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アングラ(Angra)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はアングラのランキングを作成しました。

普段メタルを聞かない方にもおすすめしたいヘヴィメタル・バンドです。

この記事では、私が好きな曲をご紹介してみました。

 

1位「Nova Era」(アルバム:Rebirth)

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■曲名:Nova Era
■曲名邦題:ノヴァ・エラ
■アルバム名:Rebirth
■アルバム名邦題:リバース
■動画リンク:「Nova Era」

私はアンドレ・マトス(Andre Matos)脱退後「Carry On」クラスの曲が生まれたことに狂喜しました。

彼らはイントロで聞かせる曲が多いですが、この曲はその中でも屈指の出来です。

新加入のボーカル、エドゥ・ファラスキ(Eduardo Falaschi)の歌にも安定感がありますね。

声質の問題は、個人の好みが大きいかもしれません。

私はアンドレ・マトスより好みの声でした。

彼のボーカルの安定感と表現力は、バラードでもいかんなく発揮されています。

Angra – Bleeding Heart

 

2位「Carry On」(アルバム:Angels Cry)

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■曲名:Carry On
■曲名邦題:キャリー・オン
■アルバム名:Angels Cry
■アルバム名邦題:エンジェルズ・クライ
■動画リンク:「Carry On」

このファースト・アルバムの完成度は衝撃的でした。

デビュー・アルバムという枠を超えて、メタルの歴史に太字で刻まれるべき作品です。

このアルバムは楽曲、演奏、アルバムジャケットを含めた世界観まるごと酔わせてくれました。

このアルバムにはケイト・ブッシュ(Kate Bush)の有名曲のカバーも収録されていますが、それほど違和感はありません。

むしろ彼らの世界観を補強しているような。

Angra – Wuthering Heights

「Angels Cry」というアルバム名とアルバム・ジャケットもいい感じです。

 

3位「Spread Your Fire」(アルバム:Temple of Shadows)

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■曲名:Spread Your Fire
■曲名邦題:スプレッド・ユア・ファイア
■アルバム名:Temple of Shadows
■アルバム名邦題:テンプル・オブ・シャドウズ
■動画リンク:「Spread Your Fire」

彼らの最高傑作については「エンジェルズ・クライ(Angels Cry)」か「リバース(Rebirth)」のどちらかだと思います。

ただ人によっては、このアルバムも候補かもしれません。

私はといえば、完成度の高さこそ認めるものの、先程の2作には及ばないと思っています。

このアルバムを好きな人には申し訳ありませんが、濃密すぎて息苦しいと感じることがあるのですね。

ただこの曲を筆頭に、好きな曲は沢山あります。

この作品はコンセプト・アルバムで、テーマは「十字軍とイスラムの宗教戦争」。

この曲で彼らはあなたは選ばれた者なのだと訴え、彼らの世界に引きずり込もうとします。

私は英語のヒアリングは得意ではないので、文字で読まないと歌詞の意味を理解できません。

しかし英語を聞き取ることができたら、英雄物語に放り込まれ夢中になり、この作品をもっと高く評価していたかもしれません。

 

4位「The Voice Commanding You」(アルバム:Aurora Consurgens)

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■曲名:The Voice Commanding You
■曲名邦題:ザ・ヴォイス・コマンディング・ユー
■アルバム名:Aurora Consurgens
■アルバム名邦題:オーロラ・コンサルジェンス
■動画リンク:「The Voice Commanding You」

今回の選曲は私個人の好みを反映しすぎているため、少し偏っているかもしれません。

彼らにはミディアムやバラード、プログレッシヴにも良い曲があるのに、ファスト&ラウドな曲を多めにしました。

私は選曲する時、常にそのバンドを気に入ってもらえるよう考えています。

しかし時には自分が好きな曲を優先したい時があります。

私はこのバンドのランキングをつくる前、とても楽しみにしていました。

それは各アルバムに良い曲が散在していているので、それらを集めただけで良いランキングになると確信していたからです。

私の好みを押し付けて申し訳ありませんが、もしよかったらしばし私の趣味にお付き合いください。

 

5位「Lisbon」(アルバム:Fireworks)

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■曲名:Lisbon
■曲名邦題:リスボン
■アルバム名:Fireworks
■アルバム名邦題:ファイアワークス
■動画リンク:「Lisbon」

彼らはブラジル出身のバンドです。

前作はブラジリアンな曲が見受けられましたが、このアルバムではその個性は封印されています。

ただ個々の楽曲はさすがとしか言いようがありません。

もう1曲聞き逃せない曲ご紹介しましょう。

Angra – Metal Icarus

さてこの「Lisbon」は、シンフォニック・プログレっぽい曲です。

彼らのメロディアスな側面を代表する曲です。

マイナーのメロディとシンフォニックなアレンジが見事に融合していますね。

プログレ好きにもおすすめしたい曲です。

 

