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ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はダイアー・ストレイツのランキングを作成しました。

彼らはシブめ曲が多く、玄人好みのバンドといえるかもしれません。

ただこの記事では、アップテンポでキャッチーな曲を中心に選曲してみました。

シングル・バージョンでご紹介している曲も含まれていますので、予めご了承ください。

 

1位「Sultans of Swing」(アルバム:Dire Straits)

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■曲名:Sultans of Swing
■曲名邦題:悲しきサルタン
■アルバム名:Dire Straits
■アルバム名邦題:悲しきサルタン
■動画リンク:「Sultans of Swing」

今回の記事では「Sultans of Swing」みたいな曲を多めにしてみました。

しかしアルバム単位で聞けば分かりますが、それほど派手な曲ばかりではありません。

このバンドは地味でシブい曲にも、良い曲が沢山あります。

とはいえ、一番好きな曲は「Sultans of Swing」という人は少なくないでしょう。

そこでこの記事では、まず似ていないがどうしても外せない曲を選び、それ以外ではこの曲と似た曲を多めにしてみました。

さてこの曲はギターが主役です。

マーク・ノップラー(Mark Knopfler)のギタープレイ以外では機能しない曲かもしれません。

そのせいか知名度の割にカバーが少ないように思います。

 

2位「Money for Nothing」(アルバム:Brothers in Arms)

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■曲名:Money for Nothing
■曲名邦題:マネー・フォー・ナッシング
■アルバム名:Brothers in Arms
■アルバム名邦題:ブラザーズ・イン・アームス
■動画リンク:「Money for Nothing」

彼らの最大のヒット曲で有名曲といえば、この曲に尽きると思われます。

この曲はアメリカのシングルチャートで1位を獲得していますから。

35秒からの乾いたギターの音は、アメリカのバンドのようです。

飄飄としてとぼけたボーカルもいいですね。

この曲が大ヒットする上では、MVが大きな役割を果たしました。

今見ると何の変哲もないアニメーション入りの映像ですが、当時この動画はMTVで大人気でした。

ただこの曲の歌詞では、MTVをおちょくっていますが。

MTVでは見せかけの演奏でも金は稼げるし、女もタダだぜみたいな内容が歌われています。

 

3位「Walk of Life」(アルバム:Brothers in Arms)

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■曲名:Walk of Life
■曲名邦題:ウォーク・オブ・ライフ
■アルバム名:Brothers in Arms
■アルバム名邦題:ブラザーズ・イン・アームス
■動画リンク:「Walk of Life」

ケイジャン風のアコーディオンが印象的な曲です。

「Money for Nothing」と並ぶ人気曲ですが、この曲は元々アルバムに収録される予定ではありませんでした。

しかしマネージャーがアルバムに入れるべきだと主張したことにより、急遽収録されたのだとか。

マネージャーは良い提案をしましたね。

以前から彼らはイギリスでは有数の人気バンドでした。

しかし「Money for Nothing」とこの曲のヒットにより、アルバム・チャートでも全米1位を獲得しています。

彼らは実力派のバンドでしたが、この時は運も味方したかもしれません。

気乗りしないMTVの動画が評判になったり、アルバムに入れる予定ではない曲がヒットしています。

実力と運が備わっていれば鬼に金棒です。

 

4位「Lady Writer」(アルバム:Communique)

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■曲名:Lady Writer
■曲名邦題:翔んでる! レディ
■アルバム名:Communique
■アルバム名邦題:コミュニケ
■動画リンク:「Lady Writer」

「Sultans of Swing」っぽい曲です。

過小評価されがちですが、こちらも相当すばらしい出来です。

実際「Sultans of Swing」ほどではないにしても、小ヒットを記録していますし。

彼らがセールス的に成功した要因として、こういう分かりやすい曲を書けたことが大きかったかもしれません。

ちなみにこのアルバムでは「かつて西部で(Once Upon a Time in the West)」も良い曲です。

Dire Straits – Once Upon a Time in the West

ただ「Once Upon a Time in the West」は、全くヒットしませんでした。

こちらは即効性に欠けますが、これはこれで良い曲です。

本来の彼らは落ち着いた曲が多く、分かりやすいヒット曲の両面でリスナーを魅了しました。

 

5位「Romeo and Juliet」(アルバム:Making Movies)

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■曲名:Romeo and Juliet
■曲名邦題:ロミオとジュリエット
■アルバム名:Making Movies
■アルバム名邦題:メイキング・ムーヴィーズ
■動画リンク:「Romeo and Juliet」

バラードの曲もご紹介しておきましょう。

こういう曲を聞くと、なお更ボブ・ディラン(Bob Dylan)の影響を感じますね。

実際マーク・ノップラーも影響を認めています。

その甲斐あってか、1983年マークはディランから「インフィデル(Infidels)」のプロデュースを依頼されています。

さて今回はこのバンドのキャッチーな部分に焦点を当ててみました。

しかしこんな味わい深いバラッドを外すことは考えられません。

ちなみに彼らの最終作「オン・エヴリー・ストリート(On Every Street)」は、地味ですがとても味わい深いアルバムでした。

そのアルバムから、アップテンポの曲をご紹介します。

Dire Straits – The Bug

大人向きの落ち着いたラスト・アルバムをリリースした後、彼らは解散することになりました。

 

