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アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はアヴリル・ラヴィーンのランキングを作成しました。

彼女は日本でも人気があって、普段邦楽しか聞かない私の友達も彼女のCDを持っていました。

彼女の曲は、聞く人を選ばない良さがあるように思います。

しかし決して当たり障りのない音楽ではありません。

幅広い人にインパクトを与えられられるアーティストだと思います。

 

1位「Sk8er Boi(Skater Boy)」(アルバム:Let Go)

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■曲名:Sk8er Boi(Skater Boy)
■曲名邦題:スケーター・ボーイ
■アルバム名:Let Go
■アルバム名邦題:レット・ゴー
■動画リンク:「Sk8er Boi(Skater Boy)」

デビュー時の彼女は、すごい奴が出てきた感がありました。

このプロモーション・ビデオを見ると、当時の雰囲気をお分かりいただけるかもしれません。

まず忍者のように彼女が登場すると、仲間を引き連れて街を練り歩いています。

彼女がこの街を制圧したと言わんばかりに。

その後スクランブル交差点に置いた車の上で、パフォーマンスを繰り広げています。

熱狂するクラウド、そして駆けつける警察。

パトカーが何台も到着しています。

彼女は歌い終わるやいなや、足元の車をギターで破壊し始めました。

上空には警察のヘリコプターが到着し、彼女が見上げたシーンで映像が終わっています。

曲も痛快でしたが、彼女は存在そのものが痛快でした。

 

2位「My Happy Ending」(アルバム:Under My Skin)

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■曲名:My Happy Ending
■曲名邦題:マイ・ハッピー・エンディング
■アルバム名:Under My Skin
■アルバム名邦題:アンダー・マイ・スキン
■動画リンク:「My Happy Ending」

この曲は「My Happy Ending」つまり「私の幸せな結末」というタイトルですが、実は失恋ソングです。

彼女は2人の関係がうまくいっていると思っていたようですが、実際は違っていたようですね。

彼女はふと思います。

私の幸せな結末とは、こんなものだったのかと。

たった一人の恋人だと錯覚させてくれてありがとうとか、二人が終わったことを教えてくれてありがとうなど、愛憎入り乱れる言葉が並んでいます。

時々フラッシュバックする、過去の幸せな思い出の数々。

後日彼女はこの曲について、すべての思い出にお別れを告げなければいけなかったと語っていました。

実際の経験に基づいて書かれた曲のようです。

 

3位「Complicated」(アルバム:Let Go)

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■曲名:Complicated
■曲名邦題:コンプリケイテッド
■アルバム名:Let Go
■アルバム名邦題:レット・ゴー
■動画リンク:「Complicated」

彼女はとても若くしてデビューしました。

最初に注目を浴びたのは、彼女が14歳の時でした。

1998年、14歳のラヴィーンはオーディションを勝ち抜いた末、カナダ人歌手シャナイア・トゥエインのコンサートツアーに参加。

アヴリル・ラヴィーン ウィキペディア

その後16歳でレコード会社と契約すると、17歳にデビューしています。

この曲はデビュー・アルバムからのファース・トシングルで、アメリカでは2位、その他多くの国で1位を獲得しました。

イギリスでは1位を獲得したソロ・シンガーとしては、当時の最年少記録だったようです。

この頃の彼女の映像や写真を見ると、目が離せないところがあります。

確かにかわいらしいとは思いますが、それだけではないような。

これがスター性というものかもしれません。

今回は多くの曲で、オフィシャル動画をご紹介しています。

彼女の曲は動画を見ながら聞くと魅力が倍増しますので、ぜひご覧になってみてください。

 

4位「Girlfriend」(アルバム:The Best Damn Thing)

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■曲名:Girlfriend
■曲名邦題:ガールフレンド
■アルバム名:The Best Damn Thing
■アルバム名邦題:ベスト・ダム・シング
■動画リンク:「Girlfriend」

この曲は当時、賛否両論を巻き起こしました。

前作の彼女はグランジやヘヴィ・ロック風の激しいサウンドをまとい、キャラクターにもかげりを感じさせていました。

それが一転この曲では、陽キャ風のキャラを演じています。

彼女はキャラクターが愛されていましたから、その落差に失望した人もいたようです。

しかし私は結構好きですけどね。

この幸せいっぱいでハイテンションな感じは、私生活がそのまま反映したかもしれません。

2005年彼女はSum 41のボーカル、デリック・ウィブリー(Deryck Whibley)と結婚しました。

このアルバムがリリースされた2007年は、まだ新婚モードだったようです。

 

5位「Rock n Roll」(アルバム:Avril Lavigne)

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■曲名:Rock n Roll
■曲名邦題:ロックンロール
■アルバム名:Avril Lavigne
■アルバム名邦題:アヴリル・ラヴィーン
■動画リンク:「Rock n Roll」

私は彼女に対して、ヒットメイカーという印象を持っていました。

しかし今回改めてチャートを確認すると、意外とシングル・ヒットした曲は多くありません。

「Goodbye Lullaby」以降は、トップテン・ヒットが1曲だけですし。

この曲も本国カナダでは37位、アメリカでは91位にすぎません。

しかし一方アルバムは、いつも5位以内に入っています。

ヒットチャート面で見ると、彼女はアルバム・アーティストだといえます。

彼女は優秀なソングライターですから、シングルに頼らずとも、アルバムで勝負できます。

単価の高いアルバムの方に、プロモーションのリソースを多めに配分したのかもしれません。

それにシングル・ヒットしていませんが、この曲はかなりヤバい曲ですし。

まるでジョーン・ジェット(Joan Jett)の傑作「アイ・ラヴ・ロックンロール(I Love Rock ‘n’ Roll)」の続編みたいではないでしょうか。

 

6位「Runaway」(アルバム:The Best Damn Thing)

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■曲名:Runaway
■曲名邦題:ラナウェイ
■アルバム名:The Best Damn Thing
■アルバム名邦題:ベスト・ダム・シング
■動画リンク:「Runaway」

シングル・カットされていませんが、私のイチオシの隠れ名曲です。

私は意外と彼女の書く歌詞が好きかもしれません。

お世辞にも文学的とはいえませんが、表現がストレートで、挑発的な言葉が躍動しています。

生きた言葉を書ける人かもしれません。

その一例として、この曲の歌詞の一部をご紹介しましょう。

あなたは私のしていることを、不思議そうに見ているけれど

この世界と戦っているの

私は勝っているけれど

そこにいてもいいの?

