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カウンティング・クロウズ(Counting Crows)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はカウンティング・クロウズのランキングを作成しました。

このバンドはアメリカン・ロックの良心と言いたくなるようなアルバムでデビューしました。

しかしその後音楽性が変わっていったため、いま一つ全体像が見えにくいかもしれません。

今回は彼らの様々な側面に焦点を当てて、このバンドの魅力をお伝えしたいと思います。

特にアダム・デュリッツ(Adam Duritz)の圧倒的な歌唱には大注目です。

 

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1位「Mr. Jones」(アルバム:August and Everything After)

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■曲名:Mr. Jones
■曲名邦題:ミスター・ジョーンズ
■アルバム名:August and Everything After
■アルバム名邦題:オーガスト・アンド・エヴリシング・アフター
■動画リンク:「Mr. Jones」
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この曲で彼らを知った方も多いかもしれません。

このデビューアルバムは最高4位、この曲はシングルチャートで5位を記録し、新人バンドとしては上々の滑り出しでした。

ちなみにこの曲の「Mr. Jones」とは、アダムの幼馴染で、かつて在籍していたヒマラヤンズ(The Himalayans)のメンバー、マーティ・ジョーンズ(Marty Jones)のことだそうです。

この曲の中でアダム・デュリッツは「俺はビッグになるつもりだ」と歌っています。

また種明かしのつもりか「俺はボブ・ディランになりたい」とも歌っています。

確かにこの曲は「見張塔からずっと(All Along the Watchtower)」みたいなところが感じられますね。

アダムのエモーショナルなボーカルに圧倒されてしまいます。

 

2位「A Long December」(アルバム:Recovering the Satellites)

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■曲名:A Long December
■曲名邦題:ア・ロング・ディセンバー
■アルバム名:Recovering the Satellites
■アルバム名邦題:リカヴァリング・ザ・サテライツ
■動画リンク:「A Long December」
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今回はこのバンドのポップな側面に焦点を当てた曲を数多く取り上げています。

ただそうした曲を聞く前に、彼らの本質を知っておいた方がいいかもしれません。

彼らの本質を把握するには、この曲と次に挙げた「Round Here」を聞くといいように思います。

これらの曲はとても地味ですが、聞く人の心を捉え静かに震わせる力を持っています。

ちなみにこの曲のタイトルは「A Long December」つまり「長い12月」という曲名です。

当時入院していた友人をアダムがお見舞いをしたことから書かれた曲のようです。

彼らはこういう何気ない日常を切り取った歌詞が多く、メッセージ性はあまり強くありません。

彼らの曲にはジワる魅力がありますが、その最高峰に位置するのがこの曲だと思います。

 

3位「Round Here」(アルバム:August and Everything After)

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■曲名:Round Here
■曲名邦題:ラウンド・ヒア
■アルバム名:August and Everything After
■アルバム名邦題:オーガスト・アンド・エヴリシング・アフター
■動画リンク:「Round Here」
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この曲はアダムの表現力を堪能できる曲です。

少しタイプは異なりますが、彼の歌にはJeff Buckley(ジェフ・バックリィ)にも似た歌の力が宿っています。

このアルバムを最初に聞いた方は、少し混乱するかもしれません。

この時彼らは新人バンドでしたが、既に充分な風格を備えているように感じられるからです。

もう何十年もタフな人生を生き抜いてきたかのような風情が漂います。

しかしこの頃アダムはまだ20代だったんですけどね。

もしかしたらその成熟っぷりは、プロデューサーのT・ボーン・バーネット(T Bone Burnett)の仕事によるものかもしれません。

T・ボーン・バーネットは、1980年代というアメリカン・ロックの冬の時代に奮闘して、シーンを支えていた人です。

新人はプロデューサーによって左右されやすいものですしね。

 

4位「Accidentally in Love」(アルバム:Shrek 2)

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■曲名:Accidentally in Love
■曲名邦題:アクシデンタリー・イン・ラヴ
■アルバム名:Shrek 2
■アルバム名邦題:シュレック2
■動画リンク:「Accidentally in Love」
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この曲はオリジナルアルバム未収録曲です。