6位「Down to the Waterline」(アルバム:Dire Straits)

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■曲名:Down to the Waterline
■曲名邦題:水辺へ
■アルバム名:Dire Straits
■アルバム名邦題:悲しきサルタン
■動画リンク:「Down to the Waterline」

彼らの曲は、もったいぶったイントロの曲が多いです。

ダイアー・ストレイツあるあるかもしれません。

この曲も音数の少ないスロー・ブルースみたいなギターで始まっています。

1分近く経過してから、ようやく本編が始まっています。

ただこの曲はファースト・アルバム1曲目。

本来ツカミを重視しなければいけないはずですが、これでいいのでしょうか(笑)

またこのバンドは、アルバム・ジャケットも独特です。

メンバーの写真を使う訳でもなく、ぼんやりしたイメージのジャケットが多いように思います。

どことなくつかみどころがないバンドかもしれません。

 

7位「Expresso Love」(アルバム:Alchemy: Dire Straits Live)

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■曲名:Expresso Love
■曲名邦題:エクスプレッソ・ラヴ
■アルバム名:Alchemy: Dire Straits Live
■アルバム名邦題:アルケミィ〜ダイアー・ストレイツ・ライヴ
■動画リンク:「Expresso Love」

この曲は「Making Movies」の曲ですが、ライブ盤の方でご紹介してみました。

これまでマークのギターが目立つ曲ばかりご紹介してきました。

しかしこの曲は、アラン・クラーク(Alan Clark)のピアノが聞きものです。

どことなくブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)っぽいピアノですね。

前年には元ロックパイル(Rockpile)のテリー・ウィリアムズ(Terry Williams)も加入し、演奏力面でも充実していた時期でした。

アルバム名の「Alchemy」は「錬金術」という意味です。

マークの自信のほどがうかがえるライブ・アルバムです。

 

8位「Love Over Gold」(アルバム:Love Over Gold)

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■曲名:Love Over Gold
■曲名邦題:ラヴ・オーヴァー・ゴールド
■アルバム名:Love Over Gold
■アルバム名邦題:ラヴ・オーヴァー・ゴールド
■動画リンク:「Love Over Gold」

今回ご紹介した曲の中でも、異色の曲かもしれません。

スロー・ナンバーですが「Romeo and Juliet」とは違った魅力があります。

この曲のキーマンは、マイク・マイニエリ(Mike Mainieri)。

ためしに2:32からの演奏をお聞きになってみてください。

マークのスパニッシュっぽいギターとマイクのヴィブラフォンが、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

終わり間際のマイクのヴィブラフォンは、あまりに美しすぎますね。

演奏でマークと互角に渡り合うとは、さすがはマイク・マイニエリです。

 

9位「Tunnel of Love」(アルバム:Making Movies)

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■曲名:Tunnel of Love
■曲名邦題:トンネル・オブ・ラヴ
■アルバム名:Making Movies
■アルバム名邦題:メイキング・ムーヴィーズ
■動画リンク:「Tunnel of Love」

このバンドはマーク・ノップラーのワンマン・バンドです。

彼がほぼ全ての曲を書き、ボーカルとギターを担当しています。

メンバー交代も多く、このアルバムを最後に実の弟、デヴィッド・ノップラー(David Knopfler)も脱退しています。

デヴィッド・ノップラーは脱退後ソロアルバムを発表していますが、それらを聞くと良い曲を書ける人だと分かります。

しかしこのバンドでは、デヴィッドが単独で書いた曲は採用されませんでした。

マークはメンバーに対して音楽性ではなく、演奏力を求めていたのかもしれません。

 

10位「Telegraph Road」(アルバム:Love Over Gold)

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■曲名:Telegraph Road
■曲名邦題:テレグラフ・ロード
■アルバム名:Love Over Gold
■アルバム名邦題:ラヴ・オーヴァー・ゴールド
■動画リンク:「Telegraph Road」

マークのギターは、よくJ・J・ケイル(J. J. Cale)を引き合いに出されます。

このバンドは、ボブ・ディランのような音楽性とJ・J・ケイルみたいなギタリストがいるバンドといえるかもしれません。

しかしそんな枠には収まり切らない部分も多々あります。

たとえばこの曲のギターには、J・J・ケイルっぽさはありません。

J・J・ケイルは朴訥で飄飄としていて、決して弾きまくるギタリストではありません。

むしろそれが良いという人です。

一方マークは弾きまくる時にこそ、本領発揮といった感があります。

さてこの曲は14分超えという大作。

後半のギターの演奏は、彼のベストプレイの1つだと思います。

 

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