それともリスクを取って、私のそばに来る?

あなたも知っての通り、人生はクソみたいなものだから

”Runaway”
※上の英文をおとまが意訳しました

この曲は「Runaway」つまり「逃げる」という曲名です。

しかし「つまらない人生から逃げ切ってやるぜ」とでも表現した方がいいかもしれません。

彼女は元気な女の子たちからの支持を集めていましたが、歌詞からもその理由が分かります。

 

7位「What the Hell」(アルバム:Goodbye Lullaby)

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■曲名:What the Hell
■曲名邦題:ワット・ザ・ヘル
■アルバム名:Goodbye Lullaby
■アルバム名邦題:グッバイ・ララバイ
■動画リンク:「What the Hell」

このアルバムでは少し変化がみられました。

少しアコースティックな色合いが強くなったように思います。

この頃彼女は変化しようとしていたのかもしれません。

このアルバムの1曲目は、ケイト・ブッシュ(Kate Bush)を思わせる落ち着いた曲でしたが、そちらもなかなかの出来です。

今回ご紹介した曲は、従来の路線の曲です。

彼女はこの後、更にイメージチェンジを進めました。

それが成功しているように思える曲を、1曲ご紹介しておきましょう。

Avril Lavigne – Goddess

「ヘッド・アバーヴ・ウォーター(Head Above Water)」からの曲です。

このアルバムでの試行錯誤は、その後実を結びつつあるようですね。

 

8位「Don’t Tell Me」(アルバム:Under My Skin)

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■曲名:Don’t Tell Me
■曲名邦題:ドント・テル・ミー
■アルバム名:Under My Skin
■アルバム名邦題:アンダー・マイ・スキン
■動画リンク:「Don’t Tell Me」

この曲の歌詞は、彼女のキャラを知る上で興味深いです。

前に言ったよね

私は全てを捧げるような女じゃないってことを

今度こそ、私をひざまづかせたとでも思った?

私が泣くと思った?

私がやることや言うことに、とやかく言わないで

”Don’t Tell Me”
※上の英文をおとまが訳しました

この頃彼女はモデルや女優の仕事を始め、活動の分野を広げていました。

彼女は本当にとやかく言われるのが嫌いらしく、パパラッチに対してもこんな感じです。

2006年9月にナイトクラブから出てきて写真を撮るパパラッチに夫婦揃って、唾をかけた。

パパラッチがこれに激怒して記事に書き立てたのが原因で大問題に発展してしまい、後にアヴリルはパパラッチに謝罪の言葉を述べたが、その後「2年前からやっていることなのに、あの時だけ大事件になった」と発言した[70]。

アヴリル・ラヴィーン ウィキペディア

以前から唾を吐くようなことをしていたのですね(笑)

 

9位「He Wasn’t」(アルバム:Under My Skin)

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■曲名:He Wasn’t
■曲名邦題:ヒー・ワズント
■アルバム名:Under My Skin
■アルバム名邦題:アンダー・マイ・スキン
■動画リンク:「He Wasn’t」

私はこのセカンド・アルバムが、彼女の最高傑作だと思っています。

このアルバムはヘヴィーなギターが目立ち、ハードな面が強調されています。

その変化には伏線がありました。

このアルバムの前彼女は、メタリカ(Metallica)の「フューエル(Fuel)」をカバーしています。

またグリーン・デイ(Green Day)の「バスケット・ケース(Basket Case)」もカバーしていて、それらの影響がこのアルバムに表れています。

アブリル版「Basket Case」のリンクを貼っておきましょう。

Avril Lavigne – Basket Case

上の曲はライブ・アルバム「My World」に収録されています。

今回ご紹介した「He Wasn’t」は、グリーン・デイの影響があるかもしれません。

 

10位「When You’re Gone」(アルバム:The Best Damn Thing)

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■曲名:When You’re Gone
■曲名邦題:ホエン・ユー・アー・ゴーン
■アルバム名:The Best Damn Thing
■アルバム名邦題:ベスト・ダム・シング
■動画リンク:「When You’re Gone」

彼女は1984年カナダ生まれのフランス系カナダ人です。

「ラヴィーン(Lavigne)」という名前は珍しいですが、語源はフランス語でブドウ園を意味する「La Vigne」だそうです。

また「アヴリル(Avril)」は、フランス語で「4月(April)」意味する言葉。

ただ彼女の誕生日は1984年9月27日ですから、9月生まれなのですが。

つまり彼女の名前は、フランス語で「4月のブドウ畑」という意味なのですね。

勝気なキャラクターとのギャップがおもしろいと思って、ご紹介してみました。

さてこの曲は、いかにも彼女らしいパワーバラードです。

彼女のボーカルは157cmという小さな身体の割に、とてもパワフルです。

パワーバラード向きの声といえるかもしれません。

抑えて歌う時の声も美しいですが、爆発力のあるサビがすばらしいです。

彼女はこの曲に情熱を注入しています。

 

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