今回はラルク・アン・シエルのランキングを作成しました。
彼らの曲は既によく聞かれています。
そんな中、あえてご紹介する意味は何か考えながら選曲しました。
- 1 1位「READY STEADY GO」(アルバム:SMILE)
- 2 2位「the Fourth Avenue Café」(アルバム:True)
- 3 3位「夏の憂鬱」(アルバム:heavenly)
- 4 4位「Blame」(アルバム:Tierra)
- 5 5位「winter fall」(アルバム:HEART)
- 6 6位「自由への招待」(アルバム:AWAKE)
- 7 7位「Vivid Colors」(アルバム:heavenly)
- 8 8位「STAY AWAY」(アルバム:REAL)
- 9 9位「Driver’s High」(アルバム:ark)
- 10 10位「AS ONE」(アルバム:AWAKE)
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1位「READY STEADY GO」(アルバム:SMILE)
■曲名:READY STEADY GO
■アルバム名:SMILE
■動画リンク:「READY STEADY GO」
このアルバムの前、バンド内である事件が勃発していました。
フロントマンhydeが、tetsuyaに脱退したいという内容の手紙を送ったのです。
その後tetsuyaは話し合いの場を設けて、メンバーはそれぞれ本音をぶつけ合いました。
結果としてhydeはバンドに留まり、バンドは存続することになりました。
しかし今の彼らは解散していないのに、10年以上アルバムが発表されていません。
この曲名は日本語にすると「準備完了」です。
そしてアルバム名は「SMILE」。
当時はどうにかして前を向いて活動を継続していこうとしていたのかもしれません。
2位「the Fourth Avenue Café」(アルバム:True)
■曲名:the Fourth Avenue Café
■アルバム名:True
■動画リンク:「the Fourth Avenue Café」
このバンドは優秀なソングライターが集まっています。
ここで現在のメンバーをご紹介しましょう。
hyde:ボーカル
ken:ギター
tetsuya:ベース
yukihiro:ドラムス
彼らはメンバー全員が曲を書けます。
そのせいか楽曲の平均レベルが高いという特徴があります。
メンバーによって書く曲に個性があって、そのばらつきが良い影響を与えているように思います。
この曲を書いたkenは、作曲面で中核といえる存在でした。
ちなみにこのアルバムではhydeも、バンドの代表曲「flower」を提供しています。
3位「夏の憂鬱」(アルバム:heavenly)
■曲名:夏の憂鬱
■アルバム名:heavenly
■動画リンク:「夏の憂鬱」
個人的に最も好きな曲です。
邦楽リスナーは既にラルクを聞いている人が多いと思います。
しかし洋楽リスナーは、スルーしている方も少なくないのではないか。
私はそう思い、この記事を書くことにしました。
そこで洋楽リスナーを対象にして選曲し記事を書くことにしました。
結果としてJPOP色が強い曲の多くを除外することにしました。
硬派な曲が多めになりましたが、どれも良い曲ばかりと自負しています。
有名曲やヒット曲は、本文内にリンクを貼って一部補足しています。
4位「Blame」(アルバム:Tierra)
■曲名:Blame
■アルバム名:Tierra
■動画リンク:「Blame」
メジャー・デビュー・アルバムからの曲です。
彼らは1991年に結成され、1993年にはインディーズ・レーベル、Night Gallery Recordsから「DUNE」をリリースしました。
その作品が注目を浴びて、メジャー・デビューすることになりました。
前作も充分すばらしい出来でしたが、このアルバムでは更に完成度を上げてきました。
ちなみにこのアルバムでは、以下の曲の方が人気かもしれません。
この当時彼らの音楽には、U2やポリス(Police)、キュアー(The Cure)、デペッシュ・モード(Depeche Modeなどの影響がうかがえました。
この曲のギターにもそれらの影響を感じます。
その影響は初期にはほほえましいほどでしたが、その後彼らは独自の個性を開花させました。
5位「winter fall」(アルバム:HEART)
■曲名:winter fall
■アルバム名:HEART
■動画リンク:「winter fall」
彼らの代表曲の1つです。
この曲は彼らにとって重要な転換点となりました。
この曲は初のシングルチャート1位を獲得し、一般的な彼らの認知度は飛躍的に上がりました。
以前からそういう曲はありましたが、この曲以降は更にアレンジと音楽性の幅が広がったように思います。
それはJPOP寄りになったといえるかもしれません。