「シュレック」のサウンドトラックからの曲です。

この曲はサントラということを意識したせいか、幅広い層にアピールできそうな軽快なナンバーに仕上がっています。

まずイントロのドラムの音からして、これまでと違いますね。

この曲は2005年のリリースですから、時期的には「Hard Candy」の少し後ということになります。

彼らは3枚目からポップな曲が増えてきましたが、この曲はその路線の頂点と言ってもいいかもしれません。

ちなみにこのアルバムは他にも、ピート・ヨーン(Pete Yorn)やトム・ウェイツ(Tom Waits)などの曲が収録されていて、アニメ映画のサントラとは思えない人選です。

この曲はその映画の主題曲で、アカデミー賞にノミネートされ、彼らの代表曲の1つとなっています。

 

5位「St. Robinson in His Cadillac Dream」(アルバム:This Desert Life)

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■曲名:St. Robinson in His Cadillac Dream
■曲名邦題:セイント・ロビンソン・イン・ヒズ・キャデラック・ドリーム
■アルバム名:This Desert Life
■アルバム名邦題:ディス・デザート・ライフ
■動画リンク:「St. Robinson in His Cadillac Dream」
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あまり注目されることのない曲ですが、個人的に愛聴している曲です。

このバンドではどうしてもアダムのボーカルばかりに焦点が当てられがちです。

彼らの演奏は、アダムのボーカルを活かすことに徹しているシンプルな演奏が多いかもしれません。

確かにバンドの強みを強調するのもいいでしょう。

しかし同時に彼らの演奏は強く主張していなくても、ツボを押さえた演奏が多いように思います。

ただこの曲では珍しく演奏が強く主張している箇所があります。

最初は現代版ザ・バンド(The Band))とでもいえそうな演奏ですが、2:31から始まるチャーリー・ギリンガム(Charlie Gillingham)のハモンドオルガンをお聞きください。

まるで飛翔するかのようなすばらしいオルガンに、心を奪われてしまいます。

 

6位「Angels of the Silences」(アルバム:Recovering the Satellites)

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■曲名:Angels of the Silences
■曲名邦題:エンジェルス・オブ・ザ・サイレンシズ
■アルバム名:Recovering the Satellites
■アルバム名邦題:リカヴァリング・ザ・サテライツ
■動画リンク:「Angels of the Silences」
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このセカンドアルバムでは、大ヒットしたファーストアルバムに比べて音楽が変化しています。

少し激しめのギターが目立つ曲が増えたかもしれません。

これはダン・ヴィッカリー(Dan Vickrey)というセカンドギタリストが加入したことによる変化だと思われます。

加えてこのアルバムではプロデューサーが交代したことも、大きなポイントです。

新たにプロデューサーとして起用したギル・ノートン(Gil Norton)は、ファーストアルバムのような音楽を得意とする人ではありません。

ギルはピクシーズ(Pixies)やフー・ファイターズ(Foo Fighters)などのプロデューサーとして有名な人です。

こうしたことから、彼らが意図的に変わろうとしていたことが分かります。

その結果彼らは新しい魅力を獲得しました。

その最良の成果といえそうなのがこの曲です。

 

7位「Rain King」(アルバム:August and Everything After)

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■曲名:Rain King
■曲名邦題:レイン・キング
■アルバム名:August and Everything After
■アルバム名邦題:オーガスト・アンド・エヴリシング・アフター
■動画リンク:「Rain King」
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彼らは元々2人組でした。

ギターのデヴィッド・ブライソン(David Bryson)とアダムの2人組でした。

このバンドの大黒柱アダムは、元々ヒマラヤンズというバンドをやっていました。

実はヒマラヤンズは、それほどルーツ音楽色が強くありません。

このバンドのメインソングライターで、ドレッドヘアーという目立つ風貌をしていて、圧倒的な歌の魅力からしても、アダム・デュリッツが注目されるのは仕方ありません。

しかし一方でもう1人の柱、デヴィッド・ブライソンの貢献が見えにくいところがあります。

デヴィッド・ブライソンは共作ばかりで単独で曲を書きませんし、ソロ活動もやっていませんしね。

ちなみに名曲「Round Here」は、アダムが在籍していたヒマラヤンズでもやっていましたが、カウンティング・クロウズのバージョンとはかなり曲の印象が異なります。