6位「Light of Transcendence」(アルバム:Omni)

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■曲名:Light of Transcendence
■曲名邦題:ライト・オブ・トランセンデンス
■アルバム名:Omni
■アルバム名邦題:オムニ
■動画リンク:「Light of Transcendence」

彼らの音楽は、メロディック・スピード・メタルとかメロディック・パワー・メタルと言われます。

そのカテゴリーのバンドの多くは、クラシックの要素も含んでいるように思います。

この曲でも3:36からクラシックっぽい展開になりますが、直前のギターソロからの流れには違和感がありません。

さてこの曲は前作「Secret Garden」から加入した新ボーカリスト、ファビオ・リオーネ(Fabio Lione)が歌っています。

またこのアルバムではリード・ギタリスト、キコ・ルーレイロ(Kiko Loureiro)が1曲しか参加していません。

しかし新加入したマルセロ・バルボーザ(Marcelo Barbosa)の力を借りて無事乗り切っています。

彼らは比較的メンバーチェンジがうまくいったバンドかもしれません。

 

7位「Arising Thunder」(アルバム:Aqua)

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■曲名:Arising Thunder
■曲名邦題:アライジング・サンダー
■アルバム名:Aqua
■アルバム名邦題:アクア
■動画リンク:「Arising Thunder」

イントロから2本のギターがたまらない曲です。

さて先程私はこのバンドは重要人物が抜けても、うまく乗り切ったと書きました。

このバンドの背骨は、ラファエル・ビッテンコート(Rafael Bittencourt)だと思います。

それは必ずしも彼が演奏面でリードしているかとか、バンドの顔となっているということではありません。

というより、正直私には演奏面における彼の影響力が見えていません。

しかしその前提に立たないと、頻繁なメンバーチェンジを経ても、質の高さを維持していることの説明がつきません。

彼はメイン・ソングライターとして、バンドに大きな貢献しています。

 

8位「Nothing to Say」(アルバム:Holy Land)

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■曲名:Nothing to Say
■曲名邦題:ナッシング・トゥ・セイ
■アルバム名:Holy Land
■アルバム名邦題:ホーリーランド
■動画リンク:「Nothing to Say」

ファースト・アルバムの出来が良すぎると、バンドはその幻影に苦しむものです。

この作品はセカンド・アルバムですが、前作に比べて出来は落ちるかもしれません。

しかし大きく落ち込まず、高水準で踏みとどまっています。

ちなみに彼らのアルバムは、いつも最初の2曲が注目曲です。

1曲目で壮大なサウンド・ビジョンを示し、2曲目でガツンと来るというのが、彼らの必勝パターンです。

その勝利の方程式が成立している内は問題ないかもしれません。

このランキングでは2曲目を数多く取り上げました。

この曲もその1曲。

私は彼らが更に偉大なバンドになるのは、セカンド・インパクトといえる「Rebirth」からだと思います。

この曲は次作の「Rebirth」に期待感を繋ぎました。

 

9位「Black Hearted Soul」(アルバム:Secret Garden)

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■曲名:Black Hearted Soul
■曲名邦題:ブラック・ハーティド・ソウル
■アルバム名:Secret Garden
■アルバム名邦題:シークレット・ガーデン
■動画リンク:「Black Hearted Soul」

このアルバムを最初聞いた時、私は落胆しました。

彼らに求めているのとは少し違うように感じました。

私が彼らに求めているのは強固な世界観と、それにふさわしい強度の演奏です。

その点このアルバムは少しぬるいように感じました。

3曲目から8曲目は曲の出来が悪いとは思いませんが、少し違う印象を受けました。

とはいえ彼らのアルバムには、必ずキラー曲が入っています。

このアルバムではこの曲。

1曲でも良い曲があれば、買った人は報われるものです。

その点でいつも彼らは期待を裏切りません。

 

10位「Painkiller」(アルバム:Freedom Call)

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■曲名:Painkiller
■曲名邦題:ペインキラー
■アルバム名:Freedom Call
■アルバム名邦題:フリーダム・コール
■動画リンク:「Painkiller」

説明不要かもしれませんが、この曲はジューダス・プリースト(Judas Priest)のカバーです。

原曲をご存じない方は、下にあるジューダス・プリーストのランキング記事で聞いてみてください。

メタルの頂点に君臨する原曲を超えることは、どんなバンドでも困難だと思います。

そもそもあの曲は、ロブ・ハルフォード(Rob Halford)でなければいけないような気もしますし。

ただこのカバーは、かなり健闘している部類だと思います。

ただの劣化版コピーとは切り捨てられない魅力があります。

本来このバンドはカバーに頼る必要はありません。

それでもなおこの傑作のカバーに挑戦し、メタルの頂点を目指した心意気は讃えられるべきかもしれません。

 

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