro」「Settle Down My Boy」は、ロンが単独で書いた曲。

XTCのコリン・モールディング(Colin Moulding)、初期オフコースの鈴木康博と同じく重要な存在です。

ロンはライトで伸びやかな作風が特徴の人ですが、その個性は演奏面にも表れています。

ぜひこの曲のギターをお聞きになってみてください。

偉大なバンドには、偉大なる第二の男がいるものです。

コリン・ヘイという才能を持った男がいても、彼のワンマン・バンドにならかったこと。

それがこのバンドが世界的な成功を収めた理由だと思います。

 

9位「It’s a Mistake」(アルバム:The Essential Men at Work)

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■曲名:It’s a Mistake
■曲名邦題:イッツ・ア・ミステイク
■アルバム名:The Essential Men at Work
■アルバム名邦題:エッセンシャル・メン・アット・ワーク
■動画リンク:「It’s a Mistake」

セカンド・アルバムの収録曲ですが、あえてベスト盤の曲としてご紹介しました。

私がベスト・アルバムを買うのは、アルバム未収録曲を聞きたい場合が多いです。

ベスト盤だけで済ます場合もありますが、なるべくオリジナル・アルバムで買いそろえるようにしています。

ちなみに最も煮え切らないのは、ベストと代表作が1枚ずつという状態(笑)

ただ私のようにストイックになりすぎると、いささか非効率かもしれません。

特に彼らのようにスタジオ・アルバムが3枚しかない場合、ベスト盤でヒット曲、有名曲を一気に聞いた方が効率面で優れています。

このアルバムの選曲は、私の小姑目線で見ても悪くないと思いますし。

ただこのランキングの曲を聞いて、ベストに入っていない曲が必須と思うのであれば、アルバム単位で買った方がいいかもしれません。

 

10位「Everything I Need」(アルバム:Two Hearts)

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■曲名:Everything I Need
■曲名邦題:エブリシング・アイ・ニード
■アルバム名:Two Hearts
■アルバム名邦題:トゥー・ハーツ
■動画リンク:「Everything I Need」

3枚目のアルバムからの選曲です。

このサード・アルバムは、あまり高く評価されていません。

それどころか酷評されていることも多く、私も買うのを控えていましたが、いつの間にか中古価格が高騰していました。

私は網羅したいタイプのリスナーです。

ある時私は性分ゆえにどうしても欲しくなり、高価な中古CDを買いました。

おそらく良い内容ではないと予想しながら。

聞いた結果、確かに前2作には遠く及ばないと感じました。

ただ酷評ばかりのレビューを読んで期待値が下がっていたせいか、言うほどひどくないと思いました。

たとえばこの曲や「Man with Two Hearts」、そして以下の曲は充分楽しめますし。

Men at Work – Maria

再発されたり、安い価格で見つけたら買って損はないと思います。

 

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