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スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はスティーヴィー・レイ・ヴォーンのランキングを作成しました。

彼は1980年代に突如として現れ、ブルースという音楽の魅力を再認識させました。

彼のギターの音は太く、問答無用でリスナーを魅了する力があります。

ブルースのカッコよさを、ぜひ味わってみてください。

 

1位「Scuttle Buttin’」(アルバム:Couldn’t Stand the Weather)

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■曲名:Scuttle Buttin’
■曲名邦題:スカットル・バッティン
■アルバム名:Couldn’t Stand the Weather
■アルバム名邦題:テキサスハリケーン
■動画リンク:「Scuttle Buttin’」

まずはこの曲を聞かなければ始まりません。

この曲はインストですが、彼のプレイの痛快さをよく表している曲です。

同じフレーズの繰り返しが多いですし、ボーカルも入っていない2分足らずの曲なのに、物足りない感がありませんね。

この濃度こそが、彼の魅力といえるかもしれません。

ここからスティーヴィー・レイ・ヴォーンを、彼の愛称である「SRV」と略します。

この自由奔放なプレイは、彼の演奏の土台といえるものです。

この演奏でガツンときた方は、2曲目にお進みください。

きっと満腹感が味わえると思います。

 

2位「The House Is Rockin’」(アルバム:In Step)

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■曲名:The House Is Rockin’
■曲名邦題:ザ・ハウス・イズ・ロッキン
■アルバム名:In Step
■アルバム名邦題:イン・ステップ
■動画リンク:「The House Is Rockin’」

昔のブルース・ロックバンドのギタリストは、本物のブルースっぽく聞こえるよう試行錯誤していました。

彼らはストイックにブルース道を極めようとしていました。

時にはロックの曲をやるより、ブルースをやる方が良心的という価値観を感じることさえあります。

しかしSRVの場合は、最初から自然にロックとブルースの両方を演奏する人でした。

まるでそうであるのが当たり前かのように。

彼はブルース・ギタリストでしたが、ブルースの求道者とは少し異なる人かもしれません。

ブルースのみなず、こうしたロックっぽい曲、ジャズっぽい曲もあって、ブルースだけにこだわっている様子はありません。

自分の中にある様々な音楽を、ただやっているだけという感じがします。

 

3位「Life by the Drop」(アルバム:The Sky Is Crying)

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■曲名:Life by the Drop
■曲名邦題:ライフ・バイ・ザ・ドロップ
■アルバム名:The Sky Is Crying
■アルバム名邦題:ザ・スカイ・イズ・クライング
■動画リンク:「Life by the Drop」

友人が亡くなったことを受けて録音された曲です。

SRVが書いた曲ではありませんが、彼の心情をよく表した曲かもしれません。

この曲は「よう、古き友よ」と呼びかけるところから始まっています。

しかしその旧友は別の道に進み、残された主人公は心の痛みを感じています。

友人が亡くなったことを暗示しているかもしれません。

心の痛みを抱えた主人公は救いを求め、ついに以下の答えにたどり着いています

その部分を要約しましょう。

友よ、一緒に歩いてこれてよかった。今も俺たちは同じ夢の中で生きている

この曲は淡々と歌われていますが、だからこそ痛みと切実に救いを求める気持ちが伝わってきます。

しかしそのSRVも、間もなく命を落としています。

そもそもこのアルバム自体、SRVのラスト・アルバムにして遺作なのですから。

 

4位「Texas Flood」(アルバム:Texas Flood)

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■曲名:Texas Flood
■曲名邦題:テキサス・フラッド
■アルバム名:Texas Flood
■アルバム名邦題:テキサス・フラッド
■動画リンク:「Texas Flood」

このデビュー・アルバムの時、既に彼は28歳になっていました。

実力を考えると、遅すぎるデビューかもしれません。

SRVは1954年、アメリカのテキサス州で生まれました。

彼が子供の頃はブルース・ロックが流行っていましたが、大人になった頃には下火になっていたと思われます。

その後彼は成功することのないまま、いくつかのバンドで活動していました。

彼がブレイクするきっかけとなったのは、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)に発見されてから。

ライブで彼の演奏を見て驚いたボウイが、無名の彼にオファーしたのです。

彼はデヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス(Let’s Dance)」の演奏で、一躍注目を浴びました。

そのアルバムから1曲ご紹介しておきましょう。

David Bowie – Cat People

ブルースではありませんが、存在感のあるギターですね。

この頃既に彼の実力は申し分なかったようです。

 

5位「Hard to Be」(アルバム:Family Style)

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■曲名:Hard to Be
■曲名邦題:ハード・トゥ・ビー
■アルバム名:Family Style
■アルバム名邦題:ファミリースタイル
■動画リンク:「Hard to Be」

兄のジミーヴォーン(Jimmie Vaughan)との双頭バンド、ヴォーン・ブラザーズ(Vaughan Brothers)名義のアルバムです。

兄のジミー・ヴォーンは、SRVと比べてポップな志向を持った人でした。

このアルバムもジミーのバンド、ファビュラス・サンダーバーズ(The Fabulous Thunderbirds)寄りの作風かもしれません。

ただこれがなかなか悪くありません。

確かにソロ作に比べるとブルース色が抑え気味ですが、とても楽しいアルバムに仕上がっています。

トラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)に似た楽しさかもしれません。

SRVは兄からギターの影響を受けたと言われています。

確かにこのアルバムを聞くと、どちらのギターか判別できません。

 

