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私の「無人島の一枚」の候補となる極私的名曲10選【随時曲を追加予定】

今回は私の人生における最重要な曲ばかりを取り上げます。

とりあえず10曲だけを選曲しましたが、はっきり言って全然足りません。

以前重度の音楽ファンの友人と話した時、本当に好きな曲を選んだら、1位から200位ぐらいまでは同率首位になるかもしれないという話をしたことがあります。

1記事に200曲だと多すぎるので、今回はジャンルをロック・ポップスだけに絞ることにしました。

リストには随時追加していく予定で、最終的には100曲ぐらいになりそうです。

ただ当面は他の記事を充実させたいので、もう少し後になるかもしれません。

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おとましぐら@音楽鑑賞サブノート(オトサブ)

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1位 Georgie Fame「Daylight」(アルバム:Georgie Fame For Cafe Apres Midi)

1位 Georgie Fame「Daylight」(アルバム:Georgie Fame For Cafe Apres Midi)

■アーティスト名:Georgie Fame
■アーティスト名カナ:ジョージィ・フェイム
■曲名:Daylight
■曲名邦題:デイライト
■アルバム名:Georgie Fame For Cafe Apres Midi
■アルバム名邦題:ジョージィ・フェイム・フォー・カフェ・アプレミディ
■動画リンク:Georgie Fame「Daylight」
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音楽を聞いていると、時々驚くようなリスニング体験をすることがあります。

この人は趣味が良くて小粋な持ち味を持っている、明らかに才能がある人です。

したがって他にも良い曲はたくさんあります。

しかし万人をねじ伏せるような破壊力みたいなものはないと思っていました。

野球でいえば、才能のある2番バッターみたいな存在です。

どころがこの曲は、超特大の大名曲です。

たくさん音楽を聞きすぎて、少し良い曲ぐらいでは心が動かなくなった人でも、ぐうの音も出ないと思います。

私はこの曲ほど人を前向きにさせる曲を、他に知りません。

まるで曲名の通り、太陽の光のような心あたたまる傑作です。

 

2位 The Flaming Lips「Race for the Prize」(アルバム:The Soft Bulletin)

2位 The Flaming Lips「Race for the Prize」(アルバム:The Soft Bulletin)

■アーティスト名:The Flaming Lips
■アーティスト名カナ:フレーミング・リップス
■曲名:Race for the Prize
■曲名邦題:レース・フォー・ザ・プライズ
■アルバム名:The Soft Bulletin
■アルバム名邦題:ザ・ソフト・ブレティン
■動画リンク:The Flaming Lips「Race for the Prize」
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この曲はロックであると共に、壮大なシンフォニーです。

この曲のテーマは人類が競いあって発展していく先に、本当に幸福があるのかと問いかけている内容です。

もしかしたら、自分たちの身を滅ぼすことになるかもしれないと警鐘を鳴らしています。

そんな壮大なテーマを受け止めることができる、器の大きさがこの曲にはあります。

特に秀逸なのはアレンジで、狂おしいストリングス調のキーボードを、野蛮なドラムが受け止めています。

時には力まかせとも思えるこのドラムのおかげで、大きなスケール感が得られています。

ロックのままで交響曲たらんとした、まさに圧巻の1曲です。

 

3位 John Simon「My Name Is Jack」(アルバム:You Are What You Eat)

3位 John Simon「My Name Is Jack」(アルバム:You Are What You Eat)

■アーティスト名:John Simon
■アーティスト名カナ:ジョン・サイモン
■曲名:My Name Is Jack
■曲名邦題:マイ・ネーム・イズ・ジャック
■アルバム名:You Are What You Eat
■アルバム名邦題:ユー・アー・ホワット・ユー・イート
■動画リンク:John Simon「My Name Is Jack」
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一言でいえば変な曲です。

軽快なイントロのピアノの後に、とぼけたボーカルが始まります。

1分半ぐらいから、逆回しのような効果音が入ったりなど、少しずつ曲がおかしくなってきます。

しかしそれがそばに入れる薬味のように、見事に曲を引き立ています。

オールドタイミーな音楽のふくよかさと、サイケデリックでスカムなカルチャーが出会った時に、奇妙なバランスを持ったこの曲が生まれました。

特筆すべきは、曲に盛り込まれた遊び心です。

それを支えているのは、この人の音楽に対する発想の自由さです。

この人はロック嫌いを公言している一方で、いくつものロック名盤をプロデューサーとして支えてきました。

彼はロックが生まれるはるか前の、古き良きアメリカ音楽に影響を受けています。

古い音楽には、その素朴さゆえの無軌道さや、きまぐれな面が含まれていることがあります。

私はこの人が硬直しやすいロックに、古い音楽に含まれた形式にとらわれない新鮮さを持ち込んだ功績は、とても大きいと思います。

 