ヒマラヤンズではオルタナ色が強いギターですが、カウンティング・クロウズではアメリカンロックっぽいギターサウンドになっています。

私はデビュー作のルーツ色が強い音楽性は、デヴィッド・ブライソンの影響によるものかもしれないと思っています。

 

8位「Possibility Days」(アルバム:Somewhere Under Wonderland)

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■曲名:Possibility Days
■曲名邦題:ポッシビリティ・デイズ
■アルバム名:Somewhere Under Wonderland
■アルバム名邦題:サムウェア・アンダー・ワンダーランド
■動画リンク:「Possibility Days」
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1993年にリリースされたファーストアルバムは、アメリカン・ロックのド真ん中といえる音楽性でした。

その後彼らは音楽的変遷を繰り返しながら、同じ路線でアルバム1枚をつくることはありませんでした。

しかし彼らは2014年になってようやく、その頃に近いアルバムを完成させました。

それがこのアルバムです。

この曲を聞くと、初期の名曲の数々が脳裏に浮かんできます。

彼らはデビューしてからずっとメジャーのゲフィン・レコード(Geffen Records)と契約していましたが、その後クッキング・ヴァイナル(Cooking Vinyl)という、イギリスのインディレーベルに移籍しました。

インディーズはメジャーレーベルに比べると、マーケティング力、配給、広告宣伝などの基盤が弱いというデメリットがあります。

しかし一方でインディーズでは、束縛されにくく自由に音楽を追求しやすいという良い面もあります。

彼らは一度インディーズに移籍した後、またキャピトル・レコード(Capitol Records)というメジャーレーベルに戻っています。

彼らはインディーズの水には合わなかったのかもしれません。

このメジャーへの移籍事情が、原点回帰したこのアルバムの背景にあるような気がします。

ともあれこのアルバムはファンにも高く評価され、売り上げ的にも上々で、久々の快作といえる出来になっています。

 

9位「Hard Candy」(アルバム:Hard Candy)

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■曲名:Hard Candy
■曲名邦題:ハード・キャンディ
■アルバム名:Hard Candy
■アルバム名邦題:ハード・キャンディ
■動画リンク:「Hard Candy」
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彼らはこの4枚目で更にポップ色を強めました。

とは言っても、売れ線の音楽を目指したのではなさそうです。

というのはむしろ彼らの場合は、アーシーで土の匂いを感じさせる曲の方が、ファンの受けがいいと思いますから。

しかしこのアルバムでは土くさいルーツ色がかなり希薄になってきています。

ただその代わりに、違う魅力を獲得していています

私はこのアルバムの音の表情が明るいことを、好ましいと思っています。

確かに最初の2枚は傑作ですが、ヴァン・モリソン(Van Morrison)などにも通じるような、少し生真面目すぎるきらいがあります。

その生真面目さは、音楽のすばらしさとは別のところで、聞き手のハードルを上げてしまっているかもしれません。

一方このアルバムは気軽に楽しめる極上のホットケーキみたいなところがあります。

初期に比べると若干曲が小粒ですが、むしろその小粒感がいい塩梅です。

私はこのアルバムが一番聞く回数が多いです。

 

10位「Coming Around」(アルバム:Underwater Sunshine (or What We Did on Our Summer Vacation) )

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■曲名:Coming Around
■曲名邦題:カミング・アラウンド
■アルバム名:Underwater Sunshine (or What We Did on Our Summer Vacation)
■アルバム名邦題:アンダーウォーター・サンシャイン・オア・ホワット・ウィ・ディドゥ・オン・アワ・サマー・ヴァケーション
■動画リンク:「Coming Around」
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このアルバムはカバーアルバムです。

ティーンエイジ・ファンクラブ (Teenage Fanclub)、フェイセズ(Faces)、ビッグスター(Big Star)などの曲がカバーされています。

この曲はトラヴィス(Travis)のカバーですが、完全に自分たちの色に染め上げています。

オリジナルは名作「ザ・マン・フー(The Man Who)」に収録されていますので、ご存知の方も多いかもしれません。

原曲のリンクを貼っておきましょう。

Travis – Coming Around

予想以上にトラヴィスの曲との相性が良く、聞き逃すことができない曲だと思います。

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