6位「White Boots」(アルバム:Family Style)

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■曲名:White Boots
■曲名邦題:ホワイト・ブーツ
■アルバム名:Family Style
■アルバム名邦題:ファミリースタイル
■動画リンク:「White Boots」

彼の最高傑作は「Texas Flood」か「Couldn’t Stand the Weather」のどちらかだと言われていますが、未発表曲集の「The Sky Is Crying」も根強い人気があります。

私は発表されたどのアルバムも、甲乙つけがたいと感じています。

ただ最初の1枚となると、このアルバムがいいかもしれません。

聞きやすいだけでなく、とにかく楽曲が充実していますから。

この曲以外にも、以下の曲も聞きものです。

Vaughan Brothers – Telephone Song

このアルバムを聞いて気に入ったら、ファースト・アルバムから順に聞けばいいと思います。

 

7位「Little Wing」(アルバム:The Essential Stevie Ray Vaugh)

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■曲名:Little Wing
■曲名邦題:リトル・ウィング
■アルバム名:The Essential Stevie Ray Vaugh
■動画リンク:「Little Wing」

この曲は「The Sky Is Crying」の収録曲ですが、アルバム・ジャケットがかっこいいので、ベスト盤の方でご紹介します。

SRVのプレイスタイルのルーツについて、少し触れておきましょう。

私は以下の3人の影響が大きいと思います。

まずこの曲の原曲であるジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)。

ジミのカバー曲については、以下の演奏も必聴です。

Stevie Ray Vaugh – Voodoo Child (Slight Return)

次に上げたいのは、オーティス・ラッシュ(Otis Rush)。

SRVのバンド名の由来になった曲をご紹介します。

Otis Rush – Double Trouble

最後に一番影響を与えたと言われる、アルバート・キング(Albert King)。

Albert King – The Sky Is Crying

 

8位「Testify」(アルバム:Texas Flood)

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■曲名:Testify
■曲名邦題:テスティファイ
■アルバム名:Texas Flood
■アルバム名邦題:テキサスフラッド~ブルースの洪水
■動画リンク:「Testify」

この曲はインストですが、彼の特徴がよく表れています。

SRVのギターは音の太さが魅力です。

このファースト・アルバムは録音がひどいのですが、そうした不利をものともしていない感じがしますね。

音の存在そのものがぶっといという印象です。

彼のギターはストラトキャスターですが、一般的なストラトの音より太く感じられるかもしれません。

音の粒立ちが良く、音に芯があり、瞬発力を感じます。

本質的にタフで野性的な演奏には、強者ならではのたたずまいを感じます。

白人ブルース・ギタリストの中でも、横綱相撲がとれる人といえるかもしれません。

 

9位「Life Without You」(アルバム:Soul to Soul)

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■曲名:Life Without You
■曲名邦題:ライフ・ウィズアウト・ユー
■アルバム名:Soul to Soul
■アルバム名邦題:ソウル・トゥ・ソウル
■動画リンク:「Life Without You」

彼はデヴィッド・ボウイのバンドで名声を得ると、バンドに留まってほしいと要請されました。

そのまま留まれば生活は安定しますし、名声も手に入ります。

しかしSRVはブルースをやりたいことを理由に、オファーを断りました。

彼がデビューした1983年は、MTV時代真っ只中。

そんな中ブルースをやりたいという彼の選択は、リスクが高いと思われました。

しかし彼は時代遅れと思われたブルースで、周囲の予想を超えた成功を収めました。

このアルバムは彼の3作目です。

既にソロ活動は軌道に乗っており、このアルバムも申し分のない出来でした。

しかし当時彼はドラッグとアルコールに依存し、身体がボロボロな状態だったそうです。

このアルバムがリリースされた翌年、彼は入院して治療を受けることになりました。

 

10位「Rude Mood」(アルバム:Live at Carnegie Hall)

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■曲名:Rude Mood
■曲名邦題:ルード・ムード
■アルバム名:Live at Carnegie Hall
■アルバム名邦題:ライヴ・アット・カーネギー・ホール
■動画リンク:「Rude Mood」

最後にライブ・アルバムから1曲ご紹介しましょう。

このブログでは、ライブよりスタジオ録音を優先的に取り上げることが多いです。

オリジナル・バージョンを聞いてから、ライブ・バージョンを聞いた方がいいと思いますから。

しかし1曲だけご紹介しておきましょう。

「ライヴ・アライヴ(Live Alive)」など、他にもすばらしいライブ盤がありますので、興味のある方はぜひ掘ってみてください。

さてSRVは1990年、ヘリコプターの事故で命を落としています。

享年35歳。

彼は当時斜陽だったブルースを蘇らせた人でした。

死後彼の生まれ故郷であるテキサス州は、彼の誕生日10月3日をスティーヴィー・レイ・ヴォーンの日に制定しています。

彼はブルースの歴史において、中興の祖といえる人でした。

 

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