4位 畠山美由紀「若葉の頃や」(アルバム:リフレクション)

4位 畠山美由紀「若葉の頃や」(アルバム:リフレクション)

■アーティスト名:畠山美由紀
■曲名:若葉の頃や
■アルバム名:リフレクション
■動画リンク:畠山美由紀「若葉の頃や」
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この人はPort of Notesという2人組の内の1人です。

この曲は、とにかく歌の表現力を味わいたい曲です。

もしかしたら、歌唱が曲の出来を凌駕しているかもしれません。

この曲を他の人が歌った曲を聞いたことがありますが、その時にはこれほどまでの名曲とは思いませんでした。

またこの曲には、極めて日本的な情景描写と情緒が歌い込まれています。

特に歌詞にある「枯れた花にはハレルヤ」というところが、私は好きです。

歌われているのは、愛する人への追憶、そして平凡な日常から抜け出ようとした若かりし日々の情熱です。

BGMにせずに、手を止めて歌詞を味わいながら聞きたい逸品です。

 

5位 Wondermints「Cellophane」(アルバム:Bali)

5位 Wondermints「Cellophane」(アルバム:Bali)

■アーティスト名:Wondermints
■アーティスト名カナ:ワンダーミンツ
■曲名:Cellophane
■曲名邦題:セロファン
■アルバム名:Bali
■アルバム名邦題:バリ
■動画リンク:Wondermints「Cellophane」
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はっきり言ってこの曲は情報量が多すぎます。

決して音数が多いアレンジではありませんが、音色やリズムの取り方、サビのボーカルのエフェクトなど、様々な工夫が盛り込まれています。

音楽に対する造詣の深さが伺える曲です。

基本的に素材の良さだけのような、素のままの音楽ではありません。

化粧で例えると、それほど厚化粧ではないにしても、不思議と強く主張しているメイクみたいなものです。

そういう多彩な要素が盛り込まれた曲は、まあいいねぐらいで終わる曲も多いです。

しかしその音楽造形力のセンスが極まって、ほとんどアートともいえるレベルに達しているのがこの曲です。

 

6位 Joni Mitchell「All I Want」(アルバム:Blue)

6位 Joni Mitchell「All I Want」(アルバム:Blue)

■アーティスト名:Joni Mitchell
■アーティスト名カナ:ジョニ・ミッチェル
■曲名:All I Want
■曲名邦題:オール・アイ・ウォント
■アルバム名:Blue
■アルバム名邦題:ブルー
■動画リンク:Joni Mitchell「All I Want」
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私はこの曲を中学生ぐらいから聞いてきました。

その時になんと生々しい曲なのかと思いました。

歌詞を読むと、交際している男性への思いが歌われています。

中学生の頃「あなたの髪を洗ってあげたい」という歌詞に、ドキッした思い出があります。

当時は歌の表現力ばかりに耳がいきましたが、次第に音楽にはまっていくうちに、演奏も尋常ではないことに気がつきました。

ギターは当時ジョニが交際していたと噂されているジェームス・テイラー(James Taylor)で、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)はアパラチアン・ダルシマーを弾いているようです。

どちらも演奏も、本当に鳥肌ものです。最初の一音からして勝負ありといった感じです。

パーカッシブなアコースティックギターとジョニの良く通る声だけで、とても濃密な世界をつくりあげています。

 

7位 The Starlets「Rocking in a Shy Way」(アルバム:Surely Tomorrow You’ll Feel Blue)

7位 The Starlets「Rocking in a Shy Way」(アルバム:Surely Tomorrow You’ll Feel Blue)

■アーティスト名:The Starlets
■アーティスト名カナ:スターレッツ
■曲名:Rocking in a Shy Way
■アルバム名:Surely Tomorrow You’ll Feel Blue
■アルバム名邦題:シュアリー・トゥモロー・ユー・ウィル・フィール・ブルー
■動画リンク:The Starlets「Rocking in a Shy Way」
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この曲はメランコリーな曲です。