彼らはロックとJPOP、両方のファンを魅了する存在になりました。
正直私はJPOP路線の曲は素直に評価できていません。
しかし質の高さは認めざるを得ないと思っています。
6位「自由への招待」(アルバム:AWAKE)
■曲名:自由への招待
■アルバム名:AWAKE
■動画リンク:「自由への招待」
この記事の選曲は難航することが予想されました。
そもそもラルクを10曲に限定すること自体に無理があり、10曲ではどんな選曲でも必ず不満は残ります。
おそらく30曲を選んでも、水準を維持できる自信があります。
良い曲でも選外にした曲が沢山あり、違う日に選んだら全く別の選曲になるかもしれません。
さていつも私はウィキペディアを読み、それから一気に記事を書き上げます。
しかしラルクのウィキペディアの文章は、とんでもないボリュームです。
全部読むことを断念せざるを得ない、その膨大さには圧倒されました。
ウィキペディアでは不特定多数の人が記事を書くので、参加人数や熱量によって文章量が決まります。
熱量の高いファン、誰もが納得できる選曲はとても難しいように思います。
7位「Vivid Colors」(アルバム:heavenly)
■曲名:Vivid Colors
■アルバム名:heavenly
■動画リンク:「Vivid Colors」
演奏に注目したい曲です。
まずイントロからネオアコを思わせるkenのギターとtetsuyaのベースの絡みが、とてもスリリングです。
kenのギターは、熱量が高くて伸びやかなところが魅力ですね。
さて彼らはヴィジュアル系のバンドだと思われています。
しかしメンバーがそう呼ばれることを嫌っていることは有名な話です。
このMVを見ると、ビジュアル系と呼びたくなる気持ちも分からなくもありません。
しかし音楽面では、典型的なビジュアル系ではないかもしれません。
そもそもビジュアル系という言葉が誤解を生みがちです。
外見偏重だと思われがちで、肝心の音楽面で正当な評価が得られにくいかもしれません。
そこが洋楽ファンを遠ざける要因の1つになっているような気がします。
8位「STAY AWAY」(アルバム:REAL)
■曲名:STAY AWAY
■アルバム名:REAL
■動画リンク:「STAY AWAY」
彼らは国内だけでなく海外でも人気です。
この曲がリリースされた2000年は、日本の4大ドームツアーを実現しました。
ちなみに2012年にはこんな偉業を成し遂げています。
2012年にはニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで、日本人アーティストとして初の単独公演を開催している[5]。
ちなみに海外では音楽の魅力もさることながら、hydeの美しさも人気みたいです。
しかしなぜか彼らはアルバム・ジャケットでは、一部を除きメンバーの写真を使いたがりません。
せっかく美しい外見を持っているのですから、もっとアピールすればと思ってしまいますが。
このMVは後半のダンスのシーンがすばらしいです。
9位「Driver’s High」(アルバム:ark)
■曲名:Driver’s High
■アルバム名:ark
■動画リンク:「Driver’s High」
今回はベスト・アルバム的な選曲とは少し異っています。
そのため当たり前のヒット曲の多くがランクインしていません。
ここでヒット曲を1曲ご紹介しておきましょう。
「Driver’s High」も、彼らを代表する有名曲です。
このバンドのサウンド面の要は、kenのギターだと思います。
昔の彼のギターはU2やポリスの影響を感じさせましたが、その後彼は独自の個性を確立しました。
彼の特徴はサステインが利いたプレイです。
しかし弾きまくるタイプではなく音数は多くありませんが、ここぞと言う時に決定的な仕事をするタイプ。
hydeと張り合うkenのギターは、このバンドの背骨です。
10位「AS ONE」(アルバム:AWAKE)
■曲名:AS ONE
■アルバム名:AWAKE
■動画リンク:「AS ONE」
これも洋楽ファンに強くおすすめしたい曲です。
彼らは良い曲を書くことができます。
ただそれが諸刃の刃となり、次第にロック・バンドとしてのエッジを失っていったかもしれません。
どことなく楽曲とバンドサウンドとの間に距離ができてきたような。
私が彼らの最高傑作を聞かれたら「Tierra」「heavenly」「True」のどれかだと答えます。
つまり本格的にブレイクする前の時代。
その後は内容は良くても、無条件に絶賛できない歯切れの悪さを感じました。
しかしこのアルバムの1曲目の「New World」を聞いた時、そうだこれだ、これでいいんだと思いました。
このアルバムは最高傑作の一角に加えたい充実作です。
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