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ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)の名曲名盤10選【代表曲・隠れた名曲】

今回はガンズ・アンド・ローゼズのランキングを取り上げます。

この人たちは、ベスト盤が意味を成さないと言われることがあります。

様々なアルバムやシングルからバランスよく曲を入れるよりも、「Appetite for Destruction」を聞いた方がいいというわけです。

確かに多少バランスが悪くても、一部のアルバムからの曲を偏重するぐらいの方が、このバンドの魅力が伝わるような気がします

私はその方針で選曲することにしました。

このバンドを初めて聞く方に、まずはこれだけ聞いてほしいと思う柱となる曲だけを選んだつもりです。

もし気に入っていただけたら、アルバム単位で聞いてみることをおすすめします。

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1位「You Could Be Mine」(アルバム:Use Your Illusion II)

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■曲名:You Could Be Mine
■曲名邦題:ユー・クッド・ビー・マイン
■アルバム名:Use Your Illusion II
■アルバム名邦題:ユーズ・ユア・イリュージョンII
■動画リンク:「You Could Be Mine」
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このアルバムが発売された頃、バンドの人気は絶頂でした。

デビューアルバムがモンスター級のヒットを記録して、つなぎでリリースした変則EPも大ヒットしました。

前作のEPから3年近くが経過しようとしていましたが、その間に様々なお騒がせ事件で話題を賑わせたこともあって、3年弱のインターバルを感じさせないまま、このアルバムがリリースされました。

セカンドアルバムにして、実質2枚組でのリリースです。

この曲は「ターミネーター2(Terminator 2: Judgment Day)」の主題歌に採用されたおかげで大ヒットしました。

アクセル・ローズ(W. Axl Rose)と、イジー・ストラドリン(Izzy Stradlin)の手による曲です。

この時期の彼らは、人種差別事件やドラッグ騒動などの様々なスキャンダルがある一方で、ヒット映画のタイアップや二枚組アルバムを出せる存在だったということです。

逆風を受けても、それらを上回る圧倒的なエネルギーで強引に突き進んでいました。

この曲にもそういう矛盾をはらんだまま前進しようという勢いを感じます。

5:50という長さですが、「別いいだろう」といわんばかりの強引さが魅力です。

特にイントロは1分位と長めですが、いきなり惹きつけられてしまいます。

出だしのマット・ソーラム(Matt Sorum)のドラムは少しダブっぽい処理がされていて、とてもカッコいいです。

 

2位「Don’t Cry(Original)」(アルバム:Use Your Illusion I)

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■曲名:Don’t Cry(Original)
■曲名邦題:ドント・クライ
■アルバム名:Use Your Illusion I
■アルバム名邦題:ユーズ・ユア・イリュージョンI
■動画リンク:「Don’t Cry(Original)」
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この曲は「Use Your Illusion I」と「Use Your Illusion II」という、実質2枚組のどちらにも収録されています。

メロディと歌詞に微妙に違う箇所はありますが、こちらのバージョンがオリジナルです。

ほとんど同じ曲をなぜ両方に入れたのか理解不能ですが、彼らは彼らなりの独自の論理があるらしく、これ以外でも傍目から見てよく分からないことをよくしている印象があります。

たとえばデビューアルバムのオリジナルジャケットは、ロボットが女性に襲い掛かろうとしているイラストで、見ていてあまり気分が良いものではありません。

またEPアルバムでも人種差別の曲を歌ったことを非難されて、一部では不買運動があったようです。そもそも誰得だという感じです。

周囲の意見とか空気なんかは読まないで、俺たちがやりたいようにやるぜという感じがします。

まさに傍若無人。

そういう様々な出来事には、双極性障害とも言われている超問題児アクセル・ローズの意向があるように思います。

さてこの曲はバラードです。

偉大なロックバンドはバラードもすばらしいことが多いのですが、このバンドもバラードの名曲が多いです。

荒くれ者のバラードは、時に激しく人の心をつかむことがあります。

この曲では、ある男性が女性に対して「泣かないで」と語りかけています。

ただその女性は常に周囲と摩擦を抱えた感情の起伏が激しい人であることが、歌詞から読み取れます。

この曲はアクセル・ローズとイジー・ストラドリンの共作です。

何かと周囲とトラブルを起こす彼女に同情的な歌詞ですが、そこにはアクセル自身の同じ悩みが投影されているようにように思います。

 

3位「Nightrain」(アルバム:Appetite for Destruction)

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■曲名:Nightrain
■曲名邦題:ナイトレイン
■アルバム名:Appetite for Destruction
■アルバム名邦題:アペタイト・フォー・ディストラクション
■動画リンク:「Nightrain」
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デビューアルバムからは4曲選びました。

デビューアルバムは本当にスキがないアルバムで、捨て曲がありません。

特に1曲目の「Welcome to the Jungle」から「It’s So Easy」「Nightrain」と続く3連続は強力すぎます。

どれもアルバムに1曲でも入っていたら元がとれたと思える名曲ばかりです。

先程申し上げたように、彼らはベスト盤が機能しない人たちです。

ちなみに彼らには「グレイテスト・ヒッツ(Greatest Hits)」というベスト盤がありますが、曲目を見て、確かにファーストアルバム単体で聞いた方がいいと思ってしまいした。

バランスよく収録しようとすると、どうしてもつまらないアルバムとか、出来の良くないシングルも入れなければいけません。

私は今回の特集で、その種の過ちを犯すまいと思って選曲しました。

そのベスト盤にはこの曲が入っていません。どうりで物足りないはずです。

私は今回の選曲をするにあたって、バランスを考えずにストレートに魅力が伝わる曲だけを選ぼうと思いました。

願わくばこの記事で、ガンズの魅力に目覚める人が増えてくれればと思っています。

 

4位「Sweet Child o’ Mine」(アルバム:Appetite for Destruction)

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■曲名:Sweet Child o’ Mine
■曲名邦題:スウィート・チャイルド・オブ・マイン
■アルバム名:Appetite for Destruction
■アルバム名邦題:アペタイト・フォー・ディストラクション
■動画リンク:「Sweet Child o’ Mine」
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このバンドはLAメタルの流れから出てたバンドです。

つまりロサンゼルスを中心としたヘヴィ・メタルの流れなのですが、LAメタルにはモトリー・クルー(Motley Crue)など、バットボーイズロック系の流れもあります。

このバンドのデビュー時も、そういう売り方をされていました。

しかしその中でこのバンドは、とても幅広い層に受け入れられました。

当時はオルタナティヴ・ロックを好んでいた人たちは、LAメタルには距離を置いていた人が多かったように思います。

しかし当時このバンドは、そういう人たちにも聞かれていました。

幅広い層に受け入れられた要因としては、まず圧倒的な曲の質、特に楽曲に分かりやすい魅力があったからだと思います。

この曲などはアコースティックでシンプルに演奏しても、曲の良さが伝わる素の魅力があります。

事実この曲もシェリル・クロウ(Sheryl Crow)など、多くのアーティストにカバーされています。

シェリル・クロウのカバーはグラミー賞を受賞していますが、半分は楽曲の魅力でしょう。

この曲ではスラッシュ(Slash)によるアルペジオが印象的です。

私は1:16ぐらいからのギターが大好きで、ここを聞きたくて、前半だけをリピートして聞くことがあります。

彼らの曲は意外と長い曲が多いんですよね。

この曲も5分を超えていますし。

 

5位「Patience」(アルバム:GN’R Lies)

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■曲名:Patience
■曲名邦題:ペイシェンス
■アルバム名:GN’R Lies
■アルバム名邦題:GN’Rライズ
■動画リンク:「Patience」
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この人たちはデビュー時から、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)っぽいところがありました。

おそらくその多くの部分は、イジー・ストラドリン由来ではないかと思われます。

この曲はイジーが作曲しています。

ストーンズの「ワイルド・ホーシズ(Wild Horses)」にも通じる、地味で味わい深い曲です。

なおこのアルバムが収録されているのは、アルバムではなくEPです。

前半4曲が既発「Live Like A Suicide」からのライブテイク、後半4曲が新録音のアコースティックナンバーです。

EPといっても8曲も収録されていて、どの曲も聞きごたえがあります。

ほぼオリジナルアルバムとして考えてもいいでしょう。

後半のアコースティックサイドでは、「ユースト・トゥ・ラヴ・ハー(Used to Love Her)」もポップな名曲ですが、こちらもイジーが作曲しています。

改めてこのバンドの初期は、イジーの作曲能力に依存していた部分が大きいと思います。

ちなみにイジーはアクセル・ローズからかなり慕われてたようで、アクセル・ローズがイジーを好きすぎて、他のメンバーが若干引いているという記事を読んだことがあります。

ただ現在イジーは、問題児のアクセルに距離を置いているようです。

ちなみにこの曲のタイトルは「忍耐」です。

イジーもバンド在籍には相当我慢したのでしょうか。

 

6位「Double Talkin’ Jive」(アルバム:Use Your Illusion I)

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■曲名:Double Talkin’ Jive
■曲名邦題:ダブル・トーキング・ジャイヴ
■アルバム名:Use Your Illusion I
■アルバム名邦題:ユーズ・ユア・イリュージョンI
■動画リンク:「Double Talkin’ Jive」
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先程から「Use Your Illusion I」と「Use Your Illusion II」について、実質的に2枚組という言い方をしています。

同時に発売されていて、タイトルも同じですから、2枚組じゃないと言い張ることに無理があります。

私なりに表現すると「バラ売りされている2枚組アルバム」です。

ただこの頃の彼らは、自分たちの好きなようにやりたいという我が強すぎて、どうでもいいことまで主張を通しすぎているようなところがあります。

アルバムタイトルの「Use Your Illusion」とは「あなたの想像力を駆使せよ」みたいな感じでしょうか。

なんとなく彼らが言うと「俺たちの流儀に合わせるのに、想像力を使えよ」みたいに聞こえてしまいます。

とはいえこのアルバムは、音楽的には大変な意欲作です。

ファーストアルバムと比べると、曲にばらつきが見受けられるものの、逆に突出した曲に関しては、上回っている部分があるとさえ思います。

たとえばこの曲などは、シングルカットされていませんが、それが不思議なぐらいの名曲です。

ベストに入っていませんが、素通りできない曲です。

この曲でも「You Could Be Mine」と同じく、マット・ソーラムによる脳天カチ割ドラムが爽快です。

しかしこのアルバム2枚組は本当にすばらしい曲が多すぎます。

他には後半の展開がすばらしい「ロコモーティヴ(Locomotive)」など、同等の名曲が数多く収録されています。

そういうあぶれた名曲群を代表して、せめてこの曲だけでも取り上げてみました。

 

7位「Welcome to the Jungle」(アルバム:Appetite for Destruction)

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■曲名:Welcome to the Jungle
■曲名邦題:ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル
■アルバム名:Appetite for Destruction
■アルバム名邦題:アペタイト・フォー・ディストラクション
■動画リンク:「Welcome to the Jungle」
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彼らのロックンロールナンバーの特徴は、ずばり「即効性」です。

アップテンポのナンバーでもじわじわと良さが出てくる曲もありますが、彼らの場合最初から充分すぎるほど伝わってきます。

イントロは少しもったいぶっていますが、ボーカルが始まると耳をとらえて離しません。

1:05からのギターのドライブする感じは、最初聞いた時には感動したものでした。

これから初めてこの曲を聞く人を、うらやましく感じるほどです。

ちなみにこの曲が彼らのファーストシングルと思っている人もいるかもしれません。

実は「イッツ・ソー・イージー(It’s So Easy)」がファーストシングルで、この曲は2枚目のシングルカットです。

この頃彼らは、まだブレイクしていませんでした。

当時彼らは素行が悪く、ドラッグやアルコールによるトラブルが多かっため、MTVは彼らのビデオの放映を拒否したそうです。

それをゲフィン・レコードの尽力で、なんとか放映されることになったのだとか。

その後彼らはこの曲を大ヒットさせ、全世界で2800万枚以上を売り上げるモンスターバンドになりました。

悪い評判を実力でねじ伏せたといえるかもしれません。

しかし「ジャングルにようこそ」という曲名も、自分たちの立ち位置が分かっている即効性のあるアプローチですね。

 

8位「Paradise City」(アルバム:Appetite for Destruction)

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■曲名:Paradise City
■曲名邦題:パラダイス・シティ
■アルバム名:Appetite for Destruction
■アルバム名邦題:アペタイト・フォー・ディストラクション
■動画リンク:「Paradise City」
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彼らは個性豊かなメンバーが集まっています。

私のイメージでいうと、パンクやインダストリアルなどの尖った要素と、派手なバラードはアクセル・ローズ。

スラッシュ(Slash)はリスナーの本能に直接作用するギターを弾く職人。

そしてイジー・ストラドリンは、このバンドのポップな側面やローリング・ストーンズっぽさを象徴する人。

それらの個性の配分は曲によって異なりますが、結果として表れた音楽には、このバンドならではの組み合わせの妙を感じます。

1+1=2ではなく10になるような感じがします。

スラッシュとダフ・マッケイガン(Duff McKagan)が結成したヴェルヴェット・リヴォルヴァー(Velvet Revolver)や、アクセルのソロプロジェクト化したガンズにもすばらしい曲が沢山あります。

しかしそれらのバンドには「混ぜたら危険」というような化学反応は感じません。

バンドのマジックが感じられるのは、この頃ならではという感じがします。

ファーストアルバムのクレジットは、全曲バンド全体の作詞作曲とクレジットされています。

しかし私なりに推測すると、この曲のようにポップで温かみがあるサウンドは、イジーが書いた曲のように思われます。

この曲はアクセル・ローズのボーカルはもちろんのこと、ギターを中心とした演奏もすばらしいです。

ギターは伸びやかで、時にはザックザックとリフを刻んだり、後半団子状態となったギターの熱狂も最高です。

動画ではスタジアムライブのシーンが続きますが、確かにスタジアムが似合う曲だと思います。

 

9位「Attitude」(アルバム:The Spaghetti Incident?)

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■曲名:Attitude
■曲名邦題:アティテュード
■アルバム名:The Spaghetti Incident?
■アルバム名邦題:ザ・スパゲティ・インシデント?
■動画リンク:「Attitude」
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このアルバムは全曲カバーアルバムです。

このアルバムが発売された時には、驚きの声が挙がりました。

予想外にパンクのカバーが多かったからです。

この曲もミスフィッツ(Misfits)というパンクバンドの曲がオリジナルです。

日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、この曲は彼らの代表曲の1つです。

彼らはエアロスミス(Aerosmith)の「ママ・キン(Mama Kin)」、ウィングス(Wings)の「007 死ぬのは奴らだ(Live and Let Die)」、ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「天国の扉(Knockin’ on Heaven’s Door)」など、あえて有名曲をカバーしているようなところがあります。

どのカバーもなかなかの出来ですが、ストーンズの「悪魔を憐れむ歌(Sympathy for the Devil)」だけは少し残念でした。

このアルバムは当時も賛否両論がありました。

まず「The Spaghetti Incident?」というのは、メンバーが冷蔵庫に隠し持っていたコカインを「スパゲティ」と呼んでいたことから取られています。

要するに仲間内ネタから名付けられたというわけです。

また1曲目はドゥワップ調の曲で始まりますが、おそれくこれもちょっとした悪ふざけでしょう。

みんなきっと驚くぜ程度の思いつではないでしょうか。ジャケットも悪趣味な感じがしますよね。

どれもこれもハズした感じはいなめませんが、中でもこの曲はなかなかすばらしい出来ではないかと思います。

 

10位「November Rain」(アルバム:Use Your Illusion I)

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■曲名:November Rain
■曲名邦題:ノーヴェンバー・レイン
■アルバム名:Use Your Illusion I
■アルバム名邦題:ユーズ・ユア・イリュージョンI
■動画リンク:「November Rain」
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この曲はアクセルローズが書いた曲です。

他のバンドでもいえることですが、ボーカルは自分が映えるような大仰なバラードを書くことがあります。

この曲もそうした曲です。

ただとても長い曲で、9分を超えています。

私は昔なぜセカンドアルバムが2枚組になったのかいぶかしく思っていましたが、今ではなんとなく分かるような気がします。

この曲とか「イストレインジド(Estranged)」「コーマ(Coma)」のような10分ぐらいの曲を入れたいからではないかと。

その3曲だけで30分近くになります。

長い曲を入れたいけれど、そうするとどうしても入れたい短めの曲が入りきらないから、2枚組にしてあれもこれも入れてしまおうということかなと想像しています。

このセカンドアルバムが出た当時は、絶賛する声と失望の声が分かれたようですが、おそらくこういう長い曲があったせいだと思われます。

ファーストアルバムは曲調も強気一辺倒で、曲の出来も良く、同じイメージで統一されていました。

そこで彼らにはまった人は「こういうよく分からない長い曲じゃないんだよ」と思ったかもしれません。

実は私も昔、この曲はあまり好きな曲ではありませんでしたが、今では再評価しています。

アクセル・ローズのボーカルの表現力もすばらしいですが、私が再評価した理由は、スラッシュのギターがすばらしいからです。

スラッシュは単音でもコードでも生理的な部分に直接作用するような、いわゆるうずくギターが弾ける人です。

この曲では彼のもう一つの側面である、よく歌うギターが大きくフィーチャーされています。

私はこの曲の主役はスラッシュだと思っているぐらいです。

 

番外編「Catcher in the Rye」(アルバム:Chinese Democracy)

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■曲名:Catcher in the Rye
■曲名邦題:キャッチャー・イン・ザ・ライ
■アルバム名:Chinese Democracy
■アルバム名邦題:チャイニーズ・デモクラシー
■動画リンク:「Catcher in the Rye」
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最後にスラッシュやイジーが脱退した後のアルバムから取り上げます。

このアルバムはインダストリアルとかヘヴィロックっぽいところがあると言われていますし、事実そういう部分もあります。

ただ新しいカラーを取り入れたはずが、当時から少し今更な感じがしたものです。

このアルバムが発売されたのは2008年です。

一方インダストリアルの代表格ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)の「フラジャイル(The Fragile)」が発売されたのが1999年でしたから、2008年に目新しさはなかったのですね。

デビューアルバムは、パンクの影響を受けたヘヴィーメタルという当時としても新しい音楽ではありませんでしたが、不思議と新鮮に感じられたのとは対照的です。

とはいえこのアルバムには、聞き逃せない質の高さがあります。

たとえばこの曲などはいかがでしょうか。

確かにここにはスラッシュのギターが生み出すスリルもありませんし、イジーが代表していたような古くよれた味わいもありません。

ひたすらアクセル・ローズがやりたいことに焦点が当てられている感じがします。

先程ランキング内で取り上げた「November Rain」と聞き比べていただくと、アクセル・ローズの持ち味を再確認できるような気がしないでしょうか。

やはりアクセルは才能がある人なのだと再確認させてくれます。

新しく加入したバケットヘッド(Buckethead)のギターは、スラッシュとは持ち味が異なりますが、すばらしい演奏を披露してくれています。

ただ1つ昔ながらの悪癖が色濃く残っていました。

アルバムタイトルは「Chinese Democracy」つまり「中国の民主主義」という意味です。

相変わらず空気を読まない人ですね(笑)

しかもジャケットでは、昔の中国を思わせるような質素な自転車ですし、そもそも何を訴えたいのでしょうか。

ちなみにそのせいで、このアルバムは中国で発売禁止になっています。

この曲と同等レベルの曲が他にいくつかあるので、この曲が気に入ったらアルバム単位で聞いてみることとおすすめいたします。

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