このバンドはギターポップ好きの聖地、イギリスのグラスゴウ出身のバンドです。

その地域のバンドには、なぜか共通して押しの弱さみたいなところがあります。

そんな気弱な地域の中でも、とびっきり押しの弱い彼らが、精いっぱい主張しているのがこの曲です。

なんたって「シャイな方法でロックする」という曲名ですからね。

この曲の後半では、ひ弱なボーカルの声が上ずっています。しかしその懸命さに心を打たれる人も多いはず。

またホーンのアレンジも、とても効果的です。

最弱であるにもかかわらず、あえてロックを目指した気持ちそのものが、既にロックである。

彼らに贈りたい賛辞です。

 

8位 Mary Black「Vanities」(アルバム:No Frontiers)

8位 Mary Black「Vanities」(アルバム:No Frontiers)

■アーティスト名:Mary Black
■アーティスト名カナ:メアリー・ブラック
■曲名:Vanities
■曲名邦題:ヴァニティーズ
■アルバム名:No Frontiers
■アルバム名邦題:ノー・フロンティアーズ
■動画リンク:Mary Black「Vanities」
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アイルランドの歌姫です。

アイルランドはすぐれたボーカリストを数多く輩出しています。

フェイクなどを入れずストレートに歌う人が多いですが、しかしそれでも不思議と味わい深い歌い手が多いです。

この人の歌も、あまり自分の色を出していないのですが、アイルランドのダブリン出身を感じさせるニューアンスを感じます。

演奏もイントロのギターからして、名曲の予感が漂っている感じはしないでしょうか。

アイルランドというとケルト音楽が有名ですが、この曲ではギターをはじめとした演奏も、非常にコンテンポラリー色の強いものです。

しかし隠し切れない声の芯の強さと、普通に歌っていてもにじみ出るニューアンスがすばらしいです。

 

9位 Heads Hands & Feet「Roadshow」(アルバム:Tracks)

9位 Heads Hands & Feet「Roadshow」(アルバム:Tracks)

■アーティスト名:Heads Hands & Feet
■アーティスト名カナ:ヘッズ・ハンズ&フィート
■曲名:Roadshow
■曲名邦題:ロードショウ
■アルバム名:Tracks
■アルバム名邦題:トラックス
■動画リンク:Heads Hands & Feet「Roadshow」
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この曲はとても地味な曲ですし、極私的名曲の最たるものです。

しかしこの曲に込められた熱量は相当のものです。

ボーカルのトニー・コルトン(Tony Colton)はまるで、スティーヴ・マリオット(Steve Marriott)のように、声を張り上げなくても、思いのたけを伝えられる人です。

曲名の「Roadshow」とは色々な意味がありますが、ここでは「地方巡業」のことだと思います。

この曲の主人公は結婚していて幼い息子もいますが、バンドのツアーに行かなければいけないという設定だと思われます。

彼がツアーに出ようとする時に、彼は奥さんからこう言われます。

「息子は単に愛されることではなく、あなたの愛情を必要しているのですよ」

しかしそれでも出かけようとする主人公に対して、最後に奥さんはこう伝えます。

「私はあなたが帰るのを待っています」

仕事が忙しくて、家族との時間が持てない父親は、特に沁みる曲ではないでしょうか。

 

10位 Amateur Lovers「Rubik’s Cube」(アルバム:Virgin White Lies)

10位 Amateur Lovers「Rubik’s Cube」(アルバム:Virgin White Lies)

■アーティスト名:Amateur Lovers
■アーティスト名カナ:アマチュア・ラヴァーズ
■曲名:Rubik’s Cube
■曲名邦題:ルービックキューブ
■アルバム名:Virgin White Lies
■アルバム名邦題:ヴァージン・ホワイト・ライズ
■動画リンク:Amateur Lovers「Rubik’s Cube」
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この曲はパワーポップの名曲です。

このバンドはジェリーフィッシュ(Jellyfish)に例えられることが多く、確かに天然ポップ全開で、少し派手めなサウンドは類似しています。

私の持っているCDで歌詞を確認しようとしましたが、手書きの歌詞が読みにくいので途中で断念しました。

あの立体パズルのルービック・キューブのことを歌っているようです。

曲名が示す通り、この曲はとてもたわいない曲調ですが、しかし愛嬌の良さと反比例するトラジコメディ的な哀愁が、絶妙のバランスです。

実はこの曲は私の鼻歌の定番で、なんでもない時にふとこの曲のメロディが頭に浮かびます。

このランキングの他の曲では、歌も演奏も素材がとびぬけている曲ばかりだと思います。

しかし時には、この曲のような人工甘味料まみれの音楽が、そうした音楽に肩を並べることもあります。

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