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オノ・ヨーコ(Ono Yoko)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はオノ・ヨーコのランキングを作成しました。

彼女については、音楽だけで評価されていない感じがします。

今でも多くの人が彼女を、ジョン・レノンの元妻としか見ていません。

そこで改めて彼女の音楽に焦点を当ててみました。

 

1位「Wouldnit」(アルバム:Rising)

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■曲名:Wouldnit
■曲名邦題:ウドニット
■アルバム名:Rising
■アルバム名邦題:ライジング
■動画リンク:「Wouldnit」

彼女の全盛期は、2000年以降です。

それはヒットチャートにも表れています。

以前の彼女は、ヒット曲とは全く無縁でした。

しかし2000年以降、彼女は意外なシーンで評価されました。

それはアメリカのダンス・クラブチャート。

野心的な若手クリエイターがひしめく激戦区です。

彼女はそのチャートで2000年以降、13曲の1位を獲得しました。

この曲はその少し前の1995年にリリースされた曲で、後の飛躍を予感させます。

 

2位「Wouldnit “swing”」(アルバム:Blueprint for a Sunrise)

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■曲名:Wouldnit “swing”
■曲名邦題:ウドゥニット“スウィング”
■アルバム名:Blueprint for a Sunrise
■アルバム名邦題:ブループリント・フォー・ア・サンライズ
■動画リンク:「Wouldnit “swing”」

「Wouldnit」の原曲です。

しかしサウンドが少し違うので、2曲ともご紹介してみました。

彼女は長年、多くの偏見にさらされていました。

ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が否定しているにもかかわらず、今だに彼女がビートルズ(The Beatles)解散の原因だと信じて疑わない人がいます。

彼女はそうした人たちから、魔女のように忌み嫌われてきました。

このアルバムは、2001年にリリースされています。

当時の主流リスナーは、先入観を持たない若い層だったと思われます。

そのあたりから彼女の新しいリスナーが増え始め、2007年にはトリビュート・カバー・アルバムがリリースされました。

参加しているのは、ピーチズ(Peaches)とか、ル・ティグラ(Le Tigre)、キャット・パワー(Cat Power)のように、ヨーコと同じ遺伝子を持ったアーティスト。

ちなみにそのトリビュート・アルバムの名前は「Yes, I’m a Witch Too」つまり「その通り、私も魔女よ」です(笑)

 

3位「Shine, Shine」(アルバム:Take Me to the Land of Hell)

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■曲名:Shine, Shine
■曲名邦題:シャイン・シャイン
■アルバム名:Take Me to the Land of Hell
■アルバム名邦題:テイク・ミー・トゥ・ザ・ランド・オブ・ヘル
■動画リンク:「Shine, Shine」

女性の年齢について語るのは、少し気が引けます。

しかし彼女の場合は、むしろ積極的に語るべきかもしれません。

彼女は1933年2月18日生まれで、菅原洋一と同じ年に生まれています。

一方このアルバムは、2013年にリリースされています。

当時彼女は80歳でした。

しかしこの曲の先進性は、年齢という制約をはるかに超越していないでしょうか。

もしかしたらデビュー時から彼女は、こういう感覚を持っていたかもしれません。

しかしテクノロジーの発展が、彼女のやりたい音楽を可能にしました。

若い頃の彼女は、オーパーツのような存在だったと思います。

 

4位「Move on Fast」(アルバム:Approximately Infinite Universe)

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■曲名:Move on Fast
■曲名邦題:ムーヴ・オン・ファースト(移動だ)
■アルバム名:Approximately Infinite Universe
■アルバム名邦題:無限の大宇宙
■動画リンク:「Move on Fast」

彼女の音楽は苦手と言う人は少なくありません。

そういう人の多くは「ダブル・ファンタジー(Double Fantasy)」や「ミルク・アンド・ハニー(Milk and Honey)」での彼女の曲に失望した人です。

実は私も、その2枚ではヨーコの曲を飛ばしています。

そういう人について、とやかく言う資格はありません。

ただ私はその後このアルバムを聞いて、自分の認識を改めることになりました。

このアルバムは1973年にリリースされています。

まずはこの曲をお聞きください。

あんなに苦手だったはずの彼女のボーカルが、とてもかっこよく聞こえます。

 

5位「Will You Touch Me」(アルバム:Fly)

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■曲名:Will You Touch Me
■曲名邦題:ウィル・ユー・タッチ・ミー
■アルバム名:Fly
■アルバム名邦題:フライ
■動画リンク:「Will You Touch Me」

彼女のソロ名義のファースト・アルバム「ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド(Yoko Ono Plastic Ono Band)」は、当時センセーショナルに喧伝されました。

しかし前衛的すぎて、理解できない人が多かったようです。

しかしこのセカンド・アルバムでは、過激さが抑え気味になりました。

初期の彼女の特徴は、生々しさだと思います。

後年に至るまでいつも彼女の声は、生理的に訴えかけてきます。

それを居心地悪いと感じる人も多いかもしれません。

実は私もその1人です。

ジョンの「Double Fantasy」で「キス・キス・キス(Kiss Kiss Kiss)」という曲で、「抱いて」というセリフがあります。

それを聞いて、居心地悪い思いをした人も多いかもしれません。

少なくとも小学生の頃の私には、厳しいものがありました(笑)

ただそれを彼女の個性と考えれば、この曲のよう生々しさがプラスに働いている場合もあるように思います。

今こそオルタナティヴな観点から、再評価したい曲です。

 

6位「Sisters, O Sisters」(アルバム:Some Time in New York City)

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■曲名:Sisters, O Sisters
■曲名邦題:シスターズ・オー・シスターズ
■アルバム名:Some Time in New York City
■アルバム名邦題:サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ(ニューヨークのジョンとヨーコ)
■動画リンク:「Sisters, O Sisters」

私はこれまで彼女について誰かと話す時、いつも擁護をする側に回ってきました。

ただ苦手とする人の気持ちも理解できるつもりです。

今でも「Kiss Kiss Kiss」みたいな曲は苦手ですから。

私が彼女を弁護する時、いつも引き合いに出してきたのがこの曲です。

しかし誰かにこの曲のことを言っても、そんな曲あったっけみたいな反応ばかり返ってきます。

ジョンのアルバムでも、あまり聞かれていない作品ですから、仕方ありませんが。

時にはオールディーズ風のこんな曲もいいですよね。

ちなみにこのアルバムでは、ジョンとヨーコのデュエットもあります。

そちらも良い曲なので、リンクを貼っておきましょう。

Yoko Ono – The Luck of the Irish

 

7位「The Sun Is Down! (Cornelius Mix)」(アルバム:Between My Head and the Sky)

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■曲名:The Sun Is Down! (Cornelius Mix)
■曲名邦題:ザ・サン・イズ・ダウン!(コーネリアス・ミックス)
■アルバム名:Between My Head and the Sky
■アルバム名邦題:ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ
■動画リンク:「The Sun Is Down! (Cornelius Mix)」

この曲はコーネリアス(Cornelius)がリミックスを担当しています。

当時の彼女は、小山田圭吾と交流していたようですね。

彼女は東京生まれの日本人です。

以前から名家の出身ということは知っていましたが、今回改めて調べてみました。

父親は、日本興業銀行総裁を務めた小野英二郎の子であり、ピアニストから銀行員に転じ、ヨーコが生まれたときは横浜正金銀行のサンフランシスコ支店に勤務していた。

母親は、「安田財閥の祖」である安田善次郎の孫である[2]。安田善次郎は1921年に82歳で暗殺されている。

母方の曽祖父は元宇和島藩士で実業家の伊臣忠一である。

義理の伯父には、医学者の小野康平や外交評論家の加瀬俊一、歌舞伎役者の片岡仁左衛門、伯母には白系ロシア人ヴァイオリニストの小野アンナ、従弟には地理学者の小野有五、画家の石井茂雄がいる。

オノ・ヨーコ ウィキペディア

華麗なる一族といった感じがします。

彼女は一時期今上天皇のお妃候補に挙がっていたと言われていますが、確かにふさわしい家柄かもしれません。

知的なアレンジにすんなりなじんでいる彼女の歌には、上流社会のたしかみとしての前衛性を感じます。

 

8位「Waiting for the Sunrise」(アルバム:Approximately Infinite Universe)

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■曲名:Waiting for the Sunrise
■曲名邦題:日の出を待って
■アルバム名:Approximately Infinite Universe
■アルバム名邦題:無限の大宇宙
■動画リンク:「Waiting for the Sunrise」

当初の彼女は音楽家というよりも、前衛芸術家でした。

彼女はジョン・ケージ(John Cage)の授業に通う一方で、コンセプチュアル・アートや実験映像作家として活動していました。

そんなある日、ジョン・レノン(John Lennon)と出会いました。

部屋の中央に白い脚立が置かれており、観客はそれを昇り天井からぶら下がった虫眼鏡を使って、天井に貼られたキャンバスの小さな文字を見るという作品だった[6]。

レノンは当時を回想し「もし”No”とか『インチキ』みたいな意地の悪い言葉が書かれていたら、すぐに画廊を出て行ったよ。

でも”YES”だったから僕は『これはいけるぞ、心温まる気持ちにさせてくれる初めての美術展だ』と思ったんだ」と後に語っている[7][注釈 1]。

オノ・ヨーコ ウィキペディア

ジョンとの出会いも、芸術家としてだったようですね。

意気投合した2人は交際期間を経て、結婚しました。

ジョンが「YES」という言葉のどこに、感銘を受けたのか私にはよく分かりません。

ただ運命的な出会いであったことは、疑いようがありません。

 

9位「Walking on Thin Ice」(アルバム:Season Of Glass)

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■曲名:Walking on Thin Ice
■曲名邦題:ウォーキング・オン・シン・アイス
■アルバム名:Season Of Glass
■アルバム名邦題:シーズン・オブ・グラス
■動画リンク:「Walking on Thin Ice」

初期の彼女は、ニコ(Nico)のようにアングラなところがありました。

しかし本来の彼女の資質は、それほど暗くはありません。

サウンド的には、前作「空間の感触(Feeling the Space)」が転換点になったように思います。

そのアルバムから、ボブ・ディラン(Bob Dylan)を思わせる曲ご紹介します。

Yoko Ono – Warrior Woman

上の曲もそうですが、彼女の曲には妙に明るいサックスが入っていることがあります。

その感じは、オーネット・コールマン(Ornette Coleman)がプライムタイムで演奏する時のサックスの明るさと似ているかもしれません。

オーネットとオノ・ヨーコは共に前衛的であっても、外向きのベクトルの人だと思います。

その後「Season Of Glass」あたりから、彼女の音楽にはアヴァン・ポップな曲が散見されるようになりました。

もう少し遅く生まれていたら、彼女はスリッツ(The Slits)みたいな存在になっていたかもしれません。

 

10位「Song for John」(アルバム:Unfinished Music No. 2: Life With The Lions)

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■曲名:Song for John
■曲名邦題:ソング・フォー・ジョン
■アルバム名:Unfinished Music No. 2: Life With The Lions
■アルバム名邦題:未完成作品第2番 ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ
■動画リンク:「Song for John」

彼女のセカンド・アルバムの曲です。

1968年彼女は、ジョンとの共同名義で「「未完成」作品第一番 トゥー・ヴァージンズ(Unfinished Music No.1: Two Virgins)」を発表しました。

アルバム・ジャケットの2人の全裸写真が、大きな話題になりました。

その後このアルバムと「ウェディング・アルバム(Wedding Album)」がリリースされました。

当時ヨーコの声には、独特の霊気みたいなものが宿っていました。

ファースト・アルバムにも「Remember Love(リメンバー・ラヴ)」という同傾向の有名曲があります。

この作風は「ジョンの魂(John Lennon/Plastic Ono Band)」に通底しているかもしれません。

思っている以上に、ジョンは彼女から音楽的な影響を受けていたかもしれません。

さて今回の記事は、特にジョンのファンに向けて書きました。

なぜならジョンのファンは、彼女の音楽が苦手な人が多いと思ったからです。

それがのどに刺さっている小骨のようになってはいないかと。

皆様が彼女の存在をどう捉えたらいいか、この記事がその判断材料になれば幸いです。

しかし2人の組み合わせは、本当に不思議です。

世界一のロックバンドのメンバーと無名の前衛芸術家という、非対称な組み合わせ。

しかし今となれば、この2人以外の組み合わせは考えにくいように思えます。

彼女は自身が前衛芸術家であるゆえに、常軌を逸したジョンのラディカルな部分を許容できました。

前衛芸術家特有の不思議な母性のかたち。

この曲を聞きながら、そんな言葉が思い浮かびました。